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7.懐かし⋯⋯くない思い出
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「大きな利権が関わってるから何としてでも婚姻を成立させたいのよ」
順調に業績を伸ばし巨額の資産を持った貿易会社は、船頭が二人いる船のような危うい状況が続いている。
人脈のターンブリー侯爵派と資産プリンストン侯爵派の均衡が崩れかけている今、プリンストン侯爵は何としてでもライラをターンブリーに送り込みたい。
「ターンブリー侯爵の財政状態を正確には知らないお父様やプリンストン侯爵派の役員は自分達が劣勢だと考えてるから政略は必須だと思っている。それに、後継者がビクトールに変わったから益々ラッキーだと勢いづいているの」
「成績も素行も悪いビクトールがターンブリー侯爵家を継げばプリンストン優先は揺るがない」
「ノアの言う通りね」
当面はプリンストンを排除できなくなった上にレベルの低い嫡男を役員にさえできないでいるターンブリーと、一発逆転のチャンスが来たと思っているプリンストン。
「ターンブリーとプリンストンが仲良く一つのパンを取り合ってるの。腐ったパンなのにね」
短絡的なビクトールは後継になった事しか気付かず浮かれている。何もしなくても自分の将来は安泰な上に今まで以上に好き放題できると思い取り巻きを集めては豪遊しているらしい。
「ビクトール様が廃嫡される可能性はないんですか? もっと真面な方を後継にされると言うか」
「今のところターンブリーに別の庶子がいるとは聞いてないし、親戚から養子をもらう可能性はあるけど私の計画には支障がないと思うわ」
ターンブリー侯爵家が養子をもらって後継を変更したとしても婚約者の変更は簡単にはいかない。ビクトールが大きな問題を起こして廃嫡されれば婚約者変更の打診は来るだろうが、そうならないようにビクトールを誘導しておけばいいだろう。
「様子次第では婚約破棄宣言の前に廃嫡になるのはダメよって教え込まなきゃね」
学園内が出会いの機会は一番多いので、是非とも頑張って欲しい。
(キャサリン・サルーン男爵令嬢がリリアのような女性である事を願うのは『悪役』っぽいかしら?)
「もう一人はこのシエナ・アントリム伯爵令嬢ですか?」
「ええ、3歳上で学園はもう卒業されているけどお茶会では何度かお見かけしているの。私が聞いている噂が正しいなら間違いなく適任者だわ。この方が血縁者だとは思っていなかったから驚いてる」
その美貌から社交界の華と言われるシエナ・アントリム伯爵令嬢は『自称詩人』で、婚約者を作らず母親のサロンに参加しては高位貴族達の間を彷徨っていた。
「特定の恋人はつくらないけれどいつも大勢の取り巻きを連れていて、時々行方不明になるって噂が少し前から広まってたの。
そのせいか最近はアントリム伯爵夫妻がシエナ様の婚約者を探しはじめたのだけど、理想が高くて中々話が進まないって聞いてるわ」
ビクトールは見た目だけなら申し分ない。肩幅が広く高身長で濃いブロンドと碧眼は大勢の恋人を捕まえるのに役立ってきた。
「見た目に加えてターンブリー侯爵家の後継だと言えば話が進みそうですね」
「3歳くらいの歳の差なら問題にならないと思うし、お互いが恋多き方なら婚姻後も其々に自由を楽しめて良いと思うの」
(この2人が結びつくなら何の心配もいらないわ。それにシエナ様にはちょっぴり恨みがあるしね)
ハーヴィーが知人からサロンに誘われたと言ってきた時嫌な予感がした。
『アントリム伯爵家のサロンには出来れば参加したくないんだけど、どうしてもってしつこくて。頼む!』
両手を顔の前でパチンと合わせて頼み込むハーヴィーにライラは苦笑いを浮かべた。
虫除けがわりとしてハーヴィーについて行ったライラは今回も来て良かったと心の底から思った。ハーヴィーをしつこく誘った令息は予想通りシエナの取り巻きの一人だった。
『シエナが新しい風が吹き込まないから感性が鈍ってきたって言ってたんだ。ライラ嬢には申し訳ないけどハーヴィーをシエナに紹介してくるから適当に過ごしていてくれ』
想像通り、ハーヴィーを餌にシエナのご機嫌がとりたかったと言う事らしい。見目も良く資産家の侯爵家の跡取りで性格も穏やかなハーヴィーはこういった面倒によく巻き込まれる。
『あら、ご挨拶でしたらわたくしもご一緒させていただきたいわ。折角有名なアントリム伯爵家のサロンに伺わせていただけたんですもの。こんな機会なんて二度とないかもしれませんもの。ねえ、ハーヴィー?』
『そうだね、二度とない機会なんだから、私もライラの事を皆さんに紹介できれば嬉しいよ』
仮面を被ったライラ達がにこやかにゴリ押しすると無理矢理誘ってきた令息が溜息をついた。
『漸くハーヴィーを呼び出せたってのに⋯⋯はぁ、シエナの機嫌が悪くなりそうだよ』
肩を落とした令息とその後ろにいるハーヴィーに気付いたシエナの嬉しそうな満面の笑みは、ライラに気付いた途端霧散した。
『あら、チャーリーの後ろにいらっしゃるのはハーヴィー・ターンブリー侯爵令息でしょう? 折角お会いできて喜んだと言うのに⋯⋯ 今日は嫌な風も吹いているみたいねぇ』
チャーリーと呼ばれた令息がシエナのそばに走って行き必死で言い訳をしていたが、シエナはそっぽを向いたまま。
『ハーヴィーが折角会いにきてくださったのに、何だか今日は気が乗りませんの。次のサロンではゆっくりお話し致しましょうね』
ライラを無視し勝手にファーストネームを呼び捨てにして部屋から出て行ったシエナ。その後ろ姿を見送る取り巻き達にライラが睨まれたのも予想通りの展開だった。
『ライラにはいつもと同じく、次のデートでシナモン入りの甘~いショコラトルをプレゼントするよ』
『あの取り巻き達の様子からするとハーヴィーにはとうもろこしの粉と唐辛子入りのスパイシーな方をプレゼントする事になりそうね。しかも、うんとスパイシーにしてあげる』
『げっ!』
辛いものが苦手なハーヴィーにちょっぴり仕返ししたのも懐かしい。
アントリム伯爵家のサロンには二度と行かなかった二人だが、ライラの予想通り暫くの間シエナの取り巻きから虐めを受けた。
(ハーヴィーを狙ったくらいだもの、ビクトールなら余裕で守備範囲内だと思うわ)
順調に業績を伸ばし巨額の資産を持った貿易会社は、船頭が二人いる船のような危うい状況が続いている。
人脈のターンブリー侯爵派と資産プリンストン侯爵派の均衡が崩れかけている今、プリンストン侯爵は何としてでもライラをターンブリーに送り込みたい。
「ターンブリー侯爵の財政状態を正確には知らないお父様やプリンストン侯爵派の役員は自分達が劣勢だと考えてるから政略は必須だと思っている。それに、後継者がビクトールに変わったから益々ラッキーだと勢いづいているの」
「成績も素行も悪いビクトールがターンブリー侯爵家を継げばプリンストン優先は揺るがない」
「ノアの言う通りね」
当面はプリンストンを排除できなくなった上にレベルの低い嫡男を役員にさえできないでいるターンブリーと、一発逆転のチャンスが来たと思っているプリンストン。
「ターンブリーとプリンストンが仲良く一つのパンを取り合ってるの。腐ったパンなのにね」
短絡的なビクトールは後継になった事しか気付かず浮かれている。何もしなくても自分の将来は安泰な上に今まで以上に好き放題できると思い取り巻きを集めては豪遊しているらしい。
「ビクトール様が廃嫡される可能性はないんですか? もっと真面な方を後継にされると言うか」
「今のところターンブリーに別の庶子がいるとは聞いてないし、親戚から養子をもらう可能性はあるけど私の計画には支障がないと思うわ」
ターンブリー侯爵家が養子をもらって後継を変更したとしても婚約者の変更は簡単にはいかない。ビクトールが大きな問題を起こして廃嫡されれば婚約者変更の打診は来るだろうが、そうならないようにビクトールを誘導しておけばいいだろう。
「様子次第では婚約破棄宣言の前に廃嫡になるのはダメよって教え込まなきゃね」
学園内が出会いの機会は一番多いので、是非とも頑張って欲しい。
(キャサリン・サルーン男爵令嬢がリリアのような女性である事を願うのは『悪役』っぽいかしら?)
「もう一人はこのシエナ・アントリム伯爵令嬢ですか?」
「ええ、3歳上で学園はもう卒業されているけどお茶会では何度かお見かけしているの。私が聞いている噂が正しいなら間違いなく適任者だわ。この方が血縁者だとは思っていなかったから驚いてる」
その美貌から社交界の華と言われるシエナ・アントリム伯爵令嬢は『自称詩人』で、婚約者を作らず母親のサロンに参加しては高位貴族達の間を彷徨っていた。
「特定の恋人はつくらないけれどいつも大勢の取り巻きを連れていて、時々行方不明になるって噂が少し前から広まってたの。
そのせいか最近はアントリム伯爵夫妻がシエナ様の婚約者を探しはじめたのだけど、理想が高くて中々話が進まないって聞いてるわ」
ビクトールは見た目だけなら申し分ない。肩幅が広く高身長で濃いブロンドと碧眼は大勢の恋人を捕まえるのに役立ってきた。
「見た目に加えてターンブリー侯爵家の後継だと言えば話が進みそうですね」
「3歳くらいの歳の差なら問題にならないと思うし、お互いが恋多き方なら婚姻後も其々に自由を楽しめて良いと思うの」
(この2人が結びつくなら何の心配もいらないわ。それにシエナ様にはちょっぴり恨みがあるしね)
ハーヴィーが知人からサロンに誘われたと言ってきた時嫌な予感がした。
『アントリム伯爵家のサロンには出来れば参加したくないんだけど、どうしてもってしつこくて。頼む!』
両手を顔の前でパチンと合わせて頼み込むハーヴィーにライラは苦笑いを浮かべた。
虫除けがわりとしてハーヴィーについて行ったライラは今回も来て良かったと心の底から思った。ハーヴィーをしつこく誘った令息は予想通りシエナの取り巻きの一人だった。
『シエナが新しい風が吹き込まないから感性が鈍ってきたって言ってたんだ。ライラ嬢には申し訳ないけどハーヴィーをシエナに紹介してくるから適当に過ごしていてくれ』
想像通り、ハーヴィーを餌にシエナのご機嫌がとりたかったと言う事らしい。見目も良く資産家の侯爵家の跡取りで性格も穏やかなハーヴィーはこういった面倒によく巻き込まれる。
『あら、ご挨拶でしたらわたくしもご一緒させていただきたいわ。折角有名なアントリム伯爵家のサロンに伺わせていただけたんですもの。こんな機会なんて二度とないかもしれませんもの。ねえ、ハーヴィー?』
『そうだね、二度とない機会なんだから、私もライラの事を皆さんに紹介できれば嬉しいよ』
仮面を被ったライラ達がにこやかにゴリ押しすると無理矢理誘ってきた令息が溜息をついた。
『漸くハーヴィーを呼び出せたってのに⋯⋯はぁ、シエナの機嫌が悪くなりそうだよ』
肩を落とした令息とその後ろにいるハーヴィーに気付いたシエナの嬉しそうな満面の笑みは、ライラに気付いた途端霧散した。
『あら、チャーリーの後ろにいらっしゃるのはハーヴィー・ターンブリー侯爵令息でしょう? 折角お会いできて喜んだと言うのに⋯⋯ 今日は嫌な風も吹いているみたいねぇ』
チャーリーと呼ばれた令息がシエナのそばに走って行き必死で言い訳をしていたが、シエナはそっぽを向いたまま。
『ハーヴィーが折角会いにきてくださったのに、何だか今日は気が乗りませんの。次のサロンではゆっくりお話し致しましょうね』
ライラを無視し勝手にファーストネームを呼び捨てにして部屋から出て行ったシエナ。その後ろ姿を見送る取り巻き達にライラが睨まれたのも予想通りの展開だった。
『ライラにはいつもと同じく、次のデートでシナモン入りの甘~いショコラトルをプレゼントするよ』
『あの取り巻き達の様子からするとハーヴィーにはとうもろこしの粉と唐辛子入りのスパイシーな方をプレゼントする事になりそうね。しかも、うんとスパイシーにしてあげる』
『げっ!』
辛いものが苦手なハーヴィーにちょっぴり仕返ししたのも懐かしい。
アントリム伯爵家のサロンには二度と行かなかった二人だが、ライラの予想通り暫くの間シエナの取り巻きから虐めを受けた。
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