江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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疫病

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 ・天文九年(1540年) 六月 摂津国島上郡 芥川山城  六角志野


「母上様にはわざわざ見舞いにお越し下さり、恐悦至極に存じます」

 娘の初音が神妙に頭を下げる。この子も今年で十六歳。まだ顔には幼さが残るけれど、三好筑前守殿(三好頼長)の北の方として女性らしい落ち着きが出て来たようね。

「いえ、病を得ていたと聞きました。今は健やかな様子にて安堵しましたわ」

 私の言葉に、顔を上げた初音が弾けるように笑う。この子は昔から風邪一つ引いたことの無い元気な子だったのに、まさか流行り病に罹るなんて。幼い頃は四郎の方がすぐに熱を出して周囲を慌てさせたものだけど、今では四郎の方が風邪一つ引かずに元気に過ごしている。本当に人の体とは不思議なもの。

「一時は熱でとても苦しかったのですが、大和守殿(篠原長政)が堺より求めて来てくれた麻黄湯が効いたのでしょう。数日もすると嘘のように熱が引きました」
「それは何より。お土産に瓜も持ってきましたよ」
「あはは。昔はよく兄様と取り合って食べましたね」
「そうですよ。貴女はいつでも兄様の分まで食べてしまって、亀寿丸は貴女に取られまいと焦るあまり、いつも口の中を一杯にして……」

 二人で穏やかに笑い合う。
 筑前守殿の元に輿入れさせてから二年。まだたったの二年なのに、こうして娘と語り合うのも随分と久しぶりな気がする。

 いけない。御屋形様からの伝言もお伝えしなければ。

「お父上様からのお言付けを預かっています」
「承ります」

 初音も背筋を伸ばして居住まいを正す。こうして見ると、佳い姿の娘になったこと。親の欲目かしら。

「近頃の病は人に伝染うつります。石鹸を使ってこまめに手洗いとうがいをするように、と」
「はい。確かに承りました」
「筑前守殿にもくれぐれも御身大切にとお伝えください。御屋形様も近頃の風氣の病を心配しておられます」
「ありがとうございますと父上様にお伝えください」

 私が頷くと、また表情を崩して弾けるように笑う。こちらもつられて顔が緩んでしまう。
 まったく、こういう所はいつまで経っても困った娘だこと。



 ・天文九年(1540年) 六月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


「何?お花が?」
「はい。お体の具合が思わしくなく、寝込んでおられると女中から……」

 進藤の報せに思わず眉間に皺が寄る。
 よりによって志野が不在の折に……。


 三か月ほど前から各地で風邪が流行はやっている。西国や畿内・京が中心だったが、先月からは近江にも患者が出始めた。蒲生定秀の妻も先月には発熱して寝込んでいたと聞いた。

 この時代では多くの病が『風邪』と認識される。風邪は風病、つまり風の毒に当たって起こる病のことだが、今日で言えば単なる風邪から腹痛や頭痛のような呼吸器系以外の病気、果ては脳卒中のような症状まで全て『風病』と診断される。
 そのため、一口に風邪と言っても対処すべき治療法は全く異なる。

 そして今回、熱を伴う風病が流行している。恐らくはインフルエンザのようなウイルス性感染症だろう。
 インフルエンザはもっと寒い時期に流行することが多いが、夏場の流行も決して無いわけじゃない。そして、抗生物質などの治療薬が無いこの時代では高熱で命を落とす者も出ている。
 石鹸を使ってこまめに手洗いをしろと六角領に触れを回しているが、果たしてどれほど浸透するか……。

 現代の知識があれば風邪予防には何よりもうがいと手洗いというのは常識だが、この時代では悪い風に当たると病魔が入り込んで風病に罹ると信じられている。
 まあ、あながち間違いってわけでもないのが厄介な所だな。

 しかし、花がインフルだとしたら不味いな。今回の疫病は栄養状態が悪くなければ大抵は数日熱を出して寝込む程度で済む。大人が命を落とすのはむしろレアケースだ。
 だが、花の側には吉法師やお市も居るし、さらには万寿丸やお犬に伝染する可能性だってある。大人ならば数日寝込むくらいで済むものも、抵抗力の弱い子供が罹れば死に至る危険が増大する。解熱剤なんて物も無いから、死ななくて済んだとしても熱によって地獄の苦しみを味わうことになる。

「すぐに花の元に参る」
「今は京から参られた竹田瑞竹殿がお花の方の治療に当たっておられますが……」

 瑞竹は確かに京でも評判の名医だが、所詮はこの時代の名医だ。俺が知っているのは家庭の医学程度の知識だが、それでも『ウイルス感染症』という物を知っている俺の知見も多少は役立つはずだ。

「構わぬ。瑞竹にはそのまま手当を続けさせよ。この病は人に伝染うつる。子供たちや周囲の者に伝染しないよう、俺から詳細に女中たちに注意を与える」
「注意でしたら我らが……」
「いや、これは俺自身が話した方が良い。ともかく、今すぐお花の元へ参る」
「承知いたしました」


 鼻と口元を綿布で三重に覆い、石鹸で手を洗った後にお花の居室に向かう。
 この疫病がインフルだとしたら、飛沫を防げば感染はかなり抑え込めるはずだ。お花自身と看病に当たる者には口布を徹底させ、さらに周囲の者は必ず手洗いとうがいをさせる。
 お花は最低でも水分をしっかりと取らせ、食べられるのならば梅干しとおかゆでも作らせよう。水分を取り、汗を掻いて眠ればすぐに良くなるはずだ。

 俺に抗生物質を作る知識があればな……。こんなことなら、幕末に転移した医者のマンガをちゃんと読んでおくんだった。



 ・天文九年(1540年) 六月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角花


「ふむ……近頃何か食されましたかな?」
「はい。実は……」

 お腹が痛い……。
 先ほどから厠に何度も駆け込んでいるけれど、ちっともお腹の痛みが取れない。やっぱりが良くなかったのかなぁ……。

 瑞竹殿の治療を受けていると、廊下が俄かに騒がしくなる。

 外からは
 ”今はご遠慮下さいませ”
 ”構わぬから道を開けよ”
 という声が幾度か響く。この声は御屋形様?

 御屋形様が私を見舞って下さる。嬉しいのだけれど、こんな姿を見られたくない。
 ……痛たたたた。お腹がとても痛い。

 突然戸が開いて御屋形様のお姿が見える。思わず夜着を深くかぶって顔を隠してしまった。こんな顔を見られるのは嫌。

「女中たちは良く聞け。これより十日の間、子供たちを決してお花に近付けてはならん。この病は人に伝染うつる。吉法師やお市に伝染れば、命を落としかねない。
 それと、お花の世話をする者は必ず石鹸で手洗いをし、うがいによって喉を洗い落とせ」

 室内に入って来た御屋形様が周囲の女中に様々に指示を与えておられる。
 私には水を飲ませよとか、かゆと梅干を作れとか……。
 とっても有難いのだけれど、今は何かを口にすることは辛い。どうしたものでしょう。

「お花の具合はどうだ?」
「どうやらお腹の調子が思わしくないようですな」
「腹? 流行りの風病ではないのか?」
「風病もあるかもしれませんが、原因は他の物かと」
「他の物? それは一体……」

 女中らに話し終えた御屋形様が私の側に来て瑞竹殿とお話をされている。とても心配して下さっているのが声だけでも分かる。
 やっぱり少しだけお顔を……。

 夜着からそおっと顔を覗かせると、御屋形様が真剣な顔で瑞竹殿と話し合っておられる。口元の布は何かしら。いつもはあんなものをお召しになることは無いはずだけど。

「……何ぃ!? そのままでか!?」

 瑞竹殿の言葉に御屋形様が突然大声を上げられた。

 ……あ。御屋形様が私を見ている。
 あの目は知ってる。御屋形様が心底呆れている時の目だ……。

「お花。お前、牛の乳を五合も飲んだそうだな」
「はい。今朝、布施殿にお願いして搾りたての牛の乳を分けて頂きました」
「何故牛の乳を飲もうと思ったんだ?」
「胸が大きくなるかと思って……」
「……胸が?」

 御屋形様の目が益々細くなる。

「御屋形様は胸の大きな方がお好きなのだと思いました。お乳を飲めば胸が大きくなるのではないかと思って……」
「そしてそのまま飲んだ、と。火も通さずに搾りたてをそのまま……」
「……はい」
「美味かったか?」
「とっても美味しかったんですぅぅぅぅぅ」

 お腹の痛みと恥ずかしさで思わずもう一度顔を隠す。もうだめ。これ以上御屋形様の顔を見ていられない。

「ご存知かとは思いますが、牛の乳は人の身には毒になります。牛の乳を飲んだ者は多くが腹を下しまする。聞けばお方様はそれをご存知なかったようですが……」

 やめて瑞竹殿。冷静に解説しないで。

「ま、薬湯を飲んで大人しくしておれば、明日には快復しておりましょう」
「濃いめのセンブリ湯を用意させよう。とびっきり苦いやつだ」
「ははは。それは良く効きましょうな」

 センブリ湯……。

 やめて、それだけは……。



 ・天文九年(1540年) 六月  近江国蒲生郡 観音寺城  六角定頼


 まったく、人騒がせな。ただでさえ日本人は牛乳で腹壊しやすいというのに、加熱殺菌もしないで搾りたてをそのまま1リットルも飲めば腹下して当たり前だ。例え加熱殺菌した物であっても一気飲みすれば腹下すわ。
 それに、牛乳飲めば巨乳になるっていうのは俗説で根拠は無いぞ。全くの無駄という訳でもないが、必要なのはタンパク質だからあえて牛乳でなければいけない理由も無い。
 知らぬこととはいえ、なんちゅう無謀なことを……。

 ま、俺の落ち度でもあるかな。
 元々日本の牛はホルスタイン種のように大量の乳を出さないから、あえて手間暇のかかる牛乳を食品にしなくてもいいかと思ってサボっていたのも原因ではある。
 布施源左衛門に言って牛乳やチーズのような物を作らせてみるか。正しい乳製品の食べ方を知れば、お花のように知らずに飲んで腹下す者も減るだろう。

「御屋形様。珍しき方からお目通りの願いが来ております」
「……ほう。まこと、珍しい御仁からだな」

 進藤が差し出した書面の願い人を確認して驚いた。
 面談希望者は三河本證寺の蓮淳。山科本願寺では俺を侮って手痛いしっぺ返しを食らい、長島願証寺では俺に逆らえずに名簿を差し出して完全降伏した男だ。今は三河本證寺で布教に当たっていたはずだったな。

「密かに俺に会いに観音寺城下に来ている、か。要件は何かな?」
「分かりませぬ。ですが、徳川に関わりのあることではありましょう」

 そうだな。
 本證寺の門徒はその多くが徳川清康の家臣として仕えている。その本證寺の住職が六角定頼と密談を希望してわざわざ近江に来る。十中八九、清康には聞かせられない話ってことだろう。


 東国では武田と徳川が手を組んだことで今川は窮地に陥り、駿河本土の最終防衛線だった掛川城も陥落した。今では大井川を国境として徳川と対峙しているが、その駿河を北から武田晴信が荒らし回っている。
 だが、事ここに至ってついに北条が行きがかりを捨てて今川義元の支援に回った。背後には『尼御台』と呼ばれた寿桂尼の活躍があったと聞く。

 まあ、北条としても徳川と武田の同盟は脅威に映ったんだろう。駿河・甲斐と国境を接する北条にすれば、今川は徳川に対する緩衝地帯の役目を果たすことになる。かつて朝倉宗滴が一度は浅井亮政と敵対しながら、六角との緩衝地帯として浅井を北近江に復帰させようとしたことと似ているな。
 徳川のこれ以上の東進を押し留めたい北条氏康が父の北条氏綱を説得し、今川義元を全力で支援することに決まったそうだ。

 だが、那古野の今川氏豊はそれを面白く思っていない。北条は所詮徳川への肉盾として今川を残したいだけであり、徳川の脅威が去れば再び駿河を狙って動き出すと見ている。まあ、その通りだろうな。
 北条にとって重要なのは『今川家』が駿河を抑えることであり、それはそのまま今川義元を支援し続けるという事にはならない。現在の今川家当主は義元だから義元を支援するが、徳川撃退の功と引き換えに北条氏綱の子を今川家の養嗣子として送り込むということもあり得る。
 今や今川家は駿河の一国人勢力とさして変わらないほどに零落した。今川を乗っ取り、西への忠実な盾とするならば、事実上駿河は北条に制圧されたと言える。

 ……何のことは無い。北条も親切顔で義元支援を打ち出してはいるが、内実では駿河を乗っ取ろうとしている。少なくとも周囲からはそう見えたとしても仕方ない。
 今川氏豊はそれを警戒し、六角家の後ろ盾を得て対徳川戦線に参加しようと躍起になっている。北条の好きにはさせないという所だろう。もっとも、俺自身徳川清康には含むところもある。清康をこのまま放置しておけば東国は益々乱れるだろうからな。

 徳川と結んだ和議の期限まではあと四か月。その後は再び六角と徳川の間で戦が起こるというのは衆目の一致するところだ。それを睨んで何らかの保証を俺から得ようと蓮淳が密かにやって来たとすれば、辻褄は合う。

 問題は手土産だな。俺が蓮淳に対して好意的であるとは向こうも欠片も思っていないだろう。とすれば、何らかの手土産を持ってきているはず。

 何が出て来るのか、今から楽しみだ。
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