贈るコトバ

I am DOG

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建国

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 ある日、俺はクラスの女子から一緒に小説を書かないかと誘われた。中三の春に東京の私立中から転入してきた子で、頭も良いし顔もなかなか可愛い子だ。さすがに二人でというのは気恥ずかしくて、俺の幼馴染でイラストが上手い男子も誘うことを条件に、承諾した。
 彼女がタイトルとあらすじを書き、俺がストーリー展開を担当し、友達がイラストを描く。自惚うぬぼれるなと言われそうだけど、正直言って最強チームだと思った。

 しかし、夏休みが終わると同時に状況は一変する。彼女が突然入院してしまったから。
 因みに、彼女は既にロコモだ。ポケモンじゃない。ロコモティブシンドローム――日常生活が困難なくらいに運動器系が弱りきった状態ってこと。寝たきりとまでは言えないが、一日の大半をベッドの上で過ごすらしい。
 そのことを彼女から初めて聞かされたときは、正直羨ましいと思ったんだ。でも、全く違った。彼女を実際に目の当たりにして、最低な自分に嫌悪感を強く抱いた。

 それからは、主に俺と幼馴染で作業を進め、毎週日曜日に病室で全体会議を行って、修正と新たな方針決定をしていくことになった。
 三人とも学業優秀なうえ、部活動も引退していたから特に負担は感じなかった。とにかく、日曜日が待ち遠しかった。日曜日の為に頑張る毎日が、とても充実していて楽しかった。
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