江雲記―六角定頼に転生した舐めプ男の生涯―

藤瀬 慶久

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諏訪の佳人

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 ・貞吉三年(1545年) 十月  尾張国愛知郡中村郷  木下藤吉郎


 重い体を引きずって坂を下ると、見慣れた家の屋根が見えて来た。
 右側に見える夕陽はもう半分以上が山の中に隠れ、ゆったりとした闇が辺りを包み始めている。
 今日も一日、疲れた疲れた。

「にーちゃんおかえりー!」
「おー! 今帰ったぞー!」

 庭先から儂の姿を見つけた小一郎が坂を上って駆け寄って来る。
 小一郎も野良仕事の手伝いをしていたようで、手足のあちこちが泥だらけだ。ま、一方の儂は馬糞まみれに牛糞まみれか。
 牛や馬の世話にもすっかり慣れたが、いつまでも津島衆の下働きのままでは一向に楽にはならん。

 小一郎はまだ六歳だし、働き手としてはまだまだ小さすぎる。親父の居らぬ今、儂がもっと稼いで来ねばならんなぁ。

「ただいま」
「おかえり」

 建付けの悪い戸を開けると、囲炉裏でかかさまが三歳になるあさひを背負って芋汁を作っていた。
 もうすぐ冬になる。薪も炭も買わねばならん。あれもこれも、銭・銭・銭だ。

「かかさま。今日は牛の臓物をもらって来たぞ」
「あれまあ、そんな上等な物をいただけるなんて」

 牛の臓物が入った大ぶりの木椀を渡すと、かかさまが押し戴くように受け取る。隣で見ている小一郎も目を輝かせている。
 少しばかり面映ゆさも感じるが、貰い物の臓物しか食えぬというのも悲しい話だ。

「あんたにばかり苦労をかけて済まないねぇ」
「なあに。そのうち臓物でなく肉を腹いっぱい食えるようになる。儂がたんと銭を稼いでくるさ」
「ありがとうねぇ」

 かかさまがそう言ってニパッと笑う。

 ……銭があればなぁ。

 銭さえあれば、座人株を買うことができる。儂も市に一端の店を出すことができる。
 己の才覚でいくらでも銭を稼げるのに。

「そういえば、近頃は塩の値も下がっていて助かるね」
「ああ。何でも甲斐に塩を売ることを六角様が禁じたらしい。塩だけじゃなく、今まで甲斐に物を売りに行っていた者達が続々と引き上げてきとる」
「……また、戦になるんかいねぇ」

 かかさまは嘆くような口調だ。
 ととさまはこの前の信濃の戦に行ったまま帰って来なかったし、その前の三河との戦でもえらい目に遭ったから。かかさまにすれば無理もないのだろうなぁ。

 旗本衆になれれば、うちも今よりもっと楽な暮らしができるんかなぁ。
 旗本衆になれば、給銀がもらえるだけではなく牛の肉を思う存分食わせてもらえると聞いた。臓物ではなく肉を腹いっぱい食えるそうだ。
 儂らのような貧乏人には夢のような話だ。

 しかし、近所の力自慢が何人も挑んだが、旗本衆に取り立てられた者は数えるほどしかおらんかった。儂のように体の小さい者ではなおのこと、難しいだろう。

 何か、もっとうまく銭を稼ぐ手は無いものかなぁ……。

「おっといけない。腹減ってるだろう? すぐに飯の支度をするよ」

 かかさまがそう言って土間に下り、臓物の掃除を始めた。
 それを合図にしたように、小一郎が自慢げに”この芋は儂が掘った”と言って鍋の中の芋を指さす。

 確かに芋は美味いが、売ってもさして銭にはならん。
 何かもっとこう、ドカンと儲ける方法があれば…………待てよ?

 今まで甲斐に品物を売りに行っていた者が引き上げて来るとなれば、そいつらから品物を買っていた甲斐のモンは困ることになる。多少高値をつけても買ってくれるかもしれん。
 その上、こっちでは今まで甲斐に売っていた品物が余るはずだ。現に塩なんぞは今までより安く買えている。

 こっちで買った物を何とかして甲斐に運べば、大儲けできるんじゃなかろうか。

 いやいや、ことが露見すれば儂は罪人だ。下手をすれば今度こそ首を刎ねられることにもなる。
 そんな危ない橋を渡ってどうする。

 いや、しかし……このまま津島衆の下働きをしていては、自分の店を持つのはいつのことになるやら分からん。
 ここで一発大きく稼げるのならば、やる値打ちはあるか?

 ううむ……どうするべきか……



 ・貞吉三年(1545年) 十一月 信濃国諏訪郡 諏訪大社上社  大原頼保


 朝の静謐な空気の中、神職の野太い声が響く。
 辺りには柔らかな光が差し込み、祝詞の他は小鳥のさえずりが僅かに聞こえるのみだ。
 信濃の冬は近江や尾張とは段違いに寒い。戦場でそのような甘え事を言うわけにはいかぬが、背筋が凍りそうな冷気には思わず首がすくむ。
 だが、苦手なはずの寒さがこの場においては不快には感じない。むしろ、この頬の冷たさが荘厳な心持ちにさせるのだから不思議だな。

 やがて祝詞の声が止み、一同揃って頭を下げる。
 最後に戦勝祈願の御幣を奉納した。

「お疲れ様でございました。館にて兄(諏訪頼重)がささやかながら酒席をご用意しております。さ、こちらへ」

 諏訪明神の大祝おおほうり殿(諏訪頼高)に導かれて拝殿を出ると、ようやく明け切った空が青々と目にまぶしい。
 小鳥のさえずりに加えて神前に繋いだ馬たちの嘶きが混じると、何やら幽玄の世界から一息に現世へ戻って来たような錯覚を覚える。

 周囲に目を配ると、慌ただしい様子で何やら支度をする女達が目に入った。

「あれは朝のお勤めでございましょうか?」
「ああ、これはお恥ずかしい所を見られてしまいました。実は高名な尾張次郎殿(大原頼保)に神楽などご覧頂きたく、用意を整えておる所でございます」
「それは有難い。しかし、神楽ならば神前で行うのが習わしなのではありませんか?」
「ははは。諏訪の神体は大祝。すなわち私にございます。諏訪の巫女にとっては、私の居る場所が神前でございますよ」

 そう言うと大祝殿が冗談とも本気ともつかぬ様子で豪快に笑った。
 諏訪大社の大祝は現人神として信濃では尊敬を集めていると聞くが、どうやらそれは真のことらしい。

「とは申せ、三河勢との戦やその後の高遠・村上らとの戦では我らも大いに疲弊致しました。正直、次郎殿やお義父上の山城守(斎藤利政)殿の御来援が無くば、我が諏訪もどうなっておったか……」
「我らとて、この地に陣を築くのは甲斐の武田と戦う為。諏訪明神を始め、諏訪の者にとっては落ち着かぬ日々が続きましょう」

 義父上は佐久にて長尾勢を翻弄しているが、武田が諏訪を攻め取れば斎藤勢は前後を挟まれることになり、我らは伊那まで後退を余儀なくされる。
 その事態を防ぐために武田に睨みを効かせるのが我らの役目だ。

 だが、武田とてそれは分かっていよう。
 この地を抑えれば信濃での優位が見えてくるのだから、武田も必死になって攻めてくるはず。
 場合によっては、諏訪の地は再び戦火に見舞われることになる。

「諏訪は戦の神。諏訪に住む者達も戦には慣れておりまする。
 それよりも、次郎殿や山城守殿はこうして諏訪明神を格別に扱って下さっている。そのことがなによりも有難く思います。
 昨年に徳川が陣を敷いていた折には、米や銭を集めるだけでこのように遇されることはありませなんだ。まるで諏訪を己の知行地のように扱うばかりで……」

 大祝殿の口からため息が漏れる。
 徳川も斎藤との戦を目前に控えて余裕が無かったのであろうが……な。

 社殿を出て口取りの方へ向かっていると、向こう側から一人の巫女が社殿に向かって歩いて来た。
 年のころは儂より少し上であろうか。スラリとした目が美しい女性だ。

 やがて目の前の位置まで来ると巫女がペコリと頭を下げた。
 立ち姿はまるで芍薬の花のようだ。

「次郎殿、ご紹介いたします。これは我が兄、刑部大輔頼重の娘でゆうと申します」
「夕にございます。お会いできまして光栄でございます」

 お辞儀をする姿もまた美しい……。
 儂の後ろで権六(柴田勝家)や三左(森可成)が感嘆のため息を漏らす。
 しばしの沈黙の後、不思議そうに儂を見つめる巫女の視線でようやく我に返った。

「こ、これは無作法を致した。大原次郎頼保にござる」

 儂が名乗ると、夕殿がパッと笑った。
 まるで花が一気に咲き乱れたかのようだ。

「夕は酒席にて巫女の一人として神楽を舞いまする。今は支度の最中ゆえ、不調法をお赦し下さい」

 大祝殿の声が何やら遠くで鳴っている音のように聞こえた。
 巫女の一人? 神楽を舞うと言ったか?

「立ち話で失礼致しました。また後程お目にかからせていただきます」

 そう言うと、再び夕殿がゆったりと笑って頭を下げた。そのまま社殿に向かって歩いていく。
 それと同時に供の者達がヒソヒソと話し始めた。

 ”なんともお美しい”
 ”うむ。まるで天女のようだ”

 などと話す声が耳に届く。
 何故だか分からぬが、妙に腹が立った。

「お主ら、あまりジロジロ見るな。失礼であろう」

 儂の一言でざわめきも収まり、再び大祝殿が歩き始めたのを合図に皆が一斉に歩き始める。
 チラリと後ろに視線を回すと、夕殿が女達に迎えられて社殿の中に入っていく様子が見えた。

 目の下のほくろが印象的な方だったな。
 ……どことなく、お鈴の方に似ておられる。

 っと、いかんいかん。儂はここに戦をしに来ているのだ。


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