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89.世界にはいろんなやり方がある
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ロジャーが眉間に皺を寄せ『チッ!』と舌打ちすると、ローガン司法長官とポンフリー団長から『ヒッ!』と悲鳴が上がった。
(うわ~、わかる! 綺麗に整い過ぎた顔って、怒ると怖いよね)
「はぁ、私は問いに答えたが君達は質問ばかりだな。メイソン、これ以上常識も知らぬ者と関わり合うのは時間の無駄にしかならん。すぐに出立したまえ」
ローガン司法長官やポンフリー団長を無視して身を翻したロジャーは、エリオットとデクスターを連れてさっさと馬車に乗り込んだ。
メリッサ達も馬車に乗り込み隊列が動きはじめると、道の端に避けて一列に並んだ第一騎士団員の姿が見えた。
(良かった。大きな怪我をしている人はいないみたい)
「ロジャーのお陰で怪我人が少なく済んだみたいね」
「誰が友達か明言せずにいてくれたのは助かった。ケニス、後でロジャーの頭でも撫でといてくれ」
「え? なんで俺が!?」
「もしあの場でロジャーが『僕の友達はメリッサだ』なんて言ってたら、メリッサの身が危険になってたんだぜ?」
サマネス枢機卿達と対立し常に狂信者達に狙われているマルティン枢機卿が友人だと言えば、その時から狂信者のターゲットになるのは間違いない。
ロジャーが『誰が友人か』を公言しなかったのはメリッサを危険に巻き込まない為だろう。
「そうか! 頭を撫でるくらいいくらでも」
(ロジャーの執着が益々酷くなったりして⋯⋯まあ、ケニスはそういうの鈍そうだからいっか)
「しっかし、チョコレートのラッピングが取れちまったなあ⋯⋯それを貸しにされたら⋯⋯あー、そんときゃケニスを生贄にすりゃいいか」
「流石に俺じゃその役は無⋯⋯」
「大変! 今後の活動に影響が出たらどうしよう」
ロジャーが枢機卿として行動する時は顔バレしないように、常にローブを被っていた事を思い出したメリッサが大きな声で叫んだ。
「大丈夫、精々『アンタ枢機卿だったんだってね~! で、いつもの娘でいいのかい?』とか言われるくらいだろうぜ」
「おじさん、それ禁止だから! ロジャーが泣くから!」
何時でもどこでも、通常運転のルーカスだった。
関所前の騒ぎを聞きつけた市民が街道を埋め尽くし、王家のパレードか戦の凱旋かという騒ぎになった。
「凄えな、ここまでとは⋯⋯」
馬車の窓からこっそり覗いているルーカスが妙に真面目な声で呟いたのは、この後が正念場だと気付いているからだろう。
「想像してなかった?」
「予想通り過ぎて驚いてるってやつだな。教会信者の横暴には皆うんざりしてたから、結果には関係なく大喜びするだろうと思ってはいたんだがよ」
メリッサ達の中で『失敗出来ない』という思いが、今まで以上に強くなったのは仕方のないことだろう。
王都に近付くにつれ無言になっていたハリーは街の喧騒も耳に入っていないようで、メリッサ達が話す横で膝に置いた手を強く握りしめていた。
「ハリー、セオドアの事なら心配いらねえって。失敗してたらとっくに連絡が来てるし、体調なんかは医者が同行してるんだ」
「はい、ありがとうございます。なんと言うか⋯⋯終わったんだなと思ったり、はじまったんだなと思ったりで複雑と言うか。ワッツを捕まえて下さってありがとうございました。弟や妹の事もご迷惑をおか⋯⋯」
「よせよせ、他人行儀な。全部カタをつけたら派手に祝杯をあげようぜ。飲めるんだろ?」
街道を埋め尽くす人は増える一方で、隊列は王宮広場に入る前で停止せざるを得なくなった。
「ヤバいな~、やっぱこうなるか~」
教会に恨みを持つ者が暴徒化し馬車に乗るメイルーン達に襲いかかるか、平民の服装で紛れ込んだ信者達が平民を利用してメイルーンを救い出すつもりか⋯⋯。
「これだけの人数が集まるとどんな騒ぎが起きてもおかしくないよね」
隊列を取り囲む者達のギラついた目と握りしめた拳に不安がよぎる。
「よし! このままじゃマズい。んじゃいつものアレで決めるぜ! 恨みっこなしの一発勝負だからな」
ルーカス・メリッサ・ケニスが気合を入れて右手を出した。
「カルタッ・フォルビチッ・サッソッ!」
「カルタッ」
「フォルビチッ」
「やった~!」「よっしゃ~!」
異様な迫力で掛け声と共に握り拳や掌などを見せはじめた3人。
ハリーには何をやっているのかは分からないが、3人が本気のバトルをやっている事だけは何となく理解できた。
ハリーが顔を引き攣らせてのけぞると⋯⋯。
「よっしゃあ!」
「イエ~イ! ケニス、頑張ってね~」
3人がやっていたのは他国で流行っている⋯⋯グーチョキパーで勝敗を決めるアレ。負けたケニスは本気で悔しがっている。
「こう言うの苦手なんだよなぁ、おじさんみたいに厚かましいタイプの方が絶対にうま⋯⋯」
「ケ~ニ~ス~、永遠に糸電話でよけりゃ代わってやるぜ?」
聞こえないふりでケニスが手にしたのは、軍事訓練などで見かける『メガホン』の大型のもの。
両頬を叩いて気合を入れたケニスが馬車の屋根を上げてよじ登り、一度深呼吸してから大きな声で話しはじめた。
「我々は現在、長年に渡り悪質な犯行を繰り返していた重犯罪者を護送している。彼らを無事に司法に引き渡し公正なる裁判にかける為、このまま王宮広場に向かわせて欲しい」
「ふざけんな! この国に公正な裁判なんかあり得ねえ!」
「引き摺り出して八つ裂きにしてしまえ!」
そうだそうだと言う声があちこちから上がり、民衆の怒りがどんどん膨れ上がる。
「だからこそだ! この国の正しき法を取り戻す為に、今回の裁判が正常に行われるよう見守ってくれないか!? 奴等が犯罪を揉み消せないように、皆には冷静な目で最後まで見届けて欲しい」
ケニスの言葉に耳を傾けた民衆が隣り合う者達と顔を見合わせ、戸惑うように首を傾げたり怒りの顔で首を横に振ったりしているのが見える。
「我々は数ヶ月かけて証拠と証人を集めここにきた。今までのように権力で揉み消すことなどさせない為に、一番大事なのは奴らに付け入る隙を見せない事だ。
どうか、理性を持って行動してくれる事を心から願っている」
「必ず成功するんだろうな!?」
「負けたらただじゃ置かないからね!」
「持てる力の全てを使って、最後まで戦い抜く。皆の信頼を裏切らない戦いを約束する! 今回の戦いで必ず勝つとは言えないが、勝つまで戦い続ける。絶対に諦めない!」
顔を見合わせていた民衆が小さく頷き、馬車の前を開けはじめた。
「名前は! アンタの名前は!?」
「私の名前はケニス・ラインフェルト。隊を率いておられるのはリチャード・メイソン裁判官と第二騎士団フレッド・カーマイン団長。
馬車の中にはロジャー・マルティン枢機卿、モートン商会の商会長ルーカスとメリッサ、元ワッツ公爵家執事のハリー。
モーニング・グローに告発記事を書いたマシュー・ホッグス新聞記者とチャールズ・ドーソン顧問弁護士も我々と共に戦う同士だ。
この戦いに最も大切なのは、国中から向けられる冷静な民衆の目だと覚えておいて欲しい。彼らがどんなに策を弄しても決して成功はしない、最後に勝つのは我々だと知らしめようじゃないか!」
「ケニスの奴、なかなかやるじゃねえか。政治家に向いてんじゃね? しかもやたらめったら名前を連呼してやがる」
ふうっと大きく息を吐いたケニスが席に座り、ハンカチで冷や汗を拭いながらニヤリと笑った。
「自分の名前をぼやかすには『樹は森に隠せ』が一番ですからね。これでも長年おじさんのズルいやり方を見てきましたから」
(うわ~、わかる! 綺麗に整い過ぎた顔って、怒ると怖いよね)
「はぁ、私は問いに答えたが君達は質問ばかりだな。メイソン、これ以上常識も知らぬ者と関わり合うのは時間の無駄にしかならん。すぐに出立したまえ」
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「誰が友達か明言せずにいてくれたのは助かった。ケニス、後でロジャーの頭でも撫でといてくれ」
「え? なんで俺が!?」
「もしあの場でロジャーが『僕の友達はメリッサだ』なんて言ってたら、メリッサの身が危険になってたんだぜ?」
サマネス枢機卿達と対立し常に狂信者達に狙われているマルティン枢機卿が友人だと言えば、その時から狂信者のターゲットになるのは間違いない。
ロジャーが『誰が友人か』を公言しなかったのはメリッサを危険に巻き込まない為だろう。
「そうか! 頭を撫でるくらいいくらでも」
(ロジャーの執着が益々酷くなったりして⋯⋯まあ、ケニスはそういうの鈍そうだからいっか)
「しっかし、チョコレートのラッピングが取れちまったなあ⋯⋯それを貸しにされたら⋯⋯あー、そんときゃケニスを生贄にすりゃいいか」
「流石に俺じゃその役は無⋯⋯」
「大変! 今後の活動に影響が出たらどうしよう」
ロジャーが枢機卿として行動する時は顔バレしないように、常にローブを被っていた事を思い出したメリッサが大きな声で叫んだ。
「大丈夫、精々『アンタ枢機卿だったんだってね~! で、いつもの娘でいいのかい?』とか言われるくらいだろうぜ」
「おじさん、それ禁止だから! ロジャーが泣くから!」
何時でもどこでも、通常運転のルーカスだった。
関所前の騒ぎを聞きつけた市民が街道を埋め尽くし、王家のパレードか戦の凱旋かという騒ぎになった。
「凄えな、ここまでとは⋯⋯」
馬車の窓からこっそり覗いているルーカスが妙に真面目な声で呟いたのは、この後が正念場だと気付いているからだろう。
「想像してなかった?」
「予想通り過ぎて驚いてるってやつだな。教会信者の横暴には皆うんざりしてたから、結果には関係なく大喜びするだろうと思ってはいたんだがよ」
メリッサ達の中で『失敗出来ない』という思いが、今まで以上に強くなったのは仕方のないことだろう。
王都に近付くにつれ無言になっていたハリーは街の喧騒も耳に入っていないようで、メリッサ達が話す横で膝に置いた手を強く握りしめていた。
「ハリー、セオドアの事なら心配いらねえって。失敗してたらとっくに連絡が来てるし、体調なんかは医者が同行してるんだ」
「はい、ありがとうございます。なんと言うか⋯⋯終わったんだなと思ったり、はじまったんだなと思ったりで複雑と言うか。ワッツを捕まえて下さってありがとうございました。弟や妹の事もご迷惑をおか⋯⋯」
「よせよせ、他人行儀な。全部カタをつけたら派手に祝杯をあげようぜ。飲めるんだろ?」
街道を埋め尽くす人は増える一方で、隊列は王宮広場に入る前で停止せざるを得なくなった。
「ヤバいな~、やっぱこうなるか~」
教会に恨みを持つ者が暴徒化し馬車に乗るメイルーン達に襲いかかるか、平民の服装で紛れ込んだ信者達が平民を利用してメイルーンを救い出すつもりか⋯⋯。
「これだけの人数が集まるとどんな騒ぎが起きてもおかしくないよね」
隊列を取り囲む者達のギラついた目と握りしめた拳に不安がよぎる。
「よし! このままじゃマズい。んじゃいつものアレで決めるぜ! 恨みっこなしの一発勝負だからな」
ルーカス・メリッサ・ケニスが気合を入れて右手を出した。
「カルタッ・フォルビチッ・サッソッ!」
「カルタッ」
「フォルビチッ」
「やった~!」「よっしゃ~!」
異様な迫力で掛け声と共に握り拳や掌などを見せはじめた3人。
ハリーには何をやっているのかは分からないが、3人が本気のバトルをやっている事だけは何となく理解できた。
ハリーが顔を引き攣らせてのけぞると⋯⋯。
「よっしゃあ!」
「イエ~イ! ケニス、頑張ってね~」
3人がやっていたのは他国で流行っている⋯⋯グーチョキパーで勝敗を決めるアレ。負けたケニスは本気で悔しがっている。
「こう言うの苦手なんだよなぁ、おじさんみたいに厚かましいタイプの方が絶対にうま⋯⋯」
「ケ~ニ~ス~、永遠に糸電話でよけりゃ代わってやるぜ?」
聞こえないふりでケニスが手にしたのは、軍事訓練などで見かける『メガホン』の大型のもの。
両頬を叩いて気合を入れたケニスが馬車の屋根を上げてよじ登り、一度深呼吸してから大きな声で話しはじめた。
「我々は現在、長年に渡り悪質な犯行を繰り返していた重犯罪者を護送している。彼らを無事に司法に引き渡し公正なる裁判にかける為、このまま王宮広場に向かわせて欲しい」
「ふざけんな! この国に公正な裁判なんかあり得ねえ!」
「引き摺り出して八つ裂きにしてしまえ!」
そうだそうだと言う声があちこちから上がり、民衆の怒りがどんどん膨れ上がる。
「だからこそだ! この国の正しき法を取り戻す為に、今回の裁判が正常に行われるよう見守ってくれないか!? 奴等が犯罪を揉み消せないように、皆には冷静な目で最後まで見届けて欲しい」
ケニスの言葉に耳を傾けた民衆が隣り合う者達と顔を見合わせ、戸惑うように首を傾げたり怒りの顔で首を横に振ったりしているのが見える。
「我々は数ヶ月かけて証拠と証人を集めここにきた。今までのように権力で揉み消すことなどさせない為に、一番大事なのは奴らに付け入る隙を見せない事だ。
どうか、理性を持って行動してくれる事を心から願っている」
「必ず成功するんだろうな!?」
「負けたらただじゃ置かないからね!」
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顔を見合わせていた民衆が小さく頷き、馬車の前を開けはじめた。
「名前は! アンタの名前は!?」
「私の名前はケニス・ラインフェルト。隊を率いておられるのはリチャード・メイソン裁判官と第二騎士団フレッド・カーマイン団長。
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モーニング・グローに告発記事を書いたマシュー・ホッグス新聞記者とチャールズ・ドーソン顧問弁護士も我々と共に戦う同士だ。
この戦いに最も大切なのは、国中から向けられる冷静な民衆の目だと覚えておいて欲しい。彼らがどんなに策を弄しても決して成功はしない、最後に勝つのは我々だと知らしめようじゃないか!」
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