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結婚からの
七
しおりを挟む本日はお日柄もよく天候にも恵まれました。
恵まれ過ぎました。暑いくらいです。参加女性の熱気も見事なものです。私には到底ついていくことができません。
強制退去してもよろしいでしょうか?!構いませんよね?ね!
招待客それぞれが色とりどりの華やかなドレスに身を包み身体の曲線を強調させている。
それを側から見て、誰にアピールしているんだろう?その疑問しか湧かない。
結婚していても旦那様は、攻略対象らしい。なんで離婚してないの?と言わんばかりの視線に射殺されそうだ!
本日のお茶会の狙いは三つ。
一つ目は、言わずと知れた挨拶
二つ目は、お茶席でのマナー
三つ目は、私を叩き落とすこと
・・・らしい。
挨拶は完璧だと思ってるあなた!人という生き物は存外醜いものなのだよ!相手を蹴落とす為なら何でもする人間だっているんだ。マナーに関しても然り。
例に漏れず、今回の婚姻で一番苦渋を舐めたのは旦那様の義母と義妹であろう。結婚式はおろかお披露目式ですら出席を認められなかった人達だ。執事や使用人達と結託して何かを仕掛けてくるのは目に見えてわかっている。
わかってはいるがタダで乗るのは癪に触るし、はっきり言って面倒。
なので!祖父仕込みの貴族令嬢の立ち振る舞いをお見せしようと思います!
✩・✩・✩・✩・✩✩・✩・✩・✩・✩
で、どうなったっかと言うとぶっちゃけ一人勝ちでした。イエーイ。
頑張りましたよ!頑張りましたとも!
鬼のような特訓を乗り越えた甲斐がありましたよ!
普段は飯屋の女将をやってるんだから、そのギャップの凄さと言ったら・・・
涙ものです。
何故に祖父が令嬢のマナーを教えれたかと言うと、はっきり言って、王宮から女官長連れてきやがりました。
初めて会った時に、誰?って思ったけど、雰囲気からして普通じゃないと思った私、何事にも従順に従いましたとも。
そしてみっちり仕込まれた一週間。
それはそれは見事な令嬢もどきが出来上がりましたとも。
ドレスとアクセサリーは祖父が用意してくれました。
王宮女官長からも及第点もらいました。
そうあれだけやって及第点!貴族令嬢って大変なんだね。
ま、何とかやっていけるでしょう。
が、しかし、これがいけなかったのかもしれない。
まさか更に追い討ちかけてくるとは思わなかったのだ。
だってねぇ。侯爵夫人にそんなことしたら普通に解雇だよ?でもねぇ。やる馬鹿って存外にいるもんなんだと改めて思ったよ。
常人の認識では太刀打ちできないことが世の中にはいっぱいあることがよくわかりました。
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