江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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若江城の戦い(1) 定頼の焦り

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 ・天文十二年(1543年) 二月  摂津国欠郡 江口砦  三好頼長


「殿! 砦に籠る敵兵は悉く逃げ出したようです。江口砦にはもはや抵抗する者は居りません」
「よし。急ぎ物資を運び入れろ。兵達にも交代で休息を取らせて飯を食わせておけ。ぐずぐずしている暇はないぞ」
「ハッ!」

 鶏冠井八郎が勢いよく立ち上がって兵達に指示を与えに行く。
 さて。これで榎並城の鼻面は抑えたな。

 朝倉が高屋城へ向けて進軍する義父上の後ろを襲おうとすれば、すぐさま我らが出撃して後方を扼す。
 朝倉があくまでも決戦に兵を向けるのならば、我らも決戦に合流する。朝倉が榎並城を堅守するのならば、遊佐との決戦が終わるまで我らと睨み合いを続ける。
 仮に一部の兵を動かして奇襲を仕掛けたとしても、榎並城を守りながら動かせる兵力ならばさほどの脅威にはなるまい。六角本軍が前後を挟撃される恐れは少ない。

「殿。まことに兄上だけで大丈夫でしょうか。年が明けてから丹波の波多野の動きが俄かに慌ただしくなっているとの話もございますが」
「甚介(松永長頼)。もそっと自分の兄を信用してやれ。お主の兄はあれでなかなか心利いた男だぞ」
「はあ……信用せぬわけではないのですが、いかんせん摂津の国衆も未だ完全に殿に服したというわけではありませんし……」
「心配は要らぬ。我らだけではない。波多野の動きを受けて朽木殿は宮内殿(朽木晴綱)を再び援軍として差し向けて下されているし、何よりも此度は……」

「殿! 参られました!」
「おう! 御通しせよ!」

 話を中断して床几から立ち上がると、本陣内の諸将も儂に倣って全員が立ち上がった。
 やがて陣幕が上がるとたくましい髭の偉丈夫が姿を現す。

「山城守殿(斎藤利政)! お待ち申しておりました」
「やあ、筑前守殿(三好頼長)。此度は陣をお借りさせて頂きますぞ」
「何を水臭いことを仰る。再び共に戦えることを光栄に思いまする」

 義父上の呼びかけに応じて美濃勢も援軍を出してくれた。東美濃に敵を抱えながらも山城守殿自ら軍勢を率いて来てくれたことは心強い。

「それにしても、再び山城守殿と共に戦えるとは心強い限りでございます」
「いやいや。此度我らはわずか三千ほどの小勢にて、何ほどの働きも出来ますまい。筑前守殿のお働きこそ肝要となりましょう」
「ご謙遜を。先だっての天王山での戦は今でも語り草になっておりますぞ。大胆にも大山崎の先へと敵勢を引き込んでの見事な逆襲。古の楠木正成にも比すべき軍略也と」
「いや、お恥ずかしい。相手に疲れが見えた所にたまたま策が嵌っただけのこと。さほどに大げさな物ではございませぬとも」

 相手は今藤太殿(蒲生定秀)すらも手玉に取った朝倉宗哲だが、山城守殿ならば朝倉の動きを読み切っての見事な戦をされるだろう。
 この戦、必ず勝てる。





 ・天文十二年(1543年) 二月  摂津国欠郡 江口砦  斎藤利政


 ふぅむ……。
 行くとしても精々越前か南伊勢あたりへの援軍かと思っていたが、まさか畿内に呼び出されるとは……。

 右大将様(六角定頼)直々に援軍を頼まれればさすがに断ることはできなんだが、何が悲しくて畿内の戦にこれ以上かかずらわねばならんのだ。
 遠征などしたところで配下に配る土地を得られるでもなし、かといって戦働きには恩賞をもって報いねばならん。まったく、大赤字ではないか。

「山城守殿、早速こちらに絵図面を用意しております。我らの配置ですが……」

 おまけに筑前守殿は妙に輝いた目で見て来る。
 儂は今回そこまで働かんぞ。以前は土岐家に代わって美濃の支配を認められるという見込みがあったから働いたのだ。
 もはや美濃の支配を揺るがす者はない。労多くして益少なしとは、このことだ。

「榎並城に籠る朝倉勢はおよそ一万と号しますが、内実は多くても三千と言った所でしょう。飯盛山城・信貴山城が落ちたことで既に榎並城は必ずしも落とさねばならぬ城では無くなっております。六角本軍は飯盛山城を発して南下し、海北殿の北軍と合流して高屋城を攻め落とす算段です」

 そもそも、儂はただ働きは好かんのだ。
 率いている兵も三千程だし、さほど大きなお役目を与えられることもあるまい。適当に榎並城を囲みつつ、決着が着くまでゆるりとしておこう。

「我らの役目は……あの、聞いておられますか?」
「あ? ああ、無論聞いておりますぞ。つまり我らは榎並城を囲んで居れば良いということですな?」
「左様です。右大将様本陣からは北の朝倉が妙な動きをせぬよう警戒してもらいたいと文が参っております」

 見込み通りか。
 ま、朝倉もここで下手に動くほど馬鹿ではあるまい。今回の戦は遊佐の被官として戦っているのだ。遊佐が敗れればこれ以上六角と敵対する理由も無い。早晩城を開くだろう。

 それにしても、右大将様も随分と決着を急がれるものよ。
 摂津の奪還も未だ終わってはおらぬし、榎並城をゆるりと包囲しつつ各地を制圧してゆけば自ずと欠郡周辺は手に入るだろう。軍勢を南下させるのはそれからでも遅くはないはず。
 いくら遊佐との決戦に勝てば決着が着くとはいえ、河内平野の入り口には若江城が待ち構えている。若江城は堅固な城だと聞くが、まかり間違って若江城攻めに手間取れば北上してきた遊佐本軍が若江城の敵勢と合流してしまう。若江城の守りを盾として戦をすれば戦力の不利も多少は埋め合わせることが出来るだろう。
 血気に逸る若武者であればともかく、老練な六角定頼公らしくもない。

 ……まあ、良い。我らのお役目はあくまでも朝倉の監視だ。榎並城攻めの先鋒など押し付けられるよりはよほど楽ができるというもの。
 右大将様があくまでも朝倉を攻め潰すと仰せになればやむを得んが、何とか戦をせずに終わりたいものだな。



 ・天文十二年(1543年) 二月  河内国河内郡 額田山  進藤貞治


 額田山の高台に立つと河内平野全体が見渡せる。
 恩智川の向こうには玉串川があり、さらに奥には大和川本流が流れている。玉串川と大和川に挟まれた平地には四方を堀で囲んだ若江城があり、大和川本流の向こうは河川が乱流して様々な洲を形成している。

「あれが若江城だな」
「左様です。数々の河川に守られた中々に堅固な城のようです」
「見ればわかる。だが、信貴山城を守っていた走井備前守(走井盛秀)は若江城に逃げ込んだという。あそこを放っておいては高屋城を攻めるにも邪魔になる。
 遊佐の……いや、足利の本軍が到着する前に攻め落としてしまわねばならん」
「左様ですな」

 見れば見るほど厄介な城だ。
 若江城そのものは堀に囲まれた平城で、さほどに堅固という訳ではない。だが、大和川と玉串川、さらには玉串川から分かれた菱江川が四方を守る天然の堀と化している。
 河内平野全体として見れば堅固な要害だ。

「船は集まっているか?」
「ハッ! 伴庄衛門らの手引きで付近の船を悉く借り受ける手筈を整えております。明日には渡河に掛かれましょう」
「川の水はまだ冷たい。兵達に体を冷やさぬよう心掛けさせよ」
「ハッ!」

 言い終わると突然上様(六角定頼)が木陰へと向かわれる。

「どちらへ?」
「なに、少しもよおしてな。ついて来るなよ」

 立小便か。
 ……ふむ。儂もご一緒するとしようか。

「お待ちくだされ。某も……」

 木陰に入るとやおらせき込む声が聞こえた。この大事な時期にお風邪など召されてはいかんな。
 早々に山を降りて暖を取って頂くとしようか。

「お風邪など召されたのではありませんでしょうな。今この大事な時に……」

 ……!!
 上様の足下に赤黒い染みが……。これは、血か? 吐血されたのか?

「上様!」
「このこと、他言無用ぞ」

 口を拭いながらニヤリと笑われる。これが初めてではないということか。

「いつからにございます? 一体いつからこのような」
「三日前から咳をする時に血が混じるようになった。それ以前から飯を食った後は腹がちと痛むことはあったがな。
 何、心配いらぬ。俺はまだ死なんよ」

 このために……このために戦を急いでおられたのか。
 榎並城を放って軍を南へ向けられたのも、榎並城を攻め落とすよりも早く決着を付けられるから……。
 なんたること。なんたる……。

「新助。良いな。くれぐれも……」
「いい加減になされませ!」

 儂の声に上様がビクッと上体を逸らされた。
 まったく、何故儂にも秘されていたのか。せめて儂にくらい打ち明けて頂ければ、今少し早く手が打てたものを。

「まだ死なぬ? 誰がそのようなことを申したのです。どうせ医者に見せたわけでもありますまい。己の勝手な思い込みで死なぬのであれば、世に病で亡くなる者など居りませぬぞ!」
「い、いや、本当に俺はまだ……」
「今上様に万一のことあらば、六角家はいかがなります。足利家と戦うには上様の存在無くしては兵の士気が保てませぬ。
 天下無双の六角定頼公が御大将であればこそ、この戦に勝てるのです。今は何よりも御身大事になされることこそ肝要でありましょう!」
「いや、だから……」
「だからもへちまもありません! 今すぐに飯盛山城にお戻り頂きますぞ」

「俺の話を聞け!」

 これ以上何を話すことがあるというのか。

「本当にこれは死ぬような病じゃない。自分のことは自分で分かる。仮に俺がここで死ねば、この戦に勝てぬのは分かっている。だが、だからと言って後方で座していては悪戯に時が掛かるだろう。
 俺が陣頭に立った方が早くカタがつく。養生は戦が終わってからする」
「……このこと、他に知っている者は?」
「居らぬ。お主だけだ」

 ……ふぅ。
 予想通りとはいえ、何とも情けない話ではないか。

「藤十郎(蒲生定秀)と若殿(六角義賢)に秘かに集まって頂き、今後の策を練りましょう」
「大ごとには出来んのだぞ。俺が病だと知れればそれだけでも敵を利することになる」
「承知しております。ですが、だからと言っていつまで隠し通せる物でもありますまい。陣中にて吐血すればそれこそ大騒ぎとなります。
 今や若殿も立派な御大将となられております。此度の若江城攻めは若殿に指揮をお任せなされませ」
「……」

「不貞腐れた顔をしても無駄でございますぞ。某や藤十郎が若殿を補佐致します。もっと御子息や我ら家臣をご信用下され」

「……分かった」

 やれやれ。子供でもあるまいに、いつまでも我がままを申されては困るぞ。

 医者が要るな。口の堅い医者だ。それでいて今この時に陣中に来ても不自然でない者……。
 角倉吉田忠兵衛(吉田忠宗)に陣中見舞いと称して酒を持って来させよう。角倉は京都奉行との繋がりも深いし、上様在京時には共に将棋を打っている間柄だ。陣中見舞いに訪れたとしても不思議は無いだろう。

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