2 / 2
お兄ちゃんとアイスと私(※近親相姦)
しおりを挟む
私はアイスがとても好き。
毎日複数個を消費するし、それでお腹を冷やしたとしても後悔はない。
冷たくて、甘くて、硬いかと思えば、あっさり溶け落ちて、そろそろと皮膚を伝い、私をベタベタにする。
お兄ちゃんみたい。
「凛」
優等生を絵に描いたようなお兄ちゃんは、少し冷たい印象のする美形。でも、私を呼ぶ声は甘い。
「凛?起きないと、このまま入れちゃうよ」
入れて欲しい。けど、多分この選択に遅刻がかかってる。
「……ひどいぃ」
お兄ちゃんは構わず入ってきて、私は間抜けな悲鳴をあげる。
「ああ、すご。とろっとろ……」
「お兄ちゃん……!」
私を見下ろすお兄ちゃんは、冷酷そうな切長の目を細めて舌舐めずりした。長い指は泥濘む秘裂をたどって膨らんだ花芽を暴く。
「なか、すごいよ。きもちいい」
私には行為を咎める余裕なんてなくて、軋む安ベッドの上で揺さぶられる。だってまだ半分寝ぼけてるし、お兄ちゃんのお兄ちゃんが気持ち良すぎる。頭がいい人間はどうしてこう要領がいいのか。
スーツの前だけ崩して、極薄のゴム越しに種づけを完了したお兄ちゃんは、私の唇に軽くキスして「ありがと」って言って出て行った。
なんのありがとうだ!
思った通り電車を逃した。
コンビニでアイスを買った。ソーダ味だ。
外側はぎゅっと詰まったアイスキャンディー、中にはシャリシャリのカキ氷。甘くてクール。さっと溶けて喉を潤し、後味が尾を引ひいて五感を支配する。
放課後、友達の誘いを断りスーパーで買い物。
ちょっと疲れたので今夜のメニューはカレーで。あと、ご褒美に箱アイス。
カップの抹茶をオヤツに玉ねぎを炒める。
カップアイスは溶かすのが醍醐味。アイスとクリームの中間にあるソレを掬って、そっと口に運ぶ。棒アイスでは図れない絶妙のタイミング。
舌の上、ふわりと沁みる乳濁液。体熱を奪って儚く融解する結晶のテクスチャー。渋味の強いフレーバー。記憶揺さぶるサウダージ。
ところでカレーは少し薄かった。
シャバシャバしたカレーを、お兄ちゃんは普通に完食。ごめんお兄ちゃん。
それから、子供の頃に見たアニメ映画の地上波放送を二人で眺めながら、デザートにつぶつぶ苺の棒アイス。チョココーティングも、つぶ苺。
高価格帯商品らしく味に深みあり。
上品な甘さ。クリーミーな口溶け。苺のつぶが変化に富んだ酸味を添えて、味に立体感を醸し出す。
至福。
お兄ちゃんが言う。
「凛はなんでそんなアイスばっか食べてんの?」
もしかして、お腹を壊すと言いたいのだとして、クッションみたいなフリをして私を抱いてるこの腕が、シャツの裾から潜り込んで素肌を撫でまわすせいで、ヘソが丸出しにされてる現状では、説得力は皆無だよ。
「だって、好きだから」
お腹を壊してもいい。
遊ばれてるだけでも、未来なんて望めなくても、今だけの幸福でも。
「好きなの」
眉間に皺を寄せて手に持つアイスを睨む凛の、顎を掴んでその表情を確かめる。
黒目がちな瞳は濡れて、小ぶりな鼻の頭が赤い。
可哀想で可愛い妹に伸し掛かり、苺の香りの冷えた口に、さっき使った歯磨き粉の味がするだろう舌を、食べさせる。
何度でも、何度でも、食べ尽くしてくれるまで。
「アイス、とけてきてるよ」
チョコレートの器を零れて、指を流れ肘から滴るクリーム色の雫が、ポツリポツリとお腹を汚す。
「うわぁ……」
お兄ちゃんは嬉しそうに感嘆を漏らしたあと、人差し指でそれを塗り広げ、クリームのついた指を私に口に咥えさせ、ニッコリ笑った。
その日の前戯はいつも以上にしつこくて、お兄ちゃんに舐められながら、私もいっぱい舐めさせられて、それから沢山汚された。
つんと澄まして居たかと思えば、蕩けるくらいに甘やかしてきて、真面目かと思えば至って不真面目。油断してたら不意に冷酷な顔を覗かせて私をメチャクチャにしてしまう。
アイスみたいなお兄ちゃん。
毎日複数個を消費するし、それでお腹を冷やしたとしても後悔はない。
冷たくて、甘くて、硬いかと思えば、あっさり溶け落ちて、そろそろと皮膚を伝い、私をベタベタにする。
お兄ちゃんみたい。
「凛」
優等生を絵に描いたようなお兄ちゃんは、少し冷たい印象のする美形。でも、私を呼ぶ声は甘い。
「凛?起きないと、このまま入れちゃうよ」
入れて欲しい。けど、多分この選択に遅刻がかかってる。
「……ひどいぃ」
お兄ちゃんは構わず入ってきて、私は間抜けな悲鳴をあげる。
「ああ、すご。とろっとろ……」
「お兄ちゃん……!」
私を見下ろすお兄ちゃんは、冷酷そうな切長の目を細めて舌舐めずりした。長い指は泥濘む秘裂をたどって膨らんだ花芽を暴く。
「なか、すごいよ。きもちいい」
私には行為を咎める余裕なんてなくて、軋む安ベッドの上で揺さぶられる。だってまだ半分寝ぼけてるし、お兄ちゃんのお兄ちゃんが気持ち良すぎる。頭がいい人間はどうしてこう要領がいいのか。
スーツの前だけ崩して、極薄のゴム越しに種づけを完了したお兄ちゃんは、私の唇に軽くキスして「ありがと」って言って出て行った。
なんのありがとうだ!
思った通り電車を逃した。
コンビニでアイスを買った。ソーダ味だ。
外側はぎゅっと詰まったアイスキャンディー、中にはシャリシャリのカキ氷。甘くてクール。さっと溶けて喉を潤し、後味が尾を引ひいて五感を支配する。
放課後、友達の誘いを断りスーパーで買い物。
ちょっと疲れたので今夜のメニューはカレーで。あと、ご褒美に箱アイス。
カップの抹茶をオヤツに玉ねぎを炒める。
カップアイスは溶かすのが醍醐味。アイスとクリームの中間にあるソレを掬って、そっと口に運ぶ。棒アイスでは図れない絶妙のタイミング。
舌の上、ふわりと沁みる乳濁液。体熱を奪って儚く融解する結晶のテクスチャー。渋味の強いフレーバー。記憶揺さぶるサウダージ。
ところでカレーは少し薄かった。
シャバシャバしたカレーを、お兄ちゃんは普通に完食。ごめんお兄ちゃん。
それから、子供の頃に見たアニメ映画の地上波放送を二人で眺めながら、デザートにつぶつぶ苺の棒アイス。チョココーティングも、つぶ苺。
高価格帯商品らしく味に深みあり。
上品な甘さ。クリーミーな口溶け。苺のつぶが変化に富んだ酸味を添えて、味に立体感を醸し出す。
至福。
お兄ちゃんが言う。
「凛はなんでそんなアイスばっか食べてんの?」
もしかして、お腹を壊すと言いたいのだとして、クッションみたいなフリをして私を抱いてるこの腕が、シャツの裾から潜り込んで素肌を撫でまわすせいで、ヘソが丸出しにされてる現状では、説得力は皆無だよ。
「だって、好きだから」
お腹を壊してもいい。
遊ばれてるだけでも、未来なんて望めなくても、今だけの幸福でも。
「好きなの」
眉間に皺を寄せて手に持つアイスを睨む凛の、顎を掴んでその表情を確かめる。
黒目がちな瞳は濡れて、小ぶりな鼻の頭が赤い。
可哀想で可愛い妹に伸し掛かり、苺の香りの冷えた口に、さっき使った歯磨き粉の味がするだろう舌を、食べさせる。
何度でも、何度でも、食べ尽くしてくれるまで。
「アイス、とけてきてるよ」
チョコレートの器を零れて、指を流れ肘から滴るクリーム色の雫が、ポツリポツリとお腹を汚す。
「うわぁ……」
お兄ちゃんは嬉しそうに感嘆を漏らしたあと、人差し指でそれを塗り広げ、クリームのついた指を私に口に咥えさせ、ニッコリ笑った。
その日の前戯はいつも以上にしつこくて、お兄ちゃんに舐められながら、私もいっぱい舐めさせられて、それから沢山汚された。
つんと澄まして居たかと思えば、蕩けるくらいに甘やかしてきて、真面目かと思えば至って不真面目。油断してたら不意に冷酷な顔を覗かせて私をメチャクチャにしてしまう。
アイスみたいなお兄ちゃん。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる