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第八章
封印を解いて10
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「お兄さーん……って何やってるんだ?」
隣の部屋にいたカレンたちが部屋に入ってきた。
カレンが寝転がっている圭を見て不思議に首を傾げる。
「畳の部屋なんて久しぶりだからな。疲れてるし、寝転がってみると気持ちいいんだ」
「ピピッ!」
「あっ、フィーネ!」
フィーネが飛び込むようにして圭の隣に寝転がる。
グッと圭の腕を動かして無理やり腕枕にする。
ちなみにフィーネはゲートから出てくる時も人型のままだった。
剣心たちには存在を見られているしいないのも逆に不自然になるのでしょうがなかった。
他の人はゲートをクリアした忙しさで一人増えてるフィーネのことも気づいていなかった。
気づいていたのかもしれないけれどいきなりメイド服の美少女が増えていても触れられなかった可能性もある。
「ほっ!」
「ああ! 夜滝ズルい!」
「ふふん!」
こういう時の夜滝の行動は早い。
フィーネの反対側を素早く確保してフィーネと同じく腕を確保して満足げに笑った。
圭はされるがままに両手に花状態であるが畳の気持ちよさと疲労でちょっとぼんやりとし始めていた。
人に挟まれると温かくて余計に眠くなる。
「むむむ……」
「うー、ずりいなぁ」
残るは頭か足ぐらいであるけれど子供じゃあるまいし圭を囲むように寝転がるのもなんだか気恥ずかしくて波瑠とカレンは悔しそうな顔をしている。
フィーネは猫のように目を細めて気持ちよさそうに圭に擦り寄っているけれど、夜滝は勝ち誇ったような表情で余計に悔しさを感じる。
「んー! えいっ!」
「うごっ!?」
この際なんとでもなれ。
波瑠は圭の上にダイブした。
ずんっと波瑠の重さがお腹にかかって圭の眠気も吹き飛んだ。
「なっ! おい、波瑠!」
「へへーんだ!」
「波瑠ぅ?」
驚くカレンに波瑠はイタズラっぽく舌を出す。
圭も圭で抵抗する気も起きない。
「ん、ぬ……フィーネ、お前ちっちゃくなれよ!」
「イーヤー」
フィーネがいつもの小さい姿になれば場所が空く。
けれどフィーネは圭の腕をキュッと掴んで顔をうずめる。
「ううぅ~! みんなズルい!」
カレンは地団駄を踏む。
出遅れて、勇気も出せなかったカレンも悪いのだ。
「……どうしようか」
「どうした左近?」
「食事の用意ができたので呼びに来たんだけど仲良さそうにしてるから」
部屋の外で右近と左近が少し開いたふすまの隙間から部屋をチラリと覗き込んだ。
「まあ外から声かければいいんじゃないか?」
「右近やってくれよ」
「……しょうがないな。すいません! 食事の準備ができたんですけど!」
「あっ!」
「お、ちょっ!」
「ぐえっ!」
困り顔の左近に変わって右近が部屋の中に声をかける。
慌てたようにドタドタと音がして一度圭のうめき声が聞こえた。
「あはは、ご飯できたんですね。今行くよ」
カレンがふすまを開けて対応する。
部屋の中では未だにフィーネに腕枕をしたままの圭が倒れている。
圭は急いで起きあがろうとした波瑠の肘が思い切り腹部に決まってダウンしているのであった。
ーーーーー
「不思議と心地いいな」
ゲート攻略の疲れもあって早めに休んだので早めに目が覚めた。
少し外の空気を吸おうとお屋敷の中庭に圭は出ていた。
うっすらと霧がかっているけれどそのおかげで空気がひんやりとした感じがあって寝起きの頭に心地いい感じである。
「お早いですね」
「あ、おはようございます。昨日はおもてなしありがとうございます」
頭を覚ますように冷たい空気を肺に取り込んでいると剣心が圭に声をかけてきた。
和服に身を包んだ剣心は穏やかな笑みを浮かべて圭の隣に立った。
たまたま目の前には柳の木があったので二人で眺める形になる。
「客人をもてなすのは当然のことだ。満足していただけたようでこちらとしても嬉しいよ。料理は私が作ったんだ」
「そうだったんですか」
昨日出された料理を思い出す。
こちらもまた旅館かと思うほどのクオリティのものであった。
それを剣心が作ったということに圭は驚く。
「……あの煮物どうやって作ったんですか?」
圭も料理をする方なのでちょっと気になった。
「ほう? あれにはコツがあってな」
剣心は圭の質問に意外そうな顔をしながらも秘訣を教えてくれた。
帰ったらやってみようかなと思った。
「今日の朝食も私が作るから楽しみにしておいてくれ」
「楽しみにしてます」
「朝を食べたら早速本題ということにしよう」
「分かりました」
「それでは朝食を作りに行くかね」
オープナーという特殊な能力を持つ人だから偉そうな相手であることも覚悟していた。
そんな予想を裏切るように剣心は穏やかでとても付き合いやすい感じがある。
「……朝食も期待できそうだ」
ーーーーー
朝食を食べて改めて広めの和室に圭たちは集まった。
部屋には剣心を始めとして右近と左近もいて、後ろにはいくつかの装備が並べられている。
「うむ……少し待っとくれ」
「大丈夫ですよ」
剣心が困ったような表情を浮かべている。
みんな揃ってると思いきや剣心側の方で呼んでいる人がいた。
ただまだ来ていないのだ。
「予定は伝えているから来るはずなのだが……」
「遅れてすいません!」
仕切り直した方がいいかもしれない。
そんな風に剣心が考えているとふすまが開いて二人の男女が入ってきた。
隣の部屋にいたカレンたちが部屋に入ってきた。
カレンが寝転がっている圭を見て不思議に首を傾げる。
「畳の部屋なんて久しぶりだからな。疲れてるし、寝転がってみると気持ちいいんだ」
「ピピッ!」
「あっ、フィーネ!」
フィーネが飛び込むようにして圭の隣に寝転がる。
グッと圭の腕を動かして無理やり腕枕にする。
ちなみにフィーネはゲートから出てくる時も人型のままだった。
剣心たちには存在を見られているしいないのも逆に不自然になるのでしょうがなかった。
他の人はゲートをクリアした忙しさで一人増えてるフィーネのことも気づいていなかった。
気づいていたのかもしれないけれどいきなりメイド服の美少女が増えていても触れられなかった可能性もある。
「ほっ!」
「ああ! 夜滝ズルい!」
「ふふん!」
こういう時の夜滝の行動は早い。
フィーネの反対側を素早く確保してフィーネと同じく腕を確保して満足げに笑った。
圭はされるがままに両手に花状態であるが畳の気持ちよさと疲労でちょっとぼんやりとし始めていた。
人に挟まれると温かくて余計に眠くなる。
「むむむ……」
「うー、ずりいなぁ」
残るは頭か足ぐらいであるけれど子供じゃあるまいし圭を囲むように寝転がるのもなんだか気恥ずかしくて波瑠とカレンは悔しそうな顔をしている。
フィーネは猫のように目を細めて気持ちよさそうに圭に擦り寄っているけれど、夜滝は勝ち誇ったような表情で余計に悔しさを感じる。
「んー! えいっ!」
「うごっ!?」
この際なんとでもなれ。
波瑠は圭の上にダイブした。
ずんっと波瑠の重さがお腹にかかって圭の眠気も吹き飛んだ。
「なっ! おい、波瑠!」
「へへーんだ!」
「波瑠ぅ?」
驚くカレンに波瑠はイタズラっぽく舌を出す。
圭も圭で抵抗する気も起きない。
「ん、ぬ……フィーネ、お前ちっちゃくなれよ!」
「イーヤー」
フィーネがいつもの小さい姿になれば場所が空く。
けれどフィーネは圭の腕をキュッと掴んで顔をうずめる。
「ううぅ~! みんなズルい!」
カレンは地団駄を踏む。
出遅れて、勇気も出せなかったカレンも悪いのだ。
「……どうしようか」
「どうした左近?」
「食事の用意ができたので呼びに来たんだけど仲良さそうにしてるから」
部屋の外で右近と左近が少し開いたふすまの隙間から部屋をチラリと覗き込んだ。
「まあ外から声かければいいんじゃないか?」
「右近やってくれよ」
「……しょうがないな。すいません! 食事の準備ができたんですけど!」
「あっ!」
「お、ちょっ!」
「ぐえっ!」
困り顔の左近に変わって右近が部屋の中に声をかける。
慌てたようにドタドタと音がして一度圭のうめき声が聞こえた。
「あはは、ご飯できたんですね。今行くよ」
カレンがふすまを開けて対応する。
部屋の中では未だにフィーネに腕枕をしたままの圭が倒れている。
圭は急いで起きあがろうとした波瑠の肘が思い切り腹部に決まってダウンしているのであった。
ーーーーー
「不思議と心地いいな」
ゲート攻略の疲れもあって早めに休んだので早めに目が覚めた。
少し外の空気を吸おうとお屋敷の中庭に圭は出ていた。
うっすらと霧がかっているけれどそのおかげで空気がひんやりとした感じがあって寝起きの頭に心地いい感じである。
「お早いですね」
「あ、おはようございます。昨日はおもてなしありがとうございます」
頭を覚ますように冷たい空気を肺に取り込んでいると剣心が圭に声をかけてきた。
和服に身を包んだ剣心は穏やかな笑みを浮かべて圭の隣に立った。
たまたま目の前には柳の木があったので二人で眺める形になる。
「客人をもてなすのは当然のことだ。満足していただけたようでこちらとしても嬉しいよ。料理は私が作ったんだ」
「そうだったんですか」
昨日出された料理を思い出す。
こちらもまた旅館かと思うほどのクオリティのものであった。
それを剣心が作ったということに圭は驚く。
「……あの煮物どうやって作ったんですか?」
圭も料理をする方なのでちょっと気になった。
「ほう? あれにはコツがあってな」
剣心は圭の質問に意外そうな顔をしながらも秘訣を教えてくれた。
帰ったらやってみようかなと思った。
「今日の朝食も私が作るから楽しみにしておいてくれ」
「楽しみにしてます」
「朝を食べたら早速本題ということにしよう」
「分かりました」
「それでは朝食を作りに行くかね」
オープナーという特殊な能力を持つ人だから偉そうな相手であることも覚悟していた。
そんな予想を裏切るように剣心は穏やかでとても付き合いやすい感じがある。
「……朝食も期待できそうだ」
ーーーーー
朝食を食べて改めて広めの和室に圭たちは集まった。
部屋には剣心を始めとして右近と左近もいて、後ろにはいくつかの装備が並べられている。
「うむ……少し待っとくれ」
「大丈夫ですよ」
剣心が困ったような表情を浮かべている。
みんな揃ってると思いきや剣心側の方で呼んでいる人がいた。
ただまだ来ていないのだ。
「予定は伝えているから来るはずなのだが……」
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仕切り直した方がいいかもしれない。
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