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第七章 ただいま準備中
09.それだけじゃ足りないから
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熊の巣穴のドアをそっと開けたミリーがちょろっと顔を突っ込んで、イリスがいるのを確認してから部屋に入って来た。
「おはっ、おはようごじゃます~」
「おはよう、今日は早いのね」
「うん、イリスがそろそろ来てるかなぁって。えーっとぉ、時間のある時で良いんだけど⋯⋯少し時間をもらえないかなぁって思ったりしてて。あ! 急ぎじゃないから、いつでも良いって感じなん、だけど」
「ちょうど良かったわ、実はわたくしもミリーにお話があって。少し時間がかかると思うから、どこか別の落ち着けるとこに移動したらどうかなって提案するつもりだったの」
「そ、そ、そだね。それはグッドなアイデアだと思います! 非常にありがたい提案でご⋯⋯」
「なあ、それって俺が邪魔って意味だよな」
食いつき気味に返事をしていたミリーの言葉を遮ったレオンが、記録を塗り替えるほど深い皺を眉間に寄せていた。
「いえいえ、そんなつもりでは。所謂女同士の⋯⋯みたいな、はい」
「チビすけが女って⋯⋯女の子の手前ぐらいのサイズし⋯⋯」
「レオ~ン、仲間外れにされそうだからって拗ねないで。こういう時は素直に仲間に入れて下さいって言えば良いの」
「⋯⋯」
素直になられたら困るミリーと、素直になれないレオンの睨み合いが始まった。
(イリスにどこまで話すのかも決めきれてないのに、熊までいたら混乱するじゃんか!)
(イリスに話せるのに俺には話せねえってどういう意味だ!? 俺だけに話すなら許せるが逆は許さねえからな!)
(イリスにしか話さないからね!)
(イリスじゃなくて俺だけ見てりゃ良いんだ!)
目から強力なビームを出しているような攻防がいつまで経っても終わらず、腕を組んでその様子を見ていたイリスが大きな溜め息を吐いた。
「ジャンケンしなさい。恨みっこなしの一発勝負ね」
「「⋯⋯はあああ!」」
「ミリーが教えてくれたジャンケンで勝敗を決めるの。無駄な時間なくて良いじゃない」
「えぇぇ! それはちょっとぉ」
(おやつの取り合いならいいけど、人生に関わる問題をジャンケンで決めるのはちょっとねぇ)
「やってやろうじゃねえか、逃げるのかよ? ん?」
「ムムッ」
いつまで悩んでも決めきれないと分かっているミリーは、レオンが煽ってくるこの勢いに乗ることに決めた。
「わかった。あぁ、でもでも」
「はい! 最初はグー、ジャンケンポン!」
「よっしゃあ!!」
ガックリと膝をついたミリーの前で、ガッツポーズを決めたレオンがミリーの両脇に手を入れてヒョイっと抱き上げた。
「ちょっ! 降ろせぇ、こんなの勝負に入ってないからなあ!」
新しくした3人がけのソファの真ん中にミリーを座らせたレオンは、斜め横にある1人掛けのソファに座った。お茶を淹れたイリスがミリーの前に座ってにっこりと微笑んだ。
「わたくしの話はミリーにとって悪い話ではないと思うの。どちらが先でもわたくしは構わないから、決めてくれるかしら」
「⋯⋯えーっと⋯⋯イリスからお願いしようかなぁとか」
この期に及んで怖気付いたミリーは後攻を選ぶことにした。
「初めに聞いておきたいのだけど、試験はどうだったのかしら?」
「ん、多分だけどかなりいい点が取れたんじゃないかな。不合格になると思うけど」
「それは何故?」
ミリーは試験会場で感じた違和感について話した。
筆記試験の前に感じた試験官達の執拗で陰湿な態度。受験生の緊張を煽る彼等の行動がいつもの事なのかは分からなかったが、冷静に試験を受けられる雰囲気ではなかった。
試験の最中の試験官達は時折『おや?』とか『ん?』などと意味不明な言葉を漏らし、明らかな粗探しをしていた。
食堂で耳にした『いつもより難しい試験問題』『臨時講師』『広まっている噂』から推測したのは⋯⋯。
「試験が聞いてたより難しいって平民の子達は言ってたけど貴族の子達はのんびりしてた。だから、今年は例年と違う何かがあって、学園は平民を入学させたくない。公に言えないから試験を受けさせて不合格にする。
そんなタイミングで臨時講師を迎えるって事は、箔をつけたいって事だと思う。知る人ぞ知るみたいな誰かを招いて誰かにアピールするんじゃないかな。
広まってる噂って話してたのは高位貴族の令嬢っぽかったから、王族とか力のある貴族に何かあるのかなぁと。面接の時カマをかけてみたら、リンドブルム帝国の皇子殿下が留学して来られるから、そのお相手としてこの国の王子殿下も入学するんだって」
リンドブルム帝国とモラヴィアス王国が国交断絶になった理由が、ミッドランド侯爵家の令嬢のせいだというのはあまり公になっていない。
「ここで点を稼いで少しでも有効的な関係にしたいから、有象無象な平民を排除するって考えはこの国にピッタリじゃん」
「流石ミリーだわ。全部正解。補足すると、リンドブルム帝国から来るのは第三皇子で12歳。既に国政に参加してる天才。留学は隠れ蓑でモラヴィアス王国の様子を探る為に来るの。
その連絡が来たのが平民に募集をかけた後だったから止められなかった。で、何がなんでも不合格にしろって決めたのは議会よ」
「試験は受けたけど、学園に行くつもりはなかったからどうでもいいかなって」
「学園に行きたくないのは知ってたわ。出自を偽って入学するのが嫌なんじゃない?」
「それもあるけど、それだけじゃなくて⋯⋯」
「ミッドランド侯爵家の病弱設定の次女だとバレたら困るかしら?」
「え?」
知っているかも知れないとは思っていた。イリスの情報収集能力から逃げ切れるとは思えないし、ブランドール公爵家とクラレンド侯爵家が息子の側にいる身元の怪しい娘を放置しておくはずがない。
今までブランドール公爵家とクラレンド侯爵家から何も言われなかったのは、身元が判明していたから。
「バレたら⋯⋯うん、確かに困る。外面のいい侯爵一家だもん。何をされるか分かったもんじゃない。何をされても12歳じゃ逆らえないから」
病弱設定を利用して、二度と外に出られない場所に閉じ込められるかも知れない。最低な主人のいる家に奉公に出されるか、花嫁修行だと言って金持ちのヒヒじじいの所へ売られるかも。
最悪なのは殺されてしまう事。
「ミリーの顔は誰も知らないから。それっぽい子を拾ってくれば出来なくない。アイツらならその程度の事、平然とやるって知ってるから」
6歳の時、ミリーは死にかけたから。真冬に薄い毛布が1枚あるだけで、暖炉には蜘蛛の巣が張っていた。熱を出し食事をしていなくても放置されて⋯⋯。
「このままじゃダメだって思ったから、じゃがいもが売れて喜んでちゃダメだって」
「おはっ、おはようごじゃます~」
「おはよう、今日は早いのね」
「うん、イリスがそろそろ来てるかなぁって。えーっとぉ、時間のある時で良いんだけど⋯⋯少し時間をもらえないかなぁって思ったりしてて。あ! 急ぎじゃないから、いつでも良いって感じなん、だけど」
「ちょうど良かったわ、実はわたくしもミリーにお話があって。少し時間がかかると思うから、どこか別の落ち着けるとこに移動したらどうかなって提案するつもりだったの」
「そ、そ、そだね。それはグッドなアイデアだと思います! 非常にありがたい提案でご⋯⋯」
「なあ、それって俺が邪魔って意味だよな」
食いつき気味に返事をしていたミリーの言葉を遮ったレオンが、記録を塗り替えるほど深い皺を眉間に寄せていた。
「いえいえ、そんなつもりでは。所謂女同士の⋯⋯みたいな、はい」
「チビすけが女って⋯⋯女の子の手前ぐらいのサイズし⋯⋯」
「レオ~ン、仲間外れにされそうだからって拗ねないで。こういう時は素直に仲間に入れて下さいって言えば良いの」
「⋯⋯」
素直になられたら困るミリーと、素直になれないレオンの睨み合いが始まった。
(イリスにどこまで話すのかも決めきれてないのに、熊までいたら混乱するじゃんか!)
(イリスに話せるのに俺には話せねえってどういう意味だ!? 俺だけに話すなら許せるが逆は許さねえからな!)
(イリスにしか話さないからね!)
(イリスじゃなくて俺だけ見てりゃ良いんだ!)
目から強力なビームを出しているような攻防がいつまで経っても終わらず、腕を組んでその様子を見ていたイリスが大きな溜め息を吐いた。
「ジャンケンしなさい。恨みっこなしの一発勝負ね」
「「⋯⋯はあああ!」」
「ミリーが教えてくれたジャンケンで勝敗を決めるの。無駄な時間なくて良いじゃない」
「えぇぇ! それはちょっとぉ」
(おやつの取り合いならいいけど、人生に関わる問題をジャンケンで決めるのはちょっとねぇ)
「やってやろうじゃねえか、逃げるのかよ? ん?」
「ムムッ」
いつまで悩んでも決めきれないと分かっているミリーは、レオンが煽ってくるこの勢いに乗ることに決めた。
「わかった。あぁ、でもでも」
「はい! 最初はグー、ジャンケンポン!」
「よっしゃあ!!」
ガックリと膝をついたミリーの前で、ガッツポーズを決めたレオンがミリーの両脇に手を入れてヒョイっと抱き上げた。
「ちょっ! 降ろせぇ、こんなの勝負に入ってないからなあ!」
新しくした3人がけのソファの真ん中にミリーを座らせたレオンは、斜め横にある1人掛けのソファに座った。お茶を淹れたイリスがミリーの前に座ってにっこりと微笑んだ。
「わたくしの話はミリーにとって悪い話ではないと思うの。どちらが先でもわたくしは構わないから、決めてくれるかしら」
「⋯⋯えーっと⋯⋯イリスからお願いしようかなぁとか」
この期に及んで怖気付いたミリーは後攻を選ぶことにした。
「初めに聞いておきたいのだけど、試験はどうだったのかしら?」
「ん、多分だけどかなりいい点が取れたんじゃないかな。不合格になると思うけど」
「それは何故?」
ミリーは試験会場で感じた違和感について話した。
筆記試験の前に感じた試験官達の執拗で陰湿な態度。受験生の緊張を煽る彼等の行動がいつもの事なのかは分からなかったが、冷静に試験を受けられる雰囲気ではなかった。
試験の最中の試験官達は時折『おや?』とか『ん?』などと意味不明な言葉を漏らし、明らかな粗探しをしていた。
食堂で耳にした『いつもより難しい試験問題』『臨時講師』『広まっている噂』から推測したのは⋯⋯。
「試験が聞いてたより難しいって平民の子達は言ってたけど貴族の子達はのんびりしてた。だから、今年は例年と違う何かがあって、学園は平民を入学させたくない。公に言えないから試験を受けさせて不合格にする。
そんなタイミングで臨時講師を迎えるって事は、箔をつけたいって事だと思う。知る人ぞ知るみたいな誰かを招いて誰かにアピールするんじゃないかな。
広まってる噂って話してたのは高位貴族の令嬢っぽかったから、王族とか力のある貴族に何かあるのかなぁと。面接の時カマをかけてみたら、リンドブルム帝国の皇子殿下が留学して来られるから、そのお相手としてこの国の王子殿下も入学するんだって」
リンドブルム帝国とモラヴィアス王国が国交断絶になった理由が、ミッドランド侯爵家の令嬢のせいだというのはあまり公になっていない。
「ここで点を稼いで少しでも有効的な関係にしたいから、有象無象な平民を排除するって考えはこの国にピッタリじゃん」
「流石ミリーだわ。全部正解。補足すると、リンドブルム帝国から来るのは第三皇子で12歳。既に国政に参加してる天才。留学は隠れ蓑でモラヴィアス王国の様子を探る為に来るの。
その連絡が来たのが平民に募集をかけた後だったから止められなかった。で、何がなんでも不合格にしろって決めたのは議会よ」
「試験は受けたけど、学園に行くつもりはなかったからどうでもいいかなって」
「学園に行きたくないのは知ってたわ。出自を偽って入学するのが嫌なんじゃない?」
「それもあるけど、それだけじゃなくて⋯⋯」
「ミッドランド侯爵家の病弱設定の次女だとバレたら困るかしら?」
「え?」
知っているかも知れないとは思っていた。イリスの情報収集能力から逃げ切れるとは思えないし、ブランドール公爵家とクラレンド侯爵家が息子の側にいる身元の怪しい娘を放置しておくはずがない。
今までブランドール公爵家とクラレンド侯爵家から何も言われなかったのは、身元が判明していたから。
「バレたら⋯⋯うん、確かに困る。外面のいい侯爵一家だもん。何をされるか分かったもんじゃない。何をされても12歳じゃ逆らえないから」
病弱設定を利用して、二度と外に出られない場所に閉じ込められるかも知れない。最低な主人のいる家に奉公に出されるか、花嫁修行だと言って金持ちのヒヒじじいの所へ売られるかも。
最悪なのは殺されてしまう事。
「ミリーの顔は誰も知らないから。それっぽい子を拾ってくれば出来なくない。アイツらならその程度の事、平然とやるって知ってるから」
6歳の時、ミリーは死にかけたから。真冬に薄い毛布が1枚あるだけで、暖炉には蜘蛛の巣が張っていた。熱を出し食事をしていなくても放置されて⋯⋯。
「このままじゃダメだって思ったから、じゃがいもが売れて喜んでちゃダメだって」
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