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悪役を演じて見せよ!
壁どぅーん
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見回りにきた教頭先生に「あんまり、羽目を外しちゃだめよ。めっ」と軽く叱られたしまったけど、枕投げ楽しかった。教頭先生は子供たちの遊びには一定の理解があるのだ。でも、先生たちにはとっても厳しい、情操教育についてソラの担任はこんこんと熱く語られていたっけ。あの時の担任の目は死んでいた。
第1回枕投げ交流試合も終わったので、今はそろそろ寝ようかと眠る支度をしている。このコテージビップが泊まるので、檜のお風呂までついている。自己申告によるとアランは長風呂なので、現在、一番最後に入ってもらっている。1番エリヤ、2番ソラ、3番アランの順番、今日のお風呂はラベンダーの入浴剤が入れられていた、檜風呂の意味って一体…。
「なあ、ソラ、どうして俺はエリヤ何だと思う?」
急に、エリヤが哲学を語りだした。
「えっ、ええ、エリヤはエリヤだからエリヤなんじゃないのかな、えー何急に、そういうのは自分で考えるべきだよ」
そういえば、双子の姉レミもよく哲学っぽいこと語りだしてたっけ。あれは中二病をこじらせているだけだけど。
「そうじゃない、俺はエリヤ・レッツェンバーグだ。だが、今はただのエリヤになっている。誰も覚えていないが、俺はここ1年間を何度も繰り返している。そこに今までお前はいなかった、お前はなんなんだ?」
名前が難しくて覚えられない、プレッツェルとハンバーグの合体した名前だな、おいしそう、いい名前だと明後日の方向に思っていたら、真剣な目をしたエリヤにソラは壁際に追い込まれていた。気づけばエリヤの両手で逃げ出さないように囲われてしまった。壁ドンだこれ、これ少女漫画だったら、ドキドキのエッチな展開にもつれ込むんじゃなかろうか、ソラは現実逃避した。
「うっ、尊い…」
ブシャーッと謎の音とともによく聞いたことのある声が向かいの壁から聞こえてきた。よくみると、コテージの壁の一部が真っ赤になっている。コテージの壁は木の丸太が重なっているので、茶色だ、それなのに、真っ赤になっているのが分かるってどんだけだ。
「あっ、タマキ!」
「くっ、忍法[この葉隠れの術]を見破るなんて、やるじゃない! んもう、お邪魔しちゃいましたね、私のバカチンバチカン、おほほ、あとはお若いお2人で☆」
丸太の壁紙から抜け出てきたタマキは鼻から下を真っ赤に血で染めている。こつんと頭にこぶしをあててかわい子ぶっているが、異様である。
努力の末、タマキは自然の一部に溶けこむ[この葉隠れの術]をマスターしたといっていたっけ、この能力、あんまり持っちゃいけない人が手に入れちゃったようだ。
「久しいな、タマキ。また会えて嬉しいよ。ソラが出てきて、代わりにお前がいなくなってしまったと思っていた」
「はひぃ、おっ、おっ、お久しゅうございます。なんで!」
実はこの97回目の挑戦では、タマキは乙女ゲームの攻略対象者に鉢合わせないようにしていた。つまり、この世界のこの瞬間においてはタマキとエリヤはこれが初対面のはずなのだ。エリヤがタマキを覚えていることがさす意味は、エリヤがこの繰り返しの世界を覚えている証拠となった。
後から聞いた話、エリヤは鼻血を垂れ流したタマキは見慣れたものだったと。あの後、ポンタがタマキを迎えに来て、混乱していた彼女を回収してくれて助かった。
ひとまず、課外授業に集中してこの合宿が終わったら、後日、放課後、用務員室に集まることが決定した。
第1回枕投げ交流試合も終わったので、今はそろそろ寝ようかと眠る支度をしている。このコテージビップが泊まるので、檜のお風呂までついている。自己申告によるとアランは長風呂なので、現在、一番最後に入ってもらっている。1番エリヤ、2番ソラ、3番アランの順番、今日のお風呂はラベンダーの入浴剤が入れられていた、檜風呂の意味って一体…。
「なあ、ソラ、どうして俺はエリヤ何だと思う?」
急に、エリヤが哲学を語りだした。
「えっ、ええ、エリヤはエリヤだからエリヤなんじゃないのかな、えー何急に、そういうのは自分で考えるべきだよ」
そういえば、双子の姉レミもよく哲学っぽいこと語りだしてたっけ。あれは中二病をこじらせているだけだけど。
「そうじゃない、俺はエリヤ・レッツェンバーグだ。だが、今はただのエリヤになっている。誰も覚えていないが、俺はここ1年間を何度も繰り返している。そこに今までお前はいなかった、お前はなんなんだ?」
名前が難しくて覚えられない、プレッツェルとハンバーグの合体した名前だな、おいしそう、いい名前だと明後日の方向に思っていたら、真剣な目をしたエリヤにソラは壁際に追い込まれていた。気づけばエリヤの両手で逃げ出さないように囲われてしまった。壁ドンだこれ、これ少女漫画だったら、ドキドキのエッチな展開にもつれ込むんじゃなかろうか、ソラは現実逃避した。
「うっ、尊い…」
ブシャーッと謎の音とともによく聞いたことのある声が向かいの壁から聞こえてきた。よくみると、コテージの壁の一部が真っ赤になっている。コテージの壁は木の丸太が重なっているので、茶色だ、それなのに、真っ赤になっているのが分かるってどんだけだ。
「あっ、タマキ!」
「くっ、忍法[この葉隠れの術]を見破るなんて、やるじゃない! んもう、お邪魔しちゃいましたね、私のバカチンバチカン、おほほ、あとはお若いお2人で☆」
丸太の壁紙から抜け出てきたタマキは鼻から下を真っ赤に血で染めている。こつんと頭にこぶしをあててかわい子ぶっているが、異様である。
努力の末、タマキは自然の一部に溶けこむ[この葉隠れの術]をマスターしたといっていたっけ、この能力、あんまり持っちゃいけない人が手に入れちゃったようだ。
「久しいな、タマキ。また会えて嬉しいよ。ソラが出てきて、代わりにお前がいなくなってしまったと思っていた」
「はひぃ、おっ、おっ、お久しゅうございます。なんで!」
実はこの97回目の挑戦では、タマキは乙女ゲームの攻略対象者に鉢合わせないようにしていた。つまり、この世界のこの瞬間においてはタマキとエリヤはこれが初対面のはずなのだ。エリヤがタマキを覚えていることがさす意味は、エリヤがこの繰り返しの世界を覚えている証拠となった。
後から聞いた話、エリヤは鼻血を垂れ流したタマキは見慣れたものだったと。あの後、ポンタがタマキを迎えに来て、混乱していた彼女を回収してくれて助かった。
ひとまず、課外授業に集中してこの合宿が終わったら、後日、放課後、用務員室に集まることが決定した。
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