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天蓋の浮島にて
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リディアたちが天蓋の浮島に到着すると、目に飛び込んできたのは、なんとも奇妙な光景だった。
エリュディオンがこたつに深々と潜り込んでいる。そして、その横には靴下ネコがちょこんと座り、彼の手元で猫じゃらしがふわふわと揺れているのだ。さらに、浮島のあちこちにはボールやねずみの形をしたおもちゃが散らばり、いつもの優雅で尊大なエリュディオンの姿とはほど遠い、リラックスしきった様子だった。
リディアは目を丸くしながらその場に立ち止まり、唖然とした表情で彼を見つめた。メリーちゃんは「メェ!」と短く鳴いてエリュディオンに視線を向け、タフィーちゃんは「ぷるぷるん!」と弾むように飛び跳ねながらおもちゃに近づいていった。
「え……エリュディオン、何してるの?」
リディアがようやく声をかけると、こたつの中で猫じゃらしを振り回していたエリュディオンは動きを止め、ちらりとリディアを見上げた。その頬がほんのり赤く染まり、照れたように眉をひそめる。
「見ればわかるだろう、遊んでいるんだよ。こたつというのは、なかなか居心地がいいものだな。」
そう言いつつも、少し視線を逸らして落ち着かない様子を見せるエリュディオン。普段は余裕たっぷりの態度を崩さない彼が、靴下ネコとじゃれ合い、さらに猫用のおもちゃを散らかしている姿はどうにも珍しい。
「……ふふっ、そうなんだ。楽しそうで何より!」
リディアは口元を抑えながら笑いを堪えつつ、こたつのそばに座り込んだ。エリュディオンの横で靴下ネコがくつろいだ顔を見せているのを見て、彼がいかにリラックスしているかが伝わってくる。
「これ、全部自分で用意したの?」
リディアが周囲のおもちゃを指さしながら尋ねると、エリュディオンは鼻を鳴らしながら答えた。
「浮島のどこかに隠してあったものを拾ってきた。どうやら猫と遊ぶためのものらしいが……なかなか奥深いだろう?」
そう言う彼の声には少し自信がこもっているように感じられ、リディアはつい吹き出してしまう。
「そっか、奥深いんだね。でも、なんだかんだで楽しんでるよね?」
リディアがニコニコと微笑むと、エリュディオンは「ふん」と鼻を鳴らしながら、猫じゃらしを靴下ネコに向けて再び動かし始めた。靴下ネコが楽しそうにじゃれる姿を見ながら、彼は小さく笑みを浮かべる。
「まあ、退屈しのぎにはなるな。たまにはこんな暇つぶしも悪くない。」
そう言いながら、エリュディオンは猫じゃらしを振る手を止めることなく、再びいつもの余裕を取り戻したかのようだった。
その光景に、リディアもメリーちゃんも、そしてタフィーちゃんも自然と笑顔になる。天蓋の浮島には、そんな穏やかで不思議な時間が流れていた。
天蓋の浮島の柔らかな日差しの下、エリュディオンは気怠げな表情を浮かべながら、手元のブラシを動かしていた。
ブラシが触れるたび、メリーちゃんのピンク色のふわふわした毛が優しく揺れ、太陽の光を受けて輝いている。
「これが退屈しのぎになるとはな……」
エリュディオンは低く息をつきつつも、手元の動きは驚くほど滑らかだった。長い指が器用にブラシを扱い、メリーちゃんの毛並みを丁寧に整えていく。まるで気まぐれな王が、特別なお気に入りに時間を割いているかのようだった。
「メェ……」
メリーちゃんは目を細め、うっとりとした声を漏らす。心地よさそうに首を傾け、ふわふわの体を少しずつエリュディオンの方へ寄せていく。
「気に入ったか? ふむ、これほど手触りの良い毛並みは滅多にない。だが……毛の手入れというのは存外、時間がかかるものだな」
そう言いながらも、エリュディオンの口元にはほんのわずかだが柔らかな笑みが浮かんでいる。
その時だった。「ぷるぷるん!」という小さな音が、エリュディオンの耳に届いた。彼が視線を向けると、タフィーちゃんがぽてぽてと彼のそばまで跳ね寄ってくる。
「……なんだ、次はお前か?」
タフィーちゃんはブラシに目を留め、その表面をじっと見つめている。つぶらな瞳はまるで「次は私もやって」と言わんばかりだ。
「ぷるん!」
小さく体を揺らしてさらに前に進むタフィーちゃん。その動きに、エリュディオンは一瞬眉をひそめた。
「お前には……毛というものがないだろう。ブラッシングなど必要ないはずだ」
冷静に指摘するが、タフィーちゃんは構わずさらに一歩近づき、甘い香りを漂わせながら体を揺らした。
「……」
エリュディオンは無言でブラシを持ち上げ、試しにタフィーちゃんの表面をそっと撫でるように滑らせてみた。しかし、ブラシが触れるたびにチョコレート色の体がぷるんと弾むだけで、毛並みを整えるという感覚には程遠い。
「……これがどういう効果を生むのか、全く理解できん」
彼は小さくため息をつきつつも、タフィーちゃんの期待に満ちた視線を無視することができず、再びブラシを動かし始める。
「ぷるぷるん!」
タフィーちゃんはその動きに満足げに体を揺らし、喜びを表現しているらしい。その様子を眺めていたリディアが、笑い声を上げた。
「エリュディオン、それ、楽しんでるんじゃない?」
彼女の声に、エリュディオンは軽く眉を上げて彼女を見返す。
「楽しんでいる……?馬鹿を言うな。ただ、お前たちの奇妙な期待に応えているだけだ」
そう言いながらも、エリュディオンの手元は止まることなく動き続ける。タフィーちゃんはさらに満足げにぷるぷると弾み、体を微妙にエリュディオンの方へ傾けた。
「でも、タフィーちゃんも気持ちよさそうだし、メリーちゃんも大喜びしてるし……きっといい暇つぶしになったでしょ?」
リディアがクスクスと笑いながら言うと、エリュディオンは再び鼻を鳴らし、肩をすくめた。
「ふん、これ以上の暇つぶしが思いつかなかっただけだ。それ以上の意味はない」
そう言いながらも、彼の表情はどこか穏やかで、ブラシを動かす仕草にはどこか丁寧さが宿っていた。
エリュディオンがこたつに深々と潜り込んでいる。そして、その横には靴下ネコがちょこんと座り、彼の手元で猫じゃらしがふわふわと揺れているのだ。さらに、浮島のあちこちにはボールやねずみの形をしたおもちゃが散らばり、いつもの優雅で尊大なエリュディオンの姿とはほど遠い、リラックスしきった様子だった。
リディアは目を丸くしながらその場に立ち止まり、唖然とした表情で彼を見つめた。メリーちゃんは「メェ!」と短く鳴いてエリュディオンに視線を向け、タフィーちゃんは「ぷるぷるん!」と弾むように飛び跳ねながらおもちゃに近づいていった。
「え……エリュディオン、何してるの?」
リディアがようやく声をかけると、こたつの中で猫じゃらしを振り回していたエリュディオンは動きを止め、ちらりとリディアを見上げた。その頬がほんのり赤く染まり、照れたように眉をひそめる。
「見ればわかるだろう、遊んでいるんだよ。こたつというのは、なかなか居心地がいいものだな。」
そう言いつつも、少し視線を逸らして落ち着かない様子を見せるエリュディオン。普段は余裕たっぷりの態度を崩さない彼が、靴下ネコとじゃれ合い、さらに猫用のおもちゃを散らかしている姿はどうにも珍しい。
「……ふふっ、そうなんだ。楽しそうで何より!」
リディアは口元を抑えながら笑いを堪えつつ、こたつのそばに座り込んだ。エリュディオンの横で靴下ネコがくつろいだ顔を見せているのを見て、彼がいかにリラックスしているかが伝わってくる。
「これ、全部自分で用意したの?」
リディアが周囲のおもちゃを指さしながら尋ねると、エリュディオンは鼻を鳴らしながら答えた。
「浮島のどこかに隠してあったものを拾ってきた。どうやら猫と遊ぶためのものらしいが……なかなか奥深いだろう?」
そう言う彼の声には少し自信がこもっているように感じられ、リディアはつい吹き出してしまう。
「そっか、奥深いんだね。でも、なんだかんだで楽しんでるよね?」
リディアがニコニコと微笑むと、エリュディオンは「ふん」と鼻を鳴らしながら、猫じゃらしを靴下ネコに向けて再び動かし始めた。靴下ネコが楽しそうにじゃれる姿を見ながら、彼は小さく笑みを浮かべる。
「まあ、退屈しのぎにはなるな。たまにはこんな暇つぶしも悪くない。」
そう言いながら、エリュディオンは猫じゃらしを振る手を止めることなく、再びいつもの余裕を取り戻したかのようだった。
その光景に、リディアもメリーちゃんも、そしてタフィーちゃんも自然と笑顔になる。天蓋の浮島には、そんな穏やかで不思議な時間が流れていた。
天蓋の浮島の柔らかな日差しの下、エリュディオンは気怠げな表情を浮かべながら、手元のブラシを動かしていた。
ブラシが触れるたび、メリーちゃんのピンク色のふわふわした毛が優しく揺れ、太陽の光を受けて輝いている。
「これが退屈しのぎになるとはな……」
エリュディオンは低く息をつきつつも、手元の動きは驚くほど滑らかだった。長い指が器用にブラシを扱い、メリーちゃんの毛並みを丁寧に整えていく。まるで気まぐれな王が、特別なお気に入りに時間を割いているかのようだった。
「メェ……」
メリーちゃんは目を細め、うっとりとした声を漏らす。心地よさそうに首を傾け、ふわふわの体を少しずつエリュディオンの方へ寄せていく。
「気に入ったか? ふむ、これほど手触りの良い毛並みは滅多にない。だが……毛の手入れというのは存外、時間がかかるものだな」
そう言いながらも、エリュディオンの口元にはほんのわずかだが柔らかな笑みが浮かんでいる。
その時だった。「ぷるぷるん!」という小さな音が、エリュディオンの耳に届いた。彼が視線を向けると、タフィーちゃんがぽてぽてと彼のそばまで跳ね寄ってくる。
「……なんだ、次はお前か?」
タフィーちゃんはブラシに目を留め、その表面をじっと見つめている。つぶらな瞳はまるで「次は私もやって」と言わんばかりだ。
「ぷるん!」
小さく体を揺らしてさらに前に進むタフィーちゃん。その動きに、エリュディオンは一瞬眉をひそめた。
「お前には……毛というものがないだろう。ブラッシングなど必要ないはずだ」
冷静に指摘するが、タフィーちゃんは構わずさらに一歩近づき、甘い香りを漂わせながら体を揺らした。
「……」
エリュディオンは無言でブラシを持ち上げ、試しにタフィーちゃんの表面をそっと撫でるように滑らせてみた。しかし、ブラシが触れるたびにチョコレート色の体がぷるんと弾むだけで、毛並みを整えるという感覚には程遠い。
「……これがどういう効果を生むのか、全く理解できん」
彼は小さくため息をつきつつも、タフィーちゃんの期待に満ちた視線を無視することができず、再びブラシを動かし始める。
「ぷるぷるん!」
タフィーちゃんはその動きに満足げに体を揺らし、喜びを表現しているらしい。その様子を眺めていたリディアが、笑い声を上げた。
「エリュディオン、それ、楽しんでるんじゃない?」
彼女の声に、エリュディオンは軽く眉を上げて彼女を見返す。
「楽しんでいる……?馬鹿を言うな。ただ、お前たちの奇妙な期待に応えているだけだ」
そう言いながらも、エリュディオンの手元は止まることなく動き続ける。タフィーちゃんはさらに満足げにぷるぷると弾み、体を微妙にエリュディオンの方へ傾けた。
「でも、タフィーちゃんも気持ちよさそうだし、メリーちゃんも大喜びしてるし……きっといい暇つぶしになったでしょ?」
リディアがクスクスと笑いながら言うと、エリュディオンは再び鼻を鳴らし、肩をすくめた。
「ふん、これ以上の暇つぶしが思いつかなかっただけだ。それ以上の意味はない」
そう言いながらも、彼の表情はどこか穏やかで、ブラシを動かす仕草にはどこか丁寧さが宿っていた。
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