転生したらほんとに知らない世界だった

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第1章

ミルラ視点(3)

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少し時間をおいて元の場所に戻った。カインに照れたところをなん度も見られてしまった。少し悔しい。

椅子に座り上目遣いで僕を見てきたカインを見て一つ思いついた。

パパにしかしたことがなかったが、強引にカインの膝に乗ってみた。少しぐらい照れる様子が見たい。

...。思った反応と違った。ものすごい嬉しそう。結局僕が恥ずかしくなってきた...。

でも、思った以上に心地よい。不快感が全くしない。顔が近い。なぜかドキドキしてしまう。 

不意にカインが抱き寄せる。落とさないようにしてくれてるのだろう。より一層心臓が高鳴る。

友達なんて馬鹿らしいと思ってたけど、思ってた以上に、なんか...いい...。

結局お茶会が終わるまでそのままカインと喋ってた。時間が流れるのがものすごく早かった。楽しかった。

パパとカインのお父さんが一緒に来た。名残惜しいが、カインも帰るみたいだし、僕も帰ることにした。

カインに手を振り、手紙を送ると約束した。ものすごく友達っぽい。自然と笑みが溢れる。

外に出てパパと一緒に馬車に乗った。

「ミルラ、カインくんと仲良くなったみたいだね。よかったよ、ミルラは友達を作ろうともしてなかったからね」

パパが揶揄うように言ってくる。

「まあ...」

「悪いことじゃない、伯爵家である以上警戒心は必要だ。ただミルラが寂しいと思って心配してたんだ。そしたらびっくりしたよ。いつのまにか知らない子と仲良くなってあんなことしてたんだから」

パパは嬉しそうに言う。

「ただ、さっきも言ったとおり、自分が伯爵家であることは忘れちゃだめだよ。そんなつもりがなくても、周りから見れば2人がどんな関係かはわからないんだ」

「わかってるよ、"そんな"気は持ってないし、人前ではしないよ。僕だって初めての友達少し舞い上がっちゃったんだよ...」

自分の浅はかさを恥じる。けど、言った通りカインにそんな恋愛感情なんてない。確かに初めてで距離感がわかってないかもしれないが、僕にとってはあれが友達だ。

そういうと、パパは少し驚いた表情をした。

「へえ、予想と違ったな...。まあ良い、これからもカインくんとは仲良くするつもりだよね?」

「もちろん、あそこまで一緒にいて楽しい子は初めてだよ。別に良いよね?」

「ああ、全く構わない。ただ、アルバート家との交流が増えると思ってね。少しアルバート家について調べておこうと思ってね」

「ふーん。あ、あとカインに手紙送って良い?遊び誘いたいんだけど」

「もちろん、いつでも良いよ」

「じゃあ家帰ったらすぐ送ってもらって良い?明日家に呼びたい」

そういうとパパは驚いた表情をした。

「...。恋愛感情はないんだよね?」

「?、当たり前じゃん」

早くカインに会いたいな。明日はどんなはなしをしよう。
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