江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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若江城の戦い(2) 後継者

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 ・天文十二年(1543年) 二月  河内国河内郡 枚岡郷  六角義賢


「なんだと!?」

 進藤山城守(貞治)の話に思わず床几から立ち上がる。父上が病に侵されていたなどと……。

「若殿。驚きはごもっともなれど、どうか落ち着いて下され。某も知った時には目の前が暗くなる心持でございました」

 進藤が穏やかな声で、しかし厳しい顔のまま頷く。
 隣を見れば、左兵衛大夫(蒲生定秀)も呆気にとられたままだ。どうやら本当に父上は誰にも知らせていなかったようだな。

「父上のご容体はどうなのだ? 大事には至らぬのか?」
「今は大事を取って休んで頂いておりますが、見た目にはお健やかなご様子です。隠し通したままこの戦を終わらせようと思し召しであったことを思えば、上様ご自身にも深刻な病ではないという自信がおありなのでしょう。もしやするとしばらくお休み頂ければ快復に向かう性質たちのものかもしれません」
「山城守。その方がついていながら……」

 言いさして次の言葉を飲み込んだ。
 進藤だけを責めることは出来ぬ。お側に居ながら何一つ気付かなんだのは儂とて同じだ。

「お叱りも御尤ごもっとも。ですが、今は今後のことを考えるのが第一にございます。何よりもこのことは出来得る限り隠し通さねばなりませぬ。
 仮に上様が病であると陣中に知られれば、この戦は一気に難しい戦になりまする」
「……気付かなんだのはその方だけの責ではない。先ほどの言葉は、許せ」
「どうかお気になさらずに」

 進藤が幾分か安堵の顔で頭を下げる。
 進藤も相当に心を痛めておるのだろう。先ほどの儂の言はまことに配慮を欠いたものだったな。

 儂と進藤のやり取りをじっと聞きながら、左兵衛大夫が呼吸を思い出したように一つ大きなため息を吐いた。
 気持ちは分かる。このような事態など想像もしていなかった。

 考えてみれば父上も既に四十九か。常の者ならばとうに隠居をと考えるお年頃であろう。儂がもっと頼もしければ、父上がこのようなご無理をされることも無かったのかもしれん。

「今上様はどちらに?」
「枚岡神社に参拝するという名目で社殿内にてお休み頂いている」
「お側には……」
「佐渡守(香庄こうのしょう定信)だけには事の次第を打ち明け、誰一人近付けさせぬようにと言い含めた上で宿直を務めさせている。佐渡も事の重大さは充分に理解しておる。お側には佐渡守一人が侍っているはずだ」
「左様ですか」

 そうだ。医者だ。まずは医者を呼ばねばならん。

「ともかくも誰ぞ近隣で心利いたる医者を呼び出して……」
「なりませぬ。表立って上様の元に医者を呼べば、何事かと不審に思う者も現れましょう。その上で容態を秘しているとなれば、上様の御容態が思わしくないという憶測をも生みましょう」
「む……では、どうする?」
「伴庄衛門の手配りにより、京の角倉吉田に陣中見舞いに参るように依頼しております」

 なるほど。吉田忠兵衛なれば陣中見舞いに訪れたとしても何ら不思議は無い。吉田は佐々木一族でもあるし、京では父上が贔屓にしておられる酒屋だ。
 酒の差し入れを持っての陣中見舞いならば、よもや医者として赴いているとは誰も思うまい。

「問題は、今後の戦についてでございます。かくなる上は、上様にこれ以上の陣頭指揮を取って頂くわけには参りませぬ」
「左様ですな。総大将は上様であるとしても、当面は後方で養生に気を使って頂く必要がありましょう。となると、陣頭に立ってお下知を頂くのは……」

 進藤と蒲生の視線が揃って儂の方へ向く。

 ……重い。
 人の視線とはこれほどに重い物なのか。
 いずれは父上に代わって儂が家督を継ぐ物というのは分かっていた。だが、これほど突然にその機会が巡って来るとは……。

「若殿。某や藤十郎も補佐致しまする。何卒、御覚悟をお決め下さいませ」



 ・天文十二年(1543年) 二月  河内国河内郡 枚岡神社  六角定頼


 今頃は進藤が義賢達に事の次第を話している頃か。

 つくづく情けない父親だよなぁ。肝心な時に病気でダウンしちまうなんて、我ながら間抜けすぎて涙が出そうになる。

 天文十二年か……。

 法華の乱からこっち、毎日が慌ただしくてすっかり忘れていた。天文十二年の二月と言えば、史実での定頼が病に倒れた時だ。ただの偶然なのか、それとも避けられない運命だったのかは分からんが、人間五十年も生きてればそりゃあ体のどこかにガタも出てきてしまうよな。

 それに、若い頃は随分と派手な暮らしもして来た。
 相国寺時代はどうせいずれ家督を継ぐからと修業をサボって悪戯三昧の悪ガキだったし、同朋の小僧を誘って酒飲んだりもしてたっけ。二十代から三十代の後半までは藤十郎も誘って散々に遊女屋遊びを繰り返していた。


 今となれば、後悔しかない。

 何故俺は、若い頃から養生に気を付けてこなかった。何故俺は、定頼の人生をそのまま辿れると過信していた。

 何が楽勝だ。何が『バラ色の人生』だ。
 史実の定頼が簡単にその人生を歩んだはずがないじゃないか。定頼は定頼で必死に自分の人生と向き合って来たはずなんだ。それをただ辿れば同じ人生が送れるなんて、あり得るはずがない。

 そんな当たり前の事に、今更気が付くなんて……

 何故俺は、定頼オレの人生に真剣に向き合って来なかったんだ。

 駄目だ。一人になって落ち着いていると本当に泣けてきた。

 ……胃の辺りがキリキリと痛む。前世で罹った急性胃炎の感じに似ているが、それよりも症状は軽いか。
 血を吐いた時は正直焦ったが、恐らく今すぐ命に係るような病じゃないはずだ。

 史実ではこの頃が六角政権の絶頂期だった。史実の定頼も病に倒れたとはいえ、その権勢は衰えなかった。例え死んだとしても、後のことは義賢に任せればいいという安心感もあっただろう。
 だが、今の俺にはまだやり遂げなければならない仕事が残っている。義賢や、子供たちの未来の為に、今必要な断を下せるのは俺だけだ。
 何が何でも、死ぬわけにはいかない。

「上様。失礼致します」

 進藤の声がして戸が開く。
 慌てて目尻を拭い、威儀を正した。情けない姿は見せたが、義賢の前ではまだ頼もしい父親で在りたい。

「新助。それに四郎(義賢)と藤十郎も揃って来たか」
「父上。この度は……」

 義賢が俯いて言葉に詰まる。
 今最も重圧を感じているのは義賢のはずだ。何か言葉をかけてやらねば。

「肝心な時にこのような事になって済まないな。四郎には苦労を掛ける」
「苦労などと……お加減はいかがなのですか?」
「なに、見ての通り未だ床に臥せるようなことは無い。多少腹は痛むが、それだけだ。本来ならばこのまま陣頭に……っと」

 進藤にジロリと睨まれて口をつぐむ。このところ進藤に頭が上がらんようになってしまった。
 その様子を見た定秀と義賢がクスリと笑う。どうやら少しは緊張をほぐせたかな。

「ともあれ、当面の間戦陣のことは四郎に任せる。若江城の走井備前守は未だ城に籠って徹底抗戦の構えだが、走井の家臣共には我らに降伏しようとする勢力があり、実際に誼を通じても来ている」
「山城守(進藤)より聞き及んでおります。もはや若江城は兵を進めるだけで内応者が出そうな有様だと」
「うむ。その後には高屋城攻めだが、ここには朝倉の遺児長夜叉が詰めているはずだ。我らが迫れば榎並城へ落ち延びようとするだろうが、可能ならば捕らえよ」
「長夜叉を……? 首を刎ねるのですか?」
「いや、長夜叉の助命と引き換えに朝倉宗哲に降伏を促す」
「……」

 義賢が言葉を失う。驚いているようだな。
 今まで義賢には見せて来なかったやり口だ。だが、今後当主の役目を譲っていくとなれば、こういうやり口も覚えてゆかねばならん。表立って世間に見せる訳にはいかないが、綺麗ごとだけでは戦に勝てない。

「汚いやり口に見えるだろうが、朝倉宗哲を黙らせるにはそれが最も効果的だ」
「し、承知しました。必ずや父上のご期待に応えて見せまする」
「頼んだぞ」
「ハッ!」

 当面の間は問題ない。高屋城も堅固な城だが、大和川流域の漁民たちを掌握すればさほどに苦戦することはないはずだ。その手の懐柔工作は保内衆が既に始めている。心配は要らない。

 問題はその後だな……。
 高屋城が落ちる頃には、さすがに遊佐本軍も黙って見ていることは出来ないはずだ。足利義晴を陣頭に立てて本気の決戦を挑んでくるはず。
 それまでに少しでも体を回復させないと。

 当分食事は粥と梅干だな。煮た野菜を多く、肉類は少なめに。そして塩分は控える。
 今更手遅れかもしれんが、今は少しでも体を厭い、養生を心がけていこう。



 ・天文十二年(1543年) 三月  河内国渋川郡 九宝寺寺内町  服部保長


 宿屋の室内には魚油の匂いが充満している。元を糺せばこの灯明油も六角領で開発されたものだそうだが、今や畿内各地で安価に手に入る灯明として広まっている。
 例え敵対している者からでも生活に必要な物は買わねばならぬ。銭を握ろうとした六角は、確かに先見の明があると認めざるを得んな。

 宿の一階は木賃の雑魚寝部屋となっているが、二階には個室の部屋も備えている。遊女の口利きもしているからだろう。
 寺が近いというのに、罰当たりなことだ。いや寺が近いからこそかもな。フン。

 魚油の灯明に照らされて座っていると、部屋の戸が静かに開いた。戸の向こうには配下の者が三名座っている。一向門徒に化けて若江城に入っていたからか、身なりも全て農民の物だ。

「お頭」
「戻ったか。首尾は?」
「若江城は内部から城門を開く者が居り、二日と持たず落城いたしました」
「そうか……やはり逃げ戻った兵では士気も保てぬか」
「それだけではなく、寄せ手の六角側も戦意が旺盛でございました。城門が開くと同時に一部の部隊が城内に突撃し、一気に城郭内を制圧したと聞きます」

「ほう。元気の良い者が居るようだな。部隊を率いていたのは誰だ?」
「尾張の柴田権六郎にございます」

 柴田か。
 覚えているぞ。長く三河守様(徳川清康)と相対して三河衆と小競り合いを続けて来た者だ。

「そうか。三河衆との戦に慣れた武士ならば、走井殿の弱兵では相手になるまいな」

 若江城は落ちたか。
 やむを得まい。籠る兵も少なすぎた。河内守様(遊佐長教)の軍勢が間に合えば多少は保っただろうが、本軍はようやく岸和田城を出立する頃合いだ。
 六角の進撃が早すぎた。

「……で、例の物は?」
「『鉄砲』とやらは今回の戦には使われなかったようで、実物を見ることはできませなんだ。それどころか本陣すらも枚岡から動かぬ有様です。若江城攻めは全て御曹司(六角義賢)が指揮しておりました」
「そうか……」

 あの武器の名が『鉄砲』と言うらしいことは掴んだが、肝心の実物が手に入らぬ。若江城攻めで戦に使われればどさくさに紛れて奪い取ることも出来ると踏んだが、六角は鉄砲を使わなかったか。

「やむを得ん。次の高屋城の戦には必ずや『鉄砲』とやらの出番があるだろう。その時に奪い取れ」
「ハッ! それと、『鉄砲』は奪えませなんだがこちらは数個秘かに盗み出してございます」

 配下が懐から丸い塊を取り出す。口先からは縄が伸びているな。

「これは?」
「焙烙玉です。手前が以前に渡された物と同じ形故にすぐわかりました」
「おお。これが噂の焙烙玉か。良くやった。ひとまずこれだけでも河内守様へと届けよう」
「ハッ!」
「ご苦労だった。引き続き高屋城へ参れ。行け」
「ハハッ!」

 入って来た時と同じように、静かに戸が閉まる。
 六角の本陣は動かなかったか。走井殿も随分と舐められたものよ。

 ……ま、実際に一日で落ちたのだから舐められても仕方あるまい。
 だが、次の高屋城ではそうはいかぬ。次の戦では必ずや『鉄砲』とやらを奪い取って見せる。我ら服部一統の意地にかけてもな。
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