江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

文字の大きさ
32 / 215

箕浦河原の合戦(3)

しおりを挟む
 
 ・大永八年(1528年) 七月  近江国坂田郡姉川河口  朽木稙綱


 間もなく船が浜に着く。やれやれ、なんとか間に合ったか。

「まったく!世話の焼ける男だ!」

 六郎め、可笑しそうに笑いおって。一体何が可笑しいのだ。

「間に合ってようございましたな」
「うむ。堅田衆が船を出してくれたおかげだ」

 陸路ならばあと一日は掛かっておった。わざわざ援軍に来ても六角が負けておったら目も当てられん。

 それにしても、高島郡制圧があと一息というところだったのに最後の最後で高島越中を攻め切れなんだ。
 まあ、高島越中と戦をしておったおかげで朝倉からは俺の軍は完全に予想外だったはずだ。突然後ろに敵勢が現れればそれで充分に六角の援護になるだろう。

「戻ったらまた越中と戦をせねばなりませんなぁ」
「まったくだ。高島郡の安堵だけでは割が合わんぞ」

 まったく、つくづく世話の焼ける男だ。



 ・大永八年(1528年) 七月  近江国坂田郡箕浦朝倉本陣  朝倉宗滴


「何!?退路を断たれただと!?」
「ハッ!北から高島郡の軍勢が来襲!我らの後方より攻めかかってきております!」

 馬鹿な……高島では朽木と越中が戦をしておったはず。それに海津城には監視も置いてある。
 援軍の気配があるなら何故先に伝令が来ない。

「海津城からの伝令はどうした!?」
「まだ見えません!敵は船を使って姉川河口付近に上陸したものと思われます!」

 うみを渡ってきたのか!それならば我が軍の伝令より早く着ける。

「後備はどうした!」
「後方からの攻撃に虚を突かれ、後備は混乱しております!後備の混乱が全軍に波及するのも時間の問題かと……」

 おのれ……最後の最後まで小賢しい真似を。
 まずいな。兵達に動揺が見える。帰り道を潰されては兵の士気が保てぬ。

「孫九郎!」
「ハッ!」
「後方に回って退路を切り開け!船で来たのなら騎馬はないはずだ!兵数もおそらく二千に届かん!お主に後ろを任せる!」
「ハッ!」

 箕浦河原は既に乱戦になっておる。今から全軍で退くことはできんか。
 それに、正面の蒲生が予想外に粘り強い。

 蒲生左兵衛大夫か。
 まともに戦っているところを見るのは初めてだが、敵ながら天晴な戦いぶりよ。我が朝倉の精鋭と比べても一切の見劣りが無い。
 平井・永原だけでなくまだあれほどのものを隠しておったとはな……
 つくづく気に食わん若造だ。

「儂の槍を持てぃ!」

 この戦は儂の負けだ。動揺した兵では蒲生勢を突き崩せぬ。
 孫九郎が退路を切り開くまで儂が前線に立ってなんとか士気を維持せねばならん。
 ここまで来て、まさか逆に儂が追い詰められるとは……
 孫九郎のことを諭しておきながら、自らがあ奴の手の上で踊ってしまったか。

「馬廻付いてこい!蒲生を叩き潰すぞ!」
「ハッ!」



 ・大永八年(1528年) 七月  近江国坂田郡箕浦河原  蒲生定秀


 昨日とはまるで違う。油断するとすぐに突破されそうになる。
 これが朝倉の本気か。

「退がるな!後ろからは御屋形様御本陣が後詰に来て下さる!我ら蒲生の武勇を天下に示すのだ!」

 前線の戦いは贔屓目に見ても押されている。物頭の中にも討死する者が次々に出始めた。
 このままでは不味いか。

「若殿!」
「どうした!」
「殿が仕掛けるようです!」

 町野の指す方を振り返ると父上を先頭に蒲生の馬廻全員が朝倉本陣に突撃していくのが見えた。全軍突撃とは、父上らしいというべきか。

「我らも朝倉本陣に突撃だ!父上に後れを取るなよ!」
「ハッ!」

 父を先頭に馬廻衆五十が一斉に川を渡る。進む先に血しぶきを上げながら、進路を強引にこじ開けて行く。
 相変わらずすさまじい突撃だ。
 父の持つ大身槍は鉄の心棒を通してある。槍とは言え、その実態は鉄の塊を振り回しているようなものだ。
 当たれば鎧越しでも骨が砕ける。あれを軽々と振り回すのだから、我が父親ながらとんでもない膂力だな。

 どんどん道が開けて行く。

 見えた!あの旗の下に朝倉宗滴が居る!

「かかれー!」

 父の一声で馬廻衆が本陣に突入した。遅れてなるか!


「六角家臣蒲生藤十郎定秀!朝倉宗滴の首を頂きに参った!」

 敵本陣は既に乱戦に入っている。
 む!父と戦っているあの男が朝倉宗滴か!

 なんという男だ。あの父の槍を軽々といなしている。

「せい!」

 いかん!宗滴の槍で父の態勢が崩れた!

「蒲生左兵!覚悟!」



 ・大永八年(1528年) 七月  近江国坂田郡箕浦朝倉本陣  朝倉宗滴


「ヌン!」
「オウ!」

 蒲生左兵め。槍の一撃が重いわ。一槍受けるたびに腕が痺れてきおる。
 突入してきた数も多い。突撃を得意とする儂が本陣に突撃を受けるとはな。だが!

「せい!」

 よし!蒲生の態勢が崩れた!蒲生キサマを倒せばまだ前線ここは建て直せる!

「蒲生左兵!覚悟!」

 手応えあった!蒲生の胸を貫いたぞ!

「ぬぁぁぁぁ」

 なに!槍を掴んで離さぬ!命を奪う一撃のはずだ!なぜそのような力が出せる!

「藤十郎!やれぃ!」

 後ろからもう一騎?
 いかん!腕が痺れて上がらん!

 ……おお……鶴が空を舞っておる。なんと見事な……



 ・大永八年(1528年) 七月  近江国坂田郡岩脇六角本陣  六角定頼


 前線はどうなった?蒲生が突撃したのに合わせて後藤や青地・三井も押し込んでいるはずだ。
 朝倉本陣の旗が大きく揺れたのは見えたが……

 もどかしいな。やはり高所から見下ろすのと違い、平地では先々の状況が分かりにくい。
 宗滴はこの状態で各戦場で起こっていたことを把握していたのか。
 いや、宗滴だけじゃない。三雲や池田達も動きが的確だった。一口に戦というが、本気で戦うのがこれほど難しいとは思わなかった。

 おっと。
 使番が駆け込んで来たな。

「伝令!」
「申せ!」
「蒲生藤十郎!敵総大将朝倉宗滴を討ち取りました!」

 何!?

「敵は総崩れになって退却を始めております!お味方の勝利でございます!」

 勝った……のか……

 周囲からも歓声が上がる。どうやら本当に勝ったようだ。
 腰が抜けて思わず床机にへたり込んでしまった。

 本当に……朝倉宗滴に勝ったのか!


 ……いや、待て!

「味方の被害は!?藤十郎は無事に戻れたのか!?」

「ハッ!蒲生左兵衛大夫殿は敵本陣にてお討死!蒲生藤十郎殿も敵の馬廻に逆襲を受けて手傷を負っているとのこと!」

 高郷が……

「生き残った者は無事に撤退できているのか?」
「ハッ!三雲殿の甲賀衆が撤退を援護しているとの由。ひとまずは生き残った者達も無事に陣へ戻っております!」

 高郷までも死なせてしまったか……

 こちらの被害も甚大だ。平井・永原・蒲生を始め多くの武将や物頭を死なせてしまった。
 宗滴を討ち取って合戦そのものは勝ったとはいえ、兵や将の損害はこちらの方が大きい。
 内容を見ればいい所引き分けか。

「御屋形様!追撃はいかがなさいますか?」

 追撃か。
 右翼や左翼にはまだ多少の戦力が残っているかもしれんが……

「敦賀まで追うことは無用だ。朝倉方に制圧された北近江の各拠点を取り戻すにとどめよ」
「しかし、よろしいのですか?」
「新助。こちらも受けた被害は大きい。それに元々朝倉の侵攻をはねのけることが目的だ。これ以上の戦には兵も耐え切れまい。敦賀までの追撃は無用だ」
「ハッ!」

 それに、今は負傷者の手当てが先だ。
 合戦での討死よりも負傷兵がそのまま傷を悪化させて死ぬケースが圧倒的に多い。これだけの者を失った以上、生き残った者は一人でも多く死なせないようにしなければ。

「新助。取り急ぎ各郷に住する医者を集めてくれ。磯田城に負傷兵を収容し、そこで手当てを行わせる」
「ハッ!」
「あ、それとな、全軍にくれぐれも馬糞汁は禁止させろ。馬糞汁では傷は治らん」
「承知いたしました」

 俺が当主になってから何度も言い聞かせたから進藤は分かってくれているな。
 この時代は怪我人に馬糞を煮込んだ汁を飲ませれば傷が治ると本気で信じられていたりする。

 清い水で傷口を洗い、清潔な布を巻く。
 それだけの応急手当でも死人を減らせるはずだ。

 北近江の国人衆にもくれぐれも言っておかないと……



 ・大永八年(1528年) 八月  越前国足羽郡一乗谷城  朝倉景紀


 負けた……
 義父を討たれ、敦賀衆もかなりの数を失った。馬廻のおかげで義父の首級を六角に渡すことだけは避けられたが、失ったものがあまりにも大きすぎる。

「孫九郎。此度の撤退はご苦労であった。お主が撤退を指揮してくれたおかげで、多くの者が生きて越前に戻ったと聞いている」
「御屋形様。某は敗軍の将でございます。総大将たる義父が討死した以上、誰かが敗戦の責めを負う必要がありましょう。
 どうか切腹をお申し付け下され」

 兄が首を横に振る。生き恥を晒せということか……

「此度の敗戦を恥辱と思うのなら、その方が宗滴の跡を継いで敦賀郡を守るが良い。
 これよりは近江との戦が度々起こることになるだろう。恥を雪ぐ機会はいくらでもあると思え」

「……」

 確かに、これから朝倉の進む道は厳しくなるだろう。
 軍奉行いくさぶぎょうとして名実共に朝倉の武の象徴だった義父が討たれた以上、その武威を回復するには並々ならぬ努力が必要になる。

 義父を失ったことで北の一向一揆も勢いを盛り返し、こちらに攻める構えを見せている。まして、此度の敗戦は敦賀衆にも大きな損害を受けた。
 軍勢を再編成するにも一年以上は掛かるだろう。その間敦賀を守り通さねばならん。

「まずは敦賀の軍勢と民政の回復に努めよ。幸いにして北への備えは宗滴が残しておいてくれた。
 加賀のことはひとまず前波藤右衛門(前波景定)に任せ、お主は敦賀郡司として金ヶ崎城に戻るが良い」

「ご温情に感謝申し上げます。かくなる上は、亡き義父に代わって敦賀郡を守り通しまする」

 兄の言う通り、まずは敦賀衆を再編成して軍勢を建て直す。
 六角も軍への被害は大きい。今すぐにこちらへ攻め寄せる余力はないはずだ。
 一年か二年か……その間に軍勢を建て直し、次こそは義父の無念を晴らしてくれる。


 六角弾正……そして蒲生藤十郎……

 この恨みは終生忘れぬ。首を洗って待っていろ。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

コンバット

サクラ近衛将監
ファンタジー
 藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。  ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。  忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。  担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。  その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。  その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。  かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。  この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。  しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。  この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。  一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。

 神典日月神示 真実の物語

蔵屋
歴史・時代
 私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。 この方たちのお名前は 大本開祖•出口なお(でぐちなお)、 神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。  この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。  昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。 その書物を纏めた書類です。  この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。 私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。  日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。 殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。 本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。 日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。 そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。 なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。 縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。 日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。 この小説は真実の物語です。 「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」 どうぞ、お楽しみ下さい。 『神知りて 人の幸せ 祈るのみ 神の伝えし 愛善の道』

不死身のボッカ

暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。 小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。 逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。 割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。 ※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。 ※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。 ※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。 ※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。

この状況には、訳がある

兎田りん
ファンタジー
 どうしてこんなことになったのか…    ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。  居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!  俺の関係ない所でやってくれ!  ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに ○更新状況○ 2023/2/15投稿開始 毎週水曜20時頃次回投稿の予定

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

織田信長 -尾州払暁-

藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。 守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。 織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。 そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。 毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。 スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。 (2022.04.04) ※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。 ※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お姉様優先な我が家は、このままでは破産です

編端みどり
恋愛
我が家では、なんでも姉が優先。 経費を全て公開しないといけない国で良かったわ。なんとか体裁を保てる予算をわたくしにも回して貰える。 だけどお姉様、どうしてそんな地雷男を選ぶんですか?! 結婚前から愛人ですって?!  愛人の予算もうちが出すのよ?! わかってる?! このままでは更にわたくしの予算は減ってしまうわ。そもそも愛人5人いる男と同居なんて無理! 姉の結婚までにこの家から逃げたい! 相談した親友にセッティングされた辺境伯とのお見合いは、理想の殿方との出会いだった。

処理中です...