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最終章 決戦!『デスティウルス』編
希望をもたらす者 ~『王都イルティア』視点~
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「ななな・・・」
「ななな?」
「何者ですの!?あなたは・・・!?『おねえさま』以外にも『女神』が復活していたという事ですの!?」
リリーシャは『びしっ!』とシエラを指差しながら狼狽える。
そして、リリーシャの視線がシエラの持つ『聖斧』に向いた瞬間、その瞳が大きく見開かれた。
「そ・・・その斧は・・・もしかして・・・っ!!!?」
リリーシャは『聖斧』を見た瞬間に、愛らしい顔を真っ青に染め上げて冷や汗をかき始めた。
「いや・・本当に何をやらかしたんですか・・バハムス様・・『邪神』が本気で狼狽えてますよ・・」
「あなた・・・よく見たらとっても愛らしい顔をしていますわね。それはもう、『おねえさま』に匹敵するくらい可愛らしいですわ」
「・・はあ、それはどうも・・・」
「っ!そんな愛らしいあなたが何てモノもってるんですの!?確かその『聖斧』を持っていたのはガチムチゴリゴリの『男型』でしたよね!?」
「ガチムチゴリゴリ・・」
「ああっ・・身の毛がよだちますわっ・・!!それを見ると、リリの可愛いお顔がジャムのように潰されながら滅ぼされた時を思い出しますわっ!!」
「その例えやめて!!?」
何せ、ジャムと言えば、『暁の奇跡亭』で振る舞われる朝食に必ず出る定番品である。
(というか、バハムス様・・いくら『邪神』と言え、あんな可愛らしい身なりの女の子に容赦ないですね・・)
リリーシャは相変わらず顔を青ざめさせながら『魔剣』の鋒をシエラに向けた。
「決めましたわ!リリの名は『邪神リリーシャ』!!過去の屈辱は、あなたの頭を愛でる事で晴らさせてもらいますわ!」
リリーシャの口上に対抗するように、シエラも『聖斧』の先を向ける。
「私は『女神教会聖騎士』シエラ!!その名にかけて、あなたを必ず滅ぼします!!」
ドキュウ!!
ガキィィィィン!!
直後、二柱の『女神』と『邪神』が激しく衝突する。
「っきゃあぁぁぁ!」
キィィィン!!
スガァァァン!!
しかし、体格と武器の重みによる差によって打ち負けたリリーシャが弾き飛ばされて、周囲の建物を巻き込みながら地面へと突き刺さった。
・・・・・・。
ゴウゥゥゥン・・・。
「おぉ・・さすが『聖騎士』であらせられる。あの『邪神』の剣戟をいとも容易く退けるとは・・・」
ラナウェイは二柱の戦いを見て感嘆の声を上げていた。
「ならば、私は『聖騎士』様が憂いなく戦えるようにお力添えするのみ!!」
ちょうどその時、ラナウェイの元に『アンデッド』と交戦中の『騎士』からエーテル通信が入ってきた。
『ラナウェイ様!ご無事ですか!?』
「ああ・・なんとか・・な。衝突の影響で所々魔導式の発動に支障が出ているが、大した問題ではない」
「それより、私も『アンデッド』を討つ。『聖騎士』様があの『邪神』を相手にしている限り、問題はあるまい」
『了解!』
「さあ、女神ハーティルティア様とシエラ様の為に、『王国騎士団』の意地を見せてやろうではないか!」
ギュイッ!
ズゴオォォォォ!
ラナウェイは不敵に笑うと、地上に蔓延る『アンデッド』に向かってランスを振り下ろした。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
「陛下!たった今吉報が入りました!かの『邪神』を討伐する為、『女神教会』の『聖騎士』シエラ様が参戦なさいました!!」
「おお!それは誠であるか!!」
一方、『白銀の神殿』で祈りを捧げる人々にもシエラ参戦の情報が伝わってきた。
「女神ハーティルティア様が力を授けたシエラ様がいらっしゃったのならば、『邪神』に遅れをとることはありますまい」
総司祭は『最敬礼』をしながら涙を流していた。
「どうか『王都イルティア』を頼みますぞ・・若き『女神』の戦士よ・・」
そして、ジル国王は本礼拝堂の屋根に描かれた『女神神話』における最終決戦を模した絵画を仰ぎ見ながら呟いた。
・・・・・・。
・・・・・・・・。
ガラララ・・・。
「くっ!このリリが正面からのぶつかり合いで競り負けるなん・・」
リリーシャは悪態を吐きながら瓦礫の中から起き上がろうとした。
「・・・・・」
しかし、リリーシャの目の前には既に『聖斧』を振りかぶったシエラがいた。
「っ!?」
ドォォォォン!!
リリーシャは、その脳天をかち割らんばかりに振り下ろされた攻撃を全力で回避する。
「っ!?あなた!シエラとか言いましたわね!!?ちょっと容赦なさ過ぎません!?」
ドゥン!!
シエラは狼狽えるリリーシャを無視してゆらりと『聖斧』を振りかぶり直すと、地を蹴って再び肉薄した。
「ハーティさんに『『邪神』は見つけた瞬間に容赦なく、完膚なきまでに滅せ。さもなくばいくらでも増えて復活する』と教わりましたから!!」
ガキィィィィン!!
「っ!?そんな、『邪神』を油虫みたいに言わないでくださる!?」
ガキィィィィン!!
「っく!力ではせり負けますわね・・ならっ!!『疾さ』なら如何かしら!!」
「『魔剣オブシディアン・アルハザト』の力、思い知るのです!神技!『スラシング・カルテット』!!」
直後、リリーシャは四柱に分身しながら『魔剣』を振るった。
カッ!!
シエラはリリーシャの動きを見切るために集中する。
オオオオ・・・・。
シエラが集中した意識の中では、全ての音がなくなり、まるで時間がスローモーションのように見えた。
そして、その世界の中では分身しているはずのリリーシャがたった一柱に見えた。
「そこです!!」
シエラは、その一柱に狙いを定めて『聖斧』を振るった。
ズガァァァァン!!
「っきゃあぁぁぁぁ!」
瞬間、リリーシャは再び競り負けて、きりもみしながら空高く打ち上げられた。
しかし、リリーシャは空中で姿勢を持ち直してなんとか踏みとどまった。
ブォン!!
一方、シエラは表情を変えないまま、再び『聖斧』の先をリリーシャへ向けた。
「『四重奏』と言って、その実は目にも止まらぬ速度による四連撃・・そんな子供騙しは残念ながら私には通用しません!伊達にユナさんの訓練を受けたわけじゃありませんから!!」
「くっ!!・・・流石は『聖斧』を振るう者、とでも言いましょうか・・ならば!これならどうです!!」
リリーシャは悔しさに顔を歪めると、自身の体から薔薇の蔓のようなものを伸ばし始めた。
「ななな?」
「何者ですの!?あなたは・・・!?『おねえさま』以外にも『女神』が復活していたという事ですの!?」
リリーシャは『びしっ!』とシエラを指差しながら狼狽える。
そして、リリーシャの視線がシエラの持つ『聖斧』に向いた瞬間、その瞳が大きく見開かれた。
「そ・・・その斧は・・・もしかして・・・っ!!!?」
リリーシャは『聖斧』を見た瞬間に、愛らしい顔を真っ青に染め上げて冷や汗をかき始めた。
「いや・・本当に何をやらかしたんですか・・バハムス様・・『邪神』が本気で狼狽えてますよ・・」
「あなた・・・よく見たらとっても愛らしい顔をしていますわね。それはもう、『おねえさま』に匹敵するくらい可愛らしいですわ」
「・・はあ、それはどうも・・・」
「っ!そんな愛らしいあなたが何てモノもってるんですの!?確かその『聖斧』を持っていたのはガチムチゴリゴリの『男型』でしたよね!?」
「ガチムチゴリゴリ・・」
「ああっ・・身の毛がよだちますわっ・・!!それを見ると、リリの可愛いお顔がジャムのように潰されながら滅ぼされた時を思い出しますわっ!!」
「その例えやめて!!?」
何せ、ジャムと言えば、『暁の奇跡亭』で振る舞われる朝食に必ず出る定番品である。
(というか、バハムス様・・いくら『邪神』と言え、あんな可愛らしい身なりの女の子に容赦ないですね・・)
リリーシャは相変わらず顔を青ざめさせながら『魔剣』の鋒をシエラに向けた。
「決めましたわ!リリの名は『邪神リリーシャ』!!過去の屈辱は、あなたの頭を愛でる事で晴らさせてもらいますわ!」
リリーシャの口上に対抗するように、シエラも『聖斧』の先を向ける。
「私は『女神教会聖騎士』シエラ!!その名にかけて、あなたを必ず滅ぼします!!」
ドキュウ!!
ガキィィィィン!!
直後、二柱の『女神』と『邪神』が激しく衝突する。
「っきゃあぁぁぁ!」
キィィィン!!
スガァァァン!!
しかし、体格と武器の重みによる差によって打ち負けたリリーシャが弾き飛ばされて、周囲の建物を巻き込みながら地面へと突き刺さった。
・・・・・・。
ゴウゥゥゥン・・・。
「おぉ・・さすが『聖騎士』であらせられる。あの『邪神』の剣戟をいとも容易く退けるとは・・・」
ラナウェイは二柱の戦いを見て感嘆の声を上げていた。
「ならば、私は『聖騎士』様が憂いなく戦えるようにお力添えするのみ!!」
ちょうどその時、ラナウェイの元に『アンデッド』と交戦中の『騎士』からエーテル通信が入ってきた。
『ラナウェイ様!ご無事ですか!?』
「ああ・・なんとか・・な。衝突の影響で所々魔導式の発動に支障が出ているが、大した問題ではない」
「それより、私も『アンデッド』を討つ。『聖騎士』様があの『邪神』を相手にしている限り、問題はあるまい」
『了解!』
「さあ、女神ハーティルティア様とシエラ様の為に、『王国騎士団』の意地を見せてやろうではないか!」
ギュイッ!
ズゴオォォォォ!
ラナウェイは不敵に笑うと、地上に蔓延る『アンデッド』に向かってランスを振り下ろした。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
「陛下!たった今吉報が入りました!かの『邪神』を討伐する為、『女神教会』の『聖騎士』シエラ様が参戦なさいました!!」
「おお!それは誠であるか!!」
一方、『白銀の神殿』で祈りを捧げる人々にもシエラ参戦の情報が伝わってきた。
「女神ハーティルティア様が力を授けたシエラ様がいらっしゃったのならば、『邪神』に遅れをとることはありますまい」
総司祭は『最敬礼』をしながら涙を流していた。
「どうか『王都イルティア』を頼みますぞ・・若き『女神』の戦士よ・・」
そして、ジル国王は本礼拝堂の屋根に描かれた『女神神話』における最終決戦を模した絵画を仰ぎ見ながら呟いた。
・・・・・・。
・・・・・・・・。
ガラララ・・・。
「くっ!このリリが正面からのぶつかり合いで競り負けるなん・・」
リリーシャは悪態を吐きながら瓦礫の中から起き上がろうとした。
「・・・・・」
しかし、リリーシャの目の前には既に『聖斧』を振りかぶったシエラがいた。
「っ!?」
ドォォォォン!!
リリーシャは、その脳天をかち割らんばかりに振り下ろされた攻撃を全力で回避する。
「っ!?あなた!シエラとか言いましたわね!!?ちょっと容赦なさ過ぎません!?」
ドゥン!!
シエラは狼狽えるリリーシャを無視してゆらりと『聖斧』を振りかぶり直すと、地を蹴って再び肉薄した。
「ハーティさんに『『邪神』は見つけた瞬間に容赦なく、完膚なきまでに滅せ。さもなくばいくらでも増えて復活する』と教わりましたから!!」
ガキィィィィン!!
「っ!?そんな、『邪神』を油虫みたいに言わないでくださる!?」
ガキィィィィン!!
「っく!力ではせり負けますわね・・ならっ!!『疾さ』なら如何かしら!!」
「『魔剣オブシディアン・アルハザト』の力、思い知るのです!神技!『スラシング・カルテット』!!」
直後、リリーシャは四柱に分身しながら『魔剣』を振るった。
カッ!!
シエラはリリーシャの動きを見切るために集中する。
オオオオ・・・・。
シエラが集中した意識の中では、全ての音がなくなり、まるで時間がスローモーションのように見えた。
そして、その世界の中では分身しているはずのリリーシャがたった一柱に見えた。
「そこです!!」
シエラは、その一柱に狙いを定めて『聖斧』を振るった。
ズガァァァァン!!
「っきゃあぁぁぁぁ!」
瞬間、リリーシャは再び競り負けて、きりもみしながら空高く打ち上げられた。
しかし、リリーシャは空中で姿勢を持ち直してなんとか踏みとどまった。
ブォン!!
一方、シエラは表情を変えないまま、再び『聖斧』の先をリリーシャへ向けた。
「『四重奏』と言って、その実は目にも止まらぬ速度による四連撃・・そんな子供騙しは残念ながら私には通用しません!伊達にユナさんの訓練を受けたわけじゃありませんから!!」
「くっ!!・・・流石は『聖斧』を振るう者、とでも言いましょうか・・ならば!これならどうです!!」
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