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95.商人の心得⋯⋯借りを作るのは絶対禁止
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王宮広場でレオン王子にメイルーン達を引き渡してから数年後⋯⋯。
リチャード・メイソンがルーカスを訪ねてきた。部屋にいるのはルーカスとリチャード以外にメリッサとケニスもいて、執事のライルがせっせと酒のつまみをテーブルに並べている。
いまだにレオン元王子にこき使われているリチャードは、呑気な顔でワインのラベルを確認しているルーカスを横目で睨みながらグラスに手を伸ばした。
「はぁ、マジ疲れた。これ、いつまで続く⋯⋯てか、落ち着く気がしないんだけど?」
リチャードの手土産はメリッサの産まれ年のワイン。一気にグラスを傾けたリチャードが大きな溜息を吐いてだらしなくソファの背にもたれた。
「ったく、さっさと逃げやがって。後始末がどれだけ大変か」
「俺達の仕事は終了って言ったろ? 俺は経済を回し、国をまとめるのはお前達の仕事」
モートン商会は屋敷が焼け落ちた空き地にバラックや簡易宿泊所を建て、衣服などの生活必需品を格安で提供している。飢えに苦しむ者へは食糧を、怪我をした者には薬や包帯を。
混乱する国で困窮する民衆に物資を供給し続けている。
「お陰でうちの商会は借金まみれだぜ。はっはっは」
「まあ、その、なんだ。モートン商会のお陰で民衆の暴動が減ってるのは確かだし⋯⋯レオン殿も感謝しておられる。一日に何回かは『ルーカスはなんで会いに来ないんだぁ、顔を出せよぉ!』って叫んでおられるけどな。
前から聞きたかったんだけど⋯⋯あの時、レオン殿が動くって知ってたのか?」
手酌でワインを注ぎながらルーカスに問いかけたリチャードが『俺はレオン殿が出てきた時ビックリしたんだけど?』と呟いた。
「あー、あれな。何年前だったかなぁ⋯⋯メリッサがまだケニスとミゲルを引っ張り回してた頃に、俺んとこに教会の調査を依頼してきた奴がいるんだよ。
そんときゃ『顔も出さず名乗りもしねえ奴の頼みなんか聞けるわけねえだろ!!』つって叩き出したんだが、念の為ライルにあとをつけさせたらレオン王子の執事の爺さんで、超絶ビックリ」
当時、勉強嫌いで有名だったレオン王子の意外な一面を知ったルーカスだったが、その時は『問題がデカすぎて、俺の手にはおえない』と無視していた。
「教会なんかに探りを入れたら一番に狙われるのはメリッサだからなぁ。そんなのやってらんねえって。狂信者がメリッサの周りにウヨウヨ湧いてでるとか、想像しただけでブチ切れる」
王家を筆頭にどこまで教会の手が伸びているのか分からず、誰も信用できない。
「まだケツの青い王子一人が騒いでなんとかなるような問題じゃないって無視したんだが⋯⋯まさか、まさか何年も経ってからメリッサがババを引くとは思わなかったもんな~。
メリッサが首を突っ込まなきゃ、王家やら教会なんかに関わるつもりはなかった」
(あの時俺が執事の爺さんの話を無視しなけりゃ、ミゲルは今頃ポヤヤンとした顔でパンを焼いてたかもな)
後悔が混じったルーカスの声にメリッサ達が目を逸らした。
「そうか、そんな前からレオン殿は⋯⋯」
ロジャーの動向を調べているうちに、彼を枢機卿に任命して教会を探らせていたのがレオン王子だと気付いたルーカスは、レオンが自らの意思で表に出て来るのを待つことにした。
「ええっ! ロジャーってレオン元王子と繋がってたの!?」
はじめてロジャー・マルティン枢機卿と会った頃に『誰かの指示で教会に潜入している』と聞いたのを思い出したメリッサとケニスは、顔を見合わせて溜息を吐いた。
「王宮広場でおじさんが言ってた『メリッサが撒いた餌』ってロジャーの事だったんだ」
メイルーン達を引き渡してから怒涛の数年を過ごしているケニスが『今頃になって漸く謎が解けるなんて』と驚いている横で、メリッサも目を丸くしていた。
「それな! まさかメリッサがロジャーを連れてくるとは思わなくてな~。超ビックリ!! んで、島での様子なんかを見てたら、奴は結構協力的だし積極的に身バレしてるし。なら、利用しようかな~と」
「それで最終地点を王宮広場に変更して殿下が出てこられるのを待ったのか。ならさっさと言ってくれりゃ、あんなに心配せずに済んだ」
「だって、殿下が今どこにいるのかなんて知らねえし、ロジャーがどこまで連絡してるのかも不明だったし。
ロジャーの口からはレオンのレの字も出てこねえ。出てくる気があるのかわかんねえのに言えるわけねえじゃん。
ロジャーに確認すれば早いが、奴は王子との繋がりを隠してたつもりだから、聞くのもなんだかなぁって」
こちらから繋がりを聞いて協力を求めれば、レオンに借りができる。その借りを何時どのような形で返せと言われるかわからない以上、危険が大きすぎると考えたルーカスはロジャーに話を持ちかけることはできなかった。
(王家に借りを作るぐらいなら、メリッサを抱えて逃げ出したほうがマシだからな。こんな腐った国の揉め事なんぞにメリッサを巻き込むのだけはお断りだ⋯⋯と言いつつ、本人が一番張り切って巻き込まれてったけどな)
「ミゲルの事件の裏を知ったら父さんだって同じように考えたくせに」
ルーカスの心の声が聞こえたメリッサが、ルーカスの手からチョコレートを奪い取った。
「あっ! それ、俺が一番最初っから狙ってたアーモンド入り!! くっそお~、メリッサが父ちゃんの楽しみを悉く奪ってく~。
ケニス! お前の教育が間違ってるせいだからな!!」
ケニスにビシッと指を突きつけたルーカスと、ゲラゲラ笑うリチャード。
「お義父さんの血圧が下がれば食べられます」
ルーカスが物資の確保で忙しくしている合間に、プロポーズを成功させたケニスとメリッサには現在一歳の息子がいて、今は隣の部屋のベビーベッドでお昼寝中。
「くっそぉ、マーサ様の威圧に負けた俺が悪いのか!? この世のものとは思えないあの⋯⋯凶悪な威圧に負けた俺のせいか? そのせいでケニスなんぞに父ちゃんと呼ばれるなんて⋯⋯くっ、一生の不覚」
2人の結婚を最後まで反対していたルーカスを『プチッ』とやってくれたのはケニスの母マーサ。
『ルーカス、男らしくなさい! これ以上駄々を捏ねたら箒を持って追いかけますわよ!』
「いつか『パパを虐めちゃダメ』とかってミシェルに言われるわよ」
「うっ!」
孫にメロメロのルーカスが頭を抱えた。
「⋯⋯⋯⋯ミシェルな⋯⋯ケニスそっくりじゃなきゃもっと⋯⋯いや、今でも史上最強で可愛いけど」
真っ赤な顔で笑いを堪えているリチャードに、チーズやらクッキーを投げつけたルーカスが咳払いして⋯⋯。
「はぁ、それは置いといて、さっきの話の続きな。こっちから話を向けたら後々めんどくさくなるが、あの時みたいに王子が自分から出てきたのなら貸しになるだろ?
本気で教会に喧嘩売るつもりで準備してるみたいだったから、巣穴から履い出てくるのを待ってればいい。出てこなきゃ別の方法を取るしかなかったけど⋯⋯結果オーライだな。
自分から顔を出したんなら丸投げしても揉み消すはずはねえ。知識やら実力不足なのはリチャードがフォローしてやりゃいけるはずだしな。ドーソンやらホッグスやら最強メンバーまで取り揃えてたんだ、文句は言わせねえ」
勝負は俺の勝ちだと笑ったルーカスのポケットからは、ミシェルのスタイがはみ出していた。
枢機卿を退任したロジャーは今でもレオンの依頼で調査に走り回っているが、フラッとミシェルに会いにくる。
『顔はケニスにそっくりだけど、性格はメリッサっぽい気がするな~。将来が楽しみ! 次は女の子でお願いね。僕のお嫁さんにする予定だから!』
『ええっ! ロジャーって男性が好きじゃな⋯⋯モゴモゴ」
慌てたケニスがメリッサの口を押さえた。
因みに、ケニス渾身のプロポーズは⋯⋯メリッサと2人だけの秘密だそう。
《 完 》
リチャード・メイソンがルーカスを訪ねてきた。部屋にいるのはルーカスとリチャード以外にメリッサとケニスもいて、執事のライルがせっせと酒のつまみをテーブルに並べている。
いまだにレオン元王子にこき使われているリチャードは、呑気な顔でワインのラベルを確認しているルーカスを横目で睨みながらグラスに手を伸ばした。
「はぁ、マジ疲れた。これ、いつまで続く⋯⋯てか、落ち着く気がしないんだけど?」
リチャードの手土産はメリッサの産まれ年のワイン。一気にグラスを傾けたリチャードが大きな溜息を吐いてだらしなくソファの背にもたれた。
「ったく、さっさと逃げやがって。後始末がどれだけ大変か」
「俺達の仕事は終了って言ったろ? 俺は経済を回し、国をまとめるのはお前達の仕事」
モートン商会は屋敷が焼け落ちた空き地にバラックや簡易宿泊所を建て、衣服などの生活必需品を格安で提供している。飢えに苦しむ者へは食糧を、怪我をした者には薬や包帯を。
混乱する国で困窮する民衆に物資を供給し続けている。
「お陰でうちの商会は借金まみれだぜ。はっはっは」
「まあ、その、なんだ。モートン商会のお陰で民衆の暴動が減ってるのは確かだし⋯⋯レオン殿も感謝しておられる。一日に何回かは『ルーカスはなんで会いに来ないんだぁ、顔を出せよぉ!』って叫んでおられるけどな。
前から聞きたかったんだけど⋯⋯あの時、レオン殿が動くって知ってたのか?」
手酌でワインを注ぎながらルーカスに問いかけたリチャードが『俺はレオン殿が出てきた時ビックリしたんだけど?』と呟いた。
「あー、あれな。何年前だったかなぁ⋯⋯メリッサがまだケニスとミゲルを引っ張り回してた頃に、俺んとこに教会の調査を依頼してきた奴がいるんだよ。
そんときゃ『顔も出さず名乗りもしねえ奴の頼みなんか聞けるわけねえだろ!!』つって叩き出したんだが、念の為ライルにあとをつけさせたらレオン王子の執事の爺さんで、超絶ビックリ」
当時、勉強嫌いで有名だったレオン王子の意外な一面を知ったルーカスだったが、その時は『問題がデカすぎて、俺の手にはおえない』と無視していた。
「教会なんかに探りを入れたら一番に狙われるのはメリッサだからなぁ。そんなのやってらんねえって。狂信者がメリッサの周りにウヨウヨ湧いてでるとか、想像しただけでブチ切れる」
王家を筆頭にどこまで教会の手が伸びているのか分からず、誰も信用できない。
「まだケツの青い王子一人が騒いでなんとかなるような問題じゃないって無視したんだが⋯⋯まさか、まさか何年も経ってからメリッサがババを引くとは思わなかったもんな~。
メリッサが首を突っ込まなきゃ、王家やら教会なんかに関わるつもりはなかった」
(あの時俺が執事の爺さんの話を無視しなけりゃ、ミゲルは今頃ポヤヤンとした顔でパンを焼いてたかもな)
後悔が混じったルーカスの声にメリッサ達が目を逸らした。
「そうか、そんな前からレオン殿は⋯⋯」
ロジャーの動向を調べているうちに、彼を枢機卿に任命して教会を探らせていたのがレオン王子だと気付いたルーカスは、レオンが自らの意思で表に出て来るのを待つことにした。
「ええっ! ロジャーってレオン元王子と繋がってたの!?」
はじめてロジャー・マルティン枢機卿と会った頃に『誰かの指示で教会に潜入している』と聞いたのを思い出したメリッサとケニスは、顔を見合わせて溜息を吐いた。
「王宮広場でおじさんが言ってた『メリッサが撒いた餌』ってロジャーの事だったんだ」
メイルーン達を引き渡してから怒涛の数年を過ごしているケニスが『今頃になって漸く謎が解けるなんて』と驚いている横で、メリッサも目を丸くしていた。
「それな! まさかメリッサがロジャーを連れてくるとは思わなくてな~。超ビックリ!! んで、島での様子なんかを見てたら、奴は結構協力的だし積極的に身バレしてるし。なら、利用しようかな~と」
「それで最終地点を王宮広場に変更して殿下が出てこられるのを待ったのか。ならさっさと言ってくれりゃ、あんなに心配せずに済んだ」
「だって、殿下が今どこにいるのかなんて知らねえし、ロジャーがどこまで連絡してるのかも不明だったし。
ロジャーの口からはレオンのレの字も出てこねえ。出てくる気があるのかわかんねえのに言えるわけねえじゃん。
ロジャーに確認すれば早いが、奴は王子との繋がりを隠してたつもりだから、聞くのもなんだかなぁって」
こちらから繋がりを聞いて協力を求めれば、レオンに借りができる。その借りを何時どのような形で返せと言われるかわからない以上、危険が大きすぎると考えたルーカスはロジャーに話を持ちかけることはできなかった。
(王家に借りを作るぐらいなら、メリッサを抱えて逃げ出したほうがマシだからな。こんな腐った国の揉め事なんぞにメリッサを巻き込むのだけはお断りだ⋯⋯と言いつつ、本人が一番張り切って巻き込まれてったけどな)
「ミゲルの事件の裏を知ったら父さんだって同じように考えたくせに」
ルーカスの心の声が聞こえたメリッサが、ルーカスの手からチョコレートを奪い取った。
「あっ! それ、俺が一番最初っから狙ってたアーモンド入り!! くっそお~、メリッサが父ちゃんの楽しみを悉く奪ってく~。
ケニス! お前の教育が間違ってるせいだからな!!」
ケニスにビシッと指を突きつけたルーカスと、ゲラゲラ笑うリチャード。
「お義父さんの血圧が下がれば食べられます」
ルーカスが物資の確保で忙しくしている合間に、プロポーズを成功させたケニスとメリッサには現在一歳の息子がいて、今は隣の部屋のベビーベッドでお昼寝中。
「くっそぉ、マーサ様の威圧に負けた俺が悪いのか!? この世のものとは思えないあの⋯⋯凶悪な威圧に負けた俺のせいか? そのせいでケニスなんぞに父ちゃんと呼ばれるなんて⋯⋯くっ、一生の不覚」
2人の結婚を最後まで反対していたルーカスを『プチッ』とやってくれたのはケニスの母マーサ。
『ルーカス、男らしくなさい! これ以上駄々を捏ねたら箒を持って追いかけますわよ!』
「いつか『パパを虐めちゃダメ』とかってミシェルに言われるわよ」
「うっ!」
孫にメロメロのルーカスが頭を抱えた。
「⋯⋯⋯⋯ミシェルな⋯⋯ケニスそっくりじゃなきゃもっと⋯⋯いや、今でも史上最強で可愛いけど」
真っ赤な顔で笑いを堪えているリチャードに、チーズやらクッキーを投げつけたルーカスが咳払いして⋯⋯。
「はぁ、それは置いといて、さっきの話の続きな。こっちから話を向けたら後々めんどくさくなるが、あの時みたいに王子が自分から出てきたのなら貸しになるだろ?
本気で教会に喧嘩売るつもりで準備してるみたいだったから、巣穴から履い出てくるのを待ってればいい。出てこなきゃ別の方法を取るしかなかったけど⋯⋯結果オーライだな。
自分から顔を出したんなら丸投げしても揉み消すはずはねえ。知識やら実力不足なのはリチャードがフォローしてやりゃいけるはずだしな。ドーソンやらホッグスやら最強メンバーまで取り揃えてたんだ、文句は言わせねえ」
勝負は俺の勝ちだと笑ったルーカスのポケットからは、ミシェルのスタイがはみ出していた。
枢機卿を退任したロジャーは今でもレオンの依頼で調査に走り回っているが、フラッとミシェルに会いにくる。
『顔はケニスにそっくりだけど、性格はメリッサっぽい気がするな~。将来が楽しみ! 次は女の子でお願いね。僕のお嫁さんにする予定だから!』
『ええっ! ロジャーって男性が好きじゃな⋯⋯モゴモゴ」
慌てたケニスがメリッサの口を押さえた。
因みに、ケニス渾身のプロポーズは⋯⋯メリッサと2人だけの秘密だそう。
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ほんとですね! 修正しました。感謝(//∇//)
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ありがとうございます。
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