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第六章
人工ブレイキングゲート5
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中にいたのは若い女性だった。
ブレイキングゲートの警報が鳴った時には試着室にいて慌てて着替えたけどもう店員などは先にいなくなっていた。
モンスターも出ていて人を襲っていたようで怖くてそのまま試着室に戻って隠れていたのだ。
すぐ近くで人が襲われる音がして動けなくなっていた。
結果死体がドアに寄りかかって出られなくなってしまったのである。
「ありがとうございます……」
「まだ早いですよ。ここから避難しましょう」
試着室のドアごときモンスターの力なら簡単に破ることができる。
バレずに隠れていられたのは運がよかった。
だがこれで助かったとは言い切れない。
ちゃんと安全なところまで避難して初めて助かったといえるのだ。
他にこの階に逃げ遅れて無事な人はいなさそうだったので下の階に降りることにした。
「覚醒者ですか?」
「そうです! 本田と言います」
一つ下の階に降りると戦っている覚醒者が数人いた。
加勢してラーナノソルジャーを倒してみると相手の方も二人ほど逃げ遅れた人を連れていた。
よそから助けに来た覚醒者ではなくたまたまお店にいた人のようで盾と剣だけを持っている。
「助けに来た覚醒者ですか?」
「いえ、私たちもたまたまお店にいたんです」
「そうですか……」
「ですが大きなギルドも動いてくれるそうなので耐えましょう」
「本当ですか? それならよかった……」
五大ギルドでもある大海ギルドが動いてくれるのなら解決は早い。
かなみたちが来てくれるまでどうにか耐え抜けばいいのである。
大きなギルドが来てくれるということで本田の顔も明るくなる。
「私たちは他に逃げ遅れた人がいないか回りながら降りていきます。こちらの方々をお願いしてもよろしいですか?」
「ええ、分かりました」
「逃げるならこちらではなくあちらの階段を使ってください。ゲートはイベントスペースで発生しているのであちらの階段の方がモンスターの危険が少ないです」
「ありがとうございます!」
逃げ遅れた人を圭たちが引き受けることにして非常階段から下の階に向かう。
カレンと波瑠が前で圭と夜滝と薫が後ろになって一般人を挟み込む。
ラーナノソルジャーと出会うことなく一階まで降りてきた。
非常階段内部にラーナノソルジャーはいなかったが非常階段の外からは戦っている音がする。
のんびりと逃げているような余裕はないだろう。
圭たちが守りつつ全力で走ってもらうしかない。
カレンが非常階段の扉を少し開いて外の様子を確認する。
「どうだ?」
「近くには見えない」
「じゃあ一気に走ってもらおう。いいですね?」
圭が視線を向けると一般の人たちは頷く。
「行くぞ!」
盾を構えたカレンが先に飛び出し、みんなもその後ろから素早く抜けていく。
非常階段の近くにラーナノソルジャーはいないが離れたところで戦っている覚醒者の姿があった。
「出口はあっちです! 走って!」
モンスターにバレていない今がチャンス。
走って出入り口に向かう。
「おっと、こっちだ!」
離れたところにいた剣を持ったラーナノソルジャーが圭たちに気がついた。
カレンが魔力を向けるとラーナノソルジャーがカレンの方に向かう。
「夜滝ねぇ、サポートを! 俺たちはこのまま出口に向かうぞ!」
カレンの能力ならラーナノソルジャーに勝てないことはあっても負けはしない。
先に一般人を逃すことが優先だとそのままカレンと夜滝にラーナノソルジャーを任せて走り抜ける。
「こちらです!」
出入り口付近には近くから駆けつけたのであろう覚醒者が防御柵を立ててモンスターが外に出るのを防いでいた。
「危ない!」
圭たちに飛びかかったラーナノソルジャーが魔法で撃ち落とされる。
その隙に防御柵の外に出ると救護の覚醒者たちがすぐに駆け寄ってきた。
「こちらの人たちが一般人です。俺たちは覚醒者で全員怪我はありません」
「ご協力感謝します! この後はどうなさいますか?」
「仲間が中で戦っているのでこのままモンスター討伐に協力しようと思います」
「分かりました。ではよろしいお願いします!」
救護の人たちに助けた一般人を任せて圭たちは再び中に戻る。
「どりゃ!」
圭たちが戻った時、ちょうどカレンがラーナノソルジャーの頭にメイスを振り下ろしていたところだった。
ゴシャッと鈍い音がしてラーナノソルジャーが動かなくなる。
よく見ると足が凍らされている。
サポートに残った夜滝がやったのだ。
機動力を奪われてカレンにトドメを刺されたのである。
「カレン、夜滝ねぇ、大丈夫?」
「おう、こっちは大丈夫だ。そっちは?」
「こっちも出入り口にいた人たちに引き渡してきたよ」
「これからどうすんだ?」
「このままモンスターを倒そう」
ラーナノソルジャーは倒せるぐらいのモンスターであるから一体でも多く倒してしまった方が周りの安全に繋がる。
「確かイベントスペースがあるところにゲートがあるって言ってたな。そっちに向かってみよう」
途中にいるラーナノソルジャーを倒しながら圭たちはイベントスペースの方に移動した。
ブレイキングゲートの警報が鳴った時には試着室にいて慌てて着替えたけどもう店員などは先にいなくなっていた。
モンスターも出ていて人を襲っていたようで怖くてそのまま試着室に戻って隠れていたのだ。
すぐ近くで人が襲われる音がして動けなくなっていた。
結果死体がドアに寄りかかって出られなくなってしまったのである。
「ありがとうございます……」
「まだ早いですよ。ここから避難しましょう」
試着室のドアごときモンスターの力なら簡単に破ることができる。
バレずに隠れていられたのは運がよかった。
だがこれで助かったとは言い切れない。
ちゃんと安全なところまで避難して初めて助かったといえるのだ。
他にこの階に逃げ遅れて無事な人はいなさそうだったので下の階に降りることにした。
「覚醒者ですか?」
「そうです! 本田と言います」
一つ下の階に降りると戦っている覚醒者が数人いた。
加勢してラーナノソルジャーを倒してみると相手の方も二人ほど逃げ遅れた人を連れていた。
よそから助けに来た覚醒者ではなくたまたまお店にいた人のようで盾と剣だけを持っている。
「助けに来た覚醒者ですか?」
「いえ、私たちもたまたまお店にいたんです」
「そうですか……」
「ですが大きなギルドも動いてくれるそうなので耐えましょう」
「本当ですか? それならよかった……」
五大ギルドでもある大海ギルドが動いてくれるのなら解決は早い。
かなみたちが来てくれるまでどうにか耐え抜けばいいのである。
大きなギルドが来てくれるということで本田の顔も明るくなる。
「私たちは他に逃げ遅れた人がいないか回りながら降りていきます。こちらの方々をお願いしてもよろしいですか?」
「ええ、分かりました」
「逃げるならこちらではなくあちらの階段を使ってください。ゲートはイベントスペースで発生しているのであちらの階段の方がモンスターの危険が少ないです」
「ありがとうございます!」
逃げ遅れた人を圭たちが引き受けることにして非常階段から下の階に向かう。
カレンと波瑠が前で圭と夜滝と薫が後ろになって一般人を挟み込む。
ラーナノソルジャーと出会うことなく一階まで降りてきた。
非常階段内部にラーナノソルジャーはいなかったが非常階段の外からは戦っている音がする。
のんびりと逃げているような余裕はないだろう。
圭たちが守りつつ全力で走ってもらうしかない。
カレンが非常階段の扉を少し開いて外の様子を確認する。
「どうだ?」
「近くには見えない」
「じゃあ一気に走ってもらおう。いいですね?」
圭が視線を向けると一般の人たちは頷く。
「行くぞ!」
盾を構えたカレンが先に飛び出し、みんなもその後ろから素早く抜けていく。
非常階段の近くにラーナノソルジャーはいないが離れたところで戦っている覚醒者の姿があった。
「出口はあっちです! 走って!」
モンスターにバレていない今がチャンス。
走って出入り口に向かう。
「おっと、こっちだ!」
離れたところにいた剣を持ったラーナノソルジャーが圭たちに気がついた。
カレンが魔力を向けるとラーナノソルジャーがカレンの方に向かう。
「夜滝ねぇ、サポートを! 俺たちはこのまま出口に向かうぞ!」
カレンの能力ならラーナノソルジャーに勝てないことはあっても負けはしない。
先に一般人を逃すことが優先だとそのままカレンと夜滝にラーナノソルジャーを任せて走り抜ける。
「こちらです!」
出入り口付近には近くから駆けつけたのであろう覚醒者が防御柵を立ててモンスターが外に出るのを防いでいた。
「危ない!」
圭たちに飛びかかったラーナノソルジャーが魔法で撃ち落とされる。
その隙に防御柵の外に出ると救護の覚醒者たちがすぐに駆け寄ってきた。
「こちらの人たちが一般人です。俺たちは覚醒者で全員怪我はありません」
「ご協力感謝します! この後はどうなさいますか?」
「仲間が中で戦っているのでこのままモンスター討伐に協力しようと思います」
「分かりました。ではよろしいお願いします!」
救護の人たちに助けた一般人を任せて圭たちは再び中に戻る。
「どりゃ!」
圭たちが戻った時、ちょうどカレンがラーナノソルジャーの頭にメイスを振り下ろしていたところだった。
ゴシャッと鈍い音がしてラーナノソルジャーが動かなくなる。
よく見ると足が凍らされている。
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「こっちも出入り口にいた人たちに引き渡してきたよ」
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ラーナノソルジャーは倒せるぐらいのモンスターであるから一体でも多く倒してしまった方が周りの安全に繋がる。
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途中にいるラーナノソルジャーを倒しながら圭たちはイベントスペースの方に移動した。
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