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14、シリルの変化
朝目覚めて、いつものように支度をしてから学園に向かうため玄関へ出た。
ちょうど同じように学園へ向かうシリルと鉢合わせる。
「あ、シリル、昨日はありがとうございました」
私は反射的に声をかけてしまった。
やば、思わず話しかけちゃったけどまた嫌な顔されちゃうかな……。
そう一人で反省していると、シリルは私を真っ直ぐに見つめて言った。
「君も、一緒に乗っていくだろう?」
えっ?!馬車に乗るかってこと?
いつもは私の顔を見るのも嫌そうに、わざわざ別の馬車を手配して学園に行ってるというのに。
「いいんですか?」
私は戸惑いながら応える。
「だから、敬語はいらないって言った」
そう言って、シリルは腕を差し出す。
?
私がぼーっとしていると、シリルは私の手を取り、自分の腕に絡ませるようにしてから歩き出した。
あ…………エスコートしてくれるってこと?
戸惑いつつシリルの顔を見上げるが、その端正な顔には何の表情も浮かんでいない。
不思議に思いつつ馬車に乗り込み学園に向かった。
到着して馬車を降りようとすると、先に降りていたシリルがこちらに手を差し出している。
?
「手を」
キョトンとしている私にそう言って、シリルはふっと笑みを浮かべた。
!!!!!
笑った!!!なんというイケメン!!
この笑顔は反則だよ……!
その美しい微笑に見惚れてぼーっとしている私を、シリルは優しく手を取りエスコートしてくれた。
馬車から降りるとまた、私の手を自分の腕に添えて歩き出す。
周囲にいた生徒たちは、私たちのそんな姿を驚愕の表情で見てくる。
隣を見上げればすぐそこにシリルの横顔があって、不思議な気持ちになった。
こんな風に一緒に学園に来ることになるなんて……。
そう思いながらその端正な横顔を見つめていると、私の視線に気づいたシリルが私を見下ろし、優しく微笑む。
「……!!」
再び向けられた美貌の微笑みに胸がドキッと跳ねた。
ちょうどA1教室の前についた私はドキドキを悟られまいと慌てて扉に入ろうと手をかける。
「君、また具合でも悪いのか?」
シリルはそう言って、扉を開けようとした私を制した。
「へ?」
見上げると、私の顔を心配そうに覗き込むシリルの顔が迫る。
「顔が赤いようだが……」
そう言って、シリルは片手で私の腰を引き寄せ、額に手を当てて熱を確かめるように顔を近づける。
抱きしめられるような体勢に心臓はさらにドクンと高鳴る。
「ち、ちちちち違います」
あなたがイケメンすぎてドキドキするのよ!とは言えないし……。
ああ、もうあんまりくっつかないでほしい!これ以上は心臓が壊れちゃうよ。
そう思っていると、横から明るい声が響く。
「あれ、シリル様とルーチェ、今日はご一緒なんですね」
ぱっと見ると、エリーがニコニコとこちらを見ていた。
いつの間に来ていたのか、ロジェやミカエル様、それにこちらを唖然とした表情で見つめるソニアが後ろに立っている。
私は驚いてシリルから離れてドアを開けた。
「お、おはようございます! さあさ、どうぞどうぞ」
慌てて言って、みんなを教室の中へと促す。
みんなが教室へ入る中、ロジェが扉を開けている私の目の前で足を止めて、こちらをじっと見つめる。
「?」
ハテナを浮かべる私に、一瞬何かを言いたそうに口を動かすが、すぐに視線を外して教室へ入って行った。
ん?どうしたんだろう?
ロジェに気を取られていると、最後にドアに入ろうとするソニアにギリっと睨まれて私はハッとする。
うわっ、怖い!
そうだ、ソニアはシリルのことが好きだったのよね。
ソニアは私を睨みつけながら教室へと入って行く。
変に勘違いされてないといいんだけど……。
ちょうど同じように学園へ向かうシリルと鉢合わせる。
「あ、シリル、昨日はありがとうございました」
私は反射的に声をかけてしまった。
やば、思わず話しかけちゃったけどまた嫌な顔されちゃうかな……。
そう一人で反省していると、シリルは私を真っ直ぐに見つめて言った。
「君も、一緒に乗っていくだろう?」
えっ?!馬車に乗るかってこと?
いつもは私の顔を見るのも嫌そうに、わざわざ別の馬車を手配して学園に行ってるというのに。
「いいんですか?」
私は戸惑いながら応える。
「だから、敬語はいらないって言った」
そう言って、シリルは腕を差し出す。
?
私がぼーっとしていると、シリルは私の手を取り、自分の腕に絡ませるようにしてから歩き出した。
あ…………エスコートしてくれるってこと?
戸惑いつつシリルの顔を見上げるが、その端正な顔には何の表情も浮かんでいない。
不思議に思いつつ馬車に乗り込み学園に向かった。
到着して馬車を降りようとすると、先に降りていたシリルがこちらに手を差し出している。
?
「手を」
キョトンとしている私にそう言って、シリルはふっと笑みを浮かべた。
!!!!!
笑った!!!なんというイケメン!!
この笑顔は反則だよ……!
その美しい微笑に見惚れてぼーっとしている私を、シリルは優しく手を取りエスコートしてくれた。
馬車から降りるとまた、私の手を自分の腕に添えて歩き出す。
周囲にいた生徒たちは、私たちのそんな姿を驚愕の表情で見てくる。
隣を見上げればすぐそこにシリルの横顔があって、不思議な気持ちになった。
こんな風に一緒に学園に来ることになるなんて……。
そう思いながらその端正な横顔を見つめていると、私の視線に気づいたシリルが私を見下ろし、優しく微笑む。
「……!!」
再び向けられた美貌の微笑みに胸がドキッと跳ねた。
ちょうどA1教室の前についた私はドキドキを悟られまいと慌てて扉に入ろうと手をかける。
「君、また具合でも悪いのか?」
シリルはそう言って、扉を開けようとした私を制した。
「へ?」
見上げると、私の顔を心配そうに覗き込むシリルの顔が迫る。
「顔が赤いようだが……」
そう言って、シリルは片手で私の腰を引き寄せ、額に手を当てて熱を確かめるように顔を近づける。
抱きしめられるような体勢に心臓はさらにドクンと高鳴る。
「ち、ちちちち違います」
あなたがイケメンすぎてドキドキするのよ!とは言えないし……。
ああ、もうあんまりくっつかないでほしい!これ以上は心臓が壊れちゃうよ。
そう思っていると、横から明るい声が響く。
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私は驚いてシリルから離れてドアを開けた。
「お、おはようございます! さあさ、どうぞどうぞ」
慌てて言って、みんなを教室の中へと促す。
みんなが教室へ入る中、ロジェが扉を開けている私の目の前で足を止めて、こちらをじっと見つめる。
「?」
ハテナを浮かべる私に、一瞬何かを言いたそうに口を動かすが、すぐに視線を外して教室へ入って行った。
ん?どうしたんだろう?
ロジェに気を取られていると、最後にドアに入ろうとするソニアにギリっと睨まれて私はハッとする。
うわっ、怖い!
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