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第九章
圭の能力2
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「ほん~~とに村雨さん秘密が多いですね!」
伊丹はじっとりとした目で圭のことを見る。
最初に出会った時にはただ少し事件に巻き込まれた覚醒者であった。
それなのにいつの間にか伊丹は圭担当みたいになって、色々協力してもらったり伊丹の友人であるかなみとも圭は関係を築いていた。
同じ職場の人を除けば仕事に関係する人で関わりが深いのは圭ぐらいなものである。
「色々とあるんですよ……」
「まあ理解はします」
覚醒者が強くなれる。
しかも圭を見ればG級からB級まで上がってきてまだ強くなりそうな雰囲気もある。
このことだけでも世界的にかなり大きなニュースになる可能性がある。
さらに圭はそうした人を見抜く鑑定スキルがあり、同じように強くなれる人を見抜いて周りに置いていた。
伊丹自身の立場を差し引いて一般的な常識で考えれば隠そうするのも理解はできる話であった。
「かなみには?」
「かなみさんにはある程度は……」
「ふぅーーーーん、かなみには話してるんだ」
かなみは世界が危機を迎えていることを知っている協力者である。
一から十まで説明はしていないがそれなりに事情は知っている。
「まあかなみが知ってるならいいです。上に話をしておきますので覚醒者等級検査お願いしますね」
「……わかりました」
なんだかちょっと怒ってる。
そんな雰囲気もあるけれど下手につつくと藪蛇になりかねないので圭は何も言わないことにした。
ーーーーー
「平塚夜滝さん、B級」
『平塚夜滝
レベル66
総合ランクD(C)
筋力D(一般)
体力E(一般)
速度D(一般)
魔力C(B)(神話)
幸運D(英雄)
スキル:思考加速
才能:魔道的並列思考、優れた魔力』
「八重樫カレン、B級」
『八重樫カレン
レベル63
総合ランクD(C)
筋力C(C+)(伝説)
体力C(B)(神話)
速度D(一般)
魔力C(英雄)
幸運E(一般)
スキル:大地の力
才能:不屈の再生力を持つ肉体』
「弥生波瑠さん、B級」
『弥生波瑠
レベル61
総合ランクD(C)
筋力D(英雄)
体力E(一般)
速度C(B)(神話)
魔力D(英雄)
幸運E(英雄)
スキル:風の導き、猛き黒翼
才能:有翼のサンダル』
「バーンスタイン薫さん、C級……ですがB級にも近いですね」
『バーンスタイン薫
レベル53
総合ランクD
筋力C(伝説)
体力E(無才)
速度E(無才)
魔力C(B)(神話)
幸運E(英雄)
スキル:慈愛の女神の祝福
才能:ユーシャナの再臨、ククルテスカトルナの加護』
「…………ほとんど全員B級と言っていいじゃないですか!」
後日圭はみんなを連れて覚醒者協会に覚醒者等級検査を受けにきた。
みんなそれぞれ優秀なスキルや才能を持っているので実はB級相当の力に達していた。
カレンなんかは装備によるプラス効果も大きいのだけど素の能力値だけでもB級に到達しているようだった。
これまで見てきた人に比べて能力値が低いようにも思えたけれどスキルや才能も覚醒者の等級には影響しているのかもしれない。
スキルや才能が持っている力を発揮すれば多少の能力値の差など関係ないだろう。
「ひとまず登録を更新して上書きしておきます。本来ならB級覚醒者の登場は大々的に公表したいのですがデータの更新上書きならば気付く人はいないでしょう」
伊丹によると今回のことは覚醒者協会の協会長にまで話がいったらしい。
最終的には協会長が責任者で伊丹がそのまま担当となって圭たちについて情報を取りまとめることとなった。
本来なら協会長もご挨拶と行きたかったらしいけれど検査の日に海外に行く予定があったらしく会うことはできなかった。
「最初のデータ、及び等級が上がったときのデータと比較してもしっかりと数値が向上している。これは確かに強くなっていると言ってもいいな」
「そちらの方は?」
検査が終わって会議室に集められた。
部屋には圭たちと伊丹、そして無精髭を生やした白衣を着た中年男性がいた。
「こちらは霜坂翡翠(シモサカヒスイ)博士です。覚醒者の研究を行っていて覚醒者協会での検査なども担当してくださる顧問をなさっています。今回村雨さんたちの検査をするに当たって他の方に知られないようご協力いただきました」
「覚醒者は強くなれる……このことは非常に大きな発見だ。私も研究者として興味がある。もちろん機密保持契約は結んでいるから今回のことを口外するつもりはない」
「強くなれるという内容はともかくひとまず皆さんの覚醒者等級が最初と比べものにならないことは判明しました。B級とまでなると貴重な人材となりますので今後の対応につきましては細かく協議していきたいと思います」
「ちなみにA級にもなれるのか?」
「可能性はあります」
「ひとまず今のところは村雨さんたちのことは公にしない方向でいます。つきましては多少の検査などご協力をお願いします」
「わかりました。とりあえずこれからよろしくお願いしますね」
「……まあこれからのA級に期待します」
ーーー第九章完結ーーー
伊丹はじっとりとした目で圭のことを見る。
最初に出会った時にはただ少し事件に巻き込まれた覚醒者であった。
それなのにいつの間にか伊丹は圭担当みたいになって、色々協力してもらったり伊丹の友人であるかなみとも圭は関係を築いていた。
同じ職場の人を除けば仕事に関係する人で関わりが深いのは圭ぐらいなものである。
「色々とあるんですよ……」
「まあ理解はします」
覚醒者が強くなれる。
しかも圭を見ればG級からB級まで上がってきてまだ強くなりそうな雰囲気もある。
このことだけでも世界的にかなり大きなニュースになる可能性がある。
さらに圭はそうした人を見抜く鑑定スキルがあり、同じように強くなれる人を見抜いて周りに置いていた。
伊丹自身の立場を差し引いて一般的な常識で考えれば隠そうするのも理解はできる話であった。
「かなみには?」
「かなみさんにはある程度は……」
「ふぅーーーーん、かなみには話してるんだ」
かなみは世界が危機を迎えていることを知っている協力者である。
一から十まで説明はしていないがそれなりに事情は知っている。
「まあかなみが知ってるならいいです。上に話をしておきますので覚醒者等級検査お願いしますね」
「……わかりました」
なんだかちょっと怒ってる。
そんな雰囲気もあるけれど下手につつくと藪蛇になりかねないので圭は何も言わないことにした。
ーーーーー
「平塚夜滝さん、B級」
『平塚夜滝
レベル66
総合ランクD(C)
筋力D(一般)
体力E(一般)
速度D(一般)
魔力C(B)(神話)
幸運D(英雄)
スキル:思考加速
才能:魔道的並列思考、優れた魔力』
「八重樫カレン、B級」
『八重樫カレン
レベル63
総合ランクD(C)
筋力C(C+)(伝説)
体力C(B)(神話)
速度D(一般)
魔力C(英雄)
幸運E(一般)
スキル:大地の力
才能:不屈の再生力を持つ肉体』
「弥生波瑠さん、B級」
『弥生波瑠
レベル61
総合ランクD(C)
筋力D(英雄)
体力E(一般)
速度C(B)(神話)
魔力D(英雄)
幸運E(英雄)
スキル:風の導き、猛き黒翼
才能:有翼のサンダル』
「バーンスタイン薫さん、C級……ですがB級にも近いですね」
『バーンスタイン薫
レベル53
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筋力C(伝説)
体力E(無才)
速度E(無才)
魔力C(B)(神話)
幸運E(英雄)
スキル:慈愛の女神の祝福
才能:ユーシャナの再臨、ククルテスカトルナの加護』
「…………ほとんど全員B級と言っていいじゃないですか!」
後日圭はみんなを連れて覚醒者協会に覚醒者等級検査を受けにきた。
みんなそれぞれ優秀なスキルや才能を持っているので実はB級相当の力に達していた。
カレンなんかは装備によるプラス効果も大きいのだけど素の能力値だけでもB級に到達しているようだった。
これまで見てきた人に比べて能力値が低いようにも思えたけれどスキルや才能も覚醒者の等級には影響しているのかもしれない。
スキルや才能が持っている力を発揮すれば多少の能力値の差など関係ないだろう。
「ひとまず登録を更新して上書きしておきます。本来ならB級覚醒者の登場は大々的に公表したいのですがデータの更新上書きならば気付く人はいないでしょう」
伊丹によると今回のことは覚醒者協会の協会長にまで話がいったらしい。
最終的には協会長が責任者で伊丹がそのまま担当となって圭たちについて情報を取りまとめることとなった。
本来なら協会長もご挨拶と行きたかったらしいけれど検査の日に海外に行く予定があったらしく会うことはできなかった。
「最初のデータ、及び等級が上がったときのデータと比較してもしっかりと数値が向上している。これは確かに強くなっていると言ってもいいな」
「そちらの方は?」
検査が終わって会議室に集められた。
部屋には圭たちと伊丹、そして無精髭を生やした白衣を着た中年男性がいた。
「こちらは霜坂翡翠(シモサカヒスイ)博士です。覚醒者の研究を行っていて覚醒者協会での検査なども担当してくださる顧問をなさっています。今回村雨さんたちの検査をするに当たって他の方に知られないようご協力いただきました」
「覚醒者は強くなれる……このことは非常に大きな発見だ。私も研究者として興味がある。もちろん機密保持契約は結んでいるから今回のことを口外するつもりはない」
「強くなれるという内容はともかくひとまず皆さんの覚醒者等級が最初と比べものにならないことは判明しました。B級とまでなると貴重な人材となりますので今後の対応につきましては細かく協議していきたいと思います」
「ちなみにA級にもなれるのか?」
「可能性はあります」
「ひとまず今のところは村雨さんたちのことは公にしない方向でいます。つきましては多少の検査などご協力をお願いします」
「わかりました。とりあえずこれからよろしくお願いしますね」
「……まあこれからのA級に期待します」
ーーー第九章完結ーーー
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