48 / 50
もう1つ収納庫
しおりを挟む
「すいません、止まってください」
「またですかカイン殿」
私は急いで馬車を降りて車輪に背中を預けて休む。
「ふう…」
収納庫から濡れた手拭いを出し顔に当てる。
ひんやりとして気持ち良い…この冷たさを与えてくれる収納のギフトを授けてくれた神に感謝します。
まぁ、そのせいで毎日のように馬車で移動することになっているのだが…。
「落ち着きましたか?」
「ああ、なんとか」
「もう半年くらい経っているんだし、そろそろ慣れませんかね?」
「半年経っても慣れないから一生このままだろうね」
上の方とこの国の話し合いで生き残った民を全員教国へ輸送することになり、私が遣わされることになったのが半年前。
この話を聞いた時、食料を運べば良いのではと最初は思ったのだが、土地そのものが呪われて作物が育たないらしく王族が国を捨てる決断をしたのだと言う。
最初は何を言っているのかわからなかったが、その国の貴族が精霊を監禁して弄び最後に殺したと言う話を聞き、そりゃその国終わったわと思った。
教団内には精霊の敵を救う必要は無いと言う意見も有ったと聞くし、私も賛成である。
救う選択をしなければ私も毎日のように馬車酔いなんてせずに済んだしな。
「次の港で最後ですから頑張ってくださいよ」
「その港、7往復する予定なのだが?」
「魚食べて住人生き延びてますからねぇ」
「はぁ、1度に全員収納出来たら良いのに…」
魔力を増やす訓練などをして収納限界を増やしてきたけれど、一度に370人が限度だからねぇ。
そもそも収納のギフトが生き物も収納出来るだなんてこの話が来るまで誰も知らなかったし。
お前が民を運べば楽なんだけどなと言った同僚の冗談を聞いた上司が次の日囚人を連れて来て入れろって言ってきた時は上司の頭を本気で疑った。
最初は無理だったのだけれど2月ほどそればかりやらされてたら本当に出来るようになった時は驚いた。
それからは色々と試して出来たのが、相手の体に触れて名前を呼んだ後に人物収納と言うと収納庫の中にその人物を収納し、出す時は名前を呼んだ後に人物排出と言うと目の前に出すことが出来る決まりを作った。
収納ギフトの育成法に自身の名が書かれた最新版を見た時は感動したな、うん。
ただ、10人以上収納することは考えてなかったので名前覚えられなくて手帳に書くことになるとは思わなかったけどね。
それからは途中まで行われていた廃棄民輸送と並行して村や町の往復をし、気が付いたら私と私の護衛十数人だけで廃棄民輸送していた。
教国の民は廃棄民の受け入れに対してあまり良い感情を持っていないからね。廃棄民と名付けられた辺り上の方も良い感情を持ってないのがわかる。
まぁ、精霊を害し精霊に見捨てられた民など深い信仰心を持つ者ほど嫌だろうなと思うよ。
私たちだけになった理由を説明する時に予算削減とか言っていたけれど、本当のところは輸送をしていた騎士たちが廃棄民に関わりたくなかったのだろうね。
それでも廃棄民を受け入れなくてはならないのは街の教会に神父を派遣している国だから仕方がない。
何もしなかったら他の国にも影響が出る。
教会に神父を派遣している国とは、国の運営が困難になった時は我が国が必ず救う約束をしてしまっているから助けを求められたら応じるしかない。
*****
別視点、主人公の異常さとの比較?
それと教国について。
☆とある国王の思惑
国の王族が全国民を教国へ売ったことは周知の事実なのでわざわざ教えるまでもないとアベルの上司は考えている。
収納スキル持ちが人を運んだことは公開していないが精霊を害したことや国から精霊が消えたことは公開されているので、アベルに精霊の居ない土地を見せたら何を思うかと考えただけである。
それと、他国の瓦礫撤去を手伝ったと聞いて意外に思っている。
5年間眠っていたことについて深く考えず、その間のことを他人にあまり訊ねていない主人公が悪いとも言える。
☆ギフト、スキル
教国圏ではスキルのことをギフトと言う。
これは魔王大戦前から続くもの。
☆教国圏
街や村の教会に居る神父が教国から派遣されている国を教国圏と言う。
同盟、あるいは緩めの従属な関係。
魔王大戦前はこの大陸にある教会へは教国から神父が派遣されていたのだが、魔王大戦末期頃に余裕が無くなりそれぞれの国で管理するようになった。
大戦後、ギフトを授ける道具は元々教会の物なので派遣拒否なら回収すると言って揉めたり道具の複製に成功した国が有ったりで教国はこの大陸での影響力を大戦前より落としている。
☆教国圏でのスキルの扱い
教国にはギフトをより良く導くためのレシピが有り、国の発展に必要と思われるギフトの育成を国家主導で行なっている。
その全ては対魔王を想定しており、戦力の増強だけでなく長期保存可能な食糧の開発などもされている。
ちなみに廃棄民の食事には設定された消費期限を越えた保存食が出されている。
教国圏のギフト(スキル)持ちはレシピ本に書かれている通りに成長をさせるので他国に比べて高い能力を持つ。
優れた量産品達を組織運用するのが教国の強みである。
ごく稀に他国でレシピ以上の能力を持つ者が出るが人間の一生は教国の歴史よりも短いので、仮に敵対しても守りに徹すれば相手は寿命で死ぬと考えている。
魔王大戦で教国は滅びることなく残ったのでその考えは正しいと彼らは思っている。
☆カインの収納
彼の収納庫もそのレシピ本通りに作られているのでアベルの持つ物とは異なる成長のし方をしている。
教会の影響下にある国で儀式を行った収納庫持ちは、ギフトを貰ってすぐに生きた魔物を収納しなければ死ぬかも知れないと言う場面に遭遇したりしないので、生きた魔物を収納しようと考えない。
貴重なのを知っているので、他の能力が良かったとか戦闘スキルが欲しかったなどと考えないので他人を収納してもスキルが増えたりしない。
それに、信仰対象の精霊を収納しようだなんて考えない。
☆カイン
ギフトを手に入れてからの数ヶ月間である程度方向性が決まると言われており、十数年経ってから人を収納する能力を身に付けたカインは優秀者で有る。
ギフトとは種で有り育て方次第で大きく変わると言われているので、育成レシピ以外のことをして変な事になるのを教国圏に住む多くの人は望まない。
「またですかカイン殿」
私は急いで馬車を降りて車輪に背中を預けて休む。
「ふう…」
収納庫から濡れた手拭いを出し顔に当てる。
ひんやりとして気持ち良い…この冷たさを与えてくれる収納のギフトを授けてくれた神に感謝します。
まぁ、そのせいで毎日のように馬車で移動することになっているのだが…。
「落ち着きましたか?」
「ああ、なんとか」
「もう半年くらい経っているんだし、そろそろ慣れませんかね?」
「半年経っても慣れないから一生このままだろうね」
上の方とこの国の話し合いで生き残った民を全員教国へ輸送することになり、私が遣わされることになったのが半年前。
この話を聞いた時、食料を運べば良いのではと最初は思ったのだが、土地そのものが呪われて作物が育たないらしく王族が国を捨てる決断をしたのだと言う。
最初は何を言っているのかわからなかったが、その国の貴族が精霊を監禁して弄び最後に殺したと言う話を聞き、そりゃその国終わったわと思った。
教団内には精霊の敵を救う必要は無いと言う意見も有ったと聞くし、私も賛成である。
救う選択をしなければ私も毎日のように馬車酔いなんてせずに済んだしな。
「次の港で最後ですから頑張ってくださいよ」
「その港、7往復する予定なのだが?」
「魚食べて住人生き延びてますからねぇ」
「はぁ、1度に全員収納出来たら良いのに…」
魔力を増やす訓練などをして収納限界を増やしてきたけれど、一度に370人が限度だからねぇ。
そもそも収納のギフトが生き物も収納出来るだなんてこの話が来るまで誰も知らなかったし。
お前が民を運べば楽なんだけどなと言った同僚の冗談を聞いた上司が次の日囚人を連れて来て入れろって言ってきた時は上司の頭を本気で疑った。
最初は無理だったのだけれど2月ほどそればかりやらされてたら本当に出来るようになった時は驚いた。
それからは色々と試して出来たのが、相手の体に触れて名前を呼んだ後に人物収納と言うと収納庫の中にその人物を収納し、出す時は名前を呼んだ後に人物排出と言うと目の前に出すことが出来る決まりを作った。
収納ギフトの育成法に自身の名が書かれた最新版を見た時は感動したな、うん。
ただ、10人以上収納することは考えてなかったので名前覚えられなくて手帳に書くことになるとは思わなかったけどね。
それからは途中まで行われていた廃棄民輸送と並行して村や町の往復をし、気が付いたら私と私の護衛十数人だけで廃棄民輸送していた。
教国の民は廃棄民の受け入れに対してあまり良い感情を持っていないからね。廃棄民と名付けられた辺り上の方も良い感情を持ってないのがわかる。
まぁ、精霊を害し精霊に見捨てられた民など深い信仰心を持つ者ほど嫌だろうなと思うよ。
私たちだけになった理由を説明する時に予算削減とか言っていたけれど、本当のところは輸送をしていた騎士たちが廃棄民に関わりたくなかったのだろうね。
それでも廃棄民を受け入れなくてはならないのは街の教会に神父を派遣している国だから仕方がない。
何もしなかったら他の国にも影響が出る。
教会に神父を派遣している国とは、国の運営が困難になった時は我が国が必ず救う約束をしてしまっているから助けを求められたら応じるしかない。
*****
別視点、主人公の異常さとの比較?
それと教国について。
☆とある国王の思惑
国の王族が全国民を教国へ売ったことは周知の事実なのでわざわざ教えるまでもないとアベルの上司は考えている。
収納スキル持ちが人を運んだことは公開していないが精霊を害したことや国から精霊が消えたことは公開されているので、アベルに精霊の居ない土地を見せたら何を思うかと考えただけである。
それと、他国の瓦礫撤去を手伝ったと聞いて意外に思っている。
5年間眠っていたことについて深く考えず、その間のことを他人にあまり訊ねていない主人公が悪いとも言える。
☆ギフト、スキル
教国圏ではスキルのことをギフトと言う。
これは魔王大戦前から続くもの。
☆教国圏
街や村の教会に居る神父が教国から派遣されている国を教国圏と言う。
同盟、あるいは緩めの従属な関係。
魔王大戦前はこの大陸にある教会へは教国から神父が派遣されていたのだが、魔王大戦末期頃に余裕が無くなりそれぞれの国で管理するようになった。
大戦後、ギフトを授ける道具は元々教会の物なので派遣拒否なら回収すると言って揉めたり道具の複製に成功した国が有ったりで教国はこの大陸での影響力を大戦前より落としている。
☆教国圏でのスキルの扱い
教国にはギフトをより良く導くためのレシピが有り、国の発展に必要と思われるギフトの育成を国家主導で行なっている。
その全ては対魔王を想定しており、戦力の増強だけでなく長期保存可能な食糧の開発などもされている。
ちなみに廃棄民の食事には設定された消費期限を越えた保存食が出されている。
教国圏のギフト(スキル)持ちはレシピ本に書かれている通りに成長をさせるので他国に比べて高い能力を持つ。
優れた量産品達を組織運用するのが教国の強みである。
ごく稀に他国でレシピ以上の能力を持つ者が出るが人間の一生は教国の歴史よりも短いので、仮に敵対しても守りに徹すれば相手は寿命で死ぬと考えている。
魔王大戦で教国は滅びることなく残ったのでその考えは正しいと彼らは思っている。
☆カインの収納
彼の収納庫もそのレシピ本通りに作られているのでアベルの持つ物とは異なる成長のし方をしている。
教会の影響下にある国で儀式を行った収納庫持ちは、ギフトを貰ってすぐに生きた魔物を収納しなければ死ぬかも知れないと言う場面に遭遇したりしないので、生きた魔物を収納しようと考えない。
貴重なのを知っているので、他の能力が良かったとか戦闘スキルが欲しかったなどと考えないので他人を収納してもスキルが増えたりしない。
それに、信仰対象の精霊を収納しようだなんて考えない。
☆カイン
ギフトを手に入れてからの数ヶ月間である程度方向性が決まると言われており、十数年経ってから人を収納する能力を身に付けたカインは優秀者で有る。
ギフトとは種で有り育て方次第で大きく変わると言われているので、育成レシピ以外のことをして変な事になるのを教国圏に住む多くの人は望まない。
12
あなたにおすすめの小説
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
A級パーティから追放された俺はギルド職員になって安定した生活を手に入れる
国光
ファンタジー
A級パーティの裏方として全てを支えてきたリオン・アルディス。しかし、リーダーで幼馴染のカイルに「お荷物」として追放されてしまう。失意の中で再会したギルド受付嬢・エリナ・ランフォードに導かれ、リオンはギルド職員として新たな道を歩み始める。
持ち前の数字感覚と管理能力で次々と問題を解決し、ギルド内で頭角を現していくリオン。一方、彼を失った元パーティは内部崩壊の道を辿っていく――。
これは、支えることに誇りを持った男が、自らの価値を証明し、安定した未来を掴み取る物語。
卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。
柊
ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。
そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。
すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
本物の聖女じゃないと追放されたので、隣国で竜の巫女をします。私は聖女の上位存在、神巫だったようですがそちらは大丈夫ですか?
今川幸乃
ファンタジー
ネクスタ王国の聖女だったシンシアは突然、バルク王子に「お前は本物の聖女じゃない」と言われ追放されてしまう。
バルクはアリエラという聖女の加護を受けた女を聖女にしたが、シンシアの加護である神巫(かんなぎ)は聖女の上位存在であった。
追放されたシンシアはたまたま隣国エルドラン王国で竜の巫女を探していたハリス王子にその力を見抜かれ、巫女候補として招かれる。そこでシンシアは神巫の力は神や竜など人外の存在の意志をほぼ全て理解するという恐るべきものだということを知るのだった。
シンシアがいなくなったバルクはアリエラとやりたい放題するが、すぐに神の怒りに触れてしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる