121 / 215
浮気の代償
しおりを挟む・天文九年(1540年) 三月 出雲国意宇郡 月山富田城 尼子経久
明るい陽射しの中、廊下に具足のガシャガシャという音が響く。どうやら戻って来たか。
「お祖父様。お加減はいかがですか?」
「うむ。だいぶいい」
寝たきりの状態で加減が良いも何も無いが、それでも今日は気分がいい。
「毛利攻めはどうだ?」
「……芳しくはありません。今一息という所ですが、右馬頭(毛利元就)も小荷駄に奇襲を仕掛けるなど小賢しい真似をして時間稼ぎをしております」
「こちらも阿波から受け取った兵糧だけでは十分とは言えぬか」
「はい。大内はともかく毛利は幾分か兵糧を備蓄している様子。未だ城方の動揺は見えませぬ」
悔しそうにしておるな。儂の話を聞けば三郎四郎(尼子詮久)は一層悔しがるかもしれんが……。
「時に、至急戻れとは一体いかなるご用件でしょう?」
「うむ。この文を見よ」
儂の合図と共に側に控える弥之三郎がしわくちゃの文を三郎四郎に手渡す。内容をじっくりと読み下すまでしばし室内に静寂が訪れたが、やがて三郎四郎が顔を上げると困惑した顔をしておる。
「近江宰相は銀と鉄を欲しがっている……と」
「うむ。近々近江から使者が参ることになっておるのだろう」
「ええ。密かに陣を抜け出る直前に先触れがありました。近江宰相が毛利との間を仲介する使者を送ると。あと数日のうちには吉田郡山城攻めの陣に到着する見込みと聞いております」
「和睦を受け入れれば、我らは無理に戦をせずとも飢饉を克服できる。悪い話ではないと思うてな」
予想通り三郎四郎の顔がゆがむ。明確な勝利も無しに軍を退くことにためらいがあるのであろう。
だが、大内もようやく援軍を毛利の元に向かわせる算段を付けたようだし、但馬の山名も安芸遠征の隙を突いて伯耆に侵入する気配を見せている。
ここでもたついていれば、今回の遠征もまた何の成果も無く撤退することとなろう。
「しかし、この機に毛利を踏みつぶせれば、後々の禍根を絶つこともできましょう」
「だが、それだけだ」
「……いかにも。こちらとて余裕があるわけではございません。確かに魅力的な話ではあります」
近江との交易を開けば、今後は近江と出雲は足りぬ所を補い合うことが出来るだろう。近江宰相があくまでも大内支援にこだわるのであればこちらとしても戦をせぬわけにはいかぬが、先の上洛戦で役に立たなかった大内には愛想が尽きたとも記してある。
まあ、さすがにそこまで家臣に明かすのは不味いと思い直したようだがな
「そういえば、この文はどうやって手に入れたのですか?これは本当に近江宰相の本心なのでしょうか?」
初めて文の来歴に思い至ったように三郎四郎が不思議そうな顔をした。こやつを見ているといつも飽きぬな。面白いように表情が変わる。
だが、良いところに気が付いた。こちらが手に入れた情報が常に正しいとは限らぬからな。あるいは罠かもしれぬと疑ってかかる癖は付けておいた方が良い。
「我が手の者が観音寺城に潜入し、近江宰相の居室から盗み出したとのこと」
「鉢屋衆が……鉢屋衆はそこまで忍びの技に長けておったのか」
「いえ、観音寺城下に潜ませていた歩き巫女が幸いにも近江宰相の目に留まり、側室として側に仕えることになったとの由」
ふふふ。中々出来過ぎた話だ。あまりにこちらに都合がいい。
余人ならば素直に我が幸運に驚く所だが、相手があの男なればもしやとつい勘ぐってしまうな。だが、それこそまさかとも思う。そのような手段で我らに意を伝えようとするなど、普通ならば考えられぬことだが。
……ま、さすがに考えすぎであろうな。
「どうやら近江宰相は西国の情勢に深く関わるつもりは無いようだ。使者との交渉次第ではあるが、大内との戦では中立を保つことを条件にすることも不可能では無かろう。どうだ?」
「……」
三郎四郎が目を閉じて考え込む。
儂も弥之三郎から聞かされてから色々と考えたが、鉄と銀を安定して米や綿布と交換できるというのは魅力的だ。結論は聞くまでも無かろう。
暫くすると三郎四郎の閉じていた目が開く。
どうやら腹は固まったようだな。今回の助言が儂の最期の仕事となろう。弥之三郎も今後は直接三郎四郎に話をさせるようにしてゆこうか。
・天文九年(1540年) 四月 周防国吉敷郡 大内氏館 陶隆房
上座に座る御屋形様は不機嫌を隠そうともしない。
「やはり六角は信用が出来ぬ。我らに協力せよと申しておきながら、片方の手で尼子とも繋ぎを付けるとはけしからん。それほどに我らが信用できぬのか。
右馬頭も右馬頭だ。今一時耐えれば我らの軍勢が尼子を粉砕したというのに、なぜ今一時の辛抱が出来なかったのだ」
どうやら近江宰相が尼子に肩入れしているのが面白くないようだが、我らが大友との戦で足を取られて毛利への援軍に手間取ったのも和睦が成立した原因だ。毛利も周囲の国人が次々に尼子に降る中、我らの援軍を待ってギリギリまで耐え忍んでくれたのだ。
毛利や近江宰相を責めるのは筋違いというものだろう。
「我らとしても毛利への援軍が遅れた負い目がございます。右馬頭からは近江宰相の差配に感謝する旨書状が参っておりますし、ここはこれにて落着と為されるのがよろしいのでは?」
儂の言葉に御屋形様が深く息を吐きだす。
「一時は覇を争ったとはいえ、やはり同じ佐々木の一族。六角と尼子は手を携えるつもりということなのかもしれん」
ふむ……そうか。御屋形様の言葉にも一理あるな。
「……試してみますか?」
「何?」
此度の近江宰相の動向は確かに気になる点もある。今にも我らが反撃に出るというその時に和睦仲介が入るというのも出来過ぎている気がするし、つい昨年まで敵対していた尼子がこうもあっさりと六角の和睦仲介を聞き入れたことも妙だ。まるで六角は尼子を救ったように見えるではないか。
あるいは裏で六角と尼子が手を組んでいるということも考えられる。
それならば……
「佐東銀山城の武田兵部(武田信重)は此度の戦においても尼子に同調して毛利を攻めました。そして、此度の和議はあくまでも尼子と毛利の和議。我ら大内が尼子に同調して我らの配下である毛利を攻めた武田を成敗するのというのであれば、軍を起こす名分にもなりましょう」
「……しかし、武田を攻めれば尼子も再び出て来るぞ」
「無論、そうなりましょう。ですが、我ら大内は尼子と和睦した覚えなどは御座いません」
「御屋形様、なりませぬぞ」
儂の対面に座る遠江守(相良武任)が慌てて口を挟んでくる。祐筆の分際で御屋形様の覚えが目出度いことを良いことに、近頃では戦のことにまで口出しして来る。
戦のことは大人しく我らに任せておればよいものを。
「我らとて近江からの援助によってようやく飢饉を脱する目途が付いた所です。ここで戦を起こして兵糧を失うことにでもなれば、それこそ近江宰相様の心遣いが無駄になりましょう」
「その近江宰相様の心底を図るために戦をするのです。我らと尼子が戦をすれば、近江宰相様は果たしてどちらの味方に付くのか。真に六角は信の置ける相手なのか。それを試しては如何かと申しております」
「なりませぬ、なりませぬ。今は戦よりも領内の復興に力を尽くすべきかと存じます」
五月蝿い男だな。それほどに尼子を恐れるか。
「某は今後の大内が進むべき方向を探るべしと申しております。領内の整備は大いに結構。ですが、手を携える相手を見誤っては大内家の破滅を招く恐れがある。
果たして近江は敵か味方か、それを見極めるには絶好の機会と申し上げております」
仮に近江宰相が尼子支援に回るのであれば、六角は我らと手を切って尼子と組む腹積もりであると言えるだろう。我らを支援してくれるのならば、今後も六角家とは結び付きを強く持っておくべきだ。
いずれにせよ、近江宰相の心底を図るには良い機会と言える。
「ふむ……尼子に勝てるか?」
「お任せ下さいませ」
未だ遠江守の”なりませぬ”という声が響くが、どうやら御屋形様も儂の言葉に乗り気になっておられるようだ。近江宰相の心底を知ることは、少なからぬ益がある。
ふふ。まるで近江宰相を取り合って大内と尼子が争うような形勢だな。だが、相手が浮気をするのならばこちらとしても相応の覚悟があるということは示さねばならん。
・天文九年(1540年) 四月 近江国蒲生郡 観音寺城 六角花
庭先で万寿丸様と吉法師が遊んでいる。二人とも泥だらけになっていて元気の良いこと。
二人の側では私の産んだ市姫とお寅さんの産んだ犬姫が侍女と共に手遊びに夢中になっている。とても微笑ましい光景なのだけれど……。
でも、こちらは微笑ましいとは言って居られないわ。
「……ということで、こちらのお鈴の方を新たに御屋形様の側室としてお迎えすることになりました。お二人とも仲良くしてくださいね」
「……」
「……」
妙に胸のデカい女が御裏方様の隣に座っている。私とお寅さんが同時に産後のお休みを頂いている間に、こんなデカ乳女が御屋形様のお目に留まっていたなんて許せない。
「お二人とも、お返事は?」
「寅と申します。よろしくお願いします」
「花です。よろしくお願いします」
「鈴と申します。不束者ですが、よろしくお願いいたします」
いくら城内に住むことになったからと言っても、わざわざ顔合わせなどと御裏方様も律儀なこと。でも顔を見たことで余計に嫌悪感が増したわ。
こんな胸の大きい…… 胸だけの女に…… やっぱり胸かなぁ……。
「お鈴さんは御屋形様の直々のお声がけで側室になられたと聞きましたが、御屋形様とはどちらでお知り合いになられたのですか?」
「さて……町で見初めて頂いたようですけれど……」
気に食わないわね。まるで自分が美しいから見初められたと言っているように聞こえるわ。
御裏方様も私たちの視線に気づいているでしょうに、相変わらずニコニコとされている。御裏方様は平気なのかしら。
それは確かに、御屋形様の御子を授かる機会は多いに越したことはないのは確かなのだけれど……。 何だろう。この釈然としない気持ちは……。
「お鈴さんは神楽舞もたしなまれるそうですから、一度拝見してみたいですわ」
「神楽舞を?」
御裏方様のお言葉にお寅さんが目を輝かせている。こんな女の舞なんて見たくも……神楽舞?
「あの……神楽舞ということは、お鈴さんは以前巫女をされていたのですか?」
「ええ。歩き巫女ですのでそれほど本格的な舞を修練したわけではないのですけれど」
……巫女!!
やはり巫女が御屋形様の琴線だったのね!
こうなったら……。
0
あなたにおすすめの小説
神典日月神示 真実の物語
蔵屋
歴史・時代
私は二人の方々の神憑りについて、今から25年前にその真実を知りました。
この方たちのお名前は
大本開祖•出口なお(でぐちなお)、
神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)です。
この日月神示(ひつきしんじ)または日尽神示(ひつくしんじ)は、神典研究家で画家でもあった岡本天明(おかもとてんめい)に「国常立尊(国之常立神)という高級神霊からの神示を自動書記によって記述したとされる書物のことです。
昭和19年から27年(昭和23・26年も無し)に一連の神示が降り、6年後の昭和33、34年に補巻とする1巻、さらに2年後に8巻の神示が降りたとされています。
その書物を纏めた書類です。
この書類は神国日本の未来の預言書なのだ。
私はこの日月神示(ひつきしんじ)に出会い、研究し始めてもう25年になります。
日月神示が降ろされた場所は麻賀多神社(まかたじんじゃ)です。日月神示の最初の第一帖と第二帖は第二次世界大戦中の昭和19年6月10日に、この神社の社務所で岡本天明が神憑りに合い自動書記さされたのです。
殆どが漢数字、独特の記号、若干のかな文字が混じった文体で構成され、抽象的な絵のみで書記されている「巻」もあります。
本巻38巻と補巻1巻の計39巻が既に発表されているが、他にも、神霊より発表を禁じられている「巻」が13巻あり、天明はこの未発表のものについて昭和36年に「或る時期が来れば発表を許されるものか、許されないのか、現在の所では不明であります」と語っています。
日月神示は、その難解さから、書記した天明自身も当初は、ほとんど読むことが出来なかったが、仲間の神典研究家や霊能者達の協力などで少しずつ解読が進み、天明亡き後も妻である岡本三典(1917年〈大正6年〉11月9日 ~2009年〈平成21年〉6月23日)の努力により、現在では一部を除きかなりの部分が解読されたと言われているます。しかし、一方では神示の中に「この筆示は8通りに読めるのであるぞ」と書かれていることもあり、解読法の一つに成功したという認識が関係者の間では一般的です。
そのために、仮訳という副題を添えての発表もありました。
なお、原文を解読して漢字仮名交じり文に書き直されたものは、特に「ひふみ神示」または「一二三神示」と呼ばれています。
縄文人の祝詞に「ひふみ祝詞(のりと)」という祝詞の歌があります。
日月神示はその登場以来、関係者や一部専門家を除きほとんど知られていなかったが、1990年代の初め頃より神典研究家で翻訳家の中矢伸一の著作などにより広く一般にも知られるようになってきたと言われています。
この小説は真実の物語です。
「神典日月神示(しんてんひつきしんじ)真実の物語」
どうぞ、お楽しみ下さい。
『神知りて 人の幸せ 祈るのみ
神の伝えし 愛善の道』
コンバット
サクラ近衛将監
ファンタジー
藤堂 忍は、10歳の頃に難病に指定されているALS(amyotrophic lateral sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)を発症した。
ALSは発症してから平均3年半で死に至るが、遅いケースでは10年以上にわたり闘病する場合もある。
忍は、不屈の闘志で最後まで運命に抗った。
担当医師の見立てでは、精々5年以内という余命期間を大幅に延長し、12年間の壮絶な闘病生活の果てについに力尽きて亡くなった。
その陰で家族の献身的な助力があったことは間違いないが、何よりも忍自身の生きようとする意志の力が大いに働いていたのである。
その超人的な精神の強靭さゆえに忍の生き様は、天上界の神々の心も揺り動かしていた。
かくして天上界でも類稀な神々の総意に依り、忍の魂は異なる世界への転生という形で蘇ることが許されたのである。
この物語は、地球世界に生を受けながらも、その生を満喫できないまま死に至った一人の若い女性の魂が、神々の助力により異世界で新たな生を受け、神々の加護を受けつつ新たな人生を歩む姿を描いたものである。
しかしながら、神々の意向とは裏腹に、転生した魂は、新たな闘いの場に身を投じることになった。
この物語は「カクヨム様」にも同時投稿します。
一応不定期なのですが、土曜の午後8時に投稿するよう努力いたします。
不死身のボッカ
暁丸
ファンタジー
逓信(ていしん)ギルドに所属する甲殻人ボッカ。歩荷(ぼっか=運搬人)だからボッカと素性を隠す特急便の運搬人。
小柄な身体に見合わぬ怪力、疾風のスピードと疲れ知らずのスタミナで、野を越え山越え荷物を運ぶ。
逓信ギルドの運搬人になったのは、危険な迷宮には入りたく無いから。面倒と危険を避けてすんなり仕事を終わらせたいのに、時にギルド支部長に命じられ行きたくも無い魔獣狩りの運搬人として駆り出される。
割とチートな身体能力を持ちながら、戦闘能力はからっきしで過剰な期待はされたく無い。こんな殺伐とした異世界生活なんかとっとと終わらせて眠るように死にたいと願う、そんな<不死身の歩荷>のお話。
※種族名とか用語は前作と共通にしてますが、別の世界の物語です。世界観も若干違います。
※「歩荷」とは一般的にいう「ポーター」のことですが、長距離運送も兼任しています。
※作者が設定厨なので、時々本筋に関係ない解説回が入ります。
※第16回ファンタジー小説大賞にエントリーしてみました。
この状況には、訳がある
兎田りん
ファンタジー
どうしてこんなことになったのか…
ファルムファス・メロディアスは頭を抱えていた。
居なくてもいい場所に、しなくてもいい装いをしている事の居心地の悪さといったら!
俺の関係ない所でやってくれ!
ファルムファスの握りしめた拳の行方はどこに
○更新状況○
2023/2/15投稿開始
毎週水曜20時頃次回投稿の予定
織田信長 -尾州払暁-
藪から犬
歴史・時代
織田信長は、戦国の世における天下統一の先駆者として一般に強くイメージされますが、当然ながら、生まれついてそうであるわけはありません。
守護代・織田大和守家の家来(傍流)である弾正忠家の家督を継承してから、およそ14年間を尾張(現・愛知県西部)の平定に費やしています。そして、そのほとんどが一族間での骨肉の争いであり、一歩踏み外せば死に直結するような、四面楚歌の道のりでした。
織田信長という人間を考えるとき、この彼の青春時代というのは非常に色濃く映ります。
そこで、本作では、天文16年(1547年)~永禄3年(1560年)までの13年間の織田信長の足跡を小説としてじっくりとなぞってみようと思いたった次第です。
毎週の月曜日00:00に次話公開を目指しています。
スローペースの拙稿ではありますが、お付き合いいただければ嬉しいです。
(2022.04.04)
※信長公記を下地としていますが諸出来事の年次比定を含め随所に著者の創作および定説ではない解釈等がありますのでご承知置きください。
※アルファポリスの仕様上、「HOTランキング用ジャンル選択」欄を「男性向け」に設定していますが、区別する意図はとくにありません。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。
「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。
転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが
迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる