僕は闇の魔王の戦争花嫁

ずー子

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第1章

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 その日の晩。
「んっああ…イクイクゥ……またイッちゃうよぅ…」
 カーティスの寝室で僕はあられもない声を上げて快楽に溺れていた。大変なことのあとってどうしてこんなに気持ちも身体も昂ぶるんだろう。
「おやおや、君はこんなことで大丈夫なのか?光の勇者様は随分と淫乱なのだね」
「あっ、あう、だってぇ、気持ちよくって……」
 後ろから激しく突かれながら、パンッパチュパチュンと肉がぶつかり合う音がする。ベッドに自分のモノを擦り付けながら、カーティスの匂いのする大きな枕にしがみついて、後ろを振り返る。
「全く、仕方のない子だね。それならもっと良くしてあげよう」
「あひぃ!?」
 カーティスはそう言って、僕の乳首を指先で摘み上げる。
「おっぱいは感じないんじゃなかったかな?」
「お、おかしいんの……なんか変な気分で……くすぐったいはずなのに、気持ちよくて、頭がおかしくなりそ……あん!あああぁぁ!!」
 甘い痺れが走って仰け反ってしまう。
「ほう、まだ開発されていないと思っていたが、これは予想以上だ」
「ああああ!だめ!イっちゃう!また出ちゃうよ!」
「ははは、構わんよ。さあ、出しなさい」
「あ……ああああ……!」
 後ろから突かれながら前を扱かれ、僕は射精した。
「はは、凄いな……手の中がドロドロだよ」
「はぁ……はぁ……」
 息を整えていると、カーティスが耳元で囁く。
「今度はこっちで可愛がってあげるからね」
 カーティスは仰向けに寝転ぶと、その上に僕を乗せる。いわゆる騎乗位って言うらしい。腹筋の上に手を置いて、割れ目にそそり勃ったカーティスのモノがぬるぬると触れる。それだけでも、エッチな気持ちになる。
「自分で動いてごらん?」
「え…?そんな…」
「できるだろう?」
 カーティスは意地悪な笑みを浮かべて、僕の尻を撫で回す。
「んっ……」
 僕はゆっくりと腰を下ろし、動かし始める。
「あっ、あん……」
(おっきぃ……下から貫かれてるみたい……)
「そうだ、上手じゃないか」
「んっ、んっ……」
 ナカに挿れたまま出し入れする度に、甘い快感が走る。
「はぁ、はぁ、きもちいっ……」
 だんだん夢中になり、動きが激しくなる。
「ふふふ、可愛いねぇ。私も手伝ってあげよう」
「やだ、触らないで……!」
 カーティスは僕のペニスを掴むと、上下にしごく。気持ちが良すぎて足が止まりそうになってしまうが、なんとか堪えて動かす。
「あっ、やめて、そんなにしたらいっちゃう!いく!いきます!あ!あ!ああ…!あー…!」
 2回目の絶頂を迎えた僕は、カーティスの上に倒れ込む。腰を支えていたカーティスの腕が、優しく頭を撫でる。
「頑張ったね。偉かったよ」
「うん……」
「次は私の番だ」
 カーティスは起き上がると、僕を押し倒す。足を持ち上げて、今度は正常位で挿入する。
「あっ、あぁん!」
「動くよ」
 独占欲と執着心が剥き出しになった瞳で見つめられる。僕はその視線にゾクゾクとした。
「んっ、んっ、んっ」
(すごい……激しいのに、痛くない…)
 愛されている感覚に酔いしれる。
「あっ、あっ、そこぉ…♡」
「ここがいいのかい?」
「うん…すき…気持ちいいのぉ…」
「なんて淫らなんだ…ふふ…群衆に見せてやりたいよ、光の救世主がどれだけ私が与える快楽に溺れているかを」
 上からズンズン責め立てられる。あまりの激しさに意識が飛びそうになる。目をぎゅっと瞑っていると「私を見なさい」と命令される。
 僕は言われた通りに目を開ける。カーティスの目は、表情は、戦闘の最中の高揚した時と同じくらい興奮し、嬉しくて仕方ないみたいに、獲物を喰らう前の獣のようにギラついていた。本能的に恐怖を覚える。
「ひっ…!」
(た、食べられる…!)
 ゾッとした僕は、思わず腰を引き、シーツを掴んで逃げようとする。しかし、カーティスはそれを許さなかった。両手首を掴まれ、頭の上で固定されてしまう。そのまま激しくピストン運動され、奥まで突き上げられる。
「あっ…!あうっ…!いやっ!こわい…んあっ!あぁあん…っ」
「逃げるな」
「ひっ!」
 カーティスの赤い目は、調停式の間押し殺していた独占欲が溢れ出ているようだった。怯える僕の首筋を舐めると歯を立てられる。
「あっ……!?」
(噛まれた?)
 チクリとした痛みを感じている間に、更に強く噛まれた。
「あ…ああ…!いたっ!やめて…!うああん…」
「はあ…かわいいよノア…あんなに皆から惜しまれてね…あいつらの前で君を犯したらどんな気分なのだろうかと、ずっとずっと考えていたよ…!これは私のものだ、私だけのものだってね…!」
「あっ、あっ、あっ、やだ、カーティス、お願い…!」
 がぶがぶ噛まれ、時折キスを落とされる。首筋に、無数の愛の証が刻まれた。
「ひゃあ……ん……」
 カーティスは満足気に微笑むと、再び激しく動き始めた。
「う……もうだめ……っ」
「まだだよ……もっともっと楽しませて……?」
 カーティスは僕の手を離すと、僕の太ももを掴み、自分の肩に乗せる。そして、真上から僕の中を突き刺すように腰を動かし始めた。
「あーっ……!ふかいっ……おくにあたってるぅ…♡」
「はあ……ノア……」
 僕の両膝の裏を持ち、大きく開脚させる。僕達の結合部分が水音を立ててよく見える。恥ずかしくて顔を背けようとすると「ちゃんと見なさい」と言われてしまった。僕は言われた通りじっと見る。
「ああ……すごい……おちんちんが入ってる……」
「そうだよ、ほら」
 カーティスは僕の手を取り、結合部に触れさせた。
「やぁん…すごい…こんなに大きいんだ……」
「はは、煽っているのか?」
 カーティスは僕の中に入っているものをゆっくりと抜き差しし始める。カリの部分で内壁を引っ掻かれ、ゾクゾクする。
「あっ……」
(ゆっくりされるの、形が分かって好き…かも…)
「もっと欲しいかな?」
「うん、ほしい…」
「じゃあ言ってごらん、『私はカーティス様のおチンポ奴隷です』って」
「へ、へんたい…!」
 闇の帝王、そんなこと言わせちゃうの…?
「何とでも?私は君の口から卑猥な言葉が出るならば、どう罵られても構わないよ」
「んっ……んん……」
「言え、言いなさい、ノア」
 カーティスは焦らすように、浅いところばかり、緩く揺さぶる。もどかしくて焦れったくてたまらない。
「んっ、んっ、んっ」
(だめ……言えない……)
「言わないとイかせてあげないよ」
「そんなぁ……いじわるしないでぇ…」
「ああ!なんて可愛いんだ君は…どこまで私の理性を試せば気が済むのだ……?」
 カーティスは頭に手を当て指の隙間から僕を見下ろす。その目が赤く爛々と輝いている。捕食者の目。
「ノア、早く」
 僕は我慢出来なくなり、口を開いた。
「わ、わたしは……カーティスさまのおちんぽどれいです……!」
(は、はずかしい…!なのに…なんでこんなドキドキしちゃうの…)
「はあ……なんて愛らしいんだ……!」
 泣きそうな僕を見て、カーティスは舌なめずりをする。そして、一気に奥まで挿入してきた。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
 激しいピストン運動に頭が真っ白になる。気持ち良すぎて何も考えられない。僕は無意識のうちに自ら足を絡めていた。
「ふふ、エッチだね、ノア」
「はあっ、はあっ、んんっ♡」
 カーティスは僕の両足を抱え上げると、思い切り体重をかけてきた。
「あぁぅぅう…!」
 ずぷりと最奥まで入り込む。あまりの質量の大きさに一瞬息が出来なくなる。
「あぁぁん……すごぉい……」
「はあ……全部入ったね……」
(やだ…こわい…力が抜けて…奥の奥まで届いちゃう…)
 僕は両手を両頬に添えてドキドキしながらカーティスの下腹部を見つめていた。
「ふーっ…ふーっ……」
 カーティスは熱い吐息を漏らし、僕の腰を掴むと、抽送を始めた。最初はゆっくり、徐々に速くなっていく。パンッ、パァンッと肌と肌が激しくぶつかり合う音が部屋に響き渡る。
「あっ、あんっ、やあぁん!すごいっ、きもちいいよぉ……!」
「私もだよ…絡みついてくる……最高だ……!」
「あぁぁん!おく、おくあたってるぅ……!おくすきぃ……!もっと、もっと突いて……!」
「ああ……ノア!」
 カーティスは僕の片足を高く持ち上げると、角度を変えて更に深く突き刺した。僕の一番奥、当たるとこ。身体中が気持ちよくて幸せで、先っぽに吸い付いてしまう。
「ひゃあ…♡そこ、らめぇ……!」
「はは、子宮口に当たっているのかな?ここが好きなんだ?」
「うんっ、すきぃ…おくトントンされるの、きもちよすぎるぅ…♡」
「可愛い……!可愛いよノア…!」
「んっ、ちゅ」
 キスをしながら激しく交わる。お互いの唾液を交換しながら舌を絡ませあう。
「はむ、じゅる、んく、んっ」
「んん、ふ、んん」
(は、はげしい…全部食べられちゃいそう…)
 僕の頭は快楽でいっぱいで、まともなことが考えられなくて、みんなのことも、戦争のことも、この人が僕の敵だってことも、平和のために犠牲になったことも、全部どうでもよく思えてきた。いけないことなのに。こんなこと許されないのに。
「はあ…ねぇ?ノア…この奥、入らないかな?」
 カーティスがナカをトントン突きながら、僕のおへその辺りをなぞる。ぼこ、て膨らんでいるところ。お腹の、突き当たりのところ。
「あ…あう…」
「結腸というんだけど、聞いたことあるかい?ここに挿れるとすごく気持ちが良いらしいよ」
「…………!」
 そんなの無理……絶対壊れちゃう…怖いのに、僕のナカは恐怖と期待でキュンキュン疼いていた。
おへその辺りをなぞっていた大きな手が僕のお腹を外から優しく押す。ぞぞぞ、と快感が駆け上がる。
「ねえ、入れてもいいだろう?」
「だめ、だめです……そんなところ、はいらないよぉ……」
「入るよ。大丈夫、ほら、力を抜いてごらん」
「や、やぁ……だめぇ…」
「私の言う通りにして?」
 耳元で甘く囁かれる。緩く、カーティスの魔法が僕の身体に巻き付いて、抵抗する力を抜いていく。
「んっ……わかったからぁ…それやだぁ…」
 僕は目をトロンとさせて、カーティスの肩に手を置いた。カーティスは僕の唇を塞ぐと、腰の動きを再開した。
「ふっ、んっ、んっ、んっ、んあっ!」
 おく、きちゃう、いちばんおくの、そのさきに…!
「~~~っ!!」
グポッ!!
「くっ…!!」
「ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
 ビクビクッ!僕は背中をしならせると目を見開く。入っちゃいけないところに、はいって、こじ開けられてしまった。
「すごいな…入った…!」
「あ、あぁぁ……あぁぁん…♡」
 カーティスのモノが奥の奥まで入っているのを感じる。身体の芯から溶けてしまいそうなほどの強烈な刺激に、僕は頭がおかしくなりそうだった。
「あぁ、すごい…ずっとイってる…ふわふわする……」
「ふふ、口開きっぱなしだよ、ノア。すごく可愛い……」
「はう……ちから、はいんないよぉ…♡」
 多幸感に包まれていると、カーティスはゆっくりと腰を引いた。
「はぅ……うそ……ぬいちゃうの……?ぼくのなか、きもちよくなかった……?」
「まさか。とても良かったよ?」
「ならなんで?やだ、やだぁ!もっと!もっとほしいのぉ!ふぇぇん!」
 悲しくて切なくてバカになった頭の中で僕は聞き分けのない子どもみたいになる。
「…君には本当に驚かされる。普段はあんなにもクールで大人っぽいのに、今はまるで子供だね」
「だってぇ…だってぇ…!」
「安心してくれ。私もまだ満足していないよ。もっと味わいたいんだ。おんなのこみたいになっちゃう、ノアの弱いところを、私の力だけで、届いて、広げて、愛したいだけだよ」
 僕の周りを取り囲んでいた魔法が解かれ、カーティスは僕の脚を自分の肩に乗せると、今度はゆっくり、奥だけを擦るように動かした。
「はうっ……♡」
気持ちいい……けど、足りない。
「ねぇ……そこだけじゃなくて……おくのおく……トントンしてほしいの……♡」
「ここかな?ふふ…ノアはすっかりおんなのこみたいになっちゃったね」
「あうっ!きもちぃい…それすき…トントンきもちいぃ♡♡」
「可愛い……可愛いよノア……」
「んっ、んっ、んんっ♡」
(かわいい……僕、ほんとうにかわいくなってる……?)
「ふふ、不安になることはない。私に抱かれる度に、どんどん可愛くなっているよ?」
「うう…心の中読むなよぉ…」
「私は魔法使いだからね」
 カーティスは意地悪な笑みを浮かべた。
「むぅ…ずるい…んちゅ…」
 頬を膨らます僕の機嫌取りみたいにキスで口を塞ぐ。
ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ。
 舌が絡まる音に僕の脳みそはどんどんトロけていく。
「あ……また、おっきくなってきた……」
「……っ!あまり煽らないでくれ。加減できなくなる」
「いいよ……いっぱいちょうだい…?」
「……ああ、もちろんだよ」
「んあっ♡」
 カーティスが腰を打ちつけるスピードを速める。パンッ、パンッ、と肌と肌が激しくぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。
「さあ…ノアの一番奥まで挿れるぞ……!」
「うん…きてぇ…きてぇ…♡」
 僕は緩みきった顔で微笑みながら両手を伸ばす。僕のナカの、保護魔法の抜きの熱くて固いソレが、また大きくなった。
 ずぷっ! お腹の奥深くに衝撃が走る。
「くっ…君は、本当に!」
「~~~~っ!!」
 目の前が真っ白になってチカチカする。僕は声にならない悲鳴をあげながら絶頂を迎えた。
「はーっ…ああ…先端、吸われる…!」
 カーティスは目を見開いて快感に耐えているようだ。僕はさっきの一番奥の奥まで挿れられて、全身の力が抜けて、目も口も緩んだまま、バカみたいに幸せで、蕩けて笑ってしまいそうになる。
「あっ、すご…ずっとイってる♡とまんない♡」
「くっ……もう出る…全部出すよ…全部受け止めるんだ、ノア!」 
「ああぁあぁあああ…!!」
 ビュルルルーー!!!ビューッ、ビュッ、ドピュッドピュー! 
 熱い精液が胎内を満たしていく感覚に、身体が大きく痙攣した。
(だめ…もう…死んじゃう……)
 快楽の海に溺れるみたいに、ビクン、ビクンと身体が大きく跳ねて、僕は意識を失った。

***

 寝室のカーテンから冷え冷えとした月の光が射し込んでくる。白いノアの肌には、太陽の光より静かなその輝きの方が似合っている。カーティスは汗でしっとりした髪を優しく撫でながらそう思った。その手は優しく、流れる時間も穏やかだが、その目はギラつき、心の内は切望した存在が手に入った達成感と支配欲に満ち溢れていた。
「綺麗な子だ。眠っているとお人形のようだよ」
 だが、目覚めたノアは才能に満ち溢れた少年だった。カーティスはノアに惹かれ、彼に心酔していた。
 その存在を、魔法を使わず自分の力だけで堕とした瞬間の高揚感は、今まで生きてきた中で最も甘美なものだった。
「……さぁ、これからどうしようか」
 思考回路を繋ぐなと言われたが、不安な気持ちは拭いきれない。この美しい少年が心離れしてしまうなど、考えただけで気が狂いそうになる。
 それに、ノアはまだ子供だ。なら自分なしでは生きていけない身体にしてしまえば良いのだ。カーティスは口元に弧を描いた。快楽漬けにして依存させるのもいいし、いっそのこと監禁して調教するのも良い。どちらにせよ、自分が飽きるまではノアは自分のものだ。
「…変な事考えているだろ」
 寝息が止まった瞬間、瞼が開く。その目の美しさにカーティスは見惚れた。
「起きてたのかい?恥ずかしいな」
「お前の考えなんて手に取るように分かるよ」
 ノアは呆れたような口調で言うと軽く伸びをして、す、と身体を寄せてきた。猫のようなしなやかさに思わず息を呑む。
「僕が大人しく君のオモチャになるとでも思った?生憎、そんなに甘くないよ?」
ノアの魔法が月明かりを反射してキラキラ煌めいている。
(いや、違うな…)
 この子の魔法は月のようだ。焼け付くような熱や激しさより、闇の中に煌々と照らす穏やかな光。触れたら火傷してしまいそうな危うさを受けてなお、包み込む優しさを併せ持つ。
「僕は大人しく君たちのモノになるつもりもない。戦争を終えるために、平和のために、誰よりも近くで君のことを監視させてもらうよ」
 ノアはカーティスの瞳をじっと見つめた。まるで自分の魂の奥底まで覗かれているようだった。
「……はは、やっぱり君は面白いね」
「当たり前だろう?僕は天才なんだから」
 ノアは得意げに微笑んだ。その表情すら愛らしい。カーティスはその光に絡みつくように自らの魔法を絡める。黒く、深く、重い魔法。上向きの形の良い尻を掴み、引き寄せる。思い知ればよいのだ、私の愛の重さを。
「そうだったね、ノア。君はあの夜唯一人、私の魔法の炎から逃れられた。あの夜から、私は君のことばかり考えていたんだよ」
「ふふ……僕って罪作りだね?」
「全くだ」
 二人はお互いの瞳を見つめ合い、クスリと笑ってキスをした。

☆★☆★☆★
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