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第七章
覚醒者チュートリアル4
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ズルいといえばズルいのだけど自分の能力の範囲で何とかしているのだから卑怯と言われる筋合いはない。
「少し楽になった。ありがと」
「今のうちに残り倒しちゃお!」
汗が引くほど体を冷やすのは時間がかかるけれど頭に熱が上ってきてぼんやりとしたような気分はいくらかマシになった。
あとレッドフォックスも30まで三体だけなので今のうちに探してしまうことにした。
波瑠が黒い翼を広げて飛び上がってレッドフォックスを探す。
上手く翼を羽ばたかせて体のバランスを取りながら周りを見回す。
「あっちにいるよ!」
少し離れたところにレッドフォックスが固まっているのを見つけた。
「こほりがふまい……」
「ほーだね」
少しでも冷を感じようと夜滝が凍らせてくれた飲み物を口に入れて溶かしながらレッドフォックスのところまで向かう。
「ピピ! ハッケン!」
「よし、行くぞフィーネ!」
「オマカセ!」
さっさと終わらせる。
圭たちは一気にレッドフォックスに向かって走り出した。
敵の接近に気づいたレッドフォックスが炎をまとい始める。
炎をまとうというのは非常に厄介な能力であるけれど今はただただ暑苦しくイラつく見た目をしているとしか感じない。
四体のレッドフォックスが集まっている中にフィーネが突っ込む。
鎌を大きく振るとレッドフォックスがバラバラにかわしていく。
圭と波瑠が近くにかわしてきたレッドフォックスをそれぞれ狙い、カレンが残るにレッドフォックスに対して魔力を飛ばして挑発する。
「やっぱり火には水だねぇ」
波瑠はレッドフォックスの腹を切り裂き、圭は頭を切り落とした。
そして夜滝はカレンの方に向かった二体のレッドフォックスに向けて水の槍を放った。
「むっ、浅かったか!」
水の槍は二体のレッドフォックスに突き刺さったけれど一体はそのままカレンに飛びかかる。
急所に当たらなかったようだ。
「暑苦しくて……ウザいんだよ!」
レッドフォックスが近づいてくると燃えている体のせいか余計に熱を感じる。
カレンは高く飛び上がったレッドフォックスを盾で下から突き上げる。
自分の制動が効かない形で高く体を投げ出されて手足をバタつかせるレッドフォックスに向かってカレンはメイスを振り下ろした。
メイスが頭に当たってゴシャリと鈍いと音がしてレッドフォックスが地面に叩きつけられる。
燃えていた毛が美しい赤いものに戻っていき、レッドフォックスは舌をだらしなく出したまま動かなくなった。
『レッドフォックスを倒せ!
レッドフォックス 30/30 クリア
シークレット
フェンリルの卵を守れ!』
「よっしゃぁ!」
ようやく熱いところから抜け出せる。
試練がクリアになったのを見てカレンが拳を突き上げた。
「次だ、次!」
「そうだな……ちょっとだけ行ってみようか」
「ちょっと? まだ時間もあるしこのまま行っちゃおうぜ!」
長い時間いたようにも感じるが割とサクサクレッドフォックスは出てきてくれたのでまだ昼前だった。
このペースなら九階の攻略に取り掛かってもいいのに圭はちょっとだけなんていう。
カレンは少し不満そうな顔をした。
「行ってみればわかるさ」
ーーーーー
「さっっっっっっぶ!」
「分かっただろ?」
八階が溶岩地帯ならば九階は極寒地帯であった。
吹雪いてこそいないけれど八階の赤茶けた世界と打って変わって九階では真っ白な世界が広がっている。
熱いところの次は寒いところということなのだろう。
八階で熱くなった体が急激に冷えていく。
だから圭はちょっとと言ったのだ。
今の圭たちの服装は八階に合わせた軽装となっている。
さらに八階の熱さのせいで圭たちは汗だくで服は濡れている。
このまま九階に留まれば寒さで死んでしまうだろう。
「それでも汗は引いたな」
垂れるほどにかいていた汗もあっという間に引いてしまった。
体が冷え始めてしまったので圭たちは帰ることにした。
八階の熱い中さっさと越えて一階まで降りて外に出る。
「着替えて昼食べたら九階に挑もうか」
まずは車に戻って服を着替える。
下着まで汗で濡れていて冷えると気持ち悪い。
塔の近くにあるレンタルできる更衣室で服を着替えた圭たちはそのままお昼も食べてまた車に戻ってきた。
「だから着替えに加えてこんなもん持ってきてたのか」
「何だか綺麗ですね」
「冷却剤の方もあったけどそっちは意外と高くて、こっちだけ買ってみたんだ」
次の階が雪の積もる寒い環境だということが分かった。
だから圭が着替えというだけじゃなく暖かい服装を持ってこいと言ったいたのかとカレンは納得した。
さらに圭が荷物の中から取り出した赤い液体の入ったビンを薫は日に透かして見ている。
これはぽっと温熱くんという商品名のドリンクなのだがただのドリンクではない。
魔物の素材から作られた特殊なドリンクであり、飲めばしばらくの間体を温めてくれるという代物なのである。
服を着込んで九階に挑むということも当然あり得る対策であるが、軽装に比べて服を多く着込んでしまうと動きを阻害してしまう。
そのために体を温める効果を持つドリンクで多く服を着込まなくてもいいように対策してきたのである。
「少し楽になった。ありがと」
「今のうちに残り倒しちゃお!」
汗が引くほど体を冷やすのは時間がかかるけれど頭に熱が上ってきてぼんやりとしたような気分はいくらかマシになった。
あとレッドフォックスも30まで三体だけなので今のうちに探してしまうことにした。
波瑠が黒い翼を広げて飛び上がってレッドフォックスを探す。
上手く翼を羽ばたかせて体のバランスを取りながら周りを見回す。
「あっちにいるよ!」
少し離れたところにレッドフォックスが固まっているのを見つけた。
「こほりがふまい……」
「ほーだね」
少しでも冷を感じようと夜滝が凍らせてくれた飲み物を口に入れて溶かしながらレッドフォックスのところまで向かう。
「ピピ! ハッケン!」
「よし、行くぞフィーネ!」
「オマカセ!」
さっさと終わらせる。
圭たちは一気にレッドフォックスに向かって走り出した。
敵の接近に気づいたレッドフォックスが炎をまとい始める。
炎をまとうというのは非常に厄介な能力であるけれど今はただただ暑苦しくイラつく見た目をしているとしか感じない。
四体のレッドフォックスが集まっている中にフィーネが突っ込む。
鎌を大きく振るとレッドフォックスがバラバラにかわしていく。
圭と波瑠が近くにかわしてきたレッドフォックスをそれぞれ狙い、カレンが残るにレッドフォックスに対して魔力を飛ばして挑発する。
「やっぱり火には水だねぇ」
波瑠はレッドフォックスの腹を切り裂き、圭は頭を切り落とした。
そして夜滝はカレンの方に向かった二体のレッドフォックスに向けて水の槍を放った。
「むっ、浅かったか!」
水の槍は二体のレッドフォックスに突き刺さったけれど一体はそのままカレンに飛びかかる。
急所に当たらなかったようだ。
「暑苦しくて……ウザいんだよ!」
レッドフォックスが近づいてくると燃えている体のせいか余計に熱を感じる。
カレンは高く飛び上がったレッドフォックスを盾で下から突き上げる。
自分の制動が効かない形で高く体を投げ出されて手足をバタつかせるレッドフォックスに向かってカレンはメイスを振り下ろした。
メイスが頭に当たってゴシャリと鈍いと音がしてレッドフォックスが地面に叩きつけられる。
燃えていた毛が美しい赤いものに戻っていき、レッドフォックスは舌をだらしなく出したまま動かなくなった。
『レッドフォックスを倒せ!
レッドフォックス 30/30 クリア
シークレット
フェンリルの卵を守れ!』
「よっしゃぁ!」
ようやく熱いところから抜け出せる。
試練がクリアになったのを見てカレンが拳を突き上げた。
「次だ、次!」
「そうだな……ちょっとだけ行ってみようか」
「ちょっと? まだ時間もあるしこのまま行っちゃおうぜ!」
長い時間いたようにも感じるが割とサクサクレッドフォックスは出てきてくれたのでまだ昼前だった。
このペースなら九階の攻略に取り掛かってもいいのに圭はちょっとだけなんていう。
カレンは少し不満そうな顔をした。
「行ってみればわかるさ」
ーーーーー
「さっっっっっっぶ!」
「分かっただろ?」
八階が溶岩地帯ならば九階は極寒地帯であった。
吹雪いてこそいないけれど八階の赤茶けた世界と打って変わって九階では真っ白な世界が広がっている。
熱いところの次は寒いところということなのだろう。
八階で熱くなった体が急激に冷えていく。
だから圭はちょっとと言ったのだ。
今の圭たちの服装は八階に合わせた軽装となっている。
さらに八階の熱さのせいで圭たちは汗だくで服は濡れている。
このまま九階に留まれば寒さで死んでしまうだろう。
「それでも汗は引いたな」
垂れるほどにかいていた汗もあっという間に引いてしまった。
体が冷え始めてしまったので圭たちは帰ることにした。
八階の熱い中さっさと越えて一階まで降りて外に出る。
「着替えて昼食べたら九階に挑もうか」
まずは車に戻って服を着替える。
下着まで汗で濡れていて冷えると気持ち悪い。
塔の近くにあるレンタルできる更衣室で服を着替えた圭たちはそのままお昼も食べてまた車に戻ってきた。
「だから着替えに加えてこんなもん持ってきてたのか」
「何だか綺麗ですね」
「冷却剤の方もあったけどそっちは意外と高くて、こっちだけ買ってみたんだ」
次の階が雪の積もる寒い環境だということが分かった。
だから圭が着替えというだけじゃなく暖かい服装を持ってこいと言ったいたのかとカレンは納得した。
さらに圭が荷物の中から取り出した赤い液体の入ったビンを薫は日に透かして見ている。
これはぽっと温熱くんという商品名のドリンクなのだがただのドリンクではない。
魔物の素材から作られた特殊なドリンクであり、飲めばしばらくの間体を温めてくれるという代物なのである。
服を着込んで九階に挑むということも当然あり得る対策であるが、軽装に比べて服を多く着込んでしまうと動きを阻害してしまう。
そのために体を温める効果を持つドリンクで多く服を着込まなくてもいいように対策してきたのである。
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