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子供からの卒業
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誰も居ない国のことをロイルさんに話したら呆れられた…。
あの国から人が居なくなったことは教国から公表されていることで上位貴族や商人なら知っているのだとか。
いや、だって、はい、すいません…。
この5年間にあったことを義母たちに聞いた時、殆ど身の回りの話ばかりで他国のことなどは周りから軽めに教えて貰っただけだったのであの国のことは知らなかった。
行ったことのない国だった事もあり、気にもしてなかったから
な…。
次の日、城の中にある図書館を利用して5年間にこの大陸で何が起きていたのかを調べている。
帝国が戦争を仕掛けられて勝ったとか初め知ったが…。
あとは魔王大戦のことについて書かれた本を幾つか読んだ。
どの本もそうだが、魔王の正体が赤の精霊とは書かれていない。知らないのか隠しているのかはわからないが、精霊信仰が有るこの大陸では公にしない方が良いことなのかなとは思う。
大地の精霊が居る場所がわからないかなと思って精霊関係の本も読んでみたが、目撃情報などはなかった。
「しかし、想像図なのか知らないが全然違うな」
精霊の解説に絵が描かれている箇所が有るのだが、火の精霊や花の精霊が女性だったり雪の精霊が大人だったりと実際と違うのが多い。
それどころか精霊の全てが女性の姿をしている。
他の本もやはり女性が多く、その元となったのが教会にある精霊の像なのだそうだ。
もしかして、精霊は女性しかいないとこの大陸の人達は思っている? でも花の精霊や火の精霊がうちに来た時はそれについて誰も言ってなかったし…。
気になったので義母に聞いてみたら、魚の精霊も居るのだから男の精霊も居るでしょうと軽く言っていた。
その時に、会ったことが無い人たちは信じないでしょうねと言っていたので、このことを他の人に言うのはやめておこうと思う。
*
ロイルさんが他の大陸から来たことは知ってるけれど、詳しく聞いたことがないなと今更にして思う。
いずれリリーナと行く約束をしている場所なのに何も知らないと言うのは不味いしな。
ロイルさんは今も生きているのでこの大陸とそんなに変わらないと思うから多分行っても死んだりはしないと思う。
魔王が居たと言われている大陸はどうなんだろう?
魔王の正体である赤の精霊が居るなら大丈夫なのではないかと思うのだけど、行ってみないとわからないしなぁ。
あとは、俺は大丈夫でも他の人が大丈夫なのかはわからないのも問題か。
俺の身体は精霊の力が馴染むように作り替えられたので普通の人が体調を崩す場所でも平気かも知れない。
誰かを連れて行く時は事前に山で拾った盗賊でも住まわせて異常が起きないか試した方が良いだろうな。
しかし、空気に魔力が含まれていない国か。
そんな環境でどうやって生きて行くのだろう。
*
竜騎士さんの治める領地へ行くことにする。
突然押しかけることになるが、事前連絡する為に人を使うと何日も掛かるからなぁ…。
それなら直接行って居なかったら会う約束をし、居て時間の余裕が有ったら話してみるという感じでどうかなと考えている。
「それはお前が悪いな」
家に行ったら竜騎士さんが居たので自分の身体が5年前と変わったことや、この5年間にあった事を知らずロイルさんに呆れられたことなどを相談したらそんなことを言われた。
「何時迄も1人で居るのがおかしいしな」
「1人でですか? 婚約などのことでしょうか?」
「家臣のことだ。本当なら親父や兄貴が言うべきことだと思うんだがな」
そう言って、やれやれみたいな感じで首を振る竜騎士さん。
そう言ったことをドゥーンハルトの人たちから言われたことは確かに無いな。
見た目はともかく成人し仕事と国に保証された身分が有るのに義理とは言え親の用意した家や兄から使用人を借りて世話をして貰ってるのは確かにおかしい気がしてきた。
「家臣ですか」
「使用人でも良いがお前個人に仕える者を作れ。王都の家に居るのも領都の家に居るのも借り物だろう」
「やはりおかしいですかね?」
「お前の立場から考えたら普通ではないな。何時まで子供で居るつもりだ?」
「そう見えますか?」
「見えるな」
「そうですか…」
見た目に気持ちが引っ張られているのだろうか。
あるいは人では無くなった身体の影響?
それとも、ただ単に俺が甘えてるだけだろうか。
あそこなら甘えが消えるだろうか…。
「例えば、例えばですが、この国から離れて暮らしたら大人になれると思いますか?」
「どうだろうな、やってみないとわからんだろうな」
「そうですか」
「ただ、やらないよりはマシだろう?」
「そうかも知れませんね」
それから竜騎士さんの頼み事がなんだったのか聞いたら、森に道を作るのを手伝って欲しかったそうだが今はそれなりに動いているので良いと言っていた。
それから俺が預けた物は全部譲ることにした。断られたけど、5年間倉庫を借りた料金だからと押し付けた。
「また来ます」
「おう、そうしろ。実際弟になったが、その前からお前は弟分みたいなもんだしな。何かあったら頼れよ」
「はい」
*
魔道具を使って瓦礫撤去をした街へ行くことを城に伝えると、渡して欲しい物と何人か連れて行って欲しいから一度城に来てくれと言われた。
俺も陛下に伝えた方が良いと思うこともあるし、ちょうど良い。
「これをあの街を管理してるセラー家へ渡して欲しい」
「わかりました」
「それが何か聞かないのか?」
「聞いた方が良いのであれば」
「ふむ」
陛下は俺を見て何かしら考えたようだが特に何も言わず、代わりに俺から話したいことがあると聞いたが何かと言われた。
「セラー家が管理してる街に買った土地に住む許可が欲しいのですが、それはこの国の貴族として問題になるのでしょうか?」
「あの街に住む理由は?」
「貴族らしくなる為に必要じゃないかと思ったのです」
「どう思う?」
「そうですね、あの街から王都へ何時間で来られるか?」
陛下がお付きの人に相談?し、そのようなことを言われる。
「30分くらいです」
「なら問題ないのではないでしょうか」
「そうだな。それに都合が良い」
「都合が良い?」
「その書類はセラー家を我が国の貴族として認める物だ。あの街は正式にこの国の物となる」
「…は?」
「間の砂漠とそこに通じる幾つかの土地もな」
……何それ?
あの国から人が居なくなったことは教国から公表されていることで上位貴族や商人なら知っているのだとか。
いや、だって、はい、すいません…。
この5年間にあったことを義母たちに聞いた時、殆ど身の回りの話ばかりで他国のことなどは周りから軽めに教えて貰っただけだったのであの国のことは知らなかった。
行ったことのない国だった事もあり、気にもしてなかったから
な…。
次の日、城の中にある図書館を利用して5年間にこの大陸で何が起きていたのかを調べている。
帝国が戦争を仕掛けられて勝ったとか初め知ったが…。
あとは魔王大戦のことについて書かれた本を幾つか読んだ。
どの本もそうだが、魔王の正体が赤の精霊とは書かれていない。知らないのか隠しているのかはわからないが、精霊信仰が有るこの大陸では公にしない方が良いことなのかなとは思う。
大地の精霊が居る場所がわからないかなと思って精霊関係の本も読んでみたが、目撃情報などはなかった。
「しかし、想像図なのか知らないが全然違うな」
精霊の解説に絵が描かれている箇所が有るのだが、火の精霊や花の精霊が女性だったり雪の精霊が大人だったりと実際と違うのが多い。
それどころか精霊の全てが女性の姿をしている。
他の本もやはり女性が多く、その元となったのが教会にある精霊の像なのだそうだ。
もしかして、精霊は女性しかいないとこの大陸の人達は思っている? でも花の精霊や火の精霊がうちに来た時はそれについて誰も言ってなかったし…。
気になったので義母に聞いてみたら、魚の精霊も居るのだから男の精霊も居るでしょうと軽く言っていた。
その時に、会ったことが無い人たちは信じないでしょうねと言っていたので、このことを他の人に言うのはやめておこうと思う。
*
ロイルさんが他の大陸から来たことは知ってるけれど、詳しく聞いたことがないなと今更にして思う。
いずれリリーナと行く約束をしている場所なのに何も知らないと言うのは不味いしな。
ロイルさんは今も生きているのでこの大陸とそんなに変わらないと思うから多分行っても死んだりはしないと思う。
魔王が居たと言われている大陸はどうなんだろう?
魔王の正体である赤の精霊が居るなら大丈夫なのではないかと思うのだけど、行ってみないとわからないしなぁ。
あとは、俺は大丈夫でも他の人が大丈夫なのかはわからないのも問題か。
俺の身体は精霊の力が馴染むように作り替えられたので普通の人が体調を崩す場所でも平気かも知れない。
誰かを連れて行く時は事前に山で拾った盗賊でも住まわせて異常が起きないか試した方が良いだろうな。
しかし、空気に魔力が含まれていない国か。
そんな環境でどうやって生きて行くのだろう。
*
竜騎士さんの治める領地へ行くことにする。
突然押しかけることになるが、事前連絡する為に人を使うと何日も掛かるからなぁ…。
それなら直接行って居なかったら会う約束をし、居て時間の余裕が有ったら話してみるという感じでどうかなと考えている。
「それはお前が悪いな」
家に行ったら竜騎士さんが居たので自分の身体が5年前と変わったことや、この5年間にあった事を知らずロイルさんに呆れられたことなどを相談したらそんなことを言われた。
「何時迄も1人で居るのがおかしいしな」
「1人でですか? 婚約などのことでしょうか?」
「家臣のことだ。本当なら親父や兄貴が言うべきことだと思うんだがな」
そう言って、やれやれみたいな感じで首を振る竜騎士さん。
そう言ったことをドゥーンハルトの人たちから言われたことは確かに無いな。
見た目はともかく成人し仕事と国に保証された身分が有るのに義理とは言え親の用意した家や兄から使用人を借りて世話をして貰ってるのは確かにおかしい気がしてきた。
「家臣ですか」
「使用人でも良いがお前個人に仕える者を作れ。王都の家に居るのも領都の家に居るのも借り物だろう」
「やはりおかしいですかね?」
「お前の立場から考えたら普通ではないな。何時まで子供で居るつもりだ?」
「そう見えますか?」
「見えるな」
「そうですか…」
見た目に気持ちが引っ張られているのだろうか。
あるいは人では無くなった身体の影響?
それとも、ただ単に俺が甘えてるだけだろうか。
あそこなら甘えが消えるだろうか…。
「例えば、例えばですが、この国から離れて暮らしたら大人になれると思いますか?」
「どうだろうな、やってみないとわからんだろうな」
「そうですか」
「ただ、やらないよりはマシだろう?」
「そうかも知れませんね」
それから竜騎士さんの頼み事がなんだったのか聞いたら、森に道を作るのを手伝って欲しかったそうだが今はそれなりに動いているので良いと言っていた。
それから俺が預けた物は全部譲ることにした。断られたけど、5年間倉庫を借りた料金だからと押し付けた。
「また来ます」
「おう、そうしろ。実際弟になったが、その前からお前は弟分みたいなもんだしな。何かあったら頼れよ」
「はい」
*
魔道具を使って瓦礫撤去をした街へ行くことを城に伝えると、渡して欲しい物と何人か連れて行って欲しいから一度城に来てくれと言われた。
俺も陛下に伝えた方が良いと思うこともあるし、ちょうど良い。
「これをあの街を管理してるセラー家へ渡して欲しい」
「わかりました」
「それが何か聞かないのか?」
「聞いた方が良いのであれば」
「ふむ」
陛下は俺を見て何かしら考えたようだが特に何も言わず、代わりに俺から話したいことがあると聞いたが何かと言われた。
「セラー家が管理してる街に買った土地に住む許可が欲しいのですが、それはこの国の貴族として問題になるのでしょうか?」
「あの街に住む理由は?」
「貴族らしくなる為に必要じゃないかと思ったのです」
「どう思う?」
「そうですね、あの街から王都へ何時間で来られるか?」
陛下がお付きの人に相談?し、そのようなことを言われる。
「30分くらいです」
「なら問題ないのではないでしょうか」
「そうだな。それに都合が良い」
「都合が良い?」
「その書類はセラー家を我が国の貴族として認める物だ。あの街は正式にこの国の物となる」
「…は?」
「間の砂漠とそこに通じる幾つかの土地もな」
……何それ?
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