前世の記憶さん。こんにちは。

満月

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とりあえず鑑定してみると、、、

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鑑定魔法を行ってみると···

(鑑定) 
名前 ランドール
種族 トラ族
家族 両親ともにトラ族(弟が双子)
年齢 205歳
身長  2m10cm
ギルドランク S
体調 ストレス過多 眼精疲労
魔力 100
スキル 爪から毒液
備考 単独で行動するのが好きだが、無理矢理ギルドマスターにされ、不眠不休によりストレス過多、眼精疲労となる。
口調はキツイが音は優しい。

ふ~ん。とりあえずエメ君に情報共有を行った。

「ねぇねぇエメ君!!音は優しいって書いてあるけど、これは嘘だよね?これが本当だったらサイコパス?DV男?」


「うん。サイコパスやDV男は分からないけれど、ぼくね、いつも怒鳴れていたから···この男の人が怖かった。」

あぁ、、、また私は配慮にかけていた。虐待されていたら怒鳴られることもあるよね。今後の資金と魔物のことでいっぱいいっぱいだった。もっとエメに寄り添えるように今後色々なことを話さなければならないと思った。

「今回はここのギルドに寄ったけれど、今後買取してもらう時は違うギルドにいこう。」

「うん。ぼく、今度はがんばる。もうこわくない。」

怒鳴られて怖かったが次こそ僕が役立つところを見せなければと新たに決意したエメだった。


頷いてくれてよかった。この男のせいでトラウマになったら大変なことだった。

それから中々査定が終わらず、、、時間がチクタクチクタクと過ぎていった。エメは急な環境変化の影響で疲れて椅子に持たれかかって寝てしまった··シンジュも退屈な状況に眠ろうとした時、遠くの方から走ってくる音が聞こえた。



タッタッタ

「お~い。遅いから迎えに来たぞ!終わったか?」
隊長さんだ!!!!!


あれ?どのくらい時間経ったのかな?

えっ4時間半??私達悪くないよね·····(涙)



「隊長さん、査定が終わらないよ。」
疲れや苛立ち、、、もう帰りたい···涙がポロリと一粒落ちる。

するとバキッと目が開いた隊長が「俺が言ってきてやるよ?」と走っていた。

お願いします!!と心のなかで叫ぶ。もう限界が来ていた。

暫くするとあの男と一緒に隊長が戻ってきた!!

あの男、そうそうギルドマスターだった···さっきよりやばい雰囲気で怖い。

「査定を終わらせて来たぞ。お金はどうする?全部もらうか?貯金するか?」

ウキウキとスキップしながら戻ってきた隊長からお金を見せられた。
いくらあるか数えると思わず「おぉ~」と声が出た。
あの虫こんなに高かったの?金貨50枚か!
自分でも持てるからな~うーん金貨10枚貯金しよう!



「じゃこれだけ貯金で。」
気をつけて持ちまーす!!

やっと色々終わって、隊長と一緒に外に出た。屋台のおじさんのところによって隊長さんが5本買って、私達2本奢ってもらった···隊長さんからも「あそこの串焼きは1番ウマイ」とお墨付きをいただいた。

これから隊長さんのお家へ。
ドワーフだから岩の中かな?(笑)疲れたけれどそれよりも楽しみだなあ!!!
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