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(3)ストッキングで登校
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冬が近づくにつれ、1DKのアパートの六畳間はますます冷え込むようになった。優香と霞は、ストーブの周りに寄り添い、質素な夕食を囲むのが日課だった。霞は、家の中で黒タイツを履く生活に耐えていた。母の監視の目と ”勃起したら注意する” というルールに、羞恥と緊張が絶えなかった。
ある晩、二人でテレビを見ていると、ミニスカートのアイドル歌手がキラキラした衣装で歌い踊る番組が流れていた。霞は、黒タイツを履いたまま座布団に座り、画面に目を奪われた。女性の体を見る機会がないからこそ、ミニスカートから伸びた脚に欲情してしまう。生の健康的な脚、ストッキングを履いた艶めかしい脚。しかし、優香の鋭い視線は、そんな時こそ彼の下半身に注がれていた。
「霞!」
彼女の声は低く、警告を帯びていた。
「また、変なこと考えていたよね?」
霞はハッとして脚を閉じ、顔を真っ赤にした。タイツ越しに、母の目が自分の変化を捉えたことに気づいた。
「ご、ごめんなさい…ただ、テレビ見てただけ…」
彼は慌ててシャツを伸ばし、身体を隠した。だが、優香の目は厳しかった。
「ふしだらなこと考えないの。ママ見てるんだからね。」
彼女の言葉は、愛情と監視の奇妙な混ざり合いだった。
こうした場面は、何度か繰り返された。テレビでアイドルやCMのモデルが映るたび、霞の身体は思春期の性の衝動に反応し、タイツの薄い生地がその変化を隠せなかった。優香は、その都度静かに、しかし鋭く注意した。
「霞、しっかりしなさい。ママに言ったよね? 勃起させないって。なんで勃起させてんの。」
霞は恥ずかしさに耐えながら、母の言葉に従おうと必死だった。
それでも、いつの間にか、霞はタイツを履くことに慣れていった。最初は気まずかった生地の感触が肌に馴染み、安心感すら与えるようになった。家に帰ると、母の黒タイツに履き替えるのが自然なルーティンになった。タイツは、母の愛情と厳しさの象徴であり、霞にとって、母との絆を身近に感じるものだった。
12月に入り、冬の寒さが本格化した。霞は、体育用の紺のショートパンツを履いて登校していた。理由は霞が大きくなってしまい、制服のズボンもジャージも入らなくなってしまったからだ。彼が学校に履いて行けるのは、もう1枚あるショートパンツの代えのみ。優香は来春3年生になった時に、新調すると話していたものの、この寒さでは霞が不憫でならなかった。ある朝、優香が霞の震える膝を見て、クローゼットから厚手のベージュのストッキングを取り出した。
「霞、これ履いて行きなさい。タイツに慣れてるんだから、学校でも平気でしょ?」
霞は一瞬、戸惑った。
「学校に…ストッキング? みんな、変って思うんじゃ…」
彼の声には、思春期の少年らしい不安が滲んでいた。
「寒さから守るんだから、変なことないよ。脚が見えても、堂々としてなさい。」
優香の口調は力強く、霞に有無を言わせなかった。
霞は渋々ストッキングを受け取り、ショートパンツの下に履いてみた。薄い生地が脚に密着し、意外に暖かかった。鏡に映る自分の姿は、ショートパンツからストッキングの光沢が覗き、少し奇妙だった。だが、母の言葉を思い出し、彼は小さく頷いた。
「…うん、わかった。履いてくよ。」
その日から、霞はショートパンツにストッキングを履いて登校するようになった。ベージュのストッキングは、ショートパンツの裾から脚が見えても目立たず、最初はクラスメイトの視線を気にしたが、すぐに慣れた。理由を聞かれても
「寒いから履いてるだけ。」
と言い切った。
そして何よりも、母を裏切ることはできなかった。これまで、何度も母を裏切り勃起させてしまった自分。そんな僕に、寒いからと優しくストッキングを履かせてくれた。
”母が白と言えば白だし、黒と言えば黒なんだ”
体育の着替えの時間に、ストッキングの下半身が丸見えになっても霞は動じなかった。 "脚が見えても構わない" と自分に言い聞かせ、同級生のからかいも動ぜず、母の信頼に応えようとしていた。
ある晩、夕食の後、優香は霞の姿を見て微笑んだ。
「霞、最近はテレビで女性を見ても反応しなくなったね。ママは、女性を欲望の対象として見なくなったのが嬉しい。」
霞は照れ笑いを浮かべ、いつものように履かされている黒タイツの生地を指でなでた。
「なんか…慣れちゃった。それに、タイツやストッキングも暖かいし、ママがそばにいるみたいで、嫌いじゃない。」
彼の言葉には、母への信頼と、思春期の自分を受け入れる小さな勇気が込められていた。
優香は、息子の言葉に心を温められた。かつて霞の行為に怒りを爆発させ、タイツで管理しようとした自分を思い出した。だが、今、母の前で正直に振る舞う霞を見て、彼女は安心していた。息子は、かつてのDV夫とは違い、純粋で母を愛する少年なのだ。
「霞、ママ、嬉しいよ。あんたがそんな風に言ってくれて。」
優香はそっと息子の肩に手を置き、微笑んだ。
「これからも、変なこと考えそうになったら、ママを思い出しなさい。」
霞は小さく頷き、宿題のノートを開いた。
「うん、ママ。約束するよ。」
その夜、六畳間はストーブの暖かさで満たされていた。外では冬の風が吹き、窓に霜が張っていたが、部屋の中は、母と子の小さな信頼で温もっていた。霞は、タイツやストッキングを履くことが、母との絆の一部であり、自分の変化を受け入れる一歩だと感じ始めていた。
ある晩、二人でテレビを見ていると、ミニスカートのアイドル歌手がキラキラした衣装で歌い踊る番組が流れていた。霞は、黒タイツを履いたまま座布団に座り、画面に目を奪われた。女性の体を見る機会がないからこそ、ミニスカートから伸びた脚に欲情してしまう。生の健康的な脚、ストッキングを履いた艶めかしい脚。しかし、優香の鋭い視線は、そんな時こそ彼の下半身に注がれていた。
「霞!」
彼女の声は低く、警告を帯びていた。
「また、変なこと考えていたよね?」
霞はハッとして脚を閉じ、顔を真っ赤にした。タイツ越しに、母の目が自分の変化を捉えたことに気づいた。
「ご、ごめんなさい…ただ、テレビ見てただけ…」
彼は慌ててシャツを伸ばし、身体を隠した。だが、優香の目は厳しかった。
「ふしだらなこと考えないの。ママ見てるんだからね。」
彼女の言葉は、愛情と監視の奇妙な混ざり合いだった。
こうした場面は、何度か繰り返された。テレビでアイドルやCMのモデルが映るたび、霞の身体は思春期の性の衝動に反応し、タイツの薄い生地がその変化を隠せなかった。優香は、その都度静かに、しかし鋭く注意した。
「霞、しっかりしなさい。ママに言ったよね? 勃起させないって。なんで勃起させてんの。」
霞は恥ずかしさに耐えながら、母の言葉に従おうと必死だった。
それでも、いつの間にか、霞はタイツを履くことに慣れていった。最初は気まずかった生地の感触が肌に馴染み、安心感すら与えるようになった。家に帰ると、母の黒タイツに履き替えるのが自然なルーティンになった。タイツは、母の愛情と厳しさの象徴であり、霞にとって、母との絆を身近に感じるものだった。
12月に入り、冬の寒さが本格化した。霞は、体育用の紺のショートパンツを履いて登校していた。理由は霞が大きくなってしまい、制服のズボンもジャージも入らなくなってしまったからだ。彼が学校に履いて行けるのは、もう1枚あるショートパンツの代えのみ。優香は来春3年生になった時に、新調すると話していたものの、この寒さでは霞が不憫でならなかった。ある朝、優香が霞の震える膝を見て、クローゼットから厚手のベージュのストッキングを取り出した。
「霞、これ履いて行きなさい。タイツに慣れてるんだから、学校でも平気でしょ?」
霞は一瞬、戸惑った。
「学校に…ストッキング? みんな、変って思うんじゃ…」
彼の声には、思春期の少年らしい不安が滲んでいた。
「寒さから守るんだから、変なことないよ。脚が見えても、堂々としてなさい。」
優香の口調は力強く、霞に有無を言わせなかった。
霞は渋々ストッキングを受け取り、ショートパンツの下に履いてみた。薄い生地が脚に密着し、意外に暖かかった。鏡に映る自分の姿は、ショートパンツからストッキングの光沢が覗き、少し奇妙だった。だが、母の言葉を思い出し、彼は小さく頷いた。
「…うん、わかった。履いてくよ。」
その日から、霞はショートパンツにストッキングを履いて登校するようになった。ベージュのストッキングは、ショートパンツの裾から脚が見えても目立たず、最初はクラスメイトの視線を気にしたが、すぐに慣れた。理由を聞かれても
「寒いから履いてるだけ。」
と言い切った。
そして何よりも、母を裏切ることはできなかった。これまで、何度も母を裏切り勃起させてしまった自分。そんな僕に、寒いからと優しくストッキングを履かせてくれた。
”母が白と言えば白だし、黒と言えば黒なんだ”
体育の着替えの時間に、ストッキングの下半身が丸見えになっても霞は動じなかった。 "脚が見えても構わない" と自分に言い聞かせ、同級生のからかいも動ぜず、母の信頼に応えようとしていた。
ある晩、夕食の後、優香は霞の姿を見て微笑んだ。
「霞、最近はテレビで女性を見ても反応しなくなったね。ママは、女性を欲望の対象として見なくなったのが嬉しい。」
霞は照れ笑いを浮かべ、いつものように履かされている黒タイツの生地を指でなでた。
「なんか…慣れちゃった。それに、タイツやストッキングも暖かいし、ママがそばにいるみたいで、嫌いじゃない。」
彼の言葉には、母への信頼と、思春期の自分を受け入れる小さな勇気が込められていた。
優香は、息子の言葉に心を温められた。かつて霞の行為に怒りを爆発させ、タイツで管理しようとした自分を思い出した。だが、今、母の前で正直に振る舞う霞を見て、彼女は安心していた。息子は、かつてのDV夫とは違い、純粋で母を愛する少年なのだ。
「霞、ママ、嬉しいよ。あんたがそんな風に言ってくれて。」
優香はそっと息子の肩に手を置き、微笑んだ。
「これからも、変なこと考えそうになったら、ママを思い出しなさい。」
霞は小さく頷き、宿題のノートを開いた。
「うん、ママ。約束するよ。」
その夜、六畳間はストーブの暖かさで満たされていた。外では冬の風が吹き、窓に霜が張っていたが、部屋の中は、母と子の小さな信頼で温もっていた。霞は、タイツやストッキングを履くことが、母との絆の一部であり、自分の変化を受け入れる一歩だと感じ始めていた。
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