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プロローグ
謎のアカウント
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その日の晩、おれは風呂上がりの日課のストレッチをしながら今日のことを考えていた。「ケツを使えるように」って言っても正直一人でやるのはちょっと怖い。やり方もよくわからないし。
かといって駿に手伝ってくれなんて言えないし、どうしようかと思っていたらスマホから軽快な音が鳴り液晶が光る。画面を見ると駿からメッセージが届いていた。
『SNSはやめとけって言ったが、金銭目的じゃなきゃ練習相手には丁度いいんじゃね?』
「ん?どういうことだ?」
「どういう意味?」と返信すると駿は誰かのSNSアカウントのリンクを送信してきた。それを開くとそこには男の体がアイコンの所謂エロ垢と呼ばれるものがあった。
「うわ!本物だ!てかフォロワー3万人!?」
3万人とか有名人じゃん!有名すぎて逆に表垢じゃん!
投稿欄を見てみるとそこには「ハヤト」というアイコン本人と思われる男がHをする動画が何本も投稿されていた。思わず目を背けたくなると同時に、未知の領域に踏み込む好奇心がおれの心臓の鼓動を速くする。恐る恐る動画を再生する。
約一分の動画、ホテルのような場所で二人が激しく正常位でセックスをする様子が映されている。アイコンの男は筋肉的に多分"挿れる"側、お互いの顔はモザイクで見えないが、音声はそのままだ。
『ゔっ、ゔっ、あ゛ぁ~そこ、ダメっ』
『ん?ここがだめなの?』
『お゛ぁんっ、だめだめ、イっちゃうぅ!』
『おーすげ、めっちゃ締まる』
散々掘り倒されたであろうケツはなんの抵抗もなく男のちんこを受け入れ、出し入れされる度にグチュグチュグチュとエロい音を鳴らしている。結合部からはローションと精液の混ざった液体がだらだらと漏れている。
これ、ケツに入ってんだよな?すげぇ勢いで動いてるけど、痛くないんかな……?でもなんか挿れられてる方気持ちよさそうだな……。
『あと3回連続でイこうな』
5秒ほど絶頂の余韻に浸っていると挿れてる男が相手の耳元でそう呟き再び激しく腰を打ち付け出した。思わずおれもドキッとしてしまう。
『ダメっ……もうギブ……あ゛あっヤバぃぃゔぅ、またイぐぅぅぅ!!』
相手はものの数秒でまた絶頂に達したようだ。よく見るとイったと言うわりにはちんこからは何も出ていないようだけど、どういうことだろう。だがしかし相手は悲鳴とも言える喘ぎ声をあげながら一分の動画の中で4連続で絶頂していた。
動画を閉じるとおれは驚いて自分の股間を抑える。いつの間にかガチガチに勃っていたのだ。普段見るAVの作られたエロさ、非現実感とはあまりに対称的な生々しいリアリティーを帯びたそれにおれは圧倒され、そしてめちゃくちゃ興奮した。
「駿! なんてもん見させんだよ!」
おれはすぐに駿に電話をかけて叫んだ。
『本物をしらないとだろ?』
ケラケラと満足げに笑いながら駿は言う。おれがこういう反応をすると分かって見せてきたんだ。本当いい性格してるぜ。
「だとしてもレベル高すぎ!びっくりしたわ!」
『まあその人普通にゲイビにも出てる人だからね』
「え!?そうなの?」
『昔な。今は趣味でやってる』
「なぁ、あれってめっちゃ激しいけど痛くねぇの?」
見てるだけでケツがキュッとなるほどバコンバコンと打ち付けられていた。あんなのされたら壊れちまいそうだ。
『あのレベルは流石にウケの才能ないと無理だな』
「ウケ?」
『ウケ。え~っと、挿れられてる方をウケ、またはネコ。挿れる方をタチっていうの。業界用語的な?』
「へー。じゃあおれもウケ?」
『そうだな。興味湧いてきたか?』
「ま、まあ、お金のためだからな!」
『ふ~ん……。ま、とりあえずそんな感じで人探して開発してもらえばいいんじゃね?』
「お前はおれがあんな風にされてもいいと思ってんのか?」
『自分からやりたいって言ったんだろ。俺ウケが全然感じてないAVとか興奮しないから頑張って練習しろよな』
そう言って駿はおれの返事も待たずに電話を切った。あいつおれのAV観る気なのかよ。てかおれが感じてたら興奮すんのか?きしょくわるっ。
「はあ……どうしよ、ちんこ収まんねぇ」
おれはズボンとパンツを降ろして直に触る。先端から予想以上に汁が溢れていたことに気付く。スマホに目を移し先ほどのアカウントをもう一度開き別の動画を見る。
さっきとは別のウケが目隠しの状態で手足を拘束されうつ伏せになっている。その上にタチが覆い被さるように乗りまた腰を上下に激しく打ち付けている。寝バックという体位だったと思う。
「うわすげぇ……こんなの逃げられねぇじゃん」
タチの動きに合わせておれも腰が動く。ローションが必要ないほど我慢汁が溢れ右手で全体に塗り込み上下に扱く。
「はぁ……やばいって、おれまじで、男同士のセックス見てこんな……っ」
ジュポジュポジュポジュポ……
部屋には激しく乱れ合う男たちの声とおれのちんこが擦れる音が響く。男同士のセックスで興奮するなんておかしいと思いながらも手の動きが止められない。
これはお金のため。練習だから、仕方なく見てるんだっ……おれは……っ
「イきそうっ……イクっ!」
びゅるびゅるっ!
最高潮に達したおれの体は電流が走ったように震え足先はピンと伸び、大量に飛び出した液はおれの首元を超え頬にかかった。普段はティッシュで抑えるのに今日は手を離すのが惜しいほど理性が飛び、しごき抜いてしまった。
「はぁっ……はぁ……」
ビクビクと脈打つちんこから手が離せない。気持ち良すぎて少しでも長くこの余韻に浸っていたい。床に寝転んで天井をぼーっと眺めながら、ゆっくりと呼吸を落ち着かせる。
「またシャワー浴びないといけないじゃん……」
かといって駿に手伝ってくれなんて言えないし、どうしようかと思っていたらスマホから軽快な音が鳴り液晶が光る。画面を見ると駿からメッセージが届いていた。
『SNSはやめとけって言ったが、金銭目的じゃなきゃ練習相手には丁度いいんじゃね?』
「ん?どういうことだ?」
「どういう意味?」と返信すると駿は誰かのSNSアカウントのリンクを送信してきた。それを開くとそこには男の体がアイコンの所謂エロ垢と呼ばれるものがあった。
「うわ!本物だ!てかフォロワー3万人!?」
3万人とか有名人じゃん!有名すぎて逆に表垢じゃん!
投稿欄を見てみるとそこには「ハヤト」というアイコン本人と思われる男がHをする動画が何本も投稿されていた。思わず目を背けたくなると同時に、未知の領域に踏み込む好奇心がおれの心臓の鼓動を速くする。恐る恐る動画を再生する。
約一分の動画、ホテルのような場所で二人が激しく正常位でセックスをする様子が映されている。アイコンの男は筋肉的に多分"挿れる"側、お互いの顔はモザイクで見えないが、音声はそのままだ。
『ゔっ、ゔっ、あ゛ぁ~そこ、ダメっ』
『ん?ここがだめなの?』
『お゛ぁんっ、だめだめ、イっちゃうぅ!』
『おーすげ、めっちゃ締まる』
散々掘り倒されたであろうケツはなんの抵抗もなく男のちんこを受け入れ、出し入れされる度にグチュグチュグチュとエロい音を鳴らしている。結合部からはローションと精液の混ざった液体がだらだらと漏れている。
これ、ケツに入ってんだよな?すげぇ勢いで動いてるけど、痛くないんかな……?でもなんか挿れられてる方気持ちよさそうだな……。
『あと3回連続でイこうな』
5秒ほど絶頂の余韻に浸っていると挿れてる男が相手の耳元でそう呟き再び激しく腰を打ち付け出した。思わずおれもドキッとしてしまう。
『ダメっ……もうギブ……あ゛あっヤバぃぃゔぅ、またイぐぅぅぅ!!』
相手はものの数秒でまた絶頂に達したようだ。よく見るとイったと言うわりにはちんこからは何も出ていないようだけど、どういうことだろう。だがしかし相手は悲鳴とも言える喘ぎ声をあげながら一分の動画の中で4連続で絶頂していた。
動画を閉じるとおれは驚いて自分の股間を抑える。いつの間にかガチガチに勃っていたのだ。普段見るAVの作られたエロさ、非現実感とはあまりに対称的な生々しいリアリティーを帯びたそれにおれは圧倒され、そしてめちゃくちゃ興奮した。
「駿! なんてもん見させんだよ!」
おれはすぐに駿に電話をかけて叫んだ。
『本物をしらないとだろ?』
ケラケラと満足げに笑いながら駿は言う。おれがこういう反応をすると分かって見せてきたんだ。本当いい性格してるぜ。
「だとしてもレベル高すぎ!びっくりしたわ!」
『まあその人普通にゲイビにも出てる人だからね』
「え!?そうなの?」
『昔な。今は趣味でやってる』
「なぁ、あれってめっちゃ激しいけど痛くねぇの?」
見てるだけでケツがキュッとなるほどバコンバコンと打ち付けられていた。あんなのされたら壊れちまいそうだ。
『あのレベルは流石にウケの才能ないと無理だな』
「ウケ?」
『ウケ。え~っと、挿れられてる方をウケ、またはネコ。挿れる方をタチっていうの。業界用語的な?』
「へー。じゃあおれもウケ?」
『そうだな。興味湧いてきたか?』
「ま、まあ、お金のためだからな!」
『ふ~ん……。ま、とりあえずそんな感じで人探して開発してもらえばいいんじゃね?』
「お前はおれがあんな風にされてもいいと思ってんのか?」
『自分からやりたいって言ったんだろ。俺ウケが全然感じてないAVとか興奮しないから頑張って練習しろよな』
そう言って駿はおれの返事も待たずに電話を切った。あいつおれのAV観る気なのかよ。てかおれが感じてたら興奮すんのか?きしょくわるっ。
「はあ……どうしよ、ちんこ収まんねぇ」
おれはズボンとパンツを降ろして直に触る。先端から予想以上に汁が溢れていたことに気付く。スマホに目を移し先ほどのアカウントをもう一度開き別の動画を見る。
さっきとは別のウケが目隠しの状態で手足を拘束されうつ伏せになっている。その上にタチが覆い被さるように乗りまた腰を上下に激しく打ち付けている。寝バックという体位だったと思う。
「うわすげぇ……こんなの逃げられねぇじゃん」
タチの動きに合わせておれも腰が動く。ローションが必要ないほど我慢汁が溢れ右手で全体に塗り込み上下に扱く。
「はぁ……やばいって、おれまじで、男同士のセックス見てこんな……っ」
ジュポジュポジュポジュポ……
部屋には激しく乱れ合う男たちの声とおれのちんこが擦れる音が響く。男同士のセックスで興奮するなんておかしいと思いながらも手の動きが止められない。
これはお金のため。練習だから、仕方なく見てるんだっ……おれは……っ
「イきそうっ……イクっ!」
びゅるびゅるっ!
最高潮に達したおれの体は電流が走ったように震え足先はピンと伸び、大量に飛び出した液はおれの首元を超え頬にかかった。普段はティッシュで抑えるのに今日は手を離すのが惜しいほど理性が飛び、しごき抜いてしまった。
「はぁっ……はぁ……」
ビクビクと脈打つちんこから手が離せない。気持ち良すぎて少しでも長くこの余韻に浸っていたい。床に寝転んで天井をぼーっと眺めながら、ゆっくりと呼吸を落ち着かせる。
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