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しおりを挟む「久々だからかな、すげぇ興奮する……」
寝室に入るなり、光秋はリョクの手で服を脱がされた。
ベッドに押し倒されながら、ズボンと下着を一緒にずり下ろされる。飛び出してきた半勃ちの性器がふるりと震えた。
それをしげしげと眺めたリョクは、うっとりと目を細める。
「まだ直で触ってないのに、こんな硬くして……って、それに関してはひとのこと言えないか」
リョクはいたずらがバレた子どものように笑って、今度は自分の服に手をかけた。
もったいぶることなく、リョクの肌が光秋の眼前でさらされていく。変わらぬその美しい肉体に、光秋はごくりと喉を鳴らした。
下着の中で張り詰めたように膨らんでいる性器も、相変わらずの存在感だ。
それを目にしただけで、光秋の腹の奥はきゅうっと収縮する。あれで後孔のナカを突き上げられた快感を思い出すと、涎があふれそうなほどだった。
期待でふーふーと荒い呼吸を繰り返す光秋を、リョクは楽しげに見下ろした。かと思うと、自身の性器の先端をすりすりと光秋の性器に擦り付けはじめる。
その熱さとカウパーの濡れた感触に、光秋の腰はびくりと跳ねた。
「ひっ、あ、それ……!」
「気持ちいい? どんどん我慢汁あふれてきてるね。俺のと混ざって、すっげぇえろい……」
「あ、んっ……ふ、ぁ……」
リョクの性器で下から上へと擦り上げられるたび、だらだらとカウパーがあふれてくる。
気付けば光秋の性器は完全に勃ちあがり、自分とリョクの先走りでぐしょぐしょになっていた。
「はっ、ンッ……あ、あっ!」
「先っぽ好き?」
「っ……す、すき……ンッ……きもち、いい……あっ、ああッ……!」
伸びてきた手が光秋の性器を掴み、指の腹で鈴口をぐりぐりと刺激した。
穴を穿るようなその動きに、光秋の腰は大きく震える。
直後、光秋の鈴口からびゅくりと精液があふれだす。勢いよく噴き出したそれはリョクの手と性器を白濁で汚しながら、光秋の腹の上に落ちていった。
「は、ぁ……ん、ぅ……」
「たくさん出たね。あんまり自分でしてなかったんだ?」
「あっ、だめ……っ」
光秋の静止を無視して、リョクの舌が光秋の性器に伝う精液をぺろりと舐めた。おまけに腹に落ちた精液までも美味そうに舐め取って、最後には艶やかな唇でぱくりと光秋の性器を口に含む。
リョクは柔らかな舌で亀頭を丁寧に舐めたあと、尿道に残ったわずかな精液さえも上手く吸い出し、なおも楽しげに光秋の性器をしゃぶっていた。
絶頂後も続く執拗な奉仕に、光秋は体をビクビクとさせながら耐えるしかない。
「ひ、あ、あっ……」
「ん……気持ちよかったでしょ?」
しばらくして、ようやく光秋の性器は長い口淫から解放された。
自身の唇に残った白濁を綺麗に舐め取りつつ、リョクは淫靡に微笑む。
返事をする余裕もない光秋は、とろんとした目をして息を弾ませた。
──あたまんなか、ふわふわする……
最近はろくに自慰もしていなかったので、本当に久々の射精だった。
それでも、この先の途方もない快楽を知っている体はまだ満足しない。
光秋の腹の奥は期待で蠢いて、後孔ははしたなくひくついていた。
「……りょく、くん……」
せがむような、媚びるような、そんな甘い声が出た。
リョクの目が愉快そうに弧を描く。
欲情を隠さない眼差しが光秋の肉体にじっとりと注がれて、その視線に撫でられた肌からぞくぞくとした熱が生まれる。
「はっ、あ、ぁ……んっ」
「イッたばっかなのに、もう我慢できないんだ?」
「……だ、って……おなかのなか、あつくて……むずむずする……」
「ここ?」
「んっ……! や、あっ……」
指先で下腹部をグッと押されるだけで、光秋の腰が浮く。そこから電流のような快感が全身に走って、光秋はシーツの上で身悶えた。
「ほんと待ちきれないんだ」
リョクはたまらないとでもいうような恍惚とした表情で呟いて、光秋の足に手をかけた。
膝裏を掴み、光秋の片足を大きく開かせる。
秘所がリョクの目に晒されて、光秋は「あっ」と鼻にかかった声をもらした。
「ローションで解すから、そのままじっとしててね」
「っ……ん、あ……」
言われた通り、光秋はリョクの手が離れても折り曲げた片足を宙に浮かせたままじっとしていた。
後孔に空気が触れて、とても恥ずかしい格好をしているのだと嫌でも意識してしまう。意識すればするほど体が熱くなって、窄まりがきゅうっと締まる。
「はっ、ふ……あっ、ん……」
「まだ触ってもないのに感じてんの? ここ、ひくひくしててすっごくエロいね」
「あっ……!」
ローションをまとった指先が、光秋の後孔の縁をすりすりと撫でた。
一瞬体は強張ったものの、懐かしい感触に光秋のそこは次第に綻んでいく。
「は、あっ、アっ……んっ」
「……ねぇ、みっちゃん。俺がいない間、他のひととこういうことしたりした?」
「ん、ぅ……?」
「別にしてても怒んないよ。……というか、怒れる立場じゃないし。ただ、いるなら知っときたい。俺以外にみっちゃんに触れたやつがいるのかどうか……」
怒らないと言いながらも、リョクの瞳はだいぶ冷ややかだった。とはいえ、その冷たさは光秋に向けられているわけではないらしい。
後孔の表面を濡れた指で擦られる快感に身じろぎながら、光秋は濡れた声で答える。
「あ、んっ……そんなの、いない……っ、あ」
「いない? みっちゃんとセックスしたり、キスしたりしたの、俺だけ?」
「ん……っ、リョクくん、リョクくんだけ……あっ、ああっ!」
答えた瞬間、後孔のナカにつぷりとリョクの指が入ってきた。
ゆっくりと挿入された指を、光秋の後孔はきゅっと締め付ける。
「ひ、あっ……あ、あ……っ」
「……キツいね。初めてのときみたい」
「ッ……そこっ、あっ、お……!」
ある部分を指の腹でトンッと叩かれると、痺れるような快感が腹の底に響いた。
リョクに教え込まれた快感が一瞬でよみがえり、光秋の瞳をとろけさせる。
宙に浮いた光秋の足は空を蹴るように跳ね、その後も小刻みに震えていた。
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