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75話 女房たちはうるさいぞ
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翌日、俺たちはごちゃ混ぜ里に帰還し、オオカミ人の里人たちに経緯と現状を伝えた。
昨晩にスケサンが戻ったことで里人たちにもなんとなく事情が伝わっていたようだが、改めて俺の口から説明されショックを受けたようだ。
「ガイは優れた長だった。自らが残り、わずか4人で敵を苦しめた。その働きがあったから里人が逃げきることができ、俺たちは人間どもを討ち取れたんだ」
オオカミ人の里は里長ガイを頂点とし、イヌ人やコヨーテ人の上にオオカミ人がいる社会だった。
指導者的な立場にいたオオカミ人は最後まで里人をかばい続けたのだ。
「里長としてガイの行動は俺の手本だ。これからもオオカミ人の里が困ったときは必ず手を貸すぞ、なんでもいってほしい」
さめざめと泣く里人に声をかけ「飯を食っていけ」と館で食事をふるまった。
悲しいときに腹を減らしてはいけない。
オオカミ人の里はガイの息子を新たな里長とし、皆で支えるそうだ。
里を拓いてから産まれたガイの息子はまだ幼いが、成長するまで他のオオカミ人が交代で代理として村を守るらしい。
「そうか、強くなれよ。名前は?」
俺が名を訊ねると、ガイの息子は「ガイ」と答えた。
親父と同名かと思ったが(まれにある)、そうではなく元々の名前はロブというそうだ。
立派だった親父の名を継ぐと決意を表明したのだろう。
聞くところによると、このロブはオオカミ人の子供たちの中でも大人しく目だつところのない子だったらしい。
それだけに、この一言は衝撃だったらしく里人は皆が驚いていた。
ガイの霊魂がロブに力を貸したのか、幼いながらも父親の戦死に感じるものがあったのか……それは俺には分からない。
だが、彼の覚悟のほどは伝わった。
「うむ、ならば姓にするがよい。ロブ・ガイ、なかなかよいではないか」
不意に、いつの間にか現れたスケサンが口を挟む。
姓とは主に血縁集団共通の名乗りのことだが、使う種族も使わない種族もいる。
オオカミ人は姓を使わない種族であったが、スケサンのこの提案に喜んだ。
これよりオオカミ人のみならず、里人はガイという姓を名乗ることにしたらしい。
「うむ、勇士の体は朽ちても名は残る。よいことではないか」
スケサンの言葉に感謝しつつ、里人はオオカミ人の里に戻っていった。
里は戦闘の痕跡はあるが、建屋に大きな被害はない。
すぐに生活は元通りになるだろう。
「これでオオカミ人の里はまとまるだろう。だが、防衛のためにはスケルトン隊を割いて派遣せねばなるまい」
「そうだな。戦力だけでなく、指揮官としてもガイの穴は大きい。せめて兵力は送りたいが――」
スケサンの提案通りにスケルトン隊を送ってやりたいが、常駐させるには人手が足りないかもしれない。
スケルトン隊はごちゃ混ぜ里でも大切な役割を果たす衛兵なのだ。
「うむ、その辺はなんとかなるだろう。人間どもも何人かはスケルトンになろうし、逆襲をかけるのだ。また死体は増える」
どうやらリザードマンたちに色よい返事がもらえたようだ。
「そうか、なら俺も腹をくくるか。舟戦は初めてだが……まあ、なんかするよ」
「いや、海を甘く見てはいかん。よほどの不測がなければ舟戦はせぬ。あくまでも舟は移動手段だ」
なぜか叱られたが、舟戦がないなら大丈夫だろう。
舟で拠点まで向かい、襲撃し、舟で引き上げる。
これならなんとかなりそうだ。
「明日の朝、オオカミ人の里から出発するぞ。海神の件は私がなんとかしよう」
「そうか、それなら安心だな。助かるよ」
よく分からないが、海が鎮まるのならありがたい。
神の怒りとは恐ろしいもので、他の土地を占領した途端、侵略者が土地神の怒りに触れた話もある。
そのときは湧き水に毒が混じり、陣中に病が蔓延して全滅したらしい。
「拠点を攻めるなら射手を同行させるか? バーンとフィルだな」
「うむ、それなら心強い」
スケサンは「いいな、明日の朝だぞ」と念押しして去って行った。
ずいぶんと気合いが入っているようだ。
今回、人間の奇襲でいちばん怒りに燃えているのはスケサンだ。
俺も腹がたっているのは間違いないが、スケサンが前に進むので俺が一歩引いたかたちになっている。
これはちょっと珍しいかもしれない。
俺からみてもスケサンは里に対し、強い執着心を持っている。
長い長い孤独の果てに見つけた理想郷のように感じているのだろう。
それを傷つけた人間たちへの怒りが煮えたぎっているのだ。
(放っておくと拠点どころか人間の国まで襲いそうな勢いなんだよな)
俺とスケサンはいままでもコンビでいい流れを作ってきたと思う。
今回、スケサンが前に出るなら俺が重石になるのも必要なことだ。
(とりあえず俺はバーンとフィルに声をかけとくか)
2人とも狩りに出ているが、夕方になれば戻ってくるだろう。
その間、ぼーっとするのもなんなので里を見回る。
するとアシュリンがシーラを抱えて井戸端会議をしていた。
今日は彼女の体調もよさそうだ。
里の女房たちと共に実にかしましい。
アシュリンにも昨日の顛末を伝えると、ガイの戦死にショックを受けたようだ。
そして女房たちはロブのことをずいぶん感心していた。
「そんなわけで、これからはオオカミ人の里とは連絡を密にする必要があるだろう」
「わ、わかったぞ。人を行き来させて襲撃に備えよう」
アシュリンはすぐに事態の危険性を理解したようだ。
オオカミ人の里はごちゃ混ぜ里に食料の供給をしてくれる大切な隣里である。
今回のようにたびたび占領されていては大変な事態を招くだろう。
「そこで、俺はスケサンと遠征して人間の侵攻を食い止めるつもりだ」
明日、また遠征に行くことを伝えるとぶーぶーいわれたが、こればかりは仕方ない。
女房衆から「アシュリン様を大切にしろ」だの「子供を産ませて放ったらかしか」だのと叱られた。
里の中を固めるのが女の社会なら、外敵から里を守るのが男の社会だ。
これは里の運営の両輪、どちらが上という話ではない。
彼女らは里の中が円滑にまとまるように俺を注意しているのだ。
俺はさんざんに責められたが(なぜか独身のモリーも混じっていた)、バーンたちが思いの外に早く帰ってきてくれたので助かった。
正直、バーンの顔がこんなに嬉しかったのは初めてだ。
■■■■
男社会と女社会
ごちゃ混ぜ里で自然発生的に生まれたコミュニティ。
男社会はスケサンの軍事訓練を受けているものを中心とし、外敵の撃退、害獣の駆除、大がかりな狩猟などを行うグループ。
女社会はアシュリンを中心とし、炊事、洗濯、織物、子育てをメインに里の経営を担うグループ。
名前こそ『男社会』『女社会』と呼ぶが、実際には男女がハッキリと分かれているわけではない。
男社会にもトラ人妹のような女性がいるし、女社会にはコナンやウシカがいる。
性差ではなく、役割を果たすものに『男が多いから男社会』『女が多いから女社会』と呼ぶだけのようだ。
当然、双方に所属しない者もいるし、双方に所属する者もいる。
ベルクもいっているが、どちらが偉いとかではなく両方とも里の運営に必要なグループである。
昨晩にスケサンが戻ったことで里人たちにもなんとなく事情が伝わっていたようだが、改めて俺の口から説明されショックを受けたようだ。
「ガイは優れた長だった。自らが残り、わずか4人で敵を苦しめた。その働きがあったから里人が逃げきることができ、俺たちは人間どもを討ち取れたんだ」
オオカミ人の里は里長ガイを頂点とし、イヌ人やコヨーテ人の上にオオカミ人がいる社会だった。
指導者的な立場にいたオオカミ人は最後まで里人をかばい続けたのだ。
「里長としてガイの行動は俺の手本だ。これからもオオカミ人の里が困ったときは必ず手を貸すぞ、なんでもいってほしい」
さめざめと泣く里人に声をかけ「飯を食っていけ」と館で食事をふるまった。
悲しいときに腹を減らしてはいけない。
オオカミ人の里はガイの息子を新たな里長とし、皆で支えるそうだ。
里を拓いてから産まれたガイの息子はまだ幼いが、成長するまで他のオオカミ人が交代で代理として村を守るらしい。
「そうか、強くなれよ。名前は?」
俺が名を訊ねると、ガイの息子は「ガイ」と答えた。
親父と同名かと思ったが(まれにある)、そうではなく元々の名前はロブというそうだ。
立派だった親父の名を継ぐと決意を表明したのだろう。
聞くところによると、このロブはオオカミ人の子供たちの中でも大人しく目だつところのない子だったらしい。
それだけに、この一言は衝撃だったらしく里人は皆が驚いていた。
ガイの霊魂がロブに力を貸したのか、幼いながらも父親の戦死に感じるものがあったのか……それは俺には分からない。
だが、彼の覚悟のほどは伝わった。
「うむ、ならば姓にするがよい。ロブ・ガイ、なかなかよいではないか」
不意に、いつの間にか現れたスケサンが口を挟む。
姓とは主に血縁集団共通の名乗りのことだが、使う種族も使わない種族もいる。
オオカミ人は姓を使わない種族であったが、スケサンのこの提案に喜んだ。
これよりオオカミ人のみならず、里人はガイという姓を名乗ることにしたらしい。
「うむ、勇士の体は朽ちても名は残る。よいことではないか」
スケサンの言葉に感謝しつつ、里人はオオカミ人の里に戻っていった。
里は戦闘の痕跡はあるが、建屋に大きな被害はない。
すぐに生活は元通りになるだろう。
「これでオオカミ人の里はまとまるだろう。だが、防衛のためにはスケルトン隊を割いて派遣せねばなるまい」
「そうだな。戦力だけでなく、指揮官としてもガイの穴は大きい。せめて兵力は送りたいが――」
スケサンの提案通りにスケルトン隊を送ってやりたいが、常駐させるには人手が足りないかもしれない。
スケルトン隊はごちゃ混ぜ里でも大切な役割を果たす衛兵なのだ。
「うむ、その辺はなんとかなるだろう。人間どもも何人かはスケルトンになろうし、逆襲をかけるのだ。また死体は増える」
どうやらリザードマンたちに色よい返事がもらえたようだ。
「そうか、なら俺も腹をくくるか。舟戦は初めてだが……まあ、なんかするよ」
「いや、海を甘く見てはいかん。よほどの不測がなければ舟戦はせぬ。あくまでも舟は移動手段だ」
なぜか叱られたが、舟戦がないなら大丈夫だろう。
舟で拠点まで向かい、襲撃し、舟で引き上げる。
これならなんとかなりそうだ。
「明日の朝、オオカミ人の里から出発するぞ。海神の件は私がなんとかしよう」
「そうか、それなら安心だな。助かるよ」
よく分からないが、海が鎮まるのならありがたい。
神の怒りとは恐ろしいもので、他の土地を占領した途端、侵略者が土地神の怒りに触れた話もある。
そのときは湧き水に毒が混じり、陣中に病が蔓延して全滅したらしい。
「拠点を攻めるなら射手を同行させるか? バーンとフィルだな」
「うむ、それなら心強い」
スケサンは「いいな、明日の朝だぞ」と念押しして去って行った。
ずいぶんと気合いが入っているようだ。
今回、人間の奇襲でいちばん怒りに燃えているのはスケサンだ。
俺も腹がたっているのは間違いないが、スケサンが前に進むので俺が一歩引いたかたちになっている。
これはちょっと珍しいかもしれない。
俺からみてもスケサンは里に対し、強い執着心を持っている。
長い長い孤独の果てに見つけた理想郷のように感じているのだろう。
それを傷つけた人間たちへの怒りが煮えたぎっているのだ。
(放っておくと拠点どころか人間の国まで襲いそうな勢いなんだよな)
俺とスケサンはいままでもコンビでいい流れを作ってきたと思う。
今回、スケサンが前に出るなら俺が重石になるのも必要なことだ。
(とりあえず俺はバーンとフィルに声をかけとくか)
2人とも狩りに出ているが、夕方になれば戻ってくるだろう。
その間、ぼーっとするのもなんなので里を見回る。
するとアシュリンがシーラを抱えて井戸端会議をしていた。
今日は彼女の体調もよさそうだ。
里の女房たちと共に実にかしましい。
アシュリンにも昨日の顛末を伝えると、ガイの戦死にショックを受けたようだ。
そして女房たちはロブのことをずいぶん感心していた。
「そんなわけで、これからはオオカミ人の里とは連絡を密にする必要があるだろう」
「わ、わかったぞ。人を行き来させて襲撃に備えよう」
アシュリンはすぐに事態の危険性を理解したようだ。
オオカミ人の里はごちゃ混ぜ里に食料の供給をしてくれる大切な隣里である。
今回のようにたびたび占領されていては大変な事態を招くだろう。
「そこで、俺はスケサンと遠征して人間の侵攻を食い止めるつもりだ」
明日、また遠征に行くことを伝えるとぶーぶーいわれたが、こればかりは仕方ない。
女房衆から「アシュリン様を大切にしろ」だの「子供を産ませて放ったらかしか」だのと叱られた。
里の中を固めるのが女の社会なら、外敵から里を守るのが男の社会だ。
これは里の運営の両輪、どちらが上という話ではない。
彼女らは里の中が円滑にまとまるように俺を注意しているのだ。
俺はさんざんに責められたが(なぜか独身のモリーも混じっていた)、バーンたちが思いの外に早く帰ってきてくれたので助かった。
正直、バーンの顔がこんなに嬉しかったのは初めてだ。
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男社会にもトラ人妹のような女性がいるし、女社会にはコナンやウシカがいる。
性差ではなく、役割を果たすものに『男が多いから男社会』『女が多いから女社会』と呼ぶだけのようだ。
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