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廻る時
五十六
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リーズラントが目覚め、今までの経緯を聞くまでには三日の時間を要した。
何故?それはソーシアルがリーズラントを離さなかったから。
身体がろくに動かないリーズラントの身体を散々貪り満足する迄に3日の時間が必要だったのだ。十月十日後三人目の子供が産まれたのは言うまでもない。
そんな事はさて置き、女神の神力を注がれ続け身体の中に残っていた呪いも浄化でき排出されるのに半年で済んだのは単にソーシアルの怒気に怯んだ女神が頑張った結果であろう。
女神も産後であったにもかかわらず頑張ってくれたのには訳がある。
そう、男神の魂もとい神力を回復させるのに人間の身体を使用しており、その影響が悪い意味で今回出た形になっているのだから。
幸い生まれ落ちた双子には何の力も継承されていなかった。だが、あらゆる神からの加護を貰っていた母の胎から生まれ落ちたのだから注意は必要だ。
何かある様なら自分の子を監視に付けようか、なんて事まで考えている。
何て思われている何て露にも思わず。やっとの思いでベッドから降りられると思ったら則座に風呂に連れていかれ綺麗にされる。
もう今日は動きたくありません。もう一度ベッド上の人になりたい・・・・・
なんて考えていたら爺様の使用人が子供たちを連れて来て、夫の膝の上に座っている私の身体の上にポイっと投げた。そう投げた。
えっ?なんで?
と思う間もなく二人は目を開け、手を広げて私に抱きついてくる。
生まれ落ちた時より重くなってる(当たり前だけど)
ぐえっと変な声を出さなかっただけ偉いと思って欲しい。
柔らかなほっぺは相変わらずで、綺麗な瞳四つと目が合うとにっこり微笑まれた。
うちの子天使(親バカ)
ぎゅーっと抱きしめ返し、二人の頬に自身の頬を当てぐりぐりすると、嫌がられるかと思いきや声を出して喜んでくれた。
きゃーと可愛い悲鳴が聞こえるが、暖かい温もりが私が生きていることを教えてくれる。
涙が出て嗚咽が溢れた。そんな私の頭を優しく撫でてくれるのが子供たちと夫だった。
子供を抱きしめ夫の胸に顔を埋める。温もりがあるせいかそのまま眠りについてしまった。
起きた時には両隣には子供たちが寝ていた。それが嬉しくて、でも子供を起こさないように涙を溢した。
落ち着きを取り戻し身体も日常生活に支障がない程度まで回復できた時、ふと夫ソーシアルの仕事について疑問が湧いた。
彼はちゃんと仕事しに行っているのだろうか
実際問題彼は日中家に居る。勿論爺様の家だ。なんせ私がまだそこから動けないから。
子供たちは遊んでもらえて嬉しそうだが、それで良いのか?
いやいや良くないだろう、私はもう大丈夫なんだし
はっ、まさかお役御免?私のせいか?
もしかしなくとも爺様の部下になった?
ここは是非とも確認しておかなくては。
で、食事の時に聞いてみた。ら、とんでもないことを言われた。王宮をこっちに移したんだとか。
えっ?おいおいおいおいおいおいおい、あかんやろそれ。何をどうしたらそんなことできんの?
おっと言葉遣いがどこかの方言になってしまった。いかんいかん。
話を聞いていくと王都は、あの変な宗教の信者で溢れかえっていたらしく、とてもじゃないが手に負えないレベルで酷かったらしい。
で、まともな貴族達を纏め上げて事を首都を変える事にしたんだとか。
それに元々王宮自体が変に呪われていたらしく、亡くなった方がこの国の為になると女神からの助言もあったらしい。
なので彼はほとんど家で仕事をしている。そして仕事量は王太子の伴侶であるメイヘルが他国に顔が効く為そちらに振り分けたのだとか。
ともあれ情勢は落ち着いている。らしい。本当の事を話して貰えないから何とも言えない。
何はともあれこれで良かったのだろうか?
終わりよければそれで良し?
だけど・・・・
私の悠々自適生活がーーーーーー。本当に変な事に巻き込むんじゃねーーーー
その後立て続けに子供を産まされた挙句、子供がある程度大きくなったら二人で旅行と称して他国を回る旅に出るのだった。
なんでこんなのに捕まったのだろう。
初めに産んだ双子は初めて産み落とした時と同じく好奇心旺盛にそしてお節介に育ってくれました。
これもいいのか悪いのか分からないな、クスン
完
これで完結です。拙い文を読んでいただきありがとうございました。
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