151 / 229
第四章 エルフの国リーフィア編
『女神同盟軍』1 ~イルティア王国視点~
しおりを挟む
時は遡り、フィオナ皇女が『神聖イルティア王国』に滞在し始めてから数日が経った頃。
『対邪神用決戦兵器』を開発・運用する為に『神聖イルティア王国』・『魔導帝国オルテアガ』・『女神教会』の三勢力がそれぞれ兵力の一部を持ち寄って、それらを同等に指揮・運用することが可能な独立軍である『女神同盟軍』が設立された。
そして、イルティア王国海軍の海軍工廠を改修して急ごしらえされた『女神同盟軍』の『新兵器開発研究所』敷地内では、イルティア王国国王以下主たる重鎮たちが勢ぞろいしていた。
「この度は、このようなすばらしい施設を提供してくださってありがとうございます」
『魔導帝国オルテアガ』側の人間として王国に滞在することになったオルクス皇帝の実妹であるフィオナ皇女は、ジル国王の御前で恭しく一礼した。
「しかし、こちらは貴国の海軍工廠・・・軍事機密も多数存在すると思われますが、本当によろしかったのですか?」
フィオナの問いかけを聞いたジル国王は俄かに微笑んだ。
「ああ、構わぬとも。なにせ『邪神』は人類全ての敵であるからな。今頃人間同士で小競り合いをしても仕方なかろう?」
「それに、フィオナ嬢の耳にも入っておると思うが、女神ハーティルティア様は世界を救う為に腐心しておられる。それを蔑にして、我らが仮に戦争なんぞを始めたとすれば、間違いなく『女神様』の神罰が下るであろう」
「そして、『女神様』の神罰が下るときこそ、人類に為す術など無いのであるからな」
「はあ・・・」
ハーティの力を目の当たりにした訳でもなく、『女神教』を信仰もしていないフィオナにとって、『女神』の力の脅威をいくら語られても理解することはできなかった。
「それよりも・・・本当にこれを使うのであるか?」
ジル国王は、不安な様子を隠せないまま、海軍工廠のドックに停泊している一隻の『魔導外輪船』に視線を向けた。
それは、この時代の軍艦としては異質なシルエットを持つ、全長二百メートルあまりの巨大な船舶であった。
フィオナはその巨大な船舶に目を向けると、研究や学問の場でのみかける眼鏡をクイッと持ち上げながら語りだした。
「帝国海軍ナゴーブ級魔導外輪軍艦『ナゴーブ』・・全長二百十メートル、全幅二十五メートル、総排水量約一万八千トン・・・三基の発導機を合わせた公称出力百五十サイクラという高出力魔導機関と両側面の外輪・・・そして、帝国で最重要国家機密となっている一軸の『スクリュー推進』がもたらす最高速力はおよそ十四ノット・・・」
「なぜでしょうか・・わたくしには目の前の船がどうしても『ナゴーブ』・・私の祖国が誇る総旗艦と瓜二つに見えるのですが・・気のせいでしょうか?」
「うぐ・・・それは・・・!?・・その・・じゃな・・」
フィオナにジト目を向けられたジル国王は額から汗を拭きだしながら狼狽えた。
「ふぅ・・・まあ、貴国も熱心にわたくし達の国を知ろうとしてくれていたということですね。同盟国でなければ大問題ですが・・『女神様』に入れ込んで王国と同盟を結んだお兄様でしたら、まあ目を瞑ってくださることでしょう。まあ、『ナゴーブ』の設計図書を売った人間は・・全てが終わった時に帝国内でじっくりとあぶり出すとしましょうか・・」
フィオナがニヤリと笑いながら物騒なことを言うので、ジル国王は思わずごくりと息を飲んだ。
「あと・・わたくし個人としては、これほどの『魔導外輪船』を運用する為に必要なマナを蓄えておく魔導結晶を、一体どのようにして入手したのか・・は気になりますが・・そこはお互い様ですしね」
「は・・・はは・・・」
やれやれと溜息をつくフィオナの姿を見て、その場にいる全員が力のない返事をした。
「し・・・しかし!フィオナ嬢!ここにある設計図の内容だが・・・本当に実現するつもりなのか!?」
気を持ち直したマクスウェルは、フィオナから配布された設計図書を握りしめながらフィオナへと詰め寄った。
「うふふ・・マクスウェル様、そんなに興奮されずともちゃんと説明し・ま・す・か・ら」
フィオナは可愛らしく言いながら、いじらしくマクスウェルの胸元をその白く細い指でなぞった。
「もちろん、実現するつもりですわ!この帝国の技術の粋を集めた『魔導外輪船』・・まあ思いっきり技術が漏えいしていますが・・とにかく、これを利用して新たな『新兵器』を生み出すのです!!」
「まずは先ほど申しました通り、従来帝国最大級の発導機を用いたこの船の機関出力は百五十サイクラ程度、それを今回私達が王国へ持ち込んだ『プラティウム・マギフォーミュラ・マナ・ジェネレータ』に換装します」
「そうなるとどうなるのだ?この船がものすごく速く進めるのか?」
ジルの発言を聞いたマクスウェルが、呆れたように額にへと手をやった。
「父上・・・そういえば父上の魔導具音痴はハーティ並みでしたね・・」
「うぐ・・・」
「うふふ・・まあ、仕方ありませんわ。・・わたくし達は発導機を換装することによってもたらされる潤沢なマナを使うことで、この艦船に様々な魔導式を組み込んでそれを発動できるように大改修するのです!」
フィオナの説明を受けている間も、マクスウェルは無言で資料に目を通していた。
そして、至急手配すべき資材のリストに目が移ると、その内容を見た驚きで目を大きく見開かせた。
「まさか!?本当にこれだけの貴金属が必要なのか!?フィオナ嬢はまさか黄金の船でも作ろうって思っているのかい?」
「うふふ・・それも素敵ですが違いますわ、マクスウェル様。それはまた別の物を作るのに必要な材料ですわ」
「それにしても、純金、魔導銀に銅から鉄まで・・・これだけの量はなかなか揃いませんよ!」
マクスウェルは、そう言いながら目頭を摘まんだ。
そして、その様子を見た『女神教会』の総司祭が声を上げた。
「これだけの量が本当に『女神様』をお助けする魔導具に必要なのですな?」
「・・はい」
フィオナは総司祭の問いかけにしっかりと頷いた。
「では、『女神教会』からも出来る限り都合しましょう。行けますかな?聖女リリス様」
シャン・・シャン・・。
総司祭に問いかけられたリリスは、衣装にあしらわれている装具を打ち鳴らしながら静かに一歩前へ出た。
そして、鈴の転がるような美声によって語り始めた。
「はい。既に魔導銀については手を打ってあります」
そして、大きく縁どられた美しいプラチナブロンドの双眸は、意味深な様子でフィオナを見つめていた。
『対邪神用決戦兵器』を開発・運用する為に『神聖イルティア王国』・『魔導帝国オルテアガ』・『女神教会』の三勢力がそれぞれ兵力の一部を持ち寄って、それらを同等に指揮・運用することが可能な独立軍である『女神同盟軍』が設立された。
そして、イルティア王国海軍の海軍工廠を改修して急ごしらえされた『女神同盟軍』の『新兵器開発研究所』敷地内では、イルティア王国国王以下主たる重鎮たちが勢ぞろいしていた。
「この度は、このようなすばらしい施設を提供してくださってありがとうございます」
『魔導帝国オルテアガ』側の人間として王国に滞在することになったオルクス皇帝の実妹であるフィオナ皇女は、ジル国王の御前で恭しく一礼した。
「しかし、こちらは貴国の海軍工廠・・・軍事機密も多数存在すると思われますが、本当によろしかったのですか?」
フィオナの問いかけを聞いたジル国王は俄かに微笑んだ。
「ああ、構わぬとも。なにせ『邪神』は人類全ての敵であるからな。今頃人間同士で小競り合いをしても仕方なかろう?」
「それに、フィオナ嬢の耳にも入っておると思うが、女神ハーティルティア様は世界を救う為に腐心しておられる。それを蔑にして、我らが仮に戦争なんぞを始めたとすれば、間違いなく『女神様』の神罰が下るであろう」
「そして、『女神様』の神罰が下るときこそ、人類に為す術など無いのであるからな」
「はあ・・・」
ハーティの力を目の当たりにした訳でもなく、『女神教』を信仰もしていないフィオナにとって、『女神』の力の脅威をいくら語られても理解することはできなかった。
「それよりも・・・本当にこれを使うのであるか?」
ジル国王は、不安な様子を隠せないまま、海軍工廠のドックに停泊している一隻の『魔導外輪船』に視線を向けた。
それは、この時代の軍艦としては異質なシルエットを持つ、全長二百メートルあまりの巨大な船舶であった。
フィオナはその巨大な船舶に目を向けると、研究や学問の場でのみかける眼鏡をクイッと持ち上げながら語りだした。
「帝国海軍ナゴーブ級魔導外輪軍艦『ナゴーブ』・・全長二百十メートル、全幅二十五メートル、総排水量約一万八千トン・・・三基の発導機を合わせた公称出力百五十サイクラという高出力魔導機関と両側面の外輪・・・そして、帝国で最重要国家機密となっている一軸の『スクリュー推進』がもたらす最高速力はおよそ十四ノット・・・」
「なぜでしょうか・・わたくしには目の前の船がどうしても『ナゴーブ』・・私の祖国が誇る総旗艦と瓜二つに見えるのですが・・気のせいでしょうか?」
「うぐ・・・それは・・・!?・・その・・じゃな・・」
フィオナにジト目を向けられたジル国王は額から汗を拭きだしながら狼狽えた。
「ふぅ・・・まあ、貴国も熱心にわたくし達の国を知ろうとしてくれていたということですね。同盟国でなければ大問題ですが・・『女神様』に入れ込んで王国と同盟を結んだお兄様でしたら、まあ目を瞑ってくださることでしょう。まあ、『ナゴーブ』の設計図書を売った人間は・・全てが終わった時に帝国内でじっくりとあぶり出すとしましょうか・・」
フィオナがニヤリと笑いながら物騒なことを言うので、ジル国王は思わずごくりと息を飲んだ。
「あと・・わたくし個人としては、これほどの『魔導外輪船』を運用する為に必要なマナを蓄えておく魔導結晶を、一体どのようにして入手したのか・・は気になりますが・・そこはお互い様ですしね」
「は・・・はは・・・」
やれやれと溜息をつくフィオナの姿を見て、その場にいる全員が力のない返事をした。
「し・・・しかし!フィオナ嬢!ここにある設計図の内容だが・・・本当に実現するつもりなのか!?」
気を持ち直したマクスウェルは、フィオナから配布された設計図書を握りしめながらフィオナへと詰め寄った。
「うふふ・・マクスウェル様、そんなに興奮されずともちゃんと説明し・ま・す・か・ら」
フィオナは可愛らしく言いながら、いじらしくマクスウェルの胸元をその白く細い指でなぞった。
「もちろん、実現するつもりですわ!この帝国の技術の粋を集めた『魔導外輪船』・・まあ思いっきり技術が漏えいしていますが・・とにかく、これを利用して新たな『新兵器』を生み出すのです!!」
「まずは先ほど申しました通り、従来帝国最大級の発導機を用いたこの船の機関出力は百五十サイクラ程度、それを今回私達が王国へ持ち込んだ『プラティウム・マギフォーミュラ・マナ・ジェネレータ』に換装します」
「そうなるとどうなるのだ?この船がものすごく速く進めるのか?」
ジルの発言を聞いたマクスウェルが、呆れたように額にへと手をやった。
「父上・・・そういえば父上の魔導具音痴はハーティ並みでしたね・・」
「うぐ・・・」
「うふふ・・まあ、仕方ありませんわ。・・わたくし達は発導機を換装することによってもたらされる潤沢なマナを使うことで、この艦船に様々な魔導式を組み込んでそれを発動できるように大改修するのです!」
フィオナの説明を受けている間も、マクスウェルは無言で資料に目を通していた。
そして、至急手配すべき資材のリストに目が移ると、その内容を見た驚きで目を大きく見開かせた。
「まさか!?本当にこれだけの貴金属が必要なのか!?フィオナ嬢はまさか黄金の船でも作ろうって思っているのかい?」
「うふふ・・それも素敵ですが違いますわ、マクスウェル様。それはまた別の物を作るのに必要な材料ですわ」
「それにしても、純金、魔導銀に銅から鉄まで・・・これだけの量はなかなか揃いませんよ!」
マクスウェルは、そう言いながら目頭を摘まんだ。
そして、その様子を見た『女神教会』の総司祭が声を上げた。
「これだけの量が本当に『女神様』をお助けする魔導具に必要なのですな?」
「・・はい」
フィオナは総司祭の問いかけにしっかりと頷いた。
「では、『女神教会』からも出来る限り都合しましょう。行けますかな?聖女リリス様」
シャン・・シャン・・。
総司祭に問いかけられたリリスは、衣装にあしらわれている装具を打ち鳴らしながら静かに一歩前へ出た。
そして、鈴の転がるような美声によって語り始めた。
「はい。既に魔導銀については手を打ってあります」
そして、大きく縁どられた美しいプラチナブロンドの双眸は、意味深な様子でフィオナを見つめていた。
0
あなたにおすすめの小説
転生先の異世界で温泉ブームを巻き起こせ!
カエデネコ
ファンタジー
日本のとある旅館の跡継ぎ娘として育てられた前世を活かして転生先でも作りたい最高の温泉地!
恋に仕事に事件に忙しい!
カクヨムの方でも「カエデネコ」でメイン活動してます。カクヨムの方が更新が早いです。よろしければそちらもお願いしますm(_ _)m
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる