23 / 45
第二章 ノーカウントパンチ
第二十三話 教会のお姫さま
しおりを挟む
裏庭の教会はやはり大きくて、扉だけでも、わたしの倍くらいの高さがあった。
(この扉、開けられるかな? 重たそうだけど)
押してみると、たしかに重かった。けれどデパートのガラスの扉くらいの重さだ。開くときの音も静かで、ストレスが少ない。
中はバスケットコートほどの広さで、その奥でふわふわの金髪の女の子――お人形ちゃんが振り向いてこっちを見た。
「―……!」
お人形ちゃんは小さく悲鳴を上げると、隣でかがんでいる人影に隠れた。その人影はわたしに背中を見せていたので、お人形ちゃんと向き合う形になる。
人影は頭に載せていた両手を下ろして、立ち上がった。お人形ちゃんの髪を、黒く短くしたようなその人は、無垢なメイドさんで間違いない。
他の人の姿はなかった。
(あれ? わたしが参加しないといけない集まりがあるのかと思ってたんだけど、違うのかな? じゃあなんで双子ちゃんたちは、わたしに行けって言ったんだろ?)
無垢なメイドさんはパーの指先を口元に当てて上品に驚いた後、何か訊ねるように声をかけて来た。
(『どうして来たの?』とか言われてるのかな? それはわたしが聞きたいんだけど)
わたしは苦笑いを返すことしかできなかった。
無垢なメイドさんが手招きしたので、わたしは奥へと進んだ。中央の通路から、葉脈状に長椅子が並んでいる。
中は薄暗い。祭壇のオベリスクの先にある丸い窓が、唯一の照明のようだ。
(完全に前の集落にあった教会と同じだ。家の敷地内に教会があるって凄すぎない?)
わたしが近くまで行くと、無垢なメイドさんは祭壇に向かって膝をつき、両手を頭に載せた。それがお祈りのポーズだろうということは、前の集落で学んでいる。
(わたしを呼んでからお祈りを始めたってことは……?)
わたしのために祈ってくれているのだろうか。神様に『新しいメイドさんです』と紹介しているのかもしれない。
(もしくは、お祈りのお手本を見せてくれてるとかかな)
ここは教会なのだから、お祈りをしに来たと思われるのは当然かもしれない。
なんにせよ、ここはわたしもお祈りをするべきだろう。
わたしは両の手の平を合わせて、目を閉じた。やはりわたしの神様といえば、名前もちゃんと覚えていない、近所の神社の神様だ。
(わたしに嫌がらせばかりするこの世界の神様に、天罰が下りますように)
ささやかな願いを心の中で唱え終えると――
「――――――?」
鈴が鳴るようなかわいらしい声とともに、手首が何かに包み込まれた。目を開くと、お人形ちゃんが正面にいて、わたしの手首をつかんでいる。
「え? な、なに?」
わたしの手はそのまま持ち上げられ、頭の上へと載せられてしまった。
(いや、この格好でさっきのお願いしたらヤバすぎるでしょ!)
けれど、満足げに頷くお人形ちゃんを前にすると、もとに戻すのは気が引ける。
無垢なメイドさんが、わたしの横で立ち上がった。
「――――――?」
無垢なメイドさんが何かをたずねると、お人形ちゃんは頷いてから、両手を胸に当ててしゃがんだ。
無垢なメイドさんはそれを見てこくりと頷く。そして何かを諭すようにお人形ちゃんに話しかけた。
すると、お人形ちゃんはこくこくと頷いてから、わたしに向かって頭を下げた。
「――」
ごめんなさいと、言っているような気がした。
「だ、大丈夫だから……うん」
頭を撫でてると、お人形ちゃんは顔を上げた。でもその表情は笑顔ではなく、泣くのを我慢しているように見える。
(え、やば……)
知らないところから湧き出てくる危機感が、わたしに全力の作り笑顔をさせた。
すると、お人形ちゃんの表情が一気に明るくなる。
ほっと一息つくと、お人形ちゃんが無垢なメイドさんのスカートをつまんだ。
お人形ちゃんは祭壇とかが置かれているところの、左奥を指さした。
そこにはタンスのような箱があった。箱からは無数のパイプが上に伸びている。パイプは長さも太さもまちまちで、まるで小さな工場があるみたいだった。
無垢なメイドさんはお人形ちゃんと目を合わせて何か言うと、その箱へと向かっていった。
お人形ちゃんはわたしの手を取って、一番前の椅子へと誘導する。
わたしたちが椅子に座ると、無垢なメイドさんは箱の下の部分を、引き出しを開けるように引っ張った。
すると三分の一くらいの小さな箱が分離して、もとの箱はLを逆さまにしたみたいな形になる。
外れた小さな箱を一歩後ろに置いて、今度は箱の上の部分を持ち上げた。すると、さっき外れたのと同じくらいの箱が奥側へと上がり、トの字のような形になった。
無垢なメイドさんは最初に外した箱に座り、トの字の箱の出っ張っている部分に手を置いた。
(ピアノ……っていうか、オルガンみたいな楽器なのかな?)
そう思ったのもつかの間、重たい音が体の芯に響いた。ピアノとかオルガンからなるような音じゃない。太鼓のような音だ。それが拍子をとるように、一定のリズムでなっている。
無垢なメイドさんが動かしているのは手ではなく、足だった。足元のペダルを踏むたびに、太鼓のような音が箱から響いているのだ。
無垢なメイドさんが手元を動かすと、オルガンとピアノの中間みたいな音が鳴った。一つの音を伸ばしていたのだけれど、太鼓に合わせて波打つように響いている。
そして無垢なメイドさんが足を止めて、太鼓のような音が鳴りやむと、鍵盤からの音も聞こえなくなった。
(太鼓の音をパイプに響かせて、音を鳴らす楽器なのかな?)
無垢なメイドさんは深呼吸すると、またペダルを踏んで太鼓の音を鳴らし始める。
指が動き始めると、ゆったりとした曲が奏でられ始めた。もちろん知らない曲だ。
いかにも教会で流れていそうな曲で、知っている曲だとアメージンググレイスとかに近いかもしれない。
目を閉じて、世界観を感じながら聞くと、心が浄化されいく気分になる。
隣のお人形ちゃんを見ると、体を横に揺らしながら足をぶらぶらしていた。ノリノリで聴いているようだ。
間違いなくわたしとは違う楽しみ方をしていたけれど、かわいらしい。音楽と場所も相まって、天使を見ているようだった。
教会内にあふれる非日常感が、わたしの心に火をつけた。活動的ではないわたしが、動きたくて仕方のなくなるこの感覚には覚えがあった。
(集落での事件で、犯人がわかったときに似てるかも)
曲が終わると同時に、わたしは立ち上がった。自然と出た拍手をしながら、無垢なメイドさんに近寄る。
「よ、よかった。なんか……創作意欲湧いてきたかも」
一方的な宣言をするわたしに、無垢なメイドさんは笑顔を向けてくれた。
わたしの足元に駆け寄ってきたお人形ちゃんは、とても誇らしげな顔をしていた。
(この扉、開けられるかな? 重たそうだけど)
押してみると、たしかに重かった。けれどデパートのガラスの扉くらいの重さだ。開くときの音も静かで、ストレスが少ない。
中はバスケットコートほどの広さで、その奥でふわふわの金髪の女の子――お人形ちゃんが振り向いてこっちを見た。
「―……!」
お人形ちゃんは小さく悲鳴を上げると、隣でかがんでいる人影に隠れた。その人影はわたしに背中を見せていたので、お人形ちゃんと向き合う形になる。
人影は頭に載せていた両手を下ろして、立ち上がった。お人形ちゃんの髪を、黒く短くしたようなその人は、無垢なメイドさんで間違いない。
他の人の姿はなかった。
(あれ? わたしが参加しないといけない集まりがあるのかと思ってたんだけど、違うのかな? じゃあなんで双子ちゃんたちは、わたしに行けって言ったんだろ?)
無垢なメイドさんはパーの指先を口元に当てて上品に驚いた後、何か訊ねるように声をかけて来た。
(『どうして来たの?』とか言われてるのかな? それはわたしが聞きたいんだけど)
わたしは苦笑いを返すことしかできなかった。
無垢なメイドさんが手招きしたので、わたしは奥へと進んだ。中央の通路から、葉脈状に長椅子が並んでいる。
中は薄暗い。祭壇のオベリスクの先にある丸い窓が、唯一の照明のようだ。
(完全に前の集落にあった教会と同じだ。家の敷地内に教会があるって凄すぎない?)
わたしが近くまで行くと、無垢なメイドさんは祭壇に向かって膝をつき、両手を頭に載せた。それがお祈りのポーズだろうということは、前の集落で学んでいる。
(わたしを呼んでからお祈りを始めたってことは……?)
わたしのために祈ってくれているのだろうか。神様に『新しいメイドさんです』と紹介しているのかもしれない。
(もしくは、お祈りのお手本を見せてくれてるとかかな)
ここは教会なのだから、お祈りをしに来たと思われるのは当然かもしれない。
なんにせよ、ここはわたしもお祈りをするべきだろう。
わたしは両の手の平を合わせて、目を閉じた。やはりわたしの神様といえば、名前もちゃんと覚えていない、近所の神社の神様だ。
(わたしに嫌がらせばかりするこの世界の神様に、天罰が下りますように)
ささやかな願いを心の中で唱え終えると――
「――――――?」
鈴が鳴るようなかわいらしい声とともに、手首が何かに包み込まれた。目を開くと、お人形ちゃんが正面にいて、わたしの手首をつかんでいる。
「え? な、なに?」
わたしの手はそのまま持ち上げられ、頭の上へと載せられてしまった。
(いや、この格好でさっきのお願いしたらヤバすぎるでしょ!)
けれど、満足げに頷くお人形ちゃんを前にすると、もとに戻すのは気が引ける。
無垢なメイドさんが、わたしの横で立ち上がった。
「――――――?」
無垢なメイドさんが何かをたずねると、お人形ちゃんは頷いてから、両手を胸に当ててしゃがんだ。
無垢なメイドさんはそれを見てこくりと頷く。そして何かを諭すようにお人形ちゃんに話しかけた。
すると、お人形ちゃんはこくこくと頷いてから、わたしに向かって頭を下げた。
「――」
ごめんなさいと、言っているような気がした。
「だ、大丈夫だから……うん」
頭を撫でてると、お人形ちゃんは顔を上げた。でもその表情は笑顔ではなく、泣くのを我慢しているように見える。
(え、やば……)
知らないところから湧き出てくる危機感が、わたしに全力の作り笑顔をさせた。
すると、お人形ちゃんの表情が一気に明るくなる。
ほっと一息つくと、お人形ちゃんが無垢なメイドさんのスカートをつまんだ。
お人形ちゃんは祭壇とかが置かれているところの、左奥を指さした。
そこにはタンスのような箱があった。箱からは無数のパイプが上に伸びている。パイプは長さも太さもまちまちで、まるで小さな工場があるみたいだった。
無垢なメイドさんはお人形ちゃんと目を合わせて何か言うと、その箱へと向かっていった。
お人形ちゃんはわたしの手を取って、一番前の椅子へと誘導する。
わたしたちが椅子に座ると、無垢なメイドさんは箱の下の部分を、引き出しを開けるように引っ張った。
すると三分の一くらいの小さな箱が分離して、もとの箱はLを逆さまにしたみたいな形になる。
外れた小さな箱を一歩後ろに置いて、今度は箱の上の部分を持ち上げた。すると、さっき外れたのと同じくらいの箱が奥側へと上がり、トの字のような形になった。
無垢なメイドさんは最初に外した箱に座り、トの字の箱の出っ張っている部分に手を置いた。
(ピアノ……っていうか、オルガンみたいな楽器なのかな?)
そう思ったのもつかの間、重たい音が体の芯に響いた。ピアノとかオルガンからなるような音じゃない。太鼓のような音だ。それが拍子をとるように、一定のリズムでなっている。
無垢なメイドさんが動かしているのは手ではなく、足だった。足元のペダルを踏むたびに、太鼓のような音が箱から響いているのだ。
無垢なメイドさんが手元を動かすと、オルガンとピアノの中間みたいな音が鳴った。一つの音を伸ばしていたのだけれど、太鼓に合わせて波打つように響いている。
そして無垢なメイドさんが足を止めて、太鼓のような音が鳴りやむと、鍵盤からの音も聞こえなくなった。
(太鼓の音をパイプに響かせて、音を鳴らす楽器なのかな?)
無垢なメイドさんは深呼吸すると、またペダルを踏んで太鼓の音を鳴らし始める。
指が動き始めると、ゆったりとした曲が奏でられ始めた。もちろん知らない曲だ。
いかにも教会で流れていそうな曲で、知っている曲だとアメージンググレイスとかに近いかもしれない。
目を閉じて、世界観を感じながら聞くと、心が浄化されいく気分になる。
隣のお人形ちゃんを見ると、体を横に揺らしながら足をぶらぶらしていた。ノリノリで聴いているようだ。
間違いなくわたしとは違う楽しみ方をしていたけれど、かわいらしい。音楽と場所も相まって、天使を見ているようだった。
教会内にあふれる非日常感が、わたしの心に火をつけた。活動的ではないわたしが、動きたくて仕方のなくなるこの感覚には覚えがあった。
(集落での事件で、犯人がわかったときに似てるかも)
曲が終わると同時に、わたしは立ち上がった。自然と出た拍手をしながら、無垢なメイドさんに近寄る。
「よ、よかった。なんか……創作意欲湧いてきたかも」
一方的な宣言をするわたしに、無垢なメイドさんは笑顔を向けてくれた。
わたしの足元に駆け寄ってきたお人形ちゃんは、とても誇らしげな顔をしていた。
0
あなたにおすすめの小説
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる