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第3章ーー五国VS魔王軍ーー
第29話〜後になって仲間が来るのはお約束〜
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ーー 一週間前ーー
「え!?俺がリーダーですか!」
「ええ。私が言うのも何だけど、敦也君はあまり戦闘向きじゃないわ。」
「で、ですよね。でも、何でそれなら俺が東でリーダーしなきゃなんないんすか?」
「正直私も生徒のみんなにこうやって戦争っていうものに参加させたくもないし、私たちをここに連れてきたこの世界の人間が許せないわ。」
じゃあなんで・・・それなら俺には行かなくていいって言ってくれよ・・・!
「でもね、それでも私はあなた達の先生なのよ。だから、私は敦也君がどうなって良いってはひとつも思ってない。それよりも私は生徒全員を守りたいの。あなたにはこれを渡しておくわ。どうか、みんなをーーー」
『ーーー先生、俺もだよ。・・・だけど』
敦也は笑った。それは彼が気付いたから。死が迫る間際、巨体の裏から見える四つの影に。
「終わりだ!勇者アツヤ!!」
「そうだな。俺はお前よりも弱い。今もこれからもお前に勝つことは無理だろう。だがな。」
「「「「「お前が終わりだ!!」」」」」
「!!?ガハァ!!」
ノラスチアの腹に四人の剣が突き刺さる。
「遅れたわ。ごめん!」
「本当だよ・・・。まぁ、ありがとう!」
((((グッ!))))
『俺にも、みんなを信じさせてくれ。』
「え!?俺がリーダーですか!」
「ええ。私が言うのも何だけど、敦也君はあまり戦闘向きじゃないわ。」
「で、ですよね。でも、何でそれなら俺が東でリーダーしなきゃなんないんすか?」
「正直私も生徒のみんなにこうやって戦争っていうものに参加させたくもないし、私たちをここに連れてきたこの世界の人間が許せないわ。」
じゃあなんで・・・それなら俺には行かなくていいって言ってくれよ・・・!
「でもね、それでも私はあなた達の先生なのよ。だから、私は敦也君がどうなって良いってはひとつも思ってない。それよりも私は生徒全員を守りたいの。あなたにはこれを渡しておくわ。どうか、みんなをーーー」
『ーーー先生、俺もだよ。・・・だけど』
敦也は笑った。それは彼が気付いたから。死が迫る間際、巨体の裏から見える四つの影に。
「終わりだ!勇者アツヤ!!」
「そうだな。俺はお前よりも弱い。今もこれからもお前に勝つことは無理だろう。だがな。」
「「「「「お前が終わりだ!!」」」」」
「!!?ガハァ!!」
ノラスチアの腹に四人の剣が突き刺さる。
「遅れたわ。ごめん!」
「本当だよ・・・。まぁ、ありがとう!」
((((グッ!))))
『俺にも、みんなを信じさせてくれ。』
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