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2:上手く立ち回るだけの簡単なお仕事です[1]
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この城の見取り図は大凡頭に入っているが、ただ知識があるのと実際に歩くのとでは大いに差がある。どう見ても同じにしか見えない廊下を何本も曲がり、想像していたよりも数倍広い城内を歩くこと十数分。いい加減着かないものかと辟易とし始めたフォルティアを見兼ねたかのように一際広い場所に出た。真正面にはフォルティアの部屋よりさらに豪勢な彫刻が、これでもかと施された両開きの扉。こちらの世界の人間の趣味をとやかく言うつもりは無いが、フォルティアにその豪華さの魅力は分からない。
扉の脇にいる護衛の兵士とローランが短く言葉を交わすのを傍目に、矢張り第一王子ともなると部屋の雰囲気も変わってくるのだろうかと考える。目の前の扉はどう見ても、フォルティアの部屋のそれよりも豪華であるし、扉の大きさから部屋が相当に広いことが窺える。全く少しも羨ましいとは思えないが。
見るからに重厚な扉をローランが、三度ノックする。本当に気が進まないがここまで来てしまった以上腹を括るしかない。
「入れ」
室内から今朝聞いた声が返答してくる。誰と言わずともフォルティアが訪ねてきたことは分かったのようだ。護衛の兵士に中へ入るように促され、咄嗟にローランの方を向くも、ローランはフォルティアから目を逸らすような仕草を見せてそれから頭を下げる。
「……では、自分はこれで。こちらにお控えしておりますので、御用の際はお声掛けを」
その言葉と共にローランは後ろに下がってしまった。分かってはいたことだが、流石に部屋の中までは着いてきてはくれないらしい。
「……失礼致します」
ご丁寧にも衛兵によって開けらた扉の先には大理石の規格外に広い部屋が広がる。フォルティアの部屋もかなり広かったが、この部屋はさらにその3倍は下らないだろう。だだっ広い部屋には豪華そうな調度品が誂えられているがその綺羅びやかさ故に生活感がなく、私室と言うよりも美術館と言った方がしっくり来る。書類が積まれた執務机と茶器が置かれたティーテーブルが無ければとても人の生活している部屋とは思えない。
「やぁ、待っていたよ。フォルティア」
扉が閉まる音と重なってどこか威圧感を感じる声音が部屋に響いた。窓際に立ち紙束を捲っていたルシウスがフォルティアに目を遣ると、フォルティアは直ぐに恭しく頭を下げる。
「お待たせしてしまい、申し訳ございません」
_____取り敢えず謝っておけば角は立たない。揉め事を避ける為なら頭など幾らでも下げてやる。
「お前も忙しいのだろう。仕方ないさ。それより、ほら。早く座って」
顔を上げるとフォルティアに席を勧めるルシウスの姿。見る者を惚けさせるような美貌には今は穏やかで甘い微笑みが載せられいる。勧められた通りに柔らかいソファーに腰掛けると直ぐにルシウスも正面の席に着いた。
背の低いティーテーブルに用意されケーキスタンドには女性が好みそうな可愛らしく甘そうな菓子がいくつか載せられている。
「お茶を用意したのだけれど、冷めてしまったね。淹れ直そうか」
「お構いなく。それにお茶なら私が」
差し出されたティーカップはルシウスの言う通りだいぶ冷えていて、香りも飛んでしまっている。しかし、フォルティアとしてはお茶が冷めていようが、味が薄かろうが全くどうでもいい事で、一刻も早くこの部屋を去ることだけを考えていた。
「____今日は随分と素っ気無いね。何かあったのかい」
何かあったも何もフォルティアの心労も今は全面的にこの男のせいである。紅茶を口にするルシウスは優雅で気品に溢れていたが、鋭い双眸は間違いなくフォルティアを射貫いていた。フォルティアとしては呑気に茶など啜っている場合ではない。何故呼び出されたのか聞き出したいが、迂闊に言葉にできないもどかしい気持ちに唇を軽く噛む。
「いいえ、何も。お茶、ありがたく頂きます」
緊張でフォルティアの身体は益々強張り呼吸まで浅くなってくる。今朝もそうだったがこの男を目の前にするとフォルティアの身体は何故か拒絶しようとする。もしかすると多少なりとも本来のフォルティアの意思が多少残っているのかもしれない。取り敢えず、緊張を悟られないようにソーサーを手に取るとティーカップを持ち上げ紅茶を飲み込む。喉を滑り落ちる温い液体は別段旨くも不味くもなく、ただ独特な苦さが口に残った。
「それで?先日はどうして部屋から出てこなかったの。僕が出した使用人にも断ったんだって?」
ルシウスが言うのはおそらく初日に入室を断ったあの使用人のことだろう。あの時はルシウスの使用人だなんて思っていなかったし、そんなことに気にかける余裕もなかった。まさかこうまで面倒くさい目に合うとは思っていなかったフォルティアはあの時の行動を心底後悔する。
「……まぁ、理由なんてどうでもいいけど。言ったはずだよね」
なんと返すべきかと考えあぐねていたフォルティアにしびれを切らしたのか、もともと鋭かったまなざしがますます冷たいものへと変わる。その変化に思わず肩を震わせるとルシウスは更に語調を強めて言葉を紡いだ。
「僕が言ったことは絶対。お前にに拒否権など無いって何度教えれば分かってくれるのかな」
この言い方では恐らく、常日頃からこの男はフォルティアに威圧的に接していたのであろう。道理でこの男には近付くなと警告された訳だ。恐らくフォルティアはこの男が苦手だったのだろう。どういった訳か弟にとってこの兄は逆らうことが許されない絶対的な存在となっているらしい。
「すみません……」
「謝るくらいなら最初から僕の言うことを聞けばいいんだよ」
フォルティアにとっては迷惑極まりない話だが、今の自分には関係のないことだ。意味の分からないことを押し付けてくる人間は無視しておいたほうがいい。どうせ他人だ。
「申し訳ございません……以後気を付けます」
だからといって謝罪以外の選択肢がないのも事実で、下手に出続けるしかないのも悲しい現実であった。
「……本当につまらない子だね。でも僕は寛大だし、お前のことは嫌いじゃないよ。愛してさえいる。分かるだろう?」
「はい」
「悪いと思うなら改善しなくちゃ。そんなに重苦しい表情をして……折角の可愛い顔が台無しだよ。勿体無い」
そう言ってフォルティアを見つめる瞳には怖気がする。
______嘘つけ。
「ありがとうございます。ですがお戯れを仰らないで下さい。私はこの通りつまらない人間ですので」
「ふぅん。ま、いいや。それより、ねぇ。部屋に籠もっている間は何をしていたの」
「……別に大した事は、……少し体調が悪かったので部屋で本を読んで静養していました」
ルシウスがフォルティアに問いかけたのは空白の期間についてらしい。しかし、正直に答える義理はない。ルシウスの問いに答えている間にもルシウスの視線はフォルティアに向けられていて居心地が悪いことこの上ない。おそらく勘ぐられている。
「そう……。なら、仕方ないね。それなら仕方ない」
「はい」
「でもね、あまり心配させないで欲しい。お前がいなくなったら僕は寂しいから」
______どの口がほざくか。
「はい」
フォルティアとしてはこんな男と二度と顔を合わせたくもないし、関わり合いにもなりたくない。しかし、相手はそんなこと知る由もないのだから、適当に相槌を打っておくに越したことはない。
「そうだ、今度二人で何処かに出かけようか。君に見せたいものがあるんだ」
「それは……楽しみですね」
ルシウスは一体何を考えているのか。二人きりで外出だなんて危険すぎる。今でさえフォルティアの身体は拒否反応を示しているというのに、これ以上何かあったらたまったものではない。
「ああ、とても楽しいと思うよ。きっとね」
そう言って笑みを浮かべるルシウスは妖艶さすら感じさせるほど美しく、フォルティアの背筋を凍らせた。
扉の脇にいる護衛の兵士とローランが短く言葉を交わすのを傍目に、矢張り第一王子ともなると部屋の雰囲気も変わってくるのだろうかと考える。目の前の扉はどう見ても、フォルティアの部屋のそれよりも豪華であるし、扉の大きさから部屋が相当に広いことが窺える。全く少しも羨ましいとは思えないが。
見るからに重厚な扉をローランが、三度ノックする。本当に気が進まないがここまで来てしまった以上腹を括るしかない。
「入れ」
室内から今朝聞いた声が返答してくる。誰と言わずともフォルティアが訪ねてきたことは分かったのようだ。護衛の兵士に中へ入るように促され、咄嗟にローランの方を向くも、ローランはフォルティアから目を逸らすような仕草を見せてそれから頭を下げる。
「……では、自分はこれで。こちらにお控えしておりますので、御用の際はお声掛けを」
その言葉と共にローランは後ろに下がってしまった。分かってはいたことだが、流石に部屋の中までは着いてきてはくれないらしい。
「……失礼致します」
ご丁寧にも衛兵によって開けらた扉の先には大理石の規格外に広い部屋が広がる。フォルティアの部屋もかなり広かったが、この部屋はさらにその3倍は下らないだろう。だだっ広い部屋には豪華そうな調度品が誂えられているがその綺羅びやかさ故に生活感がなく、私室と言うよりも美術館と言った方がしっくり来る。書類が積まれた執務机と茶器が置かれたティーテーブルが無ければとても人の生活している部屋とは思えない。
「やぁ、待っていたよ。フォルティア」
扉が閉まる音と重なってどこか威圧感を感じる声音が部屋に響いた。窓際に立ち紙束を捲っていたルシウスがフォルティアに目を遣ると、フォルティアは直ぐに恭しく頭を下げる。
「お待たせしてしまい、申し訳ございません」
_____取り敢えず謝っておけば角は立たない。揉め事を避ける為なら頭など幾らでも下げてやる。
「お前も忙しいのだろう。仕方ないさ。それより、ほら。早く座って」
顔を上げるとフォルティアに席を勧めるルシウスの姿。見る者を惚けさせるような美貌には今は穏やかで甘い微笑みが載せられいる。勧められた通りに柔らかいソファーに腰掛けると直ぐにルシウスも正面の席に着いた。
背の低いティーテーブルに用意されケーキスタンドには女性が好みそうな可愛らしく甘そうな菓子がいくつか載せられている。
「お茶を用意したのだけれど、冷めてしまったね。淹れ直そうか」
「お構いなく。それにお茶なら私が」
差し出されたティーカップはルシウスの言う通りだいぶ冷えていて、香りも飛んでしまっている。しかし、フォルティアとしてはお茶が冷めていようが、味が薄かろうが全くどうでもいい事で、一刻も早くこの部屋を去ることだけを考えていた。
「____今日は随分と素っ気無いね。何かあったのかい」
何かあったも何もフォルティアの心労も今は全面的にこの男のせいである。紅茶を口にするルシウスは優雅で気品に溢れていたが、鋭い双眸は間違いなくフォルティアを射貫いていた。フォルティアとしては呑気に茶など啜っている場合ではない。何故呼び出されたのか聞き出したいが、迂闊に言葉にできないもどかしい気持ちに唇を軽く噛む。
「いいえ、何も。お茶、ありがたく頂きます」
緊張でフォルティアの身体は益々強張り呼吸まで浅くなってくる。今朝もそうだったがこの男を目の前にするとフォルティアの身体は何故か拒絶しようとする。もしかすると多少なりとも本来のフォルティアの意思が多少残っているのかもしれない。取り敢えず、緊張を悟られないようにソーサーを手に取るとティーカップを持ち上げ紅茶を飲み込む。喉を滑り落ちる温い液体は別段旨くも不味くもなく、ただ独特な苦さが口に残った。
「それで?先日はどうして部屋から出てこなかったの。僕が出した使用人にも断ったんだって?」
ルシウスが言うのはおそらく初日に入室を断ったあの使用人のことだろう。あの時はルシウスの使用人だなんて思っていなかったし、そんなことに気にかける余裕もなかった。まさかこうまで面倒くさい目に合うとは思っていなかったフォルティアはあの時の行動を心底後悔する。
「……まぁ、理由なんてどうでもいいけど。言ったはずだよね」
なんと返すべきかと考えあぐねていたフォルティアにしびれを切らしたのか、もともと鋭かったまなざしがますます冷たいものへと変わる。その変化に思わず肩を震わせるとルシウスは更に語調を強めて言葉を紡いだ。
「僕が言ったことは絶対。お前にに拒否権など無いって何度教えれば分かってくれるのかな」
この言い方では恐らく、常日頃からこの男はフォルティアに威圧的に接していたのであろう。道理でこの男には近付くなと警告された訳だ。恐らくフォルティアはこの男が苦手だったのだろう。どういった訳か弟にとってこの兄は逆らうことが許されない絶対的な存在となっているらしい。
「すみません……」
「謝るくらいなら最初から僕の言うことを聞けばいいんだよ」
フォルティアにとっては迷惑極まりない話だが、今の自分には関係のないことだ。意味の分からないことを押し付けてくる人間は無視しておいたほうがいい。どうせ他人だ。
「申し訳ございません……以後気を付けます」
だからといって謝罪以外の選択肢がないのも事実で、下手に出続けるしかないのも悲しい現実であった。
「……本当につまらない子だね。でも僕は寛大だし、お前のことは嫌いじゃないよ。愛してさえいる。分かるだろう?」
「はい」
「悪いと思うなら改善しなくちゃ。そんなに重苦しい表情をして……折角の可愛い顔が台無しだよ。勿体無い」
そう言ってフォルティアを見つめる瞳には怖気がする。
______嘘つけ。
「ありがとうございます。ですがお戯れを仰らないで下さい。私はこの通りつまらない人間ですので」
「ふぅん。ま、いいや。それより、ねぇ。部屋に籠もっている間は何をしていたの」
「……別に大した事は、……少し体調が悪かったので部屋で本を読んで静養していました」
ルシウスがフォルティアに問いかけたのは空白の期間についてらしい。しかし、正直に答える義理はない。ルシウスの問いに答えている間にもルシウスの視線はフォルティアに向けられていて居心地が悪いことこの上ない。おそらく勘ぐられている。
「そう……。なら、仕方ないね。それなら仕方ない」
「はい」
「でもね、あまり心配させないで欲しい。お前がいなくなったら僕は寂しいから」
______どの口がほざくか。
「はい」
フォルティアとしてはこんな男と二度と顔を合わせたくもないし、関わり合いにもなりたくない。しかし、相手はそんなこと知る由もないのだから、適当に相槌を打っておくに越したことはない。
「そうだ、今度二人で何処かに出かけようか。君に見せたいものがあるんだ」
「それは……楽しみですね」
ルシウスは一体何を考えているのか。二人きりで外出だなんて危険すぎる。今でさえフォルティアの身体は拒否反応を示しているというのに、これ以上何かあったらたまったものではない。
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