君に僕を捧げたい。~僕は配信者~

Kay(けい)

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すべての始まり

無通知雑談①

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いつもより30分程遅れて配信ボタンを押す。

30分遅れたのに配信が始まった瞬間から閲覧がぐんぐん増えていく。
「遅れてごめん!!閲覧6名、7、8、10名様いらっしゃい。」
いつものように定期とセトリは居ないがさっきの枠でコメしてたリスナーが沢山いる。
「みんな、さっきの枠楽しめた?この枠は雑談枠だからコメント読んでくね~」
楽しかった。かっこよかった。のコメが流れる中無いのかと思ったコメがチラチラしだした。
「無いと思った?ごめんごめん。学校だったから聞けなかった?あちゃ~よかったら録画公開しとくから聞いてな~。あ、セトリ届いた!!ちょっとミュート!!」
セトリがいつもの所に届いたのを確認して公開の設定をする。
ミュートにしてもBGMだけは流れる。閲覧も減らない。
「コメありがと~。名前呼んで~?ん~いいよ。○○いらっしゃい。」
コメを読んだり名前を呼んだりしているうちに20分たっていた。
「あ、そうだ。みんなに相談があったんだった。いいかな?」
なに~?でコメ欄が埋まっていく。どうしたの?ってコメも流れ僕はいい気分だ。
「相談というか、提案?質問なんだけどさ、明日と明後日の定期配信を通知100超え記念凸待ちにしようかと思ってて…みんなコミュってアプリ入れてる?」
入れてる~ってコメが多い中入れてないコメも一定数居た。
「入れてないけど今から入れる?ありがと~。明日は配信中にこのアプリに凸してもらおうかと思ってるんだよね~。」
「あ、明日のアプリ凸待ち恥ずかしい子は匿名も有りだから良かったら凸してな~。
明後日は配信機能のコラボにして凸待ちしようと思ってるから匿名にはならないからね~。凸待ち初めてだからグダったらゴメンな。」
凸待ちの内容なに?コメが多い…何も考えてなかった…やべ。
「凸待ちの内容か~?なんでもいいよ。俺に告白とかセリフ無茶ブリとかでも~www」
「凸待ちの配信は合言葉有り公開で俺しか見れないようにするから大丈夫だよ。」
「あー、重要なこと忘れてた。凸してもらうIDは明日いつもの場所に公開しとくな~」
無通知枠内でしか使わないBGMを流して、ため息をついた。
今日は無通知枠あとどれくらいしようかな…パッとスマホを見ると通知が来ていた。
[さっきは、荒れてごめんなさい。連絡来ると思ってなかったです。もう大丈夫です]
うっわ、よそよそしいなこいつ。返信は枠終わったあとでいいか。
「ただいま~。コメ溜まってんな~、お?来週からテスト期間の奴多くね?」
「テスト期間か~俺再来週からだ…忘れてたwww配信少なくなるかも?www」
「俺赤点王子だからそろそろ勉強しねえとやべえwww君たちも頑張れよ~」
勉強教えてあげようか?コメが多い…こいつら僕の赤点王子本気にしてるのかよ。
「そろそろ、一曲歌って終わりにしようかなと思うんだけどなにがいい?」
チラッと配信時間を見てもうすぐ1時間になりそうで発言した。
「ん~、アイネ○ライネにさよなら○ッドナイトえ?jewel?あ、シャ○ルか~いいね」
とりあえずテロップを[ラストに歌います]に変えた。
「今日ラストだし出た4曲歌うわ。最初はjewelな。弾幕よろしく!!」
僕はニコカラを流したが配信設定を忘れて歌い始めた。
ミスに気がついたのは半分以上気持ちよく歌ってチラッと見た弾幕の間に
画像が変わってないよコメが流れてるのに気がついた時で歌いきるしかなかった。
「ごめんなさいっ!!みんな8コメと指摘コメありがとな設定ミスってた~。」
みんなが大丈夫だよとコメをしてくれるが僕は落ち込んでしまった。
「ごめん、みんな歌これで終わりでいい?喉疲れたみたい…」
お茶飲んで、飴舐めて~、休憩して~のコメが流れるが終わってもいいとコメは流れない。
「ん~じゃ、ちょっと水分取ってくるから待っててくれる?」
待ってるコメが流れるのを確認してミュートになったのを確認してBGMを流す。
「はぁ…ダル…僕が終わりたい言ってんのに…はぁ…」
水分補給をしながらコメを遡って目を通していく。
無通知用の定期係り作るか?いつもの定期係りは無通知には来ないことが多い。
正直今まで完全無通知だったが、無通知用の定期係作ったらそいつには通知を出さないと定期係りの意味がなくなる。
自慢とかしなくて信用できそうな子は今の所リスナーに居ない。
今の定期係りとセトリ係りも正直に言うと信用には欠ける。
そういうことで通知枠だけしかしてもらって居ない。バレたらキレられそうだな。
ここまで考えたところで流していたBGMが終わりそうになる。
「遅くなった~喉疲れてるのに冷蔵庫に炭酸しかなくてさ~何飲んだと思う?
しゃーないからお湯沸かして白湯飲んできた~www」
ま、嘘も方便ってな。遅れた理由なんてなんでもいいだろ。
「そーそ、ティ○ァール○ィファールwwwあれお湯沸くの早いよな~
おいおい、ヤカンで沸かしてたらまだ帰って来れてねぇよwww」
嘘なのに本気にしたリスナーを適当にあしらいながら歌う準備を始める。
「喉の調子も戻ってきたから、残り3曲歌おうか!!」
今度はニコカラ立ち上げて配信の設定もした。
「シャ○ル行こうか。テスト流してみるな。大丈夫だったらノコメよろしく。」
曲をテストで流すとノコメが流れ出す。
「ノコメありがと。じゃ、弾幕よろしくな~」
ただ落ち込んでただけで喉が疲れてなかったから普通に気持ちよく歌えた。
間奏の間に弾幕を覗き見る、お~流れてる流れてる。
二番も気持ちよく歌いきって、ラストもうまくいった。
「シャ○ルでした!!弾幕8コメありがと~。次はさよなら○ッドナイト」
歌いながら弾幕をチラチラ確認。流れてる流れてる!!!
ラストまで歌いきると安定の8コメが流れ次の曲振りがされた。
「8コメありがと~。次が今日のラスト!!アイネ○ライネ」
弾幕と泣き顔文字が流れて行くのを横目に曖昧な歌詞を確認する。
やっぱりいつもの場所で歌詞を間違えてた。心でため息をつく。
「呼んでいいかな…。アイネ○ライネでした。泣き顔8コメありがと~。」
ひと呼吸置いた後、音を小さめにして無通知用のエンディング曲を流す。
「みんなコメありがとう。今日はこれで終わるけど明日からの凸待ち待ってるな~」
「無通知なのにみんな最後まで居てくれてありがと。おつ!!バイ!!」
配信終了ボタンをタイミングよく押して配信を終了する。
流していたBGMを停止しスマホを手に取り配信中に来ていたメールに返事をする。
[無通知の配信してて連絡遅れた。もう大丈夫って本気か?]
[まぁ言いたくないなら別に無理には聞かないけど…]っと。
当たり障りなく返信をして、無通知枠の録画を合言葉公開に設定しPCの電源を切った。
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