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悪役を演じて見せよ!
定例反省会の再開
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今日も今日とて放課後定例反省会が用務員室で開かれている。今日は準レギュラーのエリヤも参加だ。ここ半年強で、ソラはこれまでの人生のランキング5に入る位の衝撃に見舞われてランキング4が見事に塗り替えられてしまったが、ここのところ、最後のランキングは塗り替えられることもなく平和だ。
今日のおみくじも中吉で可もなく不可もなく。
「驚いた、じい様が担任になるとは…」
エリヤは入ってくるなり、驚きを吐露した。そういえば、彼はヤト先生が赴任してから初めて反省会に参加する。
「キャラ濃いよね。何か…天上天下唯我独尊て感じの先生だったね。鬘吹っ飛ばしちゃったときの顔は見ものだったけど。普段、厳つい顔している人でもあんな焦った顔するんだねぇ」
「ばかっ、じい様の信者は多いんだから、口には気をつけろ」
エリヤが焦ったように注意する。ヤト先生のカリスマ性は侮れないようだ。
「私、ヤト先生って初めて見た。ガソラペアがこのマス目に飛んできて、いいように働いているのかしら? 今までに会ったことないのよね」
「んっ、そうなの?」
「ああ、しかも、体育祭、本来は、あまり大きなイベントではないはずなんだが、というか、雨天中止が多かったんだが…。じい様が色々画策しているらしいぞ」
タマキもエリヤも思案気だ。
「つかさ、エリヤちゃんって呼ばれているのと、エリヤが敬語なの違和感半端なかった。エリヤって敬語使えたんだねー」
「まあ、じい様は家族愛が強いからな、普段は他の孫とひ孫もちゃん付けで呼ばれているぞ。敬語は外交なんかでは使うしな…。といっても、この繰り返しの世界では外交なんかあってないようなもんだけどな」
「ふーん、王様もちゃん付けでよばれているってことか…。そういえばさ、ヤト先生っていくつなの?」
「…82だ」
そう聞くと、ソラはとても驚いた。
「ええっ、ってことはさ、繰り返しを96年間繰り返しているエリヤの方が精神的には年上ってこと! ちょっとエリヤ、のじゃ口調になってみてよ」
「はっ、そっちに驚くとは…。そうじゃの、ひとまず、お前らは音楽祭を成功させることを考えるのじゃ」
てっきり、その年の割にはお若いですねの驚きかと思ったら、エリヤの精神年齢についての驚きだった。精神年齢の高いエリヤは寛容だ、のじゃ口調にも即対応してくれた。大人である。
「よいではないか、よいではないか」
「ポンタ、お金じゃ変身しない!」
近くではジュリアン室井がポンタに札束ビンタをしている。ジュリアン室井とポンタはこの間の茶番『お金で愛は買えないけど、Iでお金は買えるかごっこ』の続きをしている。しかし、ポンタはお金には反応しないので、クールに対応している。
「そうね、ソラは音楽祭の練習頑張るのよ。私は体育祭の情報を集めてみるから、あなた達は音楽祭に集中して」
ガラムもエリヤの意見に同意した。彼女は職員側で体育祭の情報を確認してくれることになった。とても心強い仲間だ。
「えー、じゃあ、あたしはどうしよう」
くるくる髪を指で巻きながらタマキが言った。エリヤにも慣れてきて、本来のふてぶてしさが戻ってきている。
「タマキも音楽祭の準備で忙しいんでしょう? 外部のお客さんが多いから、用務員も馬車馬のように働かされるって聞いたよ。ん、馬車馬って言葉…そういや、ロバ車ロバって言葉ないのかな? 語呂悪いか…」
「ええー」
タマキもタマキで音楽祭はとても忙しいことになりそうだ。そして、ソラはこの世界のロバに並々ならぬ愛情を感じているようだった。
今日のおみくじも中吉で可もなく不可もなく。
「驚いた、じい様が担任になるとは…」
エリヤは入ってくるなり、驚きを吐露した。そういえば、彼はヤト先生が赴任してから初めて反省会に参加する。
「キャラ濃いよね。何か…天上天下唯我独尊て感じの先生だったね。鬘吹っ飛ばしちゃったときの顔は見ものだったけど。普段、厳つい顔している人でもあんな焦った顔するんだねぇ」
「ばかっ、じい様の信者は多いんだから、口には気をつけろ」
エリヤが焦ったように注意する。ヤト先生のカリスマ性は侮れないようだ。
「私、ヤト先生って初めて見た。ガソラペアがこのマス目に飛んできて、いいように働いているのかしら? 今までに会ったことないのよね」
「んっ、そうなの?」
「ああ、しかも、体育祭、本来は、あまり大きなイベントではないはずなんだが、というか、雨天中止が多かったんだが…。じい様が色々画策しているらしいぞ」
タマキもエリヤも思案気だ。
「つかさ、エリヤちゃんって呼ばれているのと、エリヤが敬語なの違和感半端なかった。エリヤって敬語使えたんだねー」
「まあ、じい様は家族愛が強いからな、普段は他の孫とひ孫もちゃん付けで呼ばれているぞ。敬語は外交なんかでは使うしな…。といっても、この繰り返しの世界では外交なんかあってないようなもんだけどな」
「ふーん、王様もちゃん付けでよばれているってことか…。そういえばさ、ヤト先生っていくつなの?」
「…82だ」
そう聞くと、ソラはとても驚いた。
「ええっ、ってことはさ、繰り返しを96年間繰り返しているエリヤの方が精神的には年上ってこと! ちょっとエリヤ、のじゃ口調になってみてよ」
「はっ、そっちに驚くとは…。そうじゃの、ひとまず、お前らは音楽祭を成功させることを考えるのじゃ」
てっきり、その年の割にはお若いですねの驚きかと思ったら、エリヤの精神年齢についての驚きだった。精神年齢の高いエリヤは寛容だ、のじゃ口調にも即対応してくれた。大人である。
「よいではないか、よいではないか」
「ポンタ、お金じゃ変身しない!」
近くではジュリアン室井がポンタに札束ビンタをしている。ジュリアン室井とポンタはこの間の茶番『お金で愛は買えないけど、Iでお金は買えるかごっこ』の続きをしている。しかし、ポンタはお金には反応しないので、クールに対応している。
「そうね、ソラは音楽祭の練習頑張るのよ。私は体育祭の情報を集めてみるから、あなた達は音楽祭に集中して」
ガラムもエリヤの意見に同意した。彼女は職員側で体育祭の情報を確認してくれることになった。とても心強い仲間だ。
「えー、じゃあ、あたしはどうしよう」
くるくる髪を指で巻きながらタマキが言った。エリヤにも慣れてきて、本来のふてぶてしさが戻ってきている。
「タマキも音楽祭の準備で忙しいんでしょう? 外部のお客さんが多いから、用務員も馬車馬のように働かされるって聞いたよ。ん、馬車馬って言葉…そういや、ロバ車ロバって言葉ないのかな? 語呂悪いか…」
「ええー」
タマキもタマキで音楽祭はとても忙しいことになりそうだ。そして、ソラはこの世界のロバに並々ならぬ愛情を感じているようだった。
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