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懐かしいけど苦しい毒
3日目 懐かしいけど苦しい毒④
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「はいこれ紅茶。それと、アイスボックスクッキーね」
今日の紅茶の香りはアップルティーかな…
僕は彼女の入れてくれる紅茶とクッキーが好きだ。必ず彼女家に来ると、お茶とお菓子を出してくれる。特にお菓子は彼女の手作りが多く、よく作ってくれるご飯も含め彼女の作る食べ物の味付けは大好きだ。
完璧に胃袋を掴まれている自信がある。
「今日はアップルティーなんだ!この前来た時のアールグレイ好きだけど、フルーツ系の紅茶って大好きなんだー!なんでわかったの??」
「え、それは…なんか…好きそうな顔してるじゃん?笑」
「顔に出てた!?え、うそ!?」
彼女は僕の反応を見て笑っている
あー…やっぱり可愛いな
やっぱり君には笑顔が似合う。
ずっとこれは変わらないんだろうなー…
「うそうそ笑。きっと好きだろうなーっていう勘だったよ笑」
「うーむ…まぁ、実際好みだし…さすがとしか言えない」
「でしょー?ふふーん、春樹の好みはだいたいわかってるもーん」
エッヘンと腰に手を当て
ドヤっとした顔をした彼女
(写真撮れないかな…)
「あ、このアイスボックスクッキーめちゃくちゃ美味しい!!紅茶に合う!やっぱり君の作るお菓子好きだなぁ…」
「料理が得意な人にそんな事言われてもお世辞にしか思えないんだけど。」
ドヤっとした顔から
むーっとした顔に変わった。
君の好きなところのひとつで
表情がコロコロ変わるところがとても好きだ。見ていてとても楽しい…僕の何事もない日常が明るくなる。
いつもありがとね…
「いやいやいや、本気で言ってますよ!?いっつも美味しいお菓子と紅茶ありがと!!」
「…ならいいけどさー。また作るから食べてね!」
何気ない日々
でも、毎日が記念日のように明るくて
楽しくて。
1分1秒全てが思い出。
そんな、キラキラした日常と君の笑顔が眩しかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
幸せな日常が脳裏を過った。
これはほんとにあったことなのだろうか
信じられないような日々が記憶にある。
「…あ、えっと、お邪魔します!」
彼女がドアを開けてくれてからほんの数秒固まってしまった
(…また心配させちゃってないかな…)
そっとバレないように彼女の方に目線をやるが、心配しているような表情はしていない。
部屋の中を見た瞬間に記憶が少し戻った
というか、脳裏を過った。
ほんとにこれは僕の記憶なのかは自分では分からない。
これも、全部聞いた方がいいのだろうか…
でも、もし違っていたら…
家の中に入り玄関で靴を脱ぐ
白色が中心の清潔感のある玄関
鍵置きや靴箱など
生活感はあるものの決して汚くない。
それに、玄関に置いてあるあの写真…
冬華さんと一秋さんと…あともう1人女の人、そして僕が写っていた。
…ほんとに、仲良かったんだな
「靴は適当に置いといて大丈夫だよ、スリッパこれ使ってね」
彼女がそっとスリッパを置いてくれる。
サイズ的に男物だ。
僕の足にもピッタリあっている。
「ありがとうございます…!」
とりあえず、彼女の指示通り動こう。
彼女はこっちこっちと手招きで自分を迎えてくれる。
ドアを開けてもらい入ったそこは
脳裏に過った記憶と全くおなじ部屋だった。
今日の紅茶の香りはアップルティーかな…
僕は彼女の入れてくれる紅茶とクッキーが好きだ。必ず彼女家に来ると、お茶とお菓子を出してくれる。特にお菓子は彼女の手作りが多く、よく作ってくれるご飯も含め彼女の作る食べ物の味付けは大好きだ。
完璧に胃袋を掴まれている自信がある。
「今日はアップルティーなんだ!この前来た時のアールグレイ好きだけど、フルーツ系の紅茶って大好きなんだー!なんでわかったの??」
「え、それは…なんか…好きそうな顔してるじゃん?笑」
「顔に出てた!?え、うそ!?」
彼女は僕の反応を見て笑っている
あー…やっぱり可愛いな
やっぱり君には笑顔が似合う。
ずっとこれは変わらないんだろうなー…
「うそうそ笑。きっと好きだろうなーっていう勘だったよ笑」
「うーむ…まぁ、実際好みだし…さすがとしか言えない」
「でしょー?ふふーん、春樹の好みはだいたいわかってるもーん」
エッヘンと腰に手を当て
ドヤっとした顔をした彼女
(写真撮れないかな…)
「あ、このアイスボックスクッキーめちゃくちゃ美味しい!!紅茶に合う!やっぱり君の作るお菓子好きだなぁ…」
「料理が得意な人にそんな事言われてもお世辞にしか思えないんだけど。」
ドヤっとした顔から
むーっとした顔に変わった。
君の好きなところのひとつで
表情がコロコロ変わるところがとても好きだ。見ていてとても楽しい…僕の何事もない日常が明るくなる。
いつもありがとね…
「いやいやいや、本気で言ってますよ!?いっつも美味しいお菓子と紅茶ありがと!!」
「…ならいいけどさー。また作るから食べてね!」
何気ない日々
でも、毎日が記念日のように明るくて
楽しくて。
1分1秒全てが思い出。
そんな、キラキラした日常と君の笑顔が眩しかった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
幸せな日常が脳裏を過った。
これはほんとにあったことなのだろうか
信じられないような日々が記憶にある。
「…あ、えっと、お邪魔します!」
彼女がドアを開けてくれてからほんの数秒固まってしまった
(…また心配させちゃってないかな…)
そっとバレないように彼女の方に目線をやるが、心配しているような表情はしていない。
部屋の中を見た瞬間に記憶が少し戻った
というか、脳裏を過った。
ほんとにこれは僕の記憶なのかは自分では分からない。
これも、全部聞いた方がいいのだろうか…
でも、もし違っていたら…
家の中に入り玄関で靴を脱ぐ
白色が中心の清潔感のある玄関
鍵置きや靴箱など
生活感はあるものの決して汚くない。
それに、玄関に置いてあるあの写真…
冬華さんと一秋さんと…あともう1人女の人、そして僕が写っていた。
…ほんとに、仲良かったんだな
「靴は適当に置いといて大丈夫だよ、スリッパこれ使ってね」
彼女がそっとスリッパを置いてくれる。
サイズ的に男物だ。
僕の足にもピッタリあっている。
「ありがとうございます…!」
とりあえず、彼女の指示通り動こう。
彼女はこっちこっちと手招きで自分を迎えてくれる。
ドアを開けてもらい入ったそこは
脳裏に過った記憶と全くおなじ部屋だった。
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