猫猫ファンタジア

猫猫ファンタジア

ルルちゃん（生後2ヶ月未満）には足がない。
肉球が2個剥がれ落ちてそこだけぽっこり穴が空いている。


ことのおこりは、隣の家の野良猫外飼いが仔猫を産んだ。
ごはんもあげてないのか、みゃーみゃー仔猫が鳴いている。
唯一の頼りは母親のちびちゃんだが、ちびちゃんもあまり母乳がでないのか、なかなか仔猫共は大きくならない。


ついに、うちの敷地内に入ってにゃーにゃー鳴き出し「ごはんちょーだい。おなかすいたー。」と泣き出した。


家族で話し合った結果、猫家族を保護して、避妊させ、里親を探すか、飼うかしようということになった。


最初に保護したのは、白に茶と黒のぶちが入った子だった。
なかなか捕まえにくいので、後ろを向いて、ごはんに夢中になってるすきに、保護。
名前をメルちゃんと名付けた。


理由は、すでにいた先住猫のみーちゃん（サバ）と、モモちゃん（キジトラ）が、マ行なので、マ行が猫っぽいなどという訳のわからない理由から、メルちゃんになった。




メルちゃんは、五体満足で、障子に顔を突っ込んでは体を出し、障子クラッシャーの名前を欲しいままにした…。
障子を貼り替えればいいのだろうが、張り替えても、またクラッシャーされるかもと思うと、穴は空き放題になった。




つぎに保護したのが、ルルちゃんだ。



ルルちゃんは、もとからメル→ルルと繋がるためだけにしりとりのように簡単に決まった。