絶倫勇者の最強精子は異世界の女の子をエッチにしてチートな力を与えちゃいます。

彩のタマオ

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童貞喪失

嫉妬

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神殿のような場所を出ると、そこは爽快な新緑が広がる林の中だった。

「うぅ……腰が痛重い……」

しかし、そんな感動を俺に抱いている余裕はなかった。
カレンさんに続き、アリシアさんとの連続エッチで腰を散々使い果たした俺は、既にかなりの体力を消耗していた。

「この林道を抜けていくと、小さな村がありますから、先ずはそこに向かいましょう。」

薄い布地のローブのようなものから、紺色の修道女のような服装に着替えたアリシアさん、特に疲れた様子は無く、むしろ活力に満ち溢れた表情をしていた。

「勇者様、大丈夫ですか?
お辛いようでしたら、私が肩を貸しましょうか?」

「……必要無いでしょ」

横から低い声音でそう言ったカレンさん、武骨な革素材で出来たアーマー風の衣装を、胸や腰、脇などの露出度を上げる事で返ってスタイリッシュに着こなしている。

とはいえ、少し露出度が高いようにも見えた。
胸のあたりとか、彼女の胸が大きいせいか胸元が大胆に晒されて、かなり扇情的だ。

しかし、そんなカレンさん……先程から眉間に少し皺を寄せて、何処か不機嫌なように見える。

「日が暮れちゃうわ……早く行きましょう」

喋る言葉は単調で、声は落ち込んでいるのかと思うぐらい低い。

最初は冷たい態度を取っていた彼女だったが、それとは違って、今の俺を見つめる態度からは敵意のような、嫌悪のような黒いものを感じる。

「何をしてるの……?  さっさとしなさい!
まさかとは思うけど……他の女に腰を振りすぎたからまともに歩けない、なんて言うんじゃないでしょうね?」

そんな彼女の声と視線は敵意というより、殺意が篭もっていた。

「ご、ごめんなさい!  大丈夫です、平気、平気です!  腰なんて何ともないですから、全然歩けますからっ!」

これはあれだ、不機嫌というか完全に怒っている態度だ。

人が何度も通って大地がむき出しになった林道をある事暫く、俺の体力もそうだが……何よりも精神が限界に達しそうだった。

話しかけても「そう……」とか「歩くことに集中して」とかまともに答えてくれないカレンさん。

そして、そんな俺達の鬱屈した会話にすっかり口を閉ざしてしまったアリシアさん、話しをもちかても、彼女もまた愛想笑いをして空返事で返すだけだ。

とはいえ、俺はそんな軽薄な対応に萎えている訳ではなくて、カレンさんとアリシアさんの関係に憂鬱とするというか、閉口してしまうのだ。

他人と他人の関係には割と洞察がある俺、故にあった時から感じていたアリシアさんとカレンさんの物理的、心理的な距離は微妙だ。

まるであって間もない他人同士みたいな、希薄な関係にも見える。

だが、本当にそうだとしたら、それは勇者の力とかに関係があるのかもしれない。

お節介だが、俺が関わっている以上は見過ごすわけにもいかない。

女の子同士、ずっと微妙な接し方を続けているのは、俺の価値観を押し付けているかだけもしれないけど、やっぱり違う気がする。

もっと、カレンさんとアリシアさんにはキャッキャウフフをして欲しいのだ。

「そ、そうだ!
アリシアさんとカレンさんは、知り合ってからどれくらい経つのかな?」

「3日前よ……」

"み、三日前か……思ってたよりも短かったなぁ、それ系の話はダメだ、ほかの話題にしよう"

「じゃ、じゃあ!  俺をここに呼ぶ前、2人は何をしてたの?  そうだね、具体的には職業とかを教えて欲しいんだけど……アリシアさんは?」

「わ、私ですか!?
え、えーと……い、今もなんですけど職業とはちょっと違うんですけど、一応修道女として神様に仕えるお仕事をしています。」

"服装からそれっぽさはあったけど、し、神職関係かぁ……こっちの宗教とか神様って、やっぱり俺がいた世界とは違うし、ダメだその辺に関しては完全に無知だ……。"

「そ、それじゃあ……カレンさんは?」

「私は……冒険者。」

「あぁ! ぼ、冒険者か……正に異世界って感じだね、うんうん!
A級冒険者とかS級冒険者とか憧れるよね!」

「えっ、何それ……」

カレンさんは、一瞬フリーズしたような反応をして呆然とした表情を俺に向ける。

「ほ、ほら……冒険者って階級があるでしょ?
それも、依頼の功績毎に上がったりして、ブロンズとかシルバーとか、ゴールドとか」

「だから……何なのそれ?
冒険者に階級も何もないわよ、階級があるのは貴族だけ。
私たち冒険者は、他から仲介された依頼を受け、それを遂行して見返りに報酬をもらうの……ただ、それで生活を送っているのよ。
功績や地位では、ご飯は食べてはいけないもの。」

"やばい……話題を作ろと思ったら、何故か論破されてしまった。"

彼女達には取り付く島もない。
途方に暮れたかと思ったそのとき、俺の頭にある考えが過った。

「アリシアさん達は俺の精子には、女性を強くする力があるって言ってたけど、それって具体的にどう女性に影響したりするの?
自分の事でもあるし、一応知っておきたいんだけど……」

「そう……ですね。
私達も実際に見た訳でもないですから、本当はどうなるのかも分かりませんし、ここは一度確かめてみる必要があるかも知れませんね。」

うまくこの話題に食いついてくれたのか、アリシアさんの表情は真剣になった。

「急いでる最中、寄り道をお願いしているみたいで悪いんだけど、カレンさんもいい……かな?」

恐る恐る俺は、浮かない顔のカレンさんに聞いてみた。

「ま、まあ……少しぐらいなら、貴方の我儘に付き合ってあげなくもないけど?」

「ありがとう、カレンさん!」

そう言ってお礼を言うと、カレンさんの表情に少しだけ明るさが現れたような気がした。


ーーーーーーーーカレン視点ーーーーーーー

私は見てしまった、いや見ていた……彼とあの修道女がエッチをしているのを……

ただ、それは彼女は彼から勇者の力を貰うという目的の為、それは知ってる……知ってるけど、どうして、どうしてこんなにもモヤモヤした気持ちになるんだろう。

彼とは初めて会ったばかり、名前も知らない、それなのに、ただの1度のエッチ……それを交わしたばかりに……私は体から彼を求めるようになってしまった。

いいえ、違うわ……きっと私の心も彼を求めるよえになってしまった、だって私……アリシアと彼のエッチにすごく嫉妬しちゃったんだもん。

私にだけだと思ってた、甘くて優しい囁き、愛情の篭もった言葉、激しく愛し求めてくれる彼の体と声。

その全部が、私以外の女に与えられてる。

それが嫌で、寂しくて、不満に感じてしまった。
だから私は彼に冷たくした。

話す時も、話しかけられた時も、なにより修道女と楽しげに話している時も、私は彼に冷めた態度をとるのを忘れなかった。

でも、それでも彼は気づいてはくれなかった。

私がこんなにも不安に感じていること、どんなにアピールしても彼は私の気持ちに気づいてくれない事。

それどころか、彼は私と修道女の懸隔に気づいて、私達の関係を深めようとしているのか……つまらない事を聞いて、何か色々と仕掛けてくる始末……

"なによそれ、これじゃあ私があいつに振り回されてるみたいじゃない!
……馬鹿らしい……馬鹿らしいわ、こんなの……もういい、やめよ、やめ!
……なんで私があいつに振り回されなきゃいけないのよ!!
そんの……違うでしょ……絶対違う!
……本当に振り回されなきゃいけないのはあいつの方なのよ"

許さない……私を散々弄んだこと、絶対後悔させてやるから

カレンの中で静かに復讐の闘志が燃えていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ここでしたら林道からも離れていますし、多少暴れても大丈夫だと思います。」

そう言ってアリシアさんとカレンさんが連れてきてくれたのは、鬱蒼とした林の中でも1番開けた場所で、かなりの日光が当たり、近くには川が流れているのか、水の音が聞こえる心地の良い環境だった。

しかし、ここに来たのは自然を満喫するためではなく、飽くまでも俺の力を確認するために来たのだ。

「それでは、勇者様……危険ですので離れていてください。」

雰囲気がガラッと変わったかのように、剣呑な空気を漂わせながらアリシアさんは、目を閉じ、沈黙した。

何かに集中している様子だった。

「シャイニングアロー!」

するとそのとき、アリシアさんの発した言葉と共に、数本の煌々と光る矢のような形状をした物体が、彼女の前に突如として現れた。

その刹那、光る矢は凄まじい勢いと速さで彼女の元を離れて、この広場を越え奥の木々の方へと一瞬にして突っ込んでいた。

その矢は木々の樹皮には刺さらず、放たれた時の勢いは消えぬまま、ドガッ、ドガッ、ドガーン! と耳にあまるほどの大きな音を立てながら、数十メートルはあるであろう太い木々を貫通し、悉くなぎ倒していった。

「す、すごい……凄いですよ勇者様!
あ、あんなに飛んでしかも、木を破壊して……って……あれ?  勇者様? 」

嬉嬉として声を上げるアリシア、しかし彼女の前には青年は愚か……カレンの姿もなかった。


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