江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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法の下の

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 ・天文十二年(1543年) 一月  摂津国欠郡 四天王寺  六角定頼


 許し……許しか。
 神仏に許されることによって新たな人生を生きなおす。現代風に言えば債務整理による個人再生。
 決して褒められたことではない。だが、巨額な借金を背負った者にとっては文字通り生きていくために必要なことだ。

 正直、耳が痛い部分はある。
 確かに俺は現代の資本主義社会を手本として『惣村』という集団を解散して『個人』を浮き上がらせた。それに伴って農村部では土地資本の集約が起こり始め、『地主』と『小作人』言い換えれば『資本家』と『労働者』という階層が生まれ始めている。

 このまま農村部での資本集約が進めば、農作物や織物工業の分業制が進展していくだろう。近世というゆりかごの中で人口の増加と共に需要が増加すれば、やがてはその需要を満たすだけの生産方式の工夫がなされ、そして産業革命へと至る道筋になるはずだ。
 西洋に倣う形ではない、日本独自の産業革命。だが、それは同時に格差社会を助長することもまた事実だ。

 教育や福祉の政策も少しづつ進んではいるが、目の前に迫った戦に追われて富国強兵に注力して来た事実は否めない。甚太郎の言いたいことは、そこで自力再生が不可能なほどに没落した者を救い上げる公共政策が足りていないということか。

 環境が人を作るとはよく言ったものだ。没落して堺に流れて来た貧民層を見るうちにそのことに思い至ったんだろうが、甚太郎の言うことはまるで原初の社会主義思想そのものだ。
 だが、悲しいかな甚太郎はこの後に起こる歴史を知らない。それ故に資本主義社会を制御するための方法論には思い至ることが出来なかった。

 このまま資本主義社会が暴走を始める前に六角の治世を破壊し、全てを元の中世に戻す。

 それが甚太郎の得た結論なのだろう。

 どれだけ不利になっても戦を止めないはずだ。相手は元々失う物の無い者達だ。このまま緩やかに衰弱して果てるか、万に一つ俺に勝って再び生きなおす道に賭けるかという話だ。
 生きる先に希望が無い者に命を惜しむ理由など有るはずがない。どうせ死ぬんだ。たとえ勝ち目が薄い戦であろうと、勝てば逆転できる勝負ならば乗らない理由がない。

「言いたいことは分かった。お主が近江を離れてから何を見て来たのかもおおよそな」
「……お分かりいただけたのならば、手前にはこれ以上申し上げることはありません」
「言いたいことは分かった。が、やはりお主は間違っている」

 顔を上げた甚太郎がキッと睨んでくる。
 まるで悪鬼羅刹でも見る目だな。

「では、六角様はこのまま弱者が永遠に切り捨てられる世の中をお望みか」
「そうは言っていない。お主の言うことにも頷けることはある。だが、その方法が間違いなのだ」

「戦を起こすことが間違いだと仰せですか。そんなことは言われずとも最初から分かっております。ですが、それ以外に方法が無ければ戦を起こすしかないでしょう」
「それは結果に過ぎん。もっと根本的な所で間違っている」
「根本的なところで……?」
「神仏の権威を持って弱者を救うというのがそもそもの間違いだ」

 自分の信念を疑っていたなかった甚太郎に初めて戸惑いの顔が浮かぶ。

「神仏以外に誰が救えるのです。ならば六角様が救うと言うのですか?人の身で神となると?」
「俺一人で出来ることは限られている。俺はそこまで傲慢にはなれない」
「では、誰が許すというのです。神や仏が許さなければ、誰一人彼らを許せないことになりましょう」
「神や仏も万能ではない。神仏の教えは尊い物だが、それは人によって捻じ曲げられ、それを使う者にとって都合よく作り変えられる。
 比叡山の仏僧共が『仏の教えを守る』と号して法華宗や浄土宗、浄土真宗を迫害してきたことを知らぬわけではあるまい。時には興福寺や高野山とも敵対し、神仏そのものが戦を引き起こして来た。
 もはや人は神仏に頼るべきではない」

「神仏に頼らなければ、一体何に頼ると申されるのか」
「法だ。式目と言ってもいい」
「法……」

 それこそが危険な資本主義社会を制御するために見出された一つの方法論だ。
 議会制という社会システムによって一部の階層が権益を独占することを防ぐ。最大多数の幸福を実現するため、各階層の利益を代表する者達の合議によって法を決め、法に基づく救済を与える。
 人類が試行錯誤の末に見出した一つの知恵だ。
 無論、それとて万能ではない。だが、俺の知る限り最も上手く行っている社会システムの一つだ。

「今まで人が郷里を越えて広く繋がる為には神仏の力を借りるしかなかった。『同じ宗門の仲間』という理屈で離れた郷の者らとも連携し、人は大きな集団としてまとまることが出来た。ちょうどお主ら商人達が取引を通じて離れた場所の商人とも繋がりを作ってきたように。

 だが、そうやって作られた集団が今度はお互いの利権を巡って争う世になった。もはや人は神仏に頼るべき時期を過ぎたと言うべきだろう。
 いつまでも神や仏に甘えていてはいかんのだ」

 甚太郎の目から少しづつ光が消えていく。
 このことについて、甚太郎は心から真剣に考え続けてきたのだろう。人の身で出来ることは何かと。
 だが、ついに答えを得ることは出来なかった。

「俺の目指すところは神仏では無く法に拠る救いだ。今の評定は六角氏式目の追加事項や変更すべき事項を話し合う場として機能している。その為、六角家の評定は出来る限り多彩な人材を集めている。
 六角家の根本被官である南近江国人衆だけでなく、北近江・伊勢・越前・尾張の旧国人層。それに加え、三河の松平を始めとした『俺に敗れた者達』の代表者も召し出している。
 武士だけでなく、庄衛門らの商人衆や町衆からも参加させている。ゆくゆくは郷村の代表者も加えていくつもりだ」

「法に拠る救い……そんなことが……」
「出来るはずだ。誰もがこれ以上の戦を止めたいと願っている。だが、力だけが物を言う世の中では、武力を持たねば別の武力を持った誰かによって蹂躙され、奪われる。だからこそ、誰も彼もが疲れていながら戦を止められなくなっているんだ。
 武力では無く法に拠る裁きが公平に行われるようになれば、武力をもって争う必要は無くなる。

 ……甚太郎。お主は六角家に戻れ。俺の治世の欠陥を身をもって知っているお主ならば、見えてくるものもあるはずだ。お主の力は、これからの世の為に必要だ」

 沈黙したまま考えに沈んでいた甚太郎からひと際長いため息が漏れる。
 俺に向けた顔には、今までと少し違う明るさがあった。

「安心いたしました。やはり六角様は大層なお方でございます。某の不明でございました」
「おお!戻って来る気になったか!」

 庄衛門の嬉しそうな声に、甚太郎がひどく寂しそうな顔で首を横に振る。

「手前はこの戦を主導いたしました。これだけの人が死に、またこれから先も人が死に続ける。それらを全て承知の上で戦を起こしたのです。
 死んでいった者達やこれから死にゆく彼らに対し、手前には責任がある。今更手前一人抜けることなど出来ません」

「甚太郎。お主、死ぬ気か……?」
「これだけのことを仕出かして、尚ものうのうと生きているつもりはありません。勝とうが負けようが、この戦が終わった後には手前は生きておらぬものと覚悟しております」
「彼らに詫びる気持ちがあるのならば、彼らの死を無駄にせぬことこそが彼らに報いることではないのか? 彼らの心を代弁できるのはお主しかおらぬだろう」
「『事の理非に寄らず決して争うべからず』という山越衆の掟に背いた手前には、もはや彼らの代弁者たる資格はありません。他の誰でもなく、手前自身が手前を許せないのです」

 今生の未練……。そういうことか。
 こいつは最初から死ぬつもりで戦を起こしたんだ。弱者が永遠に搾取され続ける世の中を防ぎたいというその一心だけで。

 ……会うのが遅すぎた。
 遊佐との関係がどうなろうと、意地でも甚太郎と繋ぎを付けておけば良かった。
 徳川清康との決戦の為に西に敵を作るわけにいかなかったという事情はある。だが、俺に反発して出て行った甚太郎に追いすがるような真似をしたくなかったという気持ちが無かったとは言えない。
 俺のプライドが甚太郎を殺してしまったのか……。

「お主の力で戦を止めることは出来んのか?」
「無駄でございます。もはや戦は動き出し、現実に血が流れました。今更止めようとしても止まらぬでしょう。
 ……河内守様(遊佐長教)は時間を稼いで大規模な反撃の機会を狙っておられます。今更このようなことを言えた身ではありませんが、願わくば早く決着をつけて頂きますようお願いいたします」

 甚太郎はそれだけ言うと頭を下げて下がって行った。
 早い決着を……か。早く終わればそれだけ死者が少なくて済む。

「庄衛門。済まなかった。もっと早くに甚太郎と話をするべきだった」
「……謝らないで下され。六角様の苦衷は手前もよく承知しております。これが宿命という物なのでしょう」

 宿命か……。
 そうだな。そろそろ決着を付けよう。
 戻ったら和泉に向けて軍を進める。もはや猶予は与えない。遊佐長教の本軍を下せば、この戦は終わりだ。



 ・天文十二年(1543年) 一月  和泉国和泉郡 岸和田城  遊佐長教


 うぬぬ。飯盛山城に続いて信貴山城も落ちた。
 そして六角の本軍はとうとう和泉を目指して軍を進めて来た。もはや万事休すか。
 上座に座る幕臣の方々は口々に六角と和すべきと言っている。

 馬鹿め。
 今更和議など結んでどうなる。公方様は良いかもしれぬが、儂は良くて領地召し上げ、悪ければ腹切らねばならなくなろう。儂の力を頼っておいて今更そのようなことが許されるものか。

「河内守(遊佐長教)。六角はこちらに向かって軍を進めておるのだな?」
「ハッ!朝倉には目もくれずにこちらに向かっております。どうやら一息に決着をつけるつもりのようです」
「そうか……。
 分かった。此度の戦は余が陣頭に立つ」

 ……な!?

 信じられぬと言う顔をしているのは儂だけではない。多くの幕臣も驚愕の顔をしている。
 これは公方様御自らのお言葉ということか?

「そう驚くな。今までその方らに戦を任せて来たが、江州(六角定頼)が軍を進めてきているのだ。余も陣頭に立って雌雄を決するのが礼儀であろう」

 上座からは口々に”お早まりあるな”とか”今一度御考え直し下さい”という声が響く。
 だが、大館左衛門佐殿(大館晴光)だけは公方様の御出馬を諸手を上げて賛成しておられる。

 ……公方様が陣頭に、か。
 それであれば、今まで日和見を続けて来た国人共もさすがに馳せ参じぬわけにはいかぬかもしれぬ。
 このまま睨み合いを続けてもどうせジリジリと追い詰められる。ならば乾坤一擲、この決戦に全てを賭けるべきかもしれぬ。

「まことに公方様の御出馬を頂けますので?」
「くどい。余が出ると言ったら必ず出る」
「承知いたしました」

 ……よし。
 事ここに至れば、儂も肚を括ろう。

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