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38.知らないことなんて無いと思ってた
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触れるだけの口付けを1度して、もう1度レオンの唇に触れる。さきほどの、瞳の色の話から、気持ちが高ぶっているのかもしれない。
「……んっ」
今まで、私たちは、触れるだけの口付けしか、したことがなかった。
教室や、学園の死角になる場所ぐらいでしか、したことがなかったから、すぐに身体を離せるように、深いものはしなかった。
この間、レオンが私の部屋に来た時には、レオンの手のマークに関する話がメインで、話が終われば家族がいたから、触れなかった。
だが、今は、私たち2人だけの空間だ。もっと、触れたいと思っている気持ちが、溢れ出す。
「口、開けて」
おでこ同士を付けたまま、至近距離でそう言うと、レオンは照れてながらも、遠慮がちに口を開いた。こんなレオンの顔を知っているのは私だけ。気持ちがさらに高ぶり、レオンの唇にかぶりつくような勢いだった。唇を押し付け、舌を入れる。
「んっ……ぁ……ん」
このようなレオンの声を初めて聞いた。長い間、友人として付き合ってきた私たち。もう、お互い、知らないことなんて無いと思っていた。だが、こうして恋人になって、見たことのない顔や仕草、声があったことを知った。それが、嬉しくて仕方が
ない。
上顎を舐めると、レオンがビクッと身体をふるわせた。なるほど、ここが弱いのか。
「んぅ……ん」
レオンが私の腕をギュッと掴んだ。痛いくらいの強い力で。跡になりそうだ。だが、この痛みさえ愛おしい。
「はっ……ハァ……ハァ……」
息が苦しくなったらしく、レオンが顔を引いて離れた。頬が赤く染まり、目は潤み、肩を上下させて息をしている。レオンをこうしたのが自分だと思うとたまらない。
「レオン……」
またすぐに口付けたい衝動を抑え、私は、レオンの顔に添えていた手を、レオンの背中にまわし、レオンを抱きしめる。このまま口付けてしまったら、もう止まれないから。
「……座ろうか」
レオンはコクリと頷き、ベッドに並んで座ると、レオンは、私の肩に頭を乗せてきた。私はレオンの肩に手を回し、さらに引き寄せた。恋人になってから、レオンがこんなに甘えたなことを知った。愛おしくて仕方がない。頭で、レオンの頭を、猫にするようにスリスリとする。
「本当、国王陛下には感謝だな。こんなに良い部屋を貸してくださるなんて……」
「……そうだな」
レオンの声は、とても小さく、吐息で話したようだった。
こうして触れているだけで、心が満たされる。
「……」
視線を感じてレオンを見ると、やはりこちらを向いていて、何か言いたそうに見える。
「どうした?」
「……分かっているだろう?」
「さあな」
レオンは眉にしわを寄せて、唇を尖らせ、いかにも不機嫌だという顔になった。だが、目は潤んだままで、顔も赤く染めたままで、怒らせてしまったという焦りは湧いてこない。
「……んっ」
今まで、私たちは、触れるだけの口付けしか、したことがなかった。
教室や、学園の死角になる場所ぐらいでしか、したことがなかったから、すぐに身体を離せるように、深いものはしなかった。
この間、レオンが私の部屋に来た時には、レオンの手のマークに関する話がメインで、話が終われば家族がいたから、触れなかった。
だが、今は、私たち2人だけの空間だ。もっと、触れたいと思っている気持ちが、溢れ出す。
「口、開けて」
おでこ同士を付けたまま、至近距離でそう言うと、レオンは照れてながらも、遠慮がちに口を開いた。こんなレオンの顔を知っているのは私だけ。気持ちがさらに高ぶり、レオンの唇にかぶりつくような勢いだった。唇を押し付け、舌を入れる。
「んっ……ぁ……ん」
このようなレオンの声を初めて聞いた。長い間、友人として付き合ってきた私たち。もう、お互い、知らないことなんて無いと思っていた。だが、こうして恋人になって、見たことのない顔や仕草、声があったことを知った。それが、嬉しくて仕方が
ない。
上顎を舐めると、レオンがビクッと身体をふるわせた。なるほど、ここが弱いのか。
「んぅ……ん」
レオンが私の腕をギュッと掴んだ。痛いくらいの強い力で。跡になりそうだ。だが、この痛みさえ愛おしい。
「はっ……ハァ……ハァ……」
息が苦しくなったらしく、レオンが顔を引いて離れた。頬が赤く染まり、目は潤み、肩を上下させて息をしている。レオンをこうしたのが自分だと思うとたまらない。
「レオン……」
またすぐに口付けたい衝動を抑え、私は、レオンの顔に添えていた手を、レオンの背中にまわし、レオンを抱きしめる。このまま口付けてしまったら、もう止まれないから。
「……座ろうか」
レオンはコクリと頷き、ベッドに並んで座ると、レオンは、私の肩に頭を乗せてきた。私はレオンの肩に手を回し、さらに引き寄せた。恋人になってから、レオンがこんなに甘えたなことを知った。愛おしくて仕方がない。頭で、レオンの頭を、猫にするようにスリスリとする。
「本当、国王陛下には感謝だな。こんなに良い部屋を貸してくださるなんて……」
「……そうだな」
レオンの声は、とても小さく、吐息で話したようだった。
こうして触れているだけで、心が満たされる。
「……」
視線を感じてレオンを見ると、やはりこちらを向いていて、何か言いたそうに見える。
「どうした?」
「……分かっているだろう?」
「さあな」
レオンは眉にしわを寄せて、唇を尖らせ、いかにも不機嫌だという顔になった。だが、目は潤んだままで、顔も赤く染めたままで、怒らせてしまったという焦りは湧いてこない。
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