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ペットが怖い
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それから暫く隊長さんの話に付き合った。
かれこれ別室で1時間以上話が止まらず、身長の話から始まり、季節の話や好きな食べ物、好きな女性の容姿などまるでお見合いですか?と聞きたくなるような隊長さんについて永遠と聞かされた。お見合いに参加してもモテないタイプ···
顔は堀が深く、髭がワイルドで身長が高いから、、、まるでハリウッドスターや海外のバンドマンの様な感じで格好いいのに···本当にもったいない。
「俺は走るのが早いのだが、この前·····」
まだ隊長さんは話しているようです。
そういや門の入口で他のドワーフさんを見たが、皆大きかった。隊長ほどではないが、騎士になるようなドワーフは大きいのかもしれない。前世のイメージのような『ちびっ子ドワーフ』もいるのかな?会ってみたい。
早く街を歩きたい~いつまで続くのかと···飽き始めた。
飽きてきたシンジュは足をブランブランと子供のように揺らし始めし、勢い余って靴を飛ばしボコンッとヒールの踵が壁に刺さったが、それでも隊長は1人の世界に入って気づかない···
横にいたエメがシンジュの真似をして同じことをやったが、何度やっても靴が刺さらず困惑しシンジュと壁を交互に見比べ「うぅぎぃ、、、」と奥歯を噛み締め泣きそうな様子に、シンジュが素早く靴を回収し、泣きそうなエメの背中を撫で始めてやっと落ち着いた。シンジュはフゥ~とため息を付いた···大人の行動が子供に悪影響を及ぼすと知って言動を気をつけようと思った。
こんなやり取りをしている間も隊長は話すのが止まらなかったが、落ち着いたエメが勇気を持って話しかけた。
「隊長様 おはなしありがとう。ぼくね、たくさん聞けて楽しかった。でも疲れちゃった。やすみたい。」
シンジュはエメに心のなかで拍手喝采パチパチとした。
いい加減に話を止めてほしかった···ありがとう!!
「あぁ悪かった悪かった。思わずたくさん話してしまったな。君たちは聞き上手だな。宿か。うーん今泊まるところはないと思うぞ。祭りが明日から5日間続くからな。俺の実家に来るか?今母親は冬眠明けで両親ともにいるし、父親も今回の祭りは参加しないんだよ。弟子を1人立ちさせるためにサポートするとか言ってたなあ、どうする?俺は祭りで実家に帰れないけどよかったらどうだ?」
エメ君がシンジュをチラッと見た。
あぁそりゃ私に決定権があるよね。
この隊長がいないなら大丈夫かな??
森で過ごそうかと思ってたけど、これもなにかの縁だと思ったシンジュは「隊長さん泊まらせてほしいな。3日間くらいお願いしたい。どうかな??」
そう伝えると隊長の目がギラーンって光った気がする。早まったかな。(焦)
エメ君も驚い顔をし、苦笑いを浮かべていた。
隊長はニコニコしながら素早く動き口笛を鳴らした。
シンジュは伝令?鳥にメモを渡して連絡する感じかなと予想を立てると···
暫くするバサバサと遠くの方から音が聞こえてきて、だんだん近づいてきた。ガシャーンと何かが窓にぶつかったと思ったら物凄く大きな鳥だった。鳥は隊長のところまでドスンドスンと身体を揺らしながら近づいていく···
シンジュの近くに寄ってきたためよ~く観察してみると『ハゲタカ?』と思わず顔が引き攣る。何故ならエメ君より明らかに大きなハゲタカだからだ。そのハゲタカは私達をじーっと見てる。
すると口から骨がポキッ、、、『ギョッ』とした。なななにを食べたのだろう。
そういや手紙を運ぶにはお駄賃が必要かな??
危害を加えられないためにも賄賂が···うん、必要だよね。
「隊長さん、この生き物に食べ物をあげて良い?ベリーとか食べるかな?」
「あぁ?いいぞ。お前腹減ってるのか?お嬢さんが食べ物くれるってよ!」
ワシャワシャとハゲタカを撫で回す隊長。
ハゲタカがギャーギャー言いながら物凄く嫌がってる···隊長気づいて??
とりあえず後ろを向いてアイテムボックスがバレないように、、、ゴソゴソッと漁るとベリーが出てきた。
「はいどうぞ。このテーブルにお、く、、ギョッッッエーーーー」
既にテーブルの上で胡座をかいて待ってる···コワイ、物凄くコワイ···
このハゲタカ人を殺したことある目だよ。絶対やってる。3人はやってる。
「どうした?」
思わず隊長の服を掴んでしまった。『ゲッやらかした』手をパッと離したけど、今度は横にいるエメ君がハゲタカような形相で怒っている。なななんで??あぁきっと隊長の服を掴むとか不敬だったからかな?心のなかでエメ君に謝る。
「隊長さん、ごめんなさい。服がシワに。。。弁償します。」
反省、、、いくらか弁償かな。さっきのお金も借りてるから早急にお金を作らないといけない。
「あ、弁償は大丈夫だ。かわりに祭り期間中に実家に頑張って帰るからさ、一緒に食事をしてくれ。」
???
それでいいの?隊長さん優しい。金銭要求されると思っていたから助かった。
速攻で「いいですよ!美味しいものが食べたいです」
「え?いいの?」 ヨッシャ!!!!
何か後ろで叫んでいる声が聞こえるけどエメ君と美味しいご飯食べれればいいな。あれ?エメ君微妙な顔してる??
エメ君の反応に心のなかでハタフタしながら何が悪かったのだろう?と自問自答した。
一緒に食べるのが嫌なのかな?それとも遠慮せずに許可出したからかな?
男の子の気持ちに疎いシンジュはエメ君が隊長に妬いていた事に全く気が付かなかった。そもそもシンジュは前世から恋愛に皆無であった。会話するのはもっぱら父親とだけだった。女子高女子大と進学し、就職先はエステサロン、、、サロンにはもちろん男性も来店されるが会話の内容は美容についてがメインのため日常会話をほぼしたことがない。
そのため嫉妬はもちろん自分に対しての好意も気付かない。
今世は特に婚約者達からの誹謗中傷により自分の美しさに気付いていない。確かに栄養不足で老けていたが、本来は美人である。
エメ君のことで悩んでいたシンジュだったが突然、
「っっっお嬢さんたち この実どこで取ったんだ?」
何か急に隊長さんがシリアスな雰囲気出した。
あれ?このハゲタカにあげた実ってやばかったのかな?どうしよう、どうしよう···どんどん顔が強張っていく···
「違う違う。この実は幻の実だよ。まさか知らないのか?」
驚いたように隊長が言った。
は?幻のみ?味は物凄く美味しいけれど、見た目は普通のベリーだよ。どういうこと?
「すまんすまん。お前たちは山の麓?に住んでたから知らないか。この実は1つ物金貨100枚の価値があるぞ。」
は???金貨100枚?100万円???
話を聞いてみると、
このベリーは幻の実と言われ収穫できる条件が、、、
①朝方6時~8時の間
②気温が22.5℃
③魔力が豊富なところ
まずこの3つの条件があり、必ずしも同じところに生えるとは限らない。それに加えまだ分かっていない条件があるそうで、見つけたくても見つけられない幻の実という話だった。
そしてベリー1粒1粒には豊富な魔力と回復力があるそうです。
・・・・・・・
うんやっちゃった。私。
しかもたくさん食べちゃった··· 身体に異常はないけれど、
エメ君をチラ見し、隊長にはバレてなさそう。大丈夫。
「えーっとドワーフ王国に入る前に歩いて移動してる時に見つけました。」
うん。嘘はついてない。朝ご飯を探してる時に歩いて見つけたもん。
隊長さん納得してくれたみたい。ふぅ~よかった···
「こいつじゃなくて俺が食べなかった。ずりぃ~」
むしろ逆に喜ばれて、自分が食べたかったと拗ねられたが、
まだまだ籠にいっぱい持ってるけど、出さないようにしよう。拠点を見つけるまで暫く封印をします!!
とりあえずこの後隊長さんが実家に連れて行ってくれる事が決まったが「あと3時間待ってくれ」と言われたので、その間にギルドに向かうことになった。
エメ君の身分証明書も作れるのかな??
「作れるぞ!冒険者は無理だがな。」
作れるって!冒険者になるには12歳からだけど身分証のみなら何歳でも可能だって。よかった~!!
3時間後に冒険者ギルドに待ち合わせに決まり、やっとギルドへ!
や息が詰まる会話が終わった···凝り固まった身体をぐぅ~と伸ばし、街を散策しながらサクサク行ってきます!!!
かれこれ別室で1時間以上話が止まらず、身長の話から始まり、季節の話や好きな食べ物、好きな女性の容姿などまるでお見合いですか?と聞きたくなるような隊長さんについて永遠と聞かされた。お見合いに参加してもモテないタイプ···
顔は堀が深く、髭がワイルドで身長が高いから、、、まるでハリウッドスターや海外のバンドマンの様な感じで格好いいのに···本当にもったいない。
「俺は走るのが早いのだが、この前·····」
まだ隊長さんは話しているようです。
そういや門の入口で他のドワーフさんを見たが、皆大きかった。隊長ほどではないが、騎士になるようなドワーフは大きいのかもしれない。前世のイメージのような『ちびっ子ドワーフ』もいるのかな?会ってみたい。
早く街を歩きたい~いつまで続くのかと···飽き始めた。
飽きてきたシンジュは足をブランブランと子供のように揺らし始めし、勢い余って靴を飛ばしボコンッとヒールの踵が壁に刺さったが、それでも隊長は1人の世界に入って気づかない···
横にいたエメがシンジュの真似をして同じことをやったが、何度やっても靴が刺さらず困惑しシンジュと壁を交互に見比べ「うぅぎぃ、、、」と奥歯を噛み締め泣きそうな様子に、シンジュが素早く靴を回収し、泣きそうなエメの背中を撫で始めてやっと落ち着いた。シンジュはフゥ~とため息を付いた···大人の行動が子供に悪影響を及ぼすと知って言動を気をつけようと思った。
こんなやり取りをしている間も隊長は話すのが止まらなかったが、落ち着いたエメが勇気を持って話しかけた。
「隊長様 おはなしありがとう。ぼくね、たくさん聞けて楽しかった。でも疲れちゃった。やすみたい。」
シンジュはエメに心のなかで拍手喝采パチパチとした。
いい加減に話を止めてほしかった···ありがとう!!
「あぁ悪かった悪かった。思わずたくさん話してしまったな。君たちは聞き上手だな。宿か。うーん今泊まるところはないと思うぞ。祭りが明日から5日間続くからな。俺の実家に来るか?今母親は冬眠明けで両親ともにいるし、父親も今回の祭りは参加しないんだよ。弟子を1人立ちさせるためにサポートするとか言ってたなあ、どうする?俺は祭りで実家に帰れないけどよかったらどうだ?」
エメ君がシンジュをチラッと見た。
あぁそりゃ私に決定権があるよね。
この隊長がいないなら大丈夫かな??
森で過ごそうかと思ってたけど、これもなにかの縁だと思ったシンジュは「隊長さん泊まらせてほしいな。3日間くらいお願いしたい。どうかな??」
そう伝えると隊長の目がギラーンって光った気がする。早まったかな。(焦)
エメ君も驚い顔をし、苦笑いを浮かべていた。
隊長はニコニコしながら素早く動き口笛を鳴らした。
シンジュは伝令?鳥にメモを渡して連絡する感じかなと予想を立てると···
暫くするバサバサと遠くの方から音が聞こえてきて、だんだん近づいてきた。ガシャーンと何かが窓にぶつかったと思ったら物凄く大きな鳥だった。鳥は隊長のところまでドスンドスンと身体を揺らしながら近づいていく···
シンジュの近くに寄ってきたためよ~く観察してみると『ハゲタカ?』と思わず顔が引き攣る。何故ならエメ君より明らかに大きなハゲタカだからだ。そのハゲタカは私達をじーっと見てる。
すると口から骨がポキッ、、、『ギョッ』とした。なななにを食べたのだろう。
そういや手紙を運ぶにはお駄賃が必要かな??
危害を加えられないためにも賄賂が···うん、必要だよね。
「隊長さん、この生き物に食べ物をあげて良い?ベリーとか食べるかな?」
「あぁ?いいぞ。お前腹減ってるのか?お嬢さんが食べ物くれるってよ!」
ワシャワシャとハゲタカを撫で回す隊長。
ハゲタカがギャーギャー言いながら物凄く嫌がってる···隊長気づいて??
とりあえず後ろを向いてアイテムボックスがバレないように、、、ゴソゴソッと漁るとベリーが出てきた。
「はいどうぞ。このテーブルにお、く、、ギョッッッエーーーー」
既にテーブルの上で胡座をかいて待ってる···コワイ、物凄くコワイ···
このハゲタカ人を殺したことある目だよ。絶対やってる。3人はやってる。
「どうした?」
思わず隊長の服を掴んでしまった。『ゲッやらかした』手をパッと離したけど、今度は横にいるエメ君がハゲタカような形相で怒っている。なななんで??あぁきっと隊長の服を掴むとか不敬だったからかな?心のなかでエメ君に謝る。
「隊長さん、ごめんなさい。服がシワに。。。弁償します。」
反省、、、いくらか弁償かな。さっきのお金も借りてるから早急にお金を作らないといけない。
「あ、弁償は大丈夫だ。かわりに祭り期間中に実家に頑張って帰るからさ、一緒に食事をしてくれ。」
???
それでいいの?隊長さん優しい。金銭要求されると思っていたから助かった。
速攻で「いいですよ!美味しいものが食べたいです」
「え?いいの?」 ヨッシャ!!!!
何か後ろで叫んでいる声が聞こえるけどエメ君と美味しいご飯食べれればいいな。あれ?エメ君微妙な顔してる??
エメ君の反応に心のなかでハタフタしながら何が悪かったのだろう?と自問自答した。
一緒に食べるのが嫌なのかな?それとも遠慮せずに許可出したからかな?
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そのため嫉妬はもちろん自分に対しての好意も気付かない。
今世は特に婚約者達からの誹謗中傷により自分の美しさに気付いていない。確かに栄養不足で老けていたが、本来は美人である。
エメ君のことで悩んでいたシンジュだったが突然、
「っっっお嬢さんたち この実どこで取ったんだ?」
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あれ?このハゲタカにあげた実ってやばかったのかな?どうしよう、どうしよう···どんどん顔が強張っていく···
「違う違う。この実は幻の実だよ。まさか知らないのか?」
驚いたように隊長が言った。
は?幻のみ?味は物凄く美味しいけれど、見た目は普通のベリーだよ。どういうこと?
「すまんすまん。お前たちは山の麓?に住んでたから知らないか。この実は1つ物金貨100枚の価値があるぞ。」
は???金貨100枚?100万円???
話を聞いてみると、
このベリーは幻の実と言われ収穫できる条件が、、、
①朝方6時~8時の間
②気温が22.5℃
③魔力が豊富なところ
まずこの3つの条件があり、必ずしも同じところに生えるとは限らない。それに加えまだ分かっていない条件があるそうで、見つけたくても見つけられない幻の実という話だった。
そしてベリー1粒1粒には豊富な魔力と回復力があるそうです。
・・・・・・・
うんやっちゃった。私。
しかもたくさん食べちゃった··· 身体に異常はないけれど、
エメ君をチラ見し、隊長にはバレてなさそう。大丈夫。
「えーっとドワーフ王国に入る前に歩いて移動してる時に見つけました。」
うん。嘘はついてない。朝ご飯を探してる時に歩いて見つけたもん。
隊長さん納得してくれたみたい。ふぅ~よかった···
「こいつじゃなくて俺が食べなかった。ずりぃ~」
むしろ逆に喜ばれて、自分が食べたかったと拗ねられたが、
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とりあえずこの後隊長さんが実家に連れて行ってくれる事が決まったが「あと3時間待ってくれ」と言われたので、その間にギルドに向かうことになった。
エメ君の身分証明書も作れるのかな??
「作れるぞ!冒険者は無理だがな。」
作れるって!冒険者になるには12歳からだけど身分証のみなら何歳でも可能だって。よかった~!!
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私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
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