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最終章 決戦!『デスティウルス』編
能力開放(オーバードライヴ) 〜シエラ視点〜
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「っとまあ・・耳の痛い話は置いといて・・」
バハムスはスタスタとシエラに歩み寄ると、その大きな手のひらをシエラの肩に置いた。
「健闘を祈るぜ!」
「・・・っ!?はっはい!!バハムス様もご武運を!!」
バハムスは緊張するシエラに再度笑みを浮かべると、ハーティルティアの方へと向き直った。
「・・それにしても、あの『邪神』の数・・少々骨が折れますな」
「ええ、あれは複数の『邪神』が『黒い霧』となって混ざり合った集合体・・その『存在』全てを完全に滅ぼさないと、何度でも再生するでしょう」
「・・うーむ、永い時の中でデスティウルスと似たような能力を獲得した『邪神』が現れたということですな・・」
ハーティルティアの言葉を聞いたバハムスが顎に手をやりながら唸り出す。
「最早、わたくし達の総力をぶつけるほかありませんわね」
「リフィアスの言う通り、あれだけのモンだからな。初手で俺たちが、ありったけの攻撃をぶつけてヤツらの『存在』を削ぐ。そのあとは全軍を以てヤツらが再生する前に取りこぼしがないように滅ぼすってことだな」
「・・・結局、作戦という作戦はないわけですね。ここもまた、焦土と化すわけですか・・」
ハーティルティアは呟きながら悲しみに目を伏せた。
「・・仕方ありませんよ、親愛なる主君。『邪神』を滅ぼさなければ『神界』に未来はありませんから」
「そうね・・いつか、戦いのない時代が訪れる事を、平穏に過ごせる日々を願います」
「その為にも、今は『全力』をぶつけましょう!親愛なる主君!!」
バハムスの言葉にハーティルティア、リリス、リフィアスが、そして他の神々がしっかりと頷く。
「では!わたくし達の『全力』をぶつけると致しましょう!!」
リフィアスの言葉を皮切りに、側近の三柱がそれぞれの『神器』を構える。
ヒュンッ!
「『聖剣ニーヴァルテ』!!さあ!『邪神』共よ!!敬愛する主様より賜った『神器』の力を拝みなさい!!」
チャキッ!
「『聖杖エーテリア』!!その偉大なる『神技』で『邪悪』を討ち滅ぼすのです!」
グウォン!!
「うぉぉぉ!『聖斧レガリア』!!これが我の『全力』!!『邪悪』な者よ!その身に受けて滅びろ!!」
ガシャコッ!
三柱が『神器』を構えると、『聖剣』はガード部分が、『聖杖』は先端部分が、『聖斧』はブレード部分の一部が開放する。
キィィィィィィ!!
そして、その開放部から凄まじいマナが放出されて眩い光を放ち出す。
それと同時に、それぞれの『神器』から複数の円陣状をした魔導式が展開されて、複雑な術式が発動し始める。
直後、術式の発動を確認した三柱は声を揃えて高らかに叫んだ。
「「「能力開放!!」」」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
「思い・・出した・・」
気づけば、シエラの意識は再び現代へと戻っていた。
「・・っ!?」
そして、シエラは自分の頬に一筋の涙が流れていることに気がついた。
「これが・・私の前世の記憶・・」
「私は・・バハムス様に『恋』をしていたんだ・・」
シエラは『恋』とつぶやいたと同時に『聖斧』を握りしめていた手に力を込める。
「・・思い出した時にはお別れしているなんて・・そんなの、あんまりだよ・・」
かつて『女神シエラ』であった自分の前世を思い出したシエラの瞳からは、止めどなく涙が流れていた。
「・・・バハムス様が私に『聖斧』を託したのも、私がかつて『女神』だったからなのか、それとも・・他にも色々な思いが重なったからなのか・・・」
「今となってはわからない事だらけだけど・・ひとつだけ、わかることがある・・」
「ぐあ"お"お"お"お"お"」
シエラは『聖斧レガリア』を構えると、眼下で悍ましい声をあげるリルヴァを見下ろす。
「お"お"お"お"お"!」
ちょうどその時、いよいよ完全に肉体の再生を完了させたリルヴァがゆっくりと浮かび上がってきた。
「私は!バハムス様を奪った『邪神』を決して赦しはしない!!」
ジャキッ!
「そして!『聖斧レガリア』を持った私は!絶対に負けない!!」
ゴウゥゥゥゥ!!
直後、シエラの髪が巻き上がるほどの激しいマナがシエラの身体から溢れ出す。
そして、シエラは手にする『聖斧レガリア』を天高く掲げた。
「うぉぉぉ!『聖斧レガリア』!!私の『全力』!『邪悪』な者よ!その身に受けて滅びなさい!!」
ガシャコッ!
直後、『聖斧レガリア』のブレード部分の一部が変形して開放部が現れる。
キィィィィィィ!!
『聖斧』と身体から溢れるマナは、いよいよシエラの全身を眩い光で包み込んだ。
「能力開放!!」
キィィィィィィ!
「はあああああ!」
そして、シエラ自身がまるで一つの巨大な魔弾のようになって、真っ直ぐリルヴァへと突き進む。
「ググッ!?」
ズギャギャギャ!!
迫り来るシエラを見て只ならぬ様子を察知したリルヴァは、迎撃の為に慌てて魔弾を収束してシエラへと放つ。
ジュン!!
しかし、シエラに正面から衝突した魔弾は、まるで水の奔流に蝋燭を差し込むかのように容易く消滅した。
ドギャアァン!!!
「あ"あ"あ"あ"あ"!?」
その直後、魔弾による迎撃ができなかったリルヴァは、そのままシエラと衝突して吹き飛ばされた。
ドゥン!!
凄まじい衝突エネルギーによって、音速の十倍以上の速度で吹き飛ばされたリルヴァは、衝撃波を生み出しながら数十キロ以上吹き飛ばされる。
「はあああああああ!」
そして、遥か彼方へ吹き飛ばされた先には、何故か既に『聖斧』を振りかぶったシエラが先回りしていた。
バハムスはスタスタとシエラに歩み寄ると、その大きな手のひらをシエラの肩に置いた。
「健闘を祈るぜ!」
「・・・っ!?はっはい!!バハムス様もご武運を!!」
バハムスは緊張するシエラに再度笑みを浮かべると、ハーティルティアの方へと向き直った。
「・・それにしても、あの『邪神』の数・・少々骨が折れますな」
「ええ、あれは複数の『邪神』が『黒い霧』となって混ざり合った集合体・・その『存在』全てを完全に滅ぼさないと、何度でも再生するでしょう」
「・・うーむ、永い時の中でデスティウルスと似たような能力を獲得した『邪神』が現れたということですな・・」
ハーティルティアの言葉を聞いたバハムスが顎に手をやりながら唸り出す。
「最早、わたくし達の総力をぶつけるほかありませんわね」
「リフィアスの言う通り、あれだけのモンだからな。初手で俺たちが、ありったけの攻撃をぶつけてヤツらの『存在』を削ぐ。そのあとは全軍を以てヤツらが再生する前に取りこぼしがないように滅ぼすってことだな」
「・・・結局、作戦という作戦はないわけですね。ここもまた、焦土と化すわけですか・・」
ハーティルティアは呟きながら悲しみに目を伏せた。
「・・仕方ありませんよ、親愛なる主君。『邪神』を滅ぼさなければ『神界』に未来はありませんから」
「そうね・・いつか、戦いのない時代が訪れる事を、平穏に過ごせる日々を願います」
「その為にも、今は『全力』をぶつけましょう!親愛なる主君!!」
バハムスの言葉にハーティルティア、リリス、リフィアスが、そして他の神々がしっかりと頷く。
「では!わたくし達の『全力』をぶつけると致しましょう!!」
リフィアスの言葉を皮切りに、側近の三柱がそれぞれの『神器』を構える。
ヒュンッ!
「『聖剣ニーヴァルテ』!!さあ!『邪神』共よ!!敬愛する主様より賜った『神器』の力を拝みなさい!!」
チャキッ!
「『聖杖エーテリア』!!その偉大なる『神技』で『邪悪』を討ち滅ぼすのです!」
グウォン!!
「うぉぉぉ!『聖斧レガリア』!!これが我の『全力』!!『邪悪』な者よ!その身に受けて滅びろ!!」
ガシャコッ!
三柱が『神器』を構えると、『聖剣』はガード部分が、『聖杖』は先端部分が、『聖斧』はブレード部分の一部が開放する。
キィィィィィィ!!
そして、その開放部から凄まじいマナが放出されて眩い光を放ち出す。
それと同時に、それぞれの『神器』から複数の円陣状をした魔導式が展開されて、複雑な術式が発動し始める。
直後、術式の発動を確認した三柱は声を揃えて高らかに叫んだ。
「「「能力開放!!」」」
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
「思い・・出した・・」
気づけば、シエラの意識は再び現代へと戻っていた。
「・・っ!?」
そして、シエラは自分の頬に一筋の涙が流れていることに気がついた。
「これが・・私の前世の記憶・・」
「私は・・バハムス様に『恋』をしていたんだ・・」
シエラは『恋』とつぶやいたと同時に『聖斧』を握りしめていた手に力を込める。
「・・思い出した時にはお別れしているなんて・・そんなの、あんまりだよ・・」
かつて『女神シエラ』であった自分の前世を思い出したシエラの瞳からは、止めどなく涙が流れていた。
「・・・バハムス様が私に『聖斧』を託したのも、私がかつて『女神』だったからなのか、それとも・・他にも色々な思いが重なったからなのか・・・」
「今となってはわからない事だらけだけど・・ひとつだけ、わかることがある・・」
「ぐあ"お"お"お"お"お"」
シエラは『聖斧レガリア』を構えると、眼下で悍ましい声をあげるリルヴァを見下ろす。
「お"お"お"お"お"!」
ちょうどその時、いよいよ完全に肉体の再生を完了させたリルヴァがゆっくりと浮かび上がってきた。
「私は!バハムス様を奪った『邪神』を決して赦しはしない!!」
ジャキッ!
「そして!『聖斧レガリア』を持った私は!絶対に負けない!!」
ゴウゥゥゥゥ!!
直後、シエラの髪が巻き上がるほどの激しいマナがシエラの身体から溢れ出す。
そして、シエラは手にする『聖斧レガリア』を天高く掲げた。
「うぉぉぉ!『聖斧レガリア』!!私の『全力』!『邪悪』な者よ!その身に受けて滅びなさい!!」
ガシャコッ!
直後、『聖斧レガリア』のブレード部分の一部が変形して開放部が現れる。
キィィィィィィ!!
『聖斧』と身体から溢れるマナは、いよいよシエラの全身を眩い光で包み込んだ。
「能力開放!!」
キィィィィィィ!
「はあああああ!」
そして、シエラ自身がまるで一つの巨大な魔弾のようになって、真っ直ぐリルヴァへと突き進む。
「ググッ!?」
ズギャギャギャ!!
迫り来るシエラを見て只ならぬ様子を察知したリルヴァは、迎撃の為に慌てて魔弾を収束してシエラへと放つ。
ジュン!!
しかし、シエラに正面から衝突した魔弾は、まるで水の奔流に蝋燭を差し込むかのように容易く消滅した。
ドギャアァン!!!
「あ"あ"あ"あ"あ"!?」
その直後、魔弾による迎撃ができなかったリルヴァは、そのままシエラと衝突して吹き飛ばされた。
ドゥン!!
凄まじい衝突エネルギーによって、音速の十倍以上の速度で吹き飛ばされたリルヴァは、衝撃波を生み出しながら数十キロ以上吹き飛ばされる。
「はあああああああ!」
そして、遥か彼方へ吹き飛ばされた先には、何故か既に『聖斧』を振りかぶったシエラが先回りしていた。
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