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83 ソウガイの采配
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ソウガイは感情のこもらない平坦な声でそう告げた。そしてそのままゆっくりとハルタカの方を向いた。
つられてアーセルもハルタカの方に目をやった。」ハルタカは相変わらず意識のないマヒロを抱きしめているが、その顔は苦痛に歪み身に起こっている何かの刺激に対しぐっと耐えているようにも見えた。
「龍人ハルタカ」
ソウガイはそう言ってひょい、と指先をハルタカに向け自分の方へくっと振った。ハルタカの腕から何の苦もなしにふいっとマヒロが奪われ、そのままソウガイの横に浮かんだ。
ハルタカは苦痛と憤怒で恐ろしい顔つきになっている。
ソウガイは少しマヒロの身体に手をかざし、その後「ふむ」と言ってからまたハルタカの方を向いた。
「龍人の本分を忘れたか」
「‥くはっ‥!」
ソウガイに息でも止められていたのか、苦しそうにハルタカが息を吐いた。そしてソウガイを睨みつけた。
「忘れてはいません、最長老ソウガイ!‥番いを害されたのです!それも‥酷いやり方で!だから私は怒った!」
「お前は、ヒトではない、ハルタカ」
ソウガイの言葉は、ただただ平坦で全くハルタカを責めているようではない。だがその言葉には無視できぬほどの鋭い強さがあった。そして、その言葉を受けているハルタカは身体の自由をソウガイに奪われているのか、じっとソウガイを睨むだけでマヒロを奪い返そうともしない。いや、できないのか。
アーセルは伝説としてしか聞いたことのなかったものが目の前にいることに身体の震えを感じていた。何千年もの永い永い時を生きているという、龍人の最長老。この世界の神とも言っていい存在だ。
ソウガイの瞳には何の感情も映らない。凪いでいる海のように静かな光しかない。その表情を変えぬまま、重ねてソウガイはハルタカに言った。
「お前はまだ未熟だ。‥確かにこの者はお前の番いかもしれぬ。が、それがこのようにヒトの世に影響を与えていい理由にはならぬ。‥‥ハルタカ。お前は百年ほど眠るがいい。眠りの中で龍人としての役割と使命を思い出せ」
ソウガイはそう言うとまたすっとハルタカに指を向けた。するとハルタカは雷に打たれたかのようにびくん!と身体を震わせ、次の瞬間にはくたりと脱力して目を閉じていた。その身体を指先の動きだけで宙に浮かべたソウガイはひとりごちた。
「ふむ‥近くに住処があるか。そこで眠らせよう」
ソウガイが指先を軽く、くるりと回す。するとハルタカの姿はふっと消えてしまった。
今度はソウガイがまたアーセルの方に向いた。そして、ふと倒れているルウェンの方に視線をやった。
「おや、このヒトも被害を受けたか?‥ああ、毒を盛られたのか。まあついでだ、抜いてやろう」
そう言ってまた指をルウェンの方に向けて振った。すると苦しそうに呻いていたルウェンから呻き声が聞こえなくなった。
「領主、迷惑をかけたな。ハルタカはまだ龍人として生きた時間が三百年余りととても短い。未熟で申し訳なかった」
「あ、いえ‥」
アーセルは何といっていいかわからず、曖昧な返事しかできなかった。ソウガイは宙に浮いているマヒロをすいっと指先で動かしてアーセルの目の前に移動させた。
「この者はそなたに預けてよいか」
「はい」
アーセルが頷くとマヒロがふわりとアーセルの前に来たのでそのまま抱きとめた。ぐん、と重くなるのを抱きかかえる。
「後は、屋敷の修復か」
ソウガイはそう呟くと、すーっと浮かび上がった。屋根があったところより高く浮かび上がり、辺りを見回している。それからまたアーセルの近くまで戻ってくると、両腕を肩の高さくらいまで上げた。両手の先にじわじわと金色の光が集まる。アーセルは言葉もなくその様子を見ていた。
金色の光が、ソウガイの腕を隠すほどに集まった。ソウガイがその両腕をふっと上に向ける。
再び屋敷全体が真っ白な光に覆われた。光は二十秒ほども続いて消えた。
「こんなものかな」
ソウガイのつぶやきを聞いてアーセルは目を開けた。
半壊していた屋敷は、すっかり元の通りに修復されていた。ただ、家具や細かいものなどは変わらず散乱してはいたが。
驚きのあまり言葉もなく立ち尽くしていると、ソウガイが言った。
「とりあえず建物だけは修復しておいた。原因はあのヒトにもあるようだから、あとはヒト同士で解決するがいい」
ソウガイは倒れているティルンを指さしてアーセルにそう言った。アーセルはただ頷いた。
「ではな」
ソウガイはそう言うと、アーセルの前からふっと姿を消した。
その後、屋敷の異変に気付いて戻ってきた使用人や騎士たちと後の始末に奔走した。ティルンは命には別状なかったが、顔と左腕、左足が折れた大怪我の状態だったので医師が呼ばれた。ルウェンももともと傷めていた腕の怪我がまたひどくなっていたが、パルーリアの影響はなくなっていたようだった。
マヒロもパルーリアの影響は残っておらず、ただ体力を随分使ったようで意識が戻るまで時間がかかった。マヒロは宴会の夜から丸々三日昏々と眠り続けていた。
ティルンは大怪我ではあったがすぐに意識を取り戻し、けがの手当てを受けた後アーセルの尋問に素直に答えた。
アーセルの気持ちをマヒロから離したかったこと。
ルウェンの部屋にパルーリアが置いてあるのを知ったこと。
アツレンの街で強い媚薬を買ったこと。
それらを混ぜたものを二人に飲ませ、ルウェンの部屋に閉じ込めたこと。
ティルンは、ハルタカから受けた仕打ちの恐ろしさが忘れられないのか、ところどころ震えて涙を零しながら答えていた。
「‥でも、僕、アーセル様が好きで、どうしても、アーセル様が欲しくて」
そう言いながら泣いているティルンを見て、アーセルは心がすうっと冷たくなるのを感じた。
ティルンは、マヒロやルウェンに対して謝罪の言葉を一切口にしていない。自分が「誰かに酷いことをした」という認識がないのだ。突然現れた龍人に酷いことをされた、という意識しかない。
しかも事ここに至って、まだアーセルへの執着を捨てていない。
アーセルは深いため息とともにティルンへの尋問を終えた。
ある程度怪我が癒えた頃、事の次第を細かく記した文書とともに機工車を手配し、ティルンを王都カルロへ送り返した。
無論その間、ルウェンやマヒロには絶対に会わせなかった。
マヒロが目を覚ました時、アーセルは何といって説明をするのがいいか、かなり悩んだ。
ソウガイの言ったことをそのまま信じるならば、おそらくハルタカは高山の上にある龍人の住処で百年の眠りについている。つまり、今後百年はハルタカには会えないということなのだ。
また、ティルンがマヒロに対してやったことも、なかなか簡単に伝えられるようなことではない。どんなに衝撃を受けるだろうかと思えば、アーセルの気は重くなる。
そんなアーセルを見て、ルウェンが助け舟を出した。ルウェンは怪我自体は重くなっていたが、歩き回れないほどではなかったし、パルーリアの影響はソウガイのお陰ですっかり無くなっていた。
「アーセル、おれから説明するよ。パルーリアを持っていたのは俺だし、俺にも責任がある」
「‥そう言えばなんでお前、パルーリアなんか持ってたんだ。どこかで押収でもしたのか?」
そう尋ねてくるアーセルに、ルウェンは少し表情を曇らせた。
「ごめん、マヒロ様に説明してからアーセルにも話す。‥‥ちゃんと話すから」
「?わかった。俺も一緒にいた方がいいか?」
ルウェンは力のない顔で薄く笑って首を横に振った。
「いや、まずは俺が二人で話すよ。‥いいかな?」
今まであまり見たことのない友の表情にアーセルは不安を感じたが、友を信頼して任せようと考えた。
「わかった。頼む。何かあったらすぐに俺を呼んでくれ」
「‥ありがとう」
つられてアーセルもハルタカの方に目をやった。」ハルタカは相変わらず意識のないマヒロを抱きしめているが、その顔は苦痛に歪み身に起こっている何かの刺激に対しぐっと耐えているようにも見えた。
「龍人ハルタカ」
ソウガイはそう言ってひょい、と指先をハルタカに向け自分の方へくっと振った。ハルタカの腕から何の苦もなしにふいっとマヒロが奪われ、そのままソウガイの横に浮かんだ。
ハルタカは苦痛と憤怒で恐ろしい顔つきになっている。
ソウガイは少しマヒロの身体に手をかざし、その後「ふむ」と言ってからまたハルタカの方を向いた。
「龍人の本分を忘れたか」
「‥くはっ‥!」
ソウガイに息でも止められていたのか、苦しそうにハルタカが息を吐いた。そしてソウガイを睨みつけた。
「忘れてはいません、最長老ソウガイ!‥番いを害されたのです!それも‥酷いやり方で!だから私は怒った!」
「お前は、ヒトではない、ハルタカ」
ソウガイの言葉は、ただただ平坦で全くハルタカを責めているようではない。だがその言葉には無視できぬほどの鋭い強さがあった。そして、その言葉を受けているハルタカは身体の自由をソウガイに奪われているのか、じっとソウガイを睨むだけでマヒロを奪い返そうともしない。いや、できないのか。
アーセルは伝説としてしか聞いたことのなかったものが目の前にいることに身体の震えを感じていた。何千年もの永い永い時を生きているという、龍人の最長老。この世界の神とも言っていい存在だ。
ソウガイの瞳には何の感情も映らない。凪いでいる海のように静かな光しかない。その表情を変えぬまま、重ねてソウガイはハルタカに言った。
「お前はまだ未熟だ。‥確かにこの者はお前の番いかもしれぬ。が、それがこのようにヒトの世に影響を与えていい理由にはならぬ。‥‥ハルタカ。お前は百年ほど眠るがいい。眠りの中で龍人としての役割と使命を思い出せ」
ソウガイはそう言うとまたすっとハルタカに指を向けた。するとハルタカは雷に打たれたかのようにびくん!と身体を震わせ、次の瞬間にはくたりと脱力して目を閉じていた。その身体を指先の動きだけで宙に浮かべたソウガイはひとりごちた。
「ふむ‥近くに住処があるか。そこで眠らせよう」
ソウガイが指先を軽く、くるりと回す。するとハルタカの姿はふっと消えてしまった。
今度はソウガイがまたアーセルの方に向いた。そして、ふと倒れているルウェンの方に視線をやった。
「おや、このヒトも被害を受けたか?‥ああ、毒を盛られたのか。まあついでだ、抜いてやろう」
そう言ってまた指をルウェンの方に向けて振った。すると苦しそうに呻いていたルウェンから呻き声が聞こえなくなった。
「領主、迷惑をかけたな。ハルタカはまだ龍人として生きた時間が三百年余りととても短い。未熟で申し訳なかった」
「あ、いえ‥」
アーセルは何といっていいかわからず、曖昧な返事しかできなかった。ソウガイは宙に浮いているマヒロをすいっと指先で動かしてアーセルの目の前に移動させた。
「この者はそなたに預けてよいか」
「はい」
アーセルが頷くとマヒロがふわりとアーセルの前に来たのでそのまま抱きとめた。ぐん、と重くなるのを抱きかかえる。
「後は、屋敷の修復か」
ソウガイはそう呟くと、すーっと浮かび上がった。屋根があったところより高く浮かび上がり、辺りを見回している。それからまたアーセルの近くまで戻ってくると、両腕を肩の高さくらいまで上げた。両手の先にじわじわと金色の光が集まる。アーセルは言葉もなくその様子を見ていた。
金色の光が、ソウガイの腕を隠すほどに集まった。ソウガイがその両腕をふっと上に向ける。
再び屋敷全体が真っ白な光に覆われた。光は二十秒ほども続いて消えた。
「こんなものかな」
ソウガイのつぶやきを聞いてアーセルは目を開けた。
半壊していた屋敷は、すっかり元の通りに修復されていた。ただ、家具や細かいものなどは変わらず散乱してはいたが。
驚きのあまり言葉もなく立ち尽くしていると、ソウガイが言った。
「とりあえず建物だけは修復しておいた。原因はあのヒトにもあるようだから、あとはヒト同士で解決するがいい」
ソウガイは倒れているティルンを指さしてアーセルにそう言った。アーセルはただ頷いた。
「ではな」
ソウガイはそう言うと、アーセルの前からふっと姿を消した。
その後、屋敷の異変に気付いて戻ってきた使用人や騎士たちと後の始末に奔走した。ティルンは命には別状なかったが、顔と左腕、左足が折れた大怪我の状態だったので医師が呼ばれた。ルウェンももともと傷めていた腕の怪我がまたひどくなっていたが、パルーリアの影響はなくなっていたようだった。
マヒロもパルーリアの影響は残っておらず、ただ体力を随分使ったようで意識が戻るまで時間がかかった。マヒロは宴会の夜から丸々三日昏々と眠り続けていた。
ティルンは大怪我ではあったがすぐに意識を取り戻し、けがの手当てを受けた後アーセルの尋問に素直に答えた。
アーセルの気持ちをマヒロから離したかったこと。
ルウェンの部屋にパルーリアが置いてあるのを知ったこと。
アツレンの街で強い媚薬を買ったこと。
それらを混ぜたものを二人に飲ませ、ルウェンの部屋に閉じ込めたこと。
ティルンは、ハルタカから受けた仕打ちの恐ろしさが忘れられないのか、ところどころ震えて涙を零しながら答えていた。
「‥でも、僕、アーセル様が好きで、どうしても、アーセル様が欲しくて」
そう言いながら泣いているティルンを見て、アーセルは心がすうっと冷たくなるのを感じた。
ティルンは、マヒロやルウェンに対して謝罪の言葉を一切口にしていない。自分が「誰かに酷いことをした」という認識がないのだ。突然現れた龍人に酷いことをされた、という意識しかない。
しかも事ここに至って、まだアーセルへの執着を捨てていない。
アーセルは深いため息とともにティルンへの尋問を終えた。
ある程度怪我が癒えた頃、事の次第を細かく記した文書とともに機工車を手配し、ティルンを王都カルロへ送り返した。
無論その間、ルウェンやマヒロには絶対に会わせなかった。
マヒロが目を覚ました時、アーセルは何といって説明をするのがいいか、かなり悩んだ。
ソウガイの言ったことをそのまま信じるならば、おそらくハルタカは高山の上にある龍人の住処で百年の眠りについている。つまり、今後百年はハルタカには会えないということなのだ。
また、ティルンがマヒロに対してやったことも、なかなか簡単に伝えられるようなことではない。どんなに衝撃を受けるだろうかと思えば、アーセルの気は重くなる。
そんなアーセルを見て、ルウェンが助け舟を出した。ルウェンは怪我自体は重くなっていたが、歩き回れないほどではなかったし、パルーリアの影響はソウガイのお陰ですっかり無くなっていた。
「アーセル、おれから説明するよ。パルーリアを持っていたのは俺だし、俺にも責任がある」
「‥そう言えばなんでお前、パルーリアなんか持ってたんだ。どこかで押収でもしたのか?」
そう尋ねてくるアーセルに、ルウェンは少し表情を曇らせた。
「ごめん、マヒロ様に説明してからアーセルにも話す。‥‥ちゃんと話すから」
「?わかった。俺も一緒にいた方がいいか?」
ルウェンは力のない顔で薄く笑って首を横に振った。
「いや、まずは俺が二人で話すよ。‥いいかな?」
今まであまり見たことのない友の表情にアーセルは不安を感じたが、友を信頼して任せようと考えた。
「わかった。頼む。何かあったらすぐに俺を呼んでくれ」
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