16 / 58
結婚からの
十五
しおりを挟む久し振りのシャバ満喫中です。
食堂の方をお爺様の雇った人達に任せ私は狩りの途中。ひゃっほい。
いつも以上に冒険者が多いことから何かが原因で魔物が増えて、領域以外にも出てきているのだと推測できる。
その分食堂が儲かるからうちとしてはウハウハなんだけれど・・・・
神殿で問題が発生した
どこぞのバカが魔獣を生み出す魔石を作った
神が悪戯している
ん~魔石を作れる時点で天才だよね?じゃあ神殿にて問題発生?にしては調査に向かう学者的な人は見かけない。
・・・・・・・・ていうか神様っているのかな
調理に使う食材の種類も豊富になりレパートリーも増えるので嬉しいのですが明らかに冒険者とは違う方が増え始めた。
そんな事を考えながら獣を狩る。
レイピアは軽くて扱い易いが殺傷能力に欠ける。
なんてったって力技がメインですから。
長剣は重いが相手を仕留めるのには最適。重いのが難点なんだけどね。
素材を探しだり自分用に作ってもらうも中々しっくりしたのが無い。
そんな事を考えていたら剣を弾き飛ばされた。素手で対峙するが焦る必要はない。伊達に鍛えられているわけではないのだから。
そう何と言っても力技。
手刀だけで獣の首を落とし爪を削いでいく。何の問題はない。近くにいる同業者が化け物を見る目で見てくるがそんなの気にしない。
この世界力が物を言う。と言うか、事前の情報確認せずに突っ込んでくるバカの後始末が大変なんだけど。
毎回毎回何でこんなことしているんだろう。
わざと?わざとなのか?私の力量試されてる?て言うか行くとこ行くとこ何時も絡んでくる冒険者がいるのもうざいんだけど。
お呼びじゃないんだよ、邪魔するならとっとと消えてくれ。
お付きの騎士に解体した肉を渡し食堂に運んで貰う。下処理をしてもらわないと腐って食べられなくなってしまう。
せっせせっせと売れそうなもの食べれそうなものに分別していく。
魔獣などの素材は高くで売れる。先程削いだ獣の牙も綺麗に磨けばそれなりの値段で売れるだろう。
私が倒したものは渡さない。要らないと思ったものは無償で提供するけどね?そんな物この地の猛獣魔獣では珍しいくらいだね。
そんな風に手を動かして、最後のブツを処理していたら綺麗にされた素材を渡された。
誰かと思い相手を見ると如何にも戦闘とは無縁ですと言うような痩せてひょろっとした優男がそこに立っていた。
「ありがとう」
そう言って受け取るも、彼は一言も発せず頷いた。
これが半年ぶり?それ以上ぶりに顔を見た夫であった。
あ、違った、元夫ね。
てか、この人こんな所で何してんの?
暇?
気分転換?
ストレス発散?
あ、後の二つは意味一緒か
ま、関わってこなければ私には関係のない事だけどね。
0
あなたにおすすめの小説
十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。
あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。
宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。
対極のような二人は姉妹。母親の違う。
お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。
そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。
天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。
生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。
両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。
だが……。運命とは残酷である。
ルビアの元に死神から知らせが届く。
十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。
美しい愛しているルビア。
失いたくない。殺されてなるものか。
それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。
生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。
これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
ため息ひとつ――王宮に散る花びらのように
柴田はつみ
恋愛
「離縁を、お願いしたいのです」
笑顔で、震えずに、エレナはそう言った。
夫は言葉を失った。泣いてくれれば、怒ってくれれば、まだ受け止め方があった。しかしあの静けさは、エレナがもう十分に泣き終わった後の顔だと、ヴィクトルにはわかった。
幼なじみと結ばれた三年間。すれ違いは静かに始まり、深紅のドレスの令嬢によって加速した。ため息を飲み込み、完璧な微笑みを保ち続けた公爵夫人が、最後に選んだのは――。
王宮に散る花びらのような、夫婦の崩壊と再生の物語。
忘れ去られた婚約者
かべうち右近
恋愛
『僕はレベッカしか選ばない』
甘い声音でそう話したはずの王太子サイラスは、レベッカを忘れてしまった。
レベッカは、王太子サイラスと付き合っていることを、ある事情により隠していた。舞踏会で関係を公表し、婚約者に指名される予定だったのに、舞踊会の夜にサイラスは薬を盛られて倒れ、記憶喪失になってしまう。
恋人が誰なのかわからないのをいいことに、偽の恋人が次々と名乗りをあげ王太子の婚約者の座を狙ってくる。おかげで不信に陥ったサイラスに、レベッカは自分が恋人だと名乗り出せなくなってしまった。
サイラスの記憶喪失を解消するため、薬師兼魔女であるレベッカは恋人であることを隠しながら、事件調査を協力することになった。そうして記憶が戻らないまま二人の距離は再び近づいていく。だが、そんなおりにサイラスの偽の恋人を名乗りでた令嬢たちが、次々と襲われる事件も起き始めて……!?
※他のサイトにも掲載しています。
毎日更新です。
旦那様、彼は仕事において必要不可欠なパートナーなのです
ましゅぺちーの
恋愛
伯爵夫人フルールは、夫である伯爵と愛人の秘書に長年頭を悩ませていた。
何度夫に苦言を呈しても「彼女は仕事において必要不可欠なパートナーだから」と一切聞く耳を持たない。
困り果てていたそのとき、彼女は突然前世の記憶を取り戻した。
このままだと夫と愛人の真実の愛の犠牲になってしまう。
それだけは御免だ。
結婚五年目にして、彼女はようやく夫を見限り、新たな事業を立ち上げた。
そして事業を成功させたフルールの隣には、いつも同じ男が立っていた。
その男は誰なのかと問い詰める夫に、フルールはニッコリ笑って言った。
「彼は仕事において必要不可欠なパートナーなのです」と。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる