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76話 海を進むトカゲ
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翌朝、まだ早い時間。
人間の拠点に逆襲するべく、オオカミ人の里に多くの戦士が集まっている。
その数は30人を超えているだろう。
集うものはスケルトン隊をはじめ、ごちゃ混ぜ里の男衆。
オオカミ人の里からの志願者。
それと、どこから聞きつけたのか、古いオオカミ人の里からも参加者がいる。
「うーん、舟には乗るが少しばかり多くないか?」
「うむ、想定外に集まってしまったな。リザードマンもいるし少々予定より多いが、どうしたものか」
さすがに集まった者に「帰れ」とはいえない。
そんなことをいわれた者は次から参加しなくなってしまうし、戦士を粗末に扱うと『こいつは戦士をかろんじるやつだぞ』と全体の士気が下がる。
なかなか難しいものなのだ。
「少々減らさないとな……どうしたもんかな」
問題は舟を牽引してくれるリザードマンたち13人。
交代要員を含めており、順番に休みながら泳ぎ続けるつもりらしい。
ここを考えたら定員オーバーである。
「そうだな、今回は泳げぬスケルトン隊はやめておくか」
スケサンが少し考え、スケルトン隊を留守番させることにした。
実はスケルトンは泳げない。
骨は沈むからだ。
「スケルトン隊を減らすのはいいが、スケサンは泳げるのか?」
「いや、骨の身では浮くことができぬからな。海が荒れたときはコイツを使う」
スケサンが先端に錘をつけた縄を取り出し投擲すると、見事に縄は木の枝に絡みついた。
素晴らしい技の冴えだ。
「なるほど、器用なもんだ」
「まあ、海に沈んでも我々は息がつまり死ぬことはない。波にバラバラにされなければ根気さえあれば帰れるのだがね」
それも凄い話である。
「さて、スケルトン隊は残り居残りのホネイチたちと合流せよ。ごちゃ混ぜ里とオオカミ人の里を行き来し、防衛に当たれ」
スケルトンたちはスケサンの号令に剣礼を返し、ごちゃ混ぜ里に向かった。
あとはホネイチがうまくやるだろう。
「さて、残りは24人にリザードマンたちか」
「うむ、残りのものは人間たちの装備を身にまとえ。仲間が帰還したと誤認させて拠点を攻撃する」
なかなかよい工夫だ。
遠目に敵味方の判断に迷うだけでも効果はある。
スケサン自身も人間の鎖帷子を身につけ、鉄兜をかぶった。
もう身につけるのが不可能なほどに傷んだものや足りない分は『捕虜』という設定でいくらしい。
ちなみに俺も捕虜役である……サイズが合わねえ。
「よし、乗り込め、水は多めにしろ。海の水は塩辛くて飲めないぞ」
俺はリザードマンたちに「よろしく頼む」と頭を下げてから陸に上がっている舟を川に押し込んだ。
縄で連結した舟は次々に川に浮かぶ。
これを曳いてもらうのだ、リザードマンたちには感謝である。
「よーし、水も入ってこないな。全員、ゆっくり乗り込め」
続けて皆がリザードマンたちに挨拶をして舟に乗り込む。
「おのおの息を合わせて進めい!」
リザードマンを率いるカイカの号令で舟が進み始めた。
4隻の舟はリザードマンたちが縄で曳航して川を下る。
どうやら交代で舟で休む者が全体の指示を出しながら進むようだ。
「あまり無理をするところでもない。往路は皆の呼吸を合わせることや、舟を曳くことに慣れてもらおう。日が高くなったところで休めばよい」
「ああ、我らに海水の中を泳ぐ経験はない。慣れるまでは疲労も多いだろう」
スケサンとカイカの話を聞くに、どうやらリザードマンたちは海水でも平気らしい。
なんでも海辺を好む種族もいるのだとか……一口にリザードマンというが色々いるようだ。
「本来ならばオオカミ人の里に至るまでに……この湿地帯などで迎撃できればよいのだがな」
「たしかにそうだが、この土地では建物は無理そうだな」
スケサンは「ううむ」と唸っているが、さすがにどうにもならないだろう。
湿地帯を抜け、視界が開けると舟に乗る全員から「うおっ」と歓声があがった。
海が見えたのだ。
彼ら森の民は大森林から出る者はほぼいない。
海を見るのは初めてなのである。
皆が思い思いに海水をなめたり波に驚いたりしていたが、スケサンが「鎮まれ」と声を上げた。
皆の注目が集まる。
「いまより海神に捧げ物をする。私の知る海神は男神だ、酒と我が愛剣を捧げ航海の無事を願うとしよう。皆も海神に祈りを捧げよ」
スケサンは甕ごと酒を波に流し、自らの佩剣を海に沈めた。
これは少し衝撃だ。
(名も知らぬ海神よ、武人が愛剣を捧げたのだ、その気持ちを汲んでくれ。我らの航海を守りたまえ)
スケサンは常に武具を念入りに手入れし、いつも身近に置き、いつでも戦える状態にしていた。
オリハルコンの剣を手に入れてより、手放したところなど見たこともない。
そんな筋金入りの戦士が剣を捧げたのだ、これで感じ入らないのならば海神など二度と拝むものか。
俺の心配をよそに、祈りが通じたのか大きなトラブルもなく、浜を見つけるたびに休み休みしながら舟は進んだ。
沿岸から離れずに進むために、さほど海の恐怖感もない(水が嫌いなトラ人やネコ人は怖がっていた)。
海神は俺たちに加護を与えてくれたようで、2日目には雨が降り、真水を補給し、リザードマンたちも折に触れて魚を捕らえて食料に不足することもなかった。
毛皮がある種族は潮風で毛がべったりとして気の毒な見た目となっていたが、それ意外に問題はない。
そして、航海は4日目を迎える。
「岩場だ!大きく回り込め!」
舳先では体を休めているリザードマンが指示をし、全体を指揮している。
舟の操作もずいぶんとスムーズになった。
座礁を避けるため、岩場を大きく回り込むとなにやら建物が見える。
目的地、人間たちの拠点に到達したようだ。
■■■■
海を泳ぐトカゲ
リザードマンが海を泳ぐ本作だが、実際に海を泳ぐトカゲは実在する。
ガラパゴス諸島の固有種、ウミイグアナである。
ウミイグアナは尻尾を巧みに使い、潜水して主食とする海藻を食べるという。
海を好むリザードマンとは、ひょっとしたらウミイグアナ人なのかもしれない。
人間の拠点に逆襲するべく、オオカミ人の里に多くの戦士が集まっている。
その数は30人を超えているだろう。
集うものはスケルトン隊をはじめ、ごちゃ混ぜ里の男衆。
オオカミ人の里からの志願者。
それと、どこから聞きつけたのか、古いオオカミ人の里からも参加者がいる。
「うーん、舟には乗るが少しばかり多くないか?」
「うむ、想定外に集まってしまったな。リザードマンもいるし少々予定より多いが、どうしたものか」
さすがに集まった者に「帰れ」とはいえない。
そんなことをいわれた者は次から参加しなくなってしまうし、戦士を粗末に扱うと『こいつは戦士をかろんじるやつだぞ』と全体の士気が下がる。
なかなか難しいものなのだ。
「少々減らさないとな……どうしたもんかな」
問題は舟を牽引してくれるリザードマンたち13人。
交代要員を含めており、順番に休みながら泳ぎ続けるつもりらしい。
ここを考えたら定員オーバーである。
「そうだな、今回は泳げぬスケルトン隊はやめておくか」
スケサンが少し考え、スケルトン隊を留守番させることにした。
実はスケルトンは泳げない。
骨は沈むからだ。
「スケルトン隊を減らすのはいいが、スケサンは泳げるのか?」
「いや、骨の身では浮くことができぬからな。海が荒れたときはコイツを使う」
スケサンが先端に錘をつけた縄を取り出し投擲すると、見事に縄は木の枝に絡みついた。
素晴らしい技の冴えだ。
「なるほど、器用なもんだ」
「まあ、海に沈んでも我々は息がつまり死ぬことはない。波にバラバラにされなければ根気さえあれば帰れるのだがね」
それも凄い話である。
「さて、スケルトン隊は残り居残りのホネイチたちと合流せよ。ごちゃ混ぜ里とオオカミ人の里を行き来し、防衛に当たれ」
スケルトンたちはスケサンの号令に剣礼を返し、ごちゃ混ぜ里に向かった。
あとはホネイチがうまくやるだろう。
「さて、残りは24人にリザードマンたちか」
「うむ、残りのものは人間たちの装備を身にまとえ。仲間が帰還したと誤認させて拠点を攻撃する」
なかなかよい工夫だ。
遠目に敵味方の判断に迷うだけでも効果はある。
スケサン自身も人間の鎖帷子を身につけ、鉄兜をかぶった。
もう身につけるのが不可能なほどに傷んだものや足りない分は『捕虜』という設定でいくらしい。
ちなみに俺も捕虜役である……サイズが合わねえ。
「よし、乗り込め、水は多めにしろ。海の水は塩辛くて飲めないぞ」
俺はリザードマンたちに「よろしく頼む」と頭を下げてから陸に上がっている舟を川に押し込んだ。
縄で連結した舟は次々に川に浮かぶ。
これを曳いてもらうのだ、リザードマンたちには感謝である。
「よーし、水も入ってこないな。全員、ゆっくり乗り込め」
続けて皆がリザードマンたちに挨拶をして舟に乗り込む。
「おのおの息を合わせて進めい!」
リザードマンを率いるカイカの号令で舟が進み始めた。
4隻の舟はリザードマンたちが縄で曳航して川を下る。
どうやら交代で舟で休む者が全体の指示を出しながら進むようだ。
「あまり無理をするところでもない。往路は皆の呼吸を合わせることや、舟を曳くことに慣れてもらおう。日が高くなったところで休めばよい」
「ああ、我らに海水の中を泳ぐ経験はない。慣れるまでは疲労も多いだろう」
スケサンとカイカの話を聞くに、どうやらリザードマンたちは海水でも平気らしい。
なんでも海辺を好む種族もいるのだとか……一口にリザードマンというが色々いるようだ。
「本来ならばオオカミ人の里に至るまでに……この湿地帯などで迎撃できればよいのだがな」
「たしかにそうだが、この土地では建物は無理そうだな」
スケサンは「ううむ」と唸っているが、さすがにどうにもならないだろう。
湿地帯を抜け、視界が開けると舟に乗る全員から「うおっ」と歓声があがった。
海が見えたのだ。
彼ら森の民は大森林から出る者はほぼいない。
海を見るのは初めてなのである。
皆が思い思いに海水をなめたり波に驚いたりしていたが、スケサンが「鎮まれ」と声を上げた。
皆の注目が集まる。
「いまより海神に捧げ物をする。私の知る海神は男神だ、酒と我が愛剣を捧げ航海の無事を願うとしよう。皆も海神に祈りを捧げよ」
スケサンは甕ごと酒を波に流し、自らの佩剣を海に沈めた。
これは少し衝撃だ。
(名も知らぬ海神よ、武人が愛剣を捧げたのだ、その気持ちを汲んでくれ。我らの航海を守りたまえ)
スケサンは常に武具を念入りに手入れし、いつも身近に置き、いつでも戦える状態にしていた。
オリハルコンの剣を手に入れてより、手放したところなど見たこともない。
そんな筋金入りの戦士が剣を捧げたのだ、これで感じ入らないのならば海神など二度と拝むものか。
俺の心配をよそに、祈りが通じたのか大きなトラブルもなく、浜を見つけるたびに休み休みしながら舟は進んだ。
沿岸から離れずに進むために、さほど海の恐怖感もない(水が嫌いなトラ人やネコ人は怖がっていた)。
海神は俺たちに加護を与えてくれたようで、2日目には雨が降り、真水を補給し、リザードマンたちも折に触れて魚を捕らえて食料に不足することもなかった。
毛皮がある種族は潮風で毛がべったりとして気の毒な見た目となっていたが、それ意外に問題はない。
そして、航海は4日目を迎える。
「岩場だ!大きく回り込め!」
舳先では体を休めているリザードマンが指示をし、全体を指揮している。
舟の操作もずいぶんとスムーズになった。
座礁を避けるため、岩場を大きく回り込むとなにやら建物が見える。
目的地、人間たちの拠点に到達したようだ。
■■■■
海を泳ぐトカゲ
リザードマンが海を泳ぐ本作だが、実際に海を泳ぐトカゲは実在する。
ガラパゴス諸島の固有種、ウミイグアナである。
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海を好むリザードマンとは、ひょっとしたらウミイグアナ人なのかもしれない。
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