エレベーターで一緒になった男の子がやけにモジモジしているので

こじらせた処女

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4中学生視点

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背中を何度か叩かれて、無意識に体が跳ねる。
「ぁ…ごめ、なさい、ごめん、なさいっ、」
(中学生なのにっ、なったのにっ、全部出しちゃったっ、)
「ッヒグ、ぅ゛~…」
手を離すと、ばだばだと溜まっていた水が落ちていく。新しい制服も、失敗でぐしょぐしょだ。
「ほら、風邪ひくからおいで」
腰に手を当てられて、お風呂場に連れて行かれる。
「洗濯してやるから脱げ」
「でもっ、せいふくっ、」
「大丈夫大丈夫。ベルト外すぞ?」
何も汚れていない綺麗な手で、唯一被害のなかったベルトが外されていく。
「とれた。あとはできるか?」
「できる…」
ズルッとパンツごとそれらを下ろす。黄色く染まった白い布。
「よくできました」
お兄さんからは僕はどれほど幼く見えているのだろうか。まあ、お漏らししちゃったんだから仕方ないか…
「上はちょっと袖先濡れてるな。俺が脱がすな?」
手をタオルで拭われて、肩の襟から腕を抜き取られる。
「シャツは大丈夫だけど…まあ一緒に洗っちゃうか。脱いじゃってー」
こんな何の関わりもない隣の人間に、なんでこんなに優しくしてくれるんだろう。顔もすっごくかっこいい。女の人にもモテるんだろうな…


「あがり、ました…」
「あー、やっぱりぶかぶかか。まあ隣だし良いだろ」
膝を隠すぐらい長いTシャツ。肩がずり落ちて、何度も何度もずり上げる。
「髪まだ濡れてる。タオル借りるな?」
わしゃわしゃと犬にするみたいに激しく頭をかき回される。人にされるのってきもちいい。
「よし完成。一応洗っといた。あとは部屋干ししとけ」
「ありがとう、ございます。服っていつ返しにいけば良いですか?」
「ん?ああ、いーよいーよ。持っといて。そんな高いもんでもないし」
「そんなっ、でもわるいです、」
「って言っても俺結構不規則だからなぁ…まあ土曜日の昼間はいつでもいるし、気が向いたら返してくれ」
「っはい、ありがとうございました」
行方不明の鍵は数学の教科書の間に挟まっていて。僕は無事に家に帰り、何事もなかったかのように制服をハンガーにかけたのであった。
「お礼、何持っていこう」
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