42 / 60
設立編
—第30章:楽しい団欒
しおりを挟む
アモンは最近リオの家に入り浸っている。
前回リオの家の機械を見ていた際、妙に深い興味と関心を抱いたようだ。
ことあるごとにリオに質問をして、機械いじりをしている。
リオも最初は「開発の邪魔だ」と思っていたようだが、説明をしっかり聞いて機械を操るアモンに関心したのか、今ではお互いに仲が良い。
リオとしても自分が戦闘に参加しないので、その代わりに機械を使ってくれる事を期待してアモンに教えているのかもしれない。
それが仲が良いからか、自分の開発の宣伝のためなのかは知らないが。
アモンに関しても、人間を襲う悪魔のはずなのだが、そういうそぶりはまったく見せない。そもそもアモン本人が人間を襲うところを見たことがない。
どうやら本能などで人間を襲っているわけではなさそうだ。まぁ、本当に強いのかはわからないし、もしかしたら人間に襲い掛かったら返り討ちに遭うくらい弱いのでは?と思わなくもない。
しかし先日のあの体は……変身した瞬間の全裸のアモンを思い出してしまい、顔が真っ赤になり頭を振って思考を切り替える。
ま、まぁさすがに仲が良いリオを襲うなんてことはないだろう。襲った瞬間、あたしに殺されることくらいわかるはずだし。
アモンとしても、それを契約の裏切り行為とみなされて、即死するかどうかはわからないが、位置がわかるのだし、いつ殺しにくるかわからないあたしに夜も眠れない恐怖を抱くだろう。やっぱりありえない。
そう思い、そろそろ夕飯の時間かと思いリオの家に行く準備をする。
「そういえば、アモンのやつ、ご飯のためにリオの家にいるんじゃ……」
そんなまさかなと思いつつ、宿舎を出てリオの家に向かっていく。当然のようにレオンが同行してくる。
「あのさ、なんで一緒にくるわけ?」
「え、いやパーティだろ? もしかしたらこれから依頼を受けに行くんじゃないかなって思って、ははは……」
いや、戦闘服を着てないんだしそんなわけがないだろう。あたしは一人が気楽なんだ。パーティを組んでいるのはそうだが、あんまりまとわりつかれると気疲れする。
—まぁまぁレオンさんは決して悪い人じゃないですよ。
そんなことは知ってる、だがそれとこれとは話が違う。
「まぁ、これからリオのところでご飯つくるからあんたもくれば?」
「おお、そうなのか。では俺も行くとしよう!」
非常にわざとらしい。この問答は何回目だ。この時間にリオのところに毎回行っているのに、わからないはずがない。
レオンに料理を手伝わせようと思ったことがあるが、他の奴らと違って料理はできる。できるのだが、なんというか男っぽい料理なのだ。味付けも単調でいちいち濃い。本人はおいしそうに食べるのだが、この味が毎回となるとげんなりする。
結局あたしが毎日の料理当番となる。しかしその分、男共には掃除や片付けの一切を任せることができた(掃除内容にしょっちゅう文句はいうが)ので気楽ではある。
そして今日も4人で食卓につく。皆で賑やかに食事を楽しむ。リオはすっかり笑顔の男の子になった。食事の時もそうだが、機械を売りに行っている時やアモンと機械について話している時も、いつも楽しそうだ。
見ていてもう不安はないなと微笑む。むしろ、ずっとこっちを見てくるレオンが気になって仕方がない。もちろん、嫌な意味での「気になって仕方がない」だ。
いい加減、しっかりと不快だと言ったほうがいい気もする。などと思っているとアモンが雑談をはじめる。
「そういやさっきというか、いつも商店街を歩いてくるんだけど、ギアの天使って言葉をやたら聞くな」
思い出したくない事を言ってきた。
「そうそう! 僕もいっぱい聞いていますよ。機械を売りに行く時に毎回言ってる甲斐があるってもんだよ」
いや、あんたが最初からここまで全ての原因だろ。と毒を吐きたくなる気持ちをぐっとこらえる。無邪気な笑顔を振りまくリオにはどうしても言うことができない。
「ああ、俺もよく聞いてるよ。まったくヴェルヴェットがいくら天使のような顔立ちだとしても、あまり面と向かって言うものではないな」
レオンがそう言って、途中で何かに気付いたのか、いきなり恥ずかしそうに顔を真っ赤にしてうつむく。
小っ恥ずかしくて俯きたいのはこっちなのだが……もう、この流れはどうやっても変えられないのだろう。諦めにも似た感情でそう思う。
「リオ、最近はどんな機械を売りに行ったんだ?」
アモンが興味津々で聞いてくる。
「えーと最近はー、この小型ライト。これで暗い戦場でもヴェルヴェットを照らして輝かしい姿を映し出せるって触れ込みで売ってきたんだ」
「おお!」
「おお、これはすごいな!」
アモンとレオンの賞賛の声があがる。
いや、確かにすごい発明だが、売り込み方。
機械を借りてスイッチをカチカチ押してみる。確かにこれは夜にとても便利そうだ。悪魔と違ってこちらは夜目がきかない。その場合は撤退を余儀なくされるが、これがあればある程度対抗できるかもしれない。
「他は、ポーションにフレーバーを混ぜてみたんだ。これがギアの天使のポーション、これが天使の槍のポーション、これが天使のポーション」
「いや、それ全部白いポーションでしょ。というかもともと白いポーションなかったっけ?」
「ちゃんと中身は変えてあるよ。企業秘密だけどヴェルヴェットになら特別に教えてもいいよ?」
「いや、いいや……」
自分の名前のポーションの中身なんて、何を聞いても気味が悪いだけだ。
他にもリオは色々な店に売り出した発明の数々を披露する。
正直「なんでこんなものが売れたんだ?」と目を疑うような商品が多いが、あたしの名前を入れるとだいたい売れるらしい。パーティだから使ってもいいかもしれないけど、正直、使用料をいただきたいものだ。
しかし小さい子からみかじめ料を取るような構図になるので、やはり言い出せない。
「それにしても……」
出される商品はどれも使い勝手は抜群にいい気がする。小型化はもちろん、新しい開発品だって最初は頭をひねるようなものもあるが、使い方を考えるとかなり使えるのでは?というものも多い。
やっぱりリオはもともと天才だったのだと気付かされる。ただ、なんでもあたしを商品化する節操の無さだけは自重してほしいが。
こうして楽しい宴は今日も終わっていった。
前回リオの家の機械を見ていた際、妙に深い興味と関心を抱いたようだ。
ことあるごとにリオに質問をして、機械いじりをしている。
リオも最初は「開発の邪魔だ」と思っていたようだが、説明をしっかり聞いて機械を操るアモンに関心したのか、今ではお互いに仲が良い。
リオとしても自分が戦闘に参加しないので、その代わりに機械を使ってくれる事を期待してアモンに教えているのかもしれない。
それが仲が良いからか、自分の開発の宣伝のためなのかは知らないが。
アモンに関しても、人間を襲う悪魔のはずなのだが、そういうそぶりはまったく見せない。そもそもアモン本人が人間を襲うところを見たことがない。
どうやら本能などで人間を襲っているわけではなさそうだ。まぁ、本当に強いのかはわからないし、もしかしたら人間に襲い掛かったら返り討ちに遭うくらい弱いのでは?と思わなくもない。
しかし先日のあの体は……変身した瞬間の全裸のアモンを思い出してしまい、顔が真っ赤になり頭を振って思考を切り替える。
ま、まぁさすがに仲が良いリオを襲うなんてことはないだろう。襲った瞬間、あたしに殺されることくらいわかるはずだし。
アモンとしても、それを契約の裏切り行為とみなされて、即死するかどうかはわからないが、位置がわかるのだし、いつ殺しにくるかわからないあたしに夜も眠れない恐怖を抱くだろう。やっぱりありえない。
そう思い、そろそろ夕飯の時間かと思いリオの家に行く準備をする。
「そういえば、アモンのやつ、ご飯のためにリオの家にいるんじゃ……」
そんなまさかなと思いつつ、宿舎を出てリオの家に向かっていく。当然のようにレオンが同行してくる。
「あのさ、なんで一緒にくるわけ?」
「え、いやパーティだろ? もしかしたらこれから依頼を受けに行くんじゃないかなって思って、ははは……」
いや、戦闘服を着てないんだしそんなわけがないだろう。あたしは一人が気楽なんだ。パーティを組んでいるのはそうだが、あんまりまとわりつかれると気疲れする。
—まぁまぁレオンさんは決して悪い人じゃないですよ。
そんなことは知ってる、だがそれとこれとは話が違う。
「まぁ、これからリオのところでご飯つくるからあんたもくれば?」
「おお、そうなのか。では俺も行くとしよう!」
非常にわざとらしい。この問答は何回目だ。この時間にリオのところに毎回行っているのに、わからないはずがない。
レオンに料理を手伝わせようと思ったことがあるが、他の奴らと違って料理はできる。できるのだが、なんというか男っぽい料理なのだ。味付けも単調でいちいち濃い。本人はおいしそうに食べるのだが、この味が毎回となるとげんなりする。
結局あたしが毎日の料理当番となる。しかしその分、男共には掃除や片付けの一切を任せることができた(掃除内容にしょっちゅう文句はいうが)ので気楽ではある。
そして今日も4人で食卓につく。皆で賑やかに食事を楽しむ。リオはすっかり笑顔の男の子になった。食事の時もそうだが、機械を売りに行っている時やアモンと機械について話している時も、いつも楽しそうだ。
見ていてもう不安はないなと微笑む。むしろ、ずっとこっちを見てくるレオンが気になって仕方がない。もちろん、嫌な意味での「気になって仕方がない」だ。
いい加減、しっかりと不快だと言ったほうがいい気もする。などと思っているとアモンが雑談をはじめる。
「そういやさっきというか、いつも商店街を歩いてくるんだけど、ギアの天使って言葉をやたら聞くな」
思い出したくない事を言ってきた。
「そうそう! 僕もいっぱい聞いていますよ。機械を売りに行く時に毎回言ってる甲斐があるってもんだよ」
いや、あんたが最初からここまで全ての原因だろ。と毒を吐きたくなる気持ちをぐっとこらえる。無邪気な笑顔を振りまくリオにはどうしても言うことができない。
「ああ、俺もよく聞いてるよ。まったくヴェルヴェットがいくら天使のような顔立ちだとしても、あまり面と向かって言うものではないな」
レオンがそう言って、途中で何かに気付いたのか、いきなり恥ずかしそうに顔を真っ赤にしてうつむく。
小っ恥ずかしくて俯きたいのはこっちなのだが……もう、この流れはどうやっても変えられないのだろう。諦めにも似た感情でそう思う。
「リオ、最近はどんな機械を売りに行ったんだ?」
アモンが興味津々で聞いてくる。
「えーと最近はー、この小型ライト。これで暗い戦場でもヴェルヴェットを照らして輝かしい姿を映し出せるって触れ込みで売ってきたんだ」
「おお!」
「おお、これはすごいな!」
アモンとレオンの賞賛の声があがる。
いや、確かにすごい発明だが、売り込み方。
機械を借りてスイッチをカチカチ押してみる。確かにこれは夜にとても便利そうだ。悪魔と違ってこちらは夜目がきかない。その場合は撤退を余儀なくされるが、これがあればある程度対抗できるかもしれない。
「他は、ポーションにフレーバーを混ぜてみたんだ。これがギアの天使のポーション、これが天使の槍のポーション、これが天使のポーション」
「いや、それ全部白いポーションでしょ。というかもともと白いポーションなかったっけ?」
「ちゃんと中身は変えてあるよ。企業秘密だけどヴェルヴェットになら特別に教えてもいいよ?」
「いや、いいや……」
自分の名前のポーションの中身なんて、何を聞いても気味が悪いだけだ。
他にもリオは色々な店に売り出した発明の数々を披露する。
正直「なんでこんなものが売れたんだ?」と目を疑うような商品が多いが、あたしの名前を入れるとだいたい売れるらしい。パーティだから使ってもいいかもしれないけど、正直、使用料をいただきたいものだ。
しかし小さい子からみかじめ料を取るような構図になるので、やはり言い出せない。
「それにしても……」
出される商品はどれも使い勝手は抜群にいい気がする。小型化はもちろん、新しい開発品だって最初は頭をひねるようなものもあるが、使い方を考えるとかなり使えるのでは?というものも多い。
やっぱりリオはもともと天才だったのだと気付かされる。ただ、なんでもあたしを商品化する節操の無さだけは自重してほしいが。
こうして楽しい宴は今日も終わっていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
追放された【才能鑑定】スキル持ちの俺、Sランクの原石たちをプロデュースして最強へ
黒崎隼人
ファンタジー
人事コンサルタントの相馬司が転生した異世界で得たのは、人の才能を見抜く【才能鑑定】スキル。しかし自身の戦闘能力はゼロ!
「魔力もない無能」と貴族主義の宮廷魔術師団から追放されてしまう。
だが、それは新たな伝説の始まりだった!
「俺は、ダイヤの原石を磨き上げるプロデューサーになる!」
前世の知識を武器に、司は酒場で燻る剣士、森に引きこもるエルフなど、才能を秘めた「ワケあり」な逸材たちを発掘。彼らの才能を的確に見抜き、最高の育成プランで最強パーティーへと育て上げる!
「あいつは本物だ!」「司さんについていけば間違いない!」
仲間からの絶対的な信頼を背に、司がプロデュースしたパーティーは瞬く間に成り上がっていく。
一方、司を追放した宮廷魔術師たちは才能の壁にぶつかり、没落の一途を辿っていた。そして王国を揺るがす戦乱の時、彼らは思い知ることになる。自分たちが切り捨てた男が、歴史に名を刻む本物の英雄だったということを!
無能と蔑まれた男が、知略と育成術で世界を変える! 爽快・育成ファンタジー、堂々開幕!
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
だから聖女はいなくなった
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
「聖女ラティアーナよ。君との婚約を破棄することをここに宣言する」
レオンクル王国の王太子であるキンバリーが婚約破棄を告げた相手は聖女ラティアーナである。
彼女はその婚約破棄を黙って受け入れた。さらに彼女は、新たにキンバリーと婚約したアイニスに聖女の証である首飾りを手渡すと姿を消した。
だが、ラティアーナがいなくなってから彼女のありがたみに気づいたキンバリーだが、すでにその姿はどこにもない。
キンバリーの弟であるサディアスが、兄のためにもラティアーナを探し始める。だが、彼女を探していくうちに、なぜ彼女がキンバリーとの婚約破棄を受け入れ、聖女という地位を退いたのかの理由を知る――。
※7万字程度の中編です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる