人狼ゲーム ｰあなたは命を懸けてでもお金が欲しいと思いますか？ｰ

2日目

ｰ 三択 ｰ

　部屋に戻った俺はベッドに横たわった。
空良「三択か、正直情報が少なすぎて決められんな、個人的にるりは占い師が揉めた時に処刑位置に話を逸らしたのが村側だと思うんだが、どうなんだろう」と、色々考え事をしていたらノックが鳴って瑠奈の声が聞こえる。
瑠奈「今いい？」
俺はドアを開けて瑠奈を入れた。
瑠奈「空良は今日どこに票を入れるつもり？」
空良「まあ俺は今のところるりが村側だと思うから、樹とあかりの二択になるかな、瑠奈はどうするつもり？」
俺は聞き返した。
瑠奈「正直ほんとに分からない、とりあえず空良が村側で安心してる、でももう誰を信じたらいいかわからないの」
と顔を塞ぎ込んでしまった、正直こんな瑠奈を見るのは初めてで動揺が隠せなかった、いつも元気で明るかった瑠奈がここまで元気が無くなるとは、俺はどうしたらいいか分からなかったままずっと無言の時間が続いた。しばらくすると顔を塞ぎ込んだ瑠奈は顔をあげた。
瑠奈「落ち込んでても仕方ないよね、もうゲームは始まっちゃったんだし、私空良だけは信じるよ！ごめんね、気まづくさせちゃって部屋で少し考えるよ」
そう言って瑠奈は部屋を出て行った、俺がしばらく部屋で横たわっていると急にアナウンスが館内に響き渡った。
「参加者の皆さんにお知らせしたいことがありますので、至急大広間に集まってください」
なんだ？と思い俺は大広間へと向かった。